シフトノブ&トランスファーノブその2
ポリアセタール削り出しのシフトノブとトランスファーノブ。
●今まではアルミ削り出しのシフトノブ&トランスファーノブを使用していました。
もちろん、これはこれでとくに不満もなく、約4年間、満足して使ってきましたが、今回は
同じ形状で樹脂製で作ってみました。

ポリアセタール樹脂より削り出したボールノブ。 長いほうがシフト、短いのがトランスファー用です。
ノブの高さはトランスファーはノーマルと同じ、シフトのほうはノーマルより約20mmほど高くしました。
形状や寸法は以前と同じですが、シフトノブのみアルミのときよりもさらに5mmほど高くしました。
これは、アルミに比べて比重が半分であるため、レバー先端につけても走行中の激しい震動や衝撃での
ギア抜けが起こりにくくなることから、シート高さとの兼ね合いから扱いやすさを優先して若干伸ばした
ものです。
ポリアセタール樹脂というのは商標名では「ジュラコン」「デルリン」などの名称で知られています。
一般的には白色と黒色が出回っています。
今回使用したのはデルリンのほうで、この2つはポリマー形態が異なるものですが、その物性に
ついてはそれほど大きな差はありません。 詳しくは化学的なものになりますので私の専門外です。
使用する側としては、樹脂としては機械的強度が比較的高く、柔軟性も適度にあり、なにより自己潤滑性
が高いことなどから私のような業種のものにとっては、MCナイロン(ガラス繊維混入66ナイロンの一種)
とともに使用頻度の高い、使い勝手のいい材質のひとつです。
いずれにしても、今回のような用途に使用するには強度的にはまったく問題のない材質です。
●装着したところ。

この類のノブは昔、よくWRCノブなどと呼ばれていました。
色が白いのは、黒基調の内装の中で視覚的に目立たせることで、少しでも操作ミスを防ぐ効果が
あるからです。 普通はノブ位置を目で追うようなことはしませんが、パッと見で目立つのと
そうでないのとでは万が一のときには違うでしょう。
ちなみに、私のクルマはノーマルのシフトのままですが、ジムニーに限らず、よくショート
ストロークシフトをつけている方も多いと思います。
このへんは個人個人の趣味、好みの問題ですので、どっちが良いかは人それぞれですが、私が
今まで乗ったショートストロークシフトのクルマの場合、たしかにストロークは短いのですが
反面、フィーリング的には決して良い印象がないことが多いのも事実です。
ストロークが短い=操作時間の短縮が本当かどうかも疑問ですし、それよりも確実な操作感、
心地よい操作感のほうがとくに街乗りメインのクルマには向いていると私は考えています。
現行JB23ジムニーはリモートタイプのシフトということもありシフトフィールに不満を訴える
方も多いようですが、JA22までのジムニーはレバーは長いものの、ミッションダイレクトの
マウントのため、フィーリングそのものはけっこうカッチリしていて、クルマの性格を考えると
個人的には大きな不満はありません。
ジムニーのようなレバーが長いシフトの場合はとくに顕著なのですが、とくに荒れた路面を速度を
上げて走ったときなど、重いシフトノブをつけていると、その慣性質量のために走行中の激しい
衝撃でレバーが動き、シフトが抜けてしまうことがあります。
普通、街乗りでそういうことはまず稀ですが(道路工事など、イレギュラーな段差をある程度の
速度で走ったりすると可能性はあります)これは、とくにシフトロッドを固定しているロッキング
ボールのバネが弱っているミッションの場合は可能性があります。
こうしたギア抜けはレバー先端についている重量物であるシフトノブを重くしていることも原因
のひとつであり、こうした現象を防ぐ意味でも今回のような軽量なシフトノブはとくに激しい走り
をする競技用途などでは有利に働きます。
※なお、おそらく問い合わせがくると思うので先に断っておきますが、今まで使用していたアルミ製
のシフト/トランスファーノブはすでに手放してしまいましたので私の手元にはありません。