(番外編)HT07、A/R12タービンの製作
前回の更新でもお知らせしましたが、HT07コンプレッサーにA/R12のエグゾーストハウジング
を組み合わせたタービンを作ってみました。

↑分解したところ。左がHT07タービン(A/R9)、右がSUZUKI SPORTのHT06タービン(A/R12)。
下にあるエグゾーストハウジングを比較してみるとわかる通り、A/R12のハウジングのほうが
ひとまわり大きいです。

サイドから見ると形状の違いがよくわかります。 赤い丸で囲んだ部分のふくらみ具合がかなり
違いますね。 つまり、内部の通路面積がA/R12のほうが広いと言うことです。
ここのところいろいろなHT06/07タービンを調べてきたので、少なくとも06/07タービンに
関しては外観からこの部分の形状でだいたいのA/Rの判別ができるようになりました。
とりあえずA/R7、9、12は判別が比較的容易にできますね。

●07タービンのホイール。 カットバックの様子がよくわかります。
ちなみにホイールやセンターハウジングの寸法、形状を測りましたが、予想通り06も07も全く
同じですので、エグゾーストハウジングは完全に互換性があります。

↑なお、エグゾーストハウジングをバラすためには、このような先端を薄くしたレンチが必要
です。 1箇所どうしても通常のレンチでは入らないところがあるためです。

↑組み上げた07改、A/R12タービン。 ノーマルにポン付けできるタービンの中ではほぼ最強
仕様のタービンになるのではないでしょうか。
アクチュエーターはスズスポ06のものを使用しました。 エキゾーストハウジングには前回同様、
分解したついでに排気温度計のセンサー加工も行ないました。
なお、以前のタービン取り付け記事で、センサーの取り付け位置の理想はマニホールドだと書き
ましたが、考えてみればジムニーのエキマニはクラックが入りやすいことで有名ですので、それ
を考えるとエキマニにタップをたてるとそこからクラックの入る可能性を増やすことになりかね
ないので、かえってタービンハウジングのほうがいいかも知れません。

↑組み込んだエグゾースト側。
もともと同じ寸法なので、クリアランスもバッチリです。 あとは取り付けてテストするのみ。
基本的に今まで使っていたタービンを若干ハイフローにしたものになりますので、セッティング
等はほとんどそのままいけるはずです。 もともとやや濃いめですし。
気になるのはやはり立ち上がりの回転数です。 カットバックがしてあるので立ち上がりはじめて
からフルブーストまでは速いと思うのですが、あまり実用域から外れないで立ち上がってくれる
ことを祈るしかありませんね。