HT07、A/R12タービンの取り付け
前回の更新で製作したHT07、A/R12タービンを装着しました。
●交換作業
前回のワークスRタービン取付けからたいして時間も経っていないので、交換作業はスムーズにいく
かと思っていたのですが、取り外しにいきなり手間取ってしまいました。
アウトレットパイプの取付けボルトのうち奥の1本が途中でカジって外れなくなってしまいました。

↑結局タービンをずらしてボルトの首のところを金ノコで半分ほど切断、あとはレンチでねじって
ボルトの頭をネジ切って取り外しました。
ちゃんとスレッドコンパウンド塗って締め付けたんですけどね。 こういうこともあると言う事で。
ちなみにこの後、このワークスRタービンは余分なボルトの部分を切り、ボルトの中心に穴をあけて
プライヤーで回してネジを抜きました。
自分でタービン交換する方は、ガスケット類とともにボルト類はすべて新品をディーラーで購入して
おきましょう。 高温部のボルトはたとえ問題なく外せても、再使用はしないほうが吉です。
それとタービンにオイルを供給するオイルインレットパイプおよび、上下のユニオンボルト、さらに
それのガスケット類、銅ワッシャー、アルミワッシャーも新品に交換します。
このパイプやユニオンのオイル穴は非常に細いので、内部で詰まりかけている可能性があるのです。
●コンプレッサーハウジングの逃げ加工

↑やはりウォーターポンプが若干干渉するので、写真のようにヤスリで1mmほど逃がすために
削りました。 まぁ、たいした加工ではありませんが、削りカスがタービンの中に入らないように
きちんと塞いで作業しましょう。
ちなみに、この加工はこの大きなコンプレッサーのHT07タービンのみ必要な加工で、小さな
サイズのコンプレッサーのHT07タービンでは必要ありません。
●サクションパイプの削り

↑HT07タービンのインデュース部の径は06タービンよりひと回り大きいφ35です。
そのために純正ガスケットとサクションパイプをそのまま組むと段差ができます。 まぁ、広がる
方向の段差ですからそれほど気にならないとは思いますが、それでも段差の裏側では渦を巻いて
乱流が発生することになりますので、できるだけゆるやかにするためにサクションパイプのほうを
リューターで削って、内径を07タービンの入り口にできるだけ合わせました。

↑取り付け完了後。
●装着後のインプレッション
まずは調整式アクチュエーターを0.9k弱にセットしました。 そこからはEVCでコントロールします。
ですが基本的に新品のタービンのためまだしばらくは慣らしをしなければなりませんので、しばらくは
最高でも1〜1.2k程度に押さえて走ります。
それにしてもEVCをオフにしてアクチュエーターのみで走ると本当にブーストの立ち上がりがトロい。
このアクチュエーターはスズスポの調整式ですので強化アクチュエーターではあるのですが、それでも
やはりEVCなしでは明らかに立ち上がりがかったるいです。
今さらながら、あらためてEVCによるブーストの立ち上がりの良さによる恩恵を感じます。
で、とりあえずの印象ですが、低速やブーストの立ち上がりはワークスRタービンとほとんど同じです。
まぁ、スペック的にはA/R12のN2タービンのコンプレッサーをハイフローにしたようなものですから
タービンの性格はだいたい予想通りという感じです。
インターセプトポイントは5500rpmよりやや高いかなという感じですが、そこからの加速はやはり
06タービンよりもひと回りトルクが大きくなっている感じです。 パワー感が違いますね。
ただ、それでもまだまだタービンの回転が重いという印象がありますので、しっかり慣らしが終わった
あたりが楽しみです。

↑ワンタンクほど走って初期慣らしの後オイルを交換し、ブースト1.3k弱で5速で全開加速した時のパワー
メーターの表示。 この時点ですでにワークスRタービンの数値を若干ですが更新しています。
いずれにしてもしばらくこのくらいのブーストで走ってみて、最終的には1.4〜1.5弱くらいを目標にセット
してみる予定です。 所詮エンジン本体はノーマルカムのままですので、07タービンの風量を充分に
活かせるとは思ってはいませんが、少しでもピークパワーに差が出れば万々歳ということで(笑)
あと、ここまでくるとさすがに触媒が抵抗になっていると感じますので、ストレートフロントパイプも
試してみたい気がします。