LEDバルブ

消費電力の低減になればということで。


●最近は純正でもすっかりLEDテールの車も浸透してきましたし、旧ジムニーでも自作でテールLED化

をしている人も以前からけっこう見ます。

コストパフォーマンスだけから言えば正直、あまり得だとも思えない面はありますが、こういった

カスタマイズは自己満足が第一ですので、やはり自作に勝るものはないと思います。

 

今回はそういった自作品ではなく、最近、安価に広角LED汎用バルブが出回ってきたことから、

それがどのような感じなのか興味もあったので、ためしに汎用のLEDダブル球を使ってみようと

思い試してみました。

正直、つける前は「どうせ暗くて使いものにならないだろう」とたかをくくっていましたが、いざ

使ってみると最近のは思ったほど悪くもなさそうです。

 

●LEDというのはご存知の通り、光の指向性があります。 ですので真正面からはかなり眩しい

くらいの光量があっても、ちょっと角度を変えるとまったく光ってないようにさえ感じます。

最近はかなり高輝度かつ広角なLEDも出ているので、ここ数年でだいぶ照明用途にも使えるレベル

になってきたようですが、基本的な特性は変わりません。

このことは各種インジケーターなどの「伝える」ことが目的の用途にはむしろ好都合なのですが、

照明のような「照らす」ことについては、その指向性がアダとなってなかなか採用はされません。

変な言い方ですが「眩しいけれど、明るくはない」というような表現になると思います。

とはいえ、ライトメーカーではHIDに変えてLEDでのヘッドライトも試作ではかなり出てきています

ので、そう遠くないうちにHIDに取ってかわる存在になるものと思います。

 

なお、ジムニーのテールランプユニット内部をみると解りますが、バルブの口金がレンズ面に

対して平行ではなく、上向き、斜めについています。

ですので、従来の汎用LEDバルブではレンズ面に垂直に光が当たらないためまったく照射は期待でき

ず、これも私が今までボルトオンのLED化を躊躇してきた理由のひとつでもあります。

テールランプの場合はやはり安全のために後続車にいかに認識しやすいかが問題になりますので、

ただ光っていればいいというわけにもいきません。

さらにジムニーの場合はテールランプがバンパーについていることから、かなり低い位置になります

ので、純正でも視認性はあまり良好とは言えませんので、とくに留意する必要があります。


↑購入したLEDバルブ。 ダブル球です。 購入は某ネットオークションにて。

最近の車はウエッジ球が多いのですが、旧ジムニーは口金タイプです。

LEDの数は19個で、9000mcd/1個の明るさの広角LEDです。

 

LEDの色は赤です。 私の場合は純正の赤レンズですので、白色LEDでも使用はできるのですが、LEDの

場合、とくに安価なものは白色にバラツキが多く、白の色温度も高い(だいたい6000Kを超えます

ので青白に近い)ことから光の波長が短く、とくにカラーレンズを透過したときに明るさがけっこう

落ちる可能性があり、実際にかえって暗くなる例を見ているため、それならまだ波長の長い赤色光の

ほうが結果としてレンズを透過した場合は良好になるのではないかと考えて、とりあえず赤を選択

しました。

 

なお、ジムニーのテールレンズは紫外線などに弱いようで、けっこう色褪せている車をよく見ます。

私の車の場合は8年近く経過した現在でもこの褪色の問題は起きてませんが、こうした色褪せたレンズ

の車にも赤LEDバルブは有効だと思います。 もちろん、クリアーレンズにも有効です。

 

蛇足ですが、ジムニーと並んでこの赤レンズの色褪せが非常に多い車に、トヨタの旧ハイエースが

ありますが、これは先日リコールがかかってレンズの無償交換がされたようです。

この程度でリコールというのも面白いですが、これは私の推測ですが、おそらくハイエースは警察

車両などで多く使用されていることが理由のひとつではないかと思っています。

最近多いクリアーレンズ+クリアーバルブの違法改造(整備不良)車両を取り締まるのに、その警察

車両そのものが色褪せたレンズで赤く光ってなかったら言い訳できませんから。

 

<追記>

ジムニーのテールレンズも上記ハイエース同様、リコールがかかったようです。

http://www.suzuki.co.jp/cpd/koho_j/recall/051208.htm

ただし、これは無条件に全車両というわけではなく、あくまでも「現在、すでに色褪せしている車両」

のみが対象となりますので、見た目に色褪せがしてない車両は、たとえ対象形式車種であっても

リコールの対象にはなりません。 要するに「色褪せたらタダで交換しますよ〜」という意味です。

でも、この交換するレンズってのは「対策済み品」なのでしょうかね。 だとしたら予め欲しいという

気もします。


●取り付け

↑このようにジムニーのバルブはレンズ面に対してかなり傾斜しております。 これが汎用の

LED置き換えバルブの使用を難しくしている理由でもあります。

※私の車のリフレクターはメッキしてありますので輝いていますが、純正のものはシルバー塗装

してあるだけです。

 

↑試しにレンズをつけずにテールを点灯させてみたところ。 そこそこの明るさはあります。

また、リフレクターへの反射もけっこうあることがわかります。


●実際の印象

↑これはテールランプのみ点灯時。 つまりスモール時です。

向かって左側のみLEDバルブ、右側はノーマルの電球のままです。 よく見ないと違いは

わからないと思いますが、実際はやはりLEDのほうが多少、暗いです。

ただ、心配していたほどではなく、また、光の拡散も問題はない範囲だと思います。

 

↑これはブレーキランプ点灯時。 同じく向かって左がLED、右がノーマル電球です。

これは写真でもそこそこわかると思いますが、やはりノーマルの電球のほうが明るいです。

正確には明るさ(輝度)の問題よりも、やはり光の拡散の差と考えたほうが良さそうです。

実用上はこのLEDバルブでも問題はないと思いますが、正直な印象では安全を考えるともう

少し明るさがあればというところです。

私の車の場合はハイマウントストップランプ(これは純正LEDで圧倒的に明るい)の助けも

ありますので、実際の安全上の問題はないと思いますが、かなり微妙なレベルではあります。

なお、昼間のような明るい状態でもブレーキランプの視認性については問題はありませんが、

これもやはり純正の電球と比べれば、欲を言えばもう一歩というところでしょうか。

 

ただ、光の拡散については当初思ったほど悪くはなく、取り付ける前はもっと局部的な発光に

なると考えていましたが、意外といけるのではないかと思います。

ただし、上でも書いていますが、私の場合はこのページを見てもわかりますようにテールランプ

リフレクターをメッキ加工していますので、純正のままよりも反射はかなり良くなっています。

ですので、純正電球の状態でもまったくのノーマルのランプよりも多少は明るくなっているので、

そういう意味では、今回のLEDバルブの見た感じの明るさは、ノーマル状態の電球のときと大差は

ないかもしれません。

それでこの結果ですので、純正のままのリフレクターに装着してこの拡散が確保できるかはわかり

ません。

車検などもとりあえずは必要な明るさは最低限クリアーしているとは思いますので、問題はない

とは思いますが、これも保証はできません。

 

あと問題は寿命です。 「LEDは半永久的」などと言われていますが、確かにLED素子そのもの

はそうかもしれませんが、私が知る限りこうして製品化されたもの、とくに安価なものは製品の

全体の品質として決して寿命は信用できないものが多いです。 いわゆるアタリハズレが多いと

いうことです。

私は家でもLEDのナツメ球などを使用していますが、これも1年持たないことが多いのです。

ですので、理屈は別として現実には安価なLED製品がすべてコストパフォーマンスに優れる

とは考えておりません。

とくに自動車のように振動や気温の変化、場合によっては水に濡れる可能性のあるようなハード

な使用状況においては、いつ点灯しなくなってもおかしくありませんので、過信は禁物です。

(ただ、私がフロントのスモールに使用しているLEDバルブは4年以上経過した今でも問題は

ありません) 最大のメリットはやはり消費電力が大幅に低減されることでしょう。


●ついでに

サイドウインカーのバルブ(5Wウエッジ球)もLEDに替えました。

 

↑今ではどこにでも売っているウエッジ球のLEDバルブです。 色はアンバー(イエロー)です。

 

ジムニーには前後とサイド、合計で6箇所のターンシグナルレンズがありますが、前後は21Wの電球

でサイドのみが5Wのウエッジ球となっています。

ウインカーリレーはICリレーではないので、当然ながら消費電力が電球の1/10〜1/20となるLED

に替えると、ウインカーの点滅が速くなる、いわゆるハイフラッシャーとなってしまいますので、

とくに前後のウインカーバルブをLED化する際には抵抗を入れるか、リレーそのものを交換するなど

の対策が必要になります。

ですが、このサイドの5W程度をLEDに替える程度であれば、ほとんど点滅速度は変わりません。

ですので今回はこれだけ替えることにしました。

ちなみに、法規上のウインカーの点滅回数は60〜120回/分となっております。

 

このLEDウェッジバルブは見かけは頼りないのですが、実際はけっこう優秀で、交換したあとの光量、

色、光の拡散なども見た感じはほとんど電球のときと見分けがつかないほどに感じます。

これで消費電流は1/10以下になるのですからこれは効果的と言えるでしょう。

 

なお、このサイドウインカーのベースもメッキ化するなり、シルバーで塗るなりすると反射はよく

なりますが、ここは形状的に奥行きがないため、へんに反射するようにしてしまうと昼間などは

消灯しているのか灯いているのかわかりにくくなってしまうため、あえて黒ベースのままのほうが

視認性が悪化せずに安全上好ましいと思います。

なお、前後のウインカーバルブもそのうちLED化するというのも考えています。

 

また今回は、ついでにライセンスランプのバルブもLEDに換えました。 ここも5Wウェッジ球です。

上のテールランプ点灯の写真で、片方のライセンスランプが切れているのがわかると思いますが、

これの交換ついでにLEDにしました。

これらにより、スモール点灯時の合計の消費電流は単純計算で20W以上も減ったことになります。


えんいー! ヽ(´ー`)ノ~~~