チタン製マフラーカッターと過去のマフラー
MRS製マフラーのテールパイプにちょっと手を加えてみました

●現在つけているMRSの砲弾マフラーはマフラー装着時のページでも書きましたように低回転から
高回転まで全域でトルクアップし性能的には久々の「当たりパーツ」です。
反面、音がやや大きめだということが欠点ではありますが、しかし慣れというのは恐ろしいもの
で、1年も乗っていると最近はあまり気にならなくなってきているのも事実です。
周囲の人に聞いても「そんなに気になるほどの音でもないんじゃない?」と言う意見も多いのです
が、自分としてはもうちょっと静かにならないものかと思ったりしています。 たまに街中で6000
rpm程度まで回してシフトアップするときなど歩行者がこっちを振り向くときもあったりするので
日常の大福くんになったみおちゃん的に「これ、恥ずかしいよ!これ、恥ずかしいよ!」という気が
しますし(笑) さらにこれにブローオフの開放音も加わるのでサウンド的には「ガキっぽさ全開」
的な感じです。 まともに考えたらいい歳をした大人が乗るものではありません。 しかしこれは
これでクルマとしては(とくにジムニーというクルマとしては)面白いんですけど。
とは言ってもさすがに警察に止められるほどではありませんし、もちろん合法な音量ではあります。
ただ性能的にはほんとうに優れたマフラーなので、今すぐ他のマフラーに変える気はないですし、
もうしばらくこのMRSマフラーと付き合うことにしました。
そこで今回はこのMRSマフラーのお色直しというかテールエンド部の形状を変更してみました。
個人的にテールエンドのナナメ(スラッシュ)カットというのが好みではないので、ごく普通な
ストレートカットの汎用マフラーカッターを被せてつけてやろうということで、性能面でどうこう
ではなく、あくまでも見た目、雰囲気のためのモディファイです。
●用意したマフラーカッター

↑SFC製チタン製汎用マフラーカッター。(商品名:普通のテールアウター・チタンバージョン)
はじめは以前のサクソン改サイレンサーのときのように旋盤削り出しで作ろうかと思いましたが、
材料費を考えるとそれだけで足が出てしまうため、市販の汎用品を買ったほうがむしろ安かったので
この製品を購入しました。
で、MRS砲弾マフラーのマフラーエンド部は76.3φなので、本来はそれにピッタリのサイズを使用
するのでしょうが、私は1つ上の80φ用を使用しました。
これには理由があり、このマフラーカッターは端面がラウンドしており、若干内径側に折り返しが
あるために出口有効径が小さくなるので、1サイズ大きめの外径のものを選択したというわけです。
●加工
汎用品でそのままでは取り付きませんので、加工をします。
まずは全長が120mmのままでは長過ぎてバンパーより出っぱるので、全長を約80mmに切断します。
次に、ホースバンドで取り付けるために下側にくる熔接部を中心に約120度位置にホースバンド
が入る溝(4mm幅で深さ20mm)を入れます。 これで加工は完了です。
加工はリューターを使いすべて手作業で、切断砥石と超硬カッターを使用しておこないましたが、
チタンとは言ってもマフラー等に使われるチタンは純チタンに近い材質で柔らかく、ボルト等に使用
される高力チタン合金である64チタン(Ti-6Al-4V)のような硬い材種とは違い、それほど硬くない
ため、304ステンレスを削るのと大差ない難易度で加工することが可能です。 純チタンは「硬い」と
いうより「粘っこい」という感じの材質です。
ちなみにこのSFCのチタンマフラーカッターの厚みは0.5mmと薄いので一般的なステンレス製よりも
むしろ加工はしやすいと思います。

↑これが加工終了した状態。 取り付け方法は写真を見ればわかると思いますが、このようにステンレス
ホースバンドで締めつけます。 なお、マフラーカッター内径とマフラーテールパイプ外径には5mm程度
の隙間がありますので、その半分である2〜3mm厚ぶんアルミ耐熱テープを積層して貼りつけ、締めつけ
たときに中心(同軸)が出るようにしておきます。
●取り付け

↑このような感じになりました。
下側から覗き込めばホースバンドが見えますが、普通に後方から見ている限りでは通常のチタン
マフラーのテールのように見えますので違和感はないと思います。
私の車の年式ではマフラーエンドの突起に関する規制は関係ないので、べつにマフラーエンドは
切りっぱなしでも構わないのですが、切りっぱなしのテールよりもこのようにカールしているほう
が厚みがあるので、とくに焼き色の入っているチタンテールの場合は見た目にも存在感が出るので
良いのではないかと思います。 なお、ビビリ音などは出ていません。

●今回のモディファイは性能的にはまったく関係ない部分ではありますが、あくまで雰囲気パーツと
いうことで。 JA系ジムニー用でフルチタンマフラーというのは以前にサクソンが出していましたが
現在はラインナップから消えているようです(ジムニーでそこまで求めている人が少ないので売れな
かったのでしょう)ので、このようなチタンテールというのは極めて少ないため、それなりにオリジ
ナリティもあり目立つのではないかと思います。
しかしくり返しになりますがこのマフラー音量はなんとかならんものかと。 この性能を保ったまま
あと3dB〜4dBほど静かになれば文句なしの最高のマフラーなのですが。 50.8φのストレート構造
砲弾型でも、たとえばオーバル形状にするなどでめいっぱい大きなサイズ(容積)のサイレンサーに
すれば達成できるのではないかと思うのですが。
●過去に使ってきたマフラーのまとめ。
今まで私のジムニーJA22に使用してきたマフラーをあくまで「私の主観」でどういう性格か
をまとめてみました。 5段階の評価で★の数が多いほど優れているという意味です。
●TANIGUCHIシングルマフラー

メインパイプ径:45φ 中間タイコ型 セミステンレス
低速トルク ★★★★☆
高速の伸び ★★★☆☆
音量(静かさ) ★★★★★
純正タービンとの相性 ★★★★★
ボルトオンタービンとの相性 ★☆☆☆☆
<総評>
現在は生産終了品です。 ノーマルタービン〜ワークスRのHT06タービン時代に使っていました。
ノーマルタービンとの相性は良く、音も静かでした。 トルク特性は純正に比べ低速トルクは若干
低下しますが、高回転の伸びは少しだけ向上します。総じて劇的な変化はないマフラーでした。
●SUXONマフラー

メインパイプ径:50φ 中間タイコ型 オールステンレス
低速トルク ★★☆☆☆
高速の伸び ★★★★☆
音量(静かさ) ★★★☆☆
純正タービンとの相性 ★★★☆☆
ボルトオンタービンとの相性 ★★★★☆
<総評>
これはワークスR用HT06〜HT07-A/R12タービンで使用。 低速トルクは明らかになくなります
が、高回転での伸びは改善されます。 音は大きくはありませんが多少気になるレベルでした。
ですので改造してテールエンドに追加サイレンサーをつけて使っていました。
●APIO 静香御前舞マフラー

メインパイプ径:42.7φ 中間+テールエンドタイコ型 オールステンレス
低速トルク ★★★★☆
高速の伸び ★★★☆☆
音量(静かさ) ★★★★★
純正タービンとの相性 ★★★★★
ボルトオンタービンとの相性 ★★☆☆☆
<総評>
これは正直言って純正タービンとベストマッチングのマフラーですね。 ボルトオンタービンなら
せいぜいHT07-A/R7くらいまででしょう。 それより高回転型のタービンだと高回転でやや排圧が
高くなる感じです。 どちらかというと低中速トルク重視の性格で、扱いやすいエンジン特性になり
ます。 ネーミング通り音は社外マフラーとしては非常に静かで、深夜や早朝の住宅街でもほとんど
気にすることなく使えるのは評価できます。
●MRSマフラー

メインパイプ径:50φ テールエンドタイコ型 オールステンレス
低速トルク ★★★★★
高速の伸び ★★★★★
音量(静かさ) ★☆☆☆☆
純正タービンとの相性 ★★★☆☆
ボルトオンタービンとの相性 ★★★★★
<総評>
現在使用中のマフラーです。 このマフラーはHT07ハイフローA/R12で使用していますが、低回転
から高回転まで全域でトルク&パワーアップしていて、性能的には素晴らしいと言えます。
ただ、純正タービンとのマッチングにはこの50.8φはやや太いかもしれません。 純正タービンとの
組み合わせには同社のラインナップにあるもう少し細めのマフラーのほうが相性が良いと思います。
ただ、その性能と引き換えに音量についてはやや大きめで耳障りと言える五月蝿さなので、街乗りに
おいては深夜や早朝は状況によって付属のインナーサイレンサーを入れたほうが良いという感じです。
