ステアリングホイールの交換「ナルディ・クラシック限定バージョン」
20年以上も使ったステアリングから新品に交換です!
●ここのところ「お堅い話題」が続いたので今回はソフトでライトな内容です(笑)

↑交換前のステアリング。この写真でも表面がもうボロボロなのがわかると思います。
●私のJA22ジムニーのステアリングは純正ではウレタン製の安っぽい物でした。私はこのウレタンの
肌触りがどうしても気に入らないので、購入してすぐにナルディ・クラシックのスムースレザーに交換
しました。 実をいうとこのステアリングはジムニー用に新規に購入したものではなく、前に乗っていた
HP10改プリメーラ・オーテックバージョンの時代から使用していたもので、それをそのまま移植したの
です。 ブラックスポークの36φモデルです。つまり、買ってからもうすでに20年以上使い続けている
「年季もの」なのです。やはりステアリングは「本革」に限ります!

↑さすがに20年の歳月はいくら耐久性に優れた本革でもこんなになってしまいます。 私もしばらくは
我慢して使ってましたが、さすがにもう「限界」だろうと、交換することを決意しました。愛着のある
ハンドルだけに車の寿命まで持ってほしかったんですけどね。
●ということで、次に買う新しいステアリングホイール選びです
私も昔はモモやパーソナルなど何種類かのステアリングを使ってきましたが、最終的にたどり着いたのが
このナルディ・クラシックだったのです。 私は男性としては手が小さいほうなので、クラシックのこの
細身のグリップの握りがちょうど良く、かつシンプルで無駄のないデザインが見た目でも実用面でもマッチ
するのです。 ですので、いろいろ悩みましたが、結局、次も同じナルディ・クラシックにしようと決め
ました。 ただし、ホイール径は今までより小さいものにしようと34φか35φかで少し悩みました。
●新しく購入したステアリングホイール

↑購入したナルディ・クラシック。しかもノーマルバージョンではなく、100本限定モデルのスペシャル
バージョンです。標準モデルより1万円ほど高かったですが、長く使うものですので、ここは妥協せずに
直感的に「これだ!」と思って買いました。 外径は340φを選びました。今まで使ってた36cmだと
ちょっと径が大きく、私のジムニーはシートのベースフレームを上げて着座位置を高くしていることから
乗り降りするときに脚がステアリングに擦ることがあったので、もう少し小さいサイズにしようとはじめ
から考えていました。 かと言って33cmモデルでは小さすぎてメーターが見えないため車検にも通りま
せん。 そこで、ナルディがわざわざ日本向けに作ったと言われている34cmモデルをチョイスしたわけ
です。

↑FET極東の広告。 定価はけっこう高いですが、市場での実売価格はけっこう安く、たとえば標準
モデルのブラックレザーで安いとこだと22000円から25000円程度で売られていることがあります。
●クラシック標準モデルとの違い

↑まずは表皮がスムースレザーではなくパンチングレザーである点、それにレッドステッチがアクセント
として際立っています。

↑ナルディ・クラシックは通常は取り付けボルトは六角頭のボルトを使うのですが、このモデルはMOMOなど
でよく使われている皿ビスによる取り付けとなっているところが標準モデルとの大きな違いです。そのため、
クラシック特有のボルトをカバーするホーンボタンリングはこのモデルにはついていません。

↑スポークのオフセットは標準モデルと同じです。いわゆるディープコーンではありません。

↑もちろん、シリアルナンバーとFETの刻印がある「正規品」です。

↑グリップ裏側はちゃんと凸凹があります。これは標準モデルも同じですね。 この凸凹がまたよく手に
馴染むのです。これもクラシックの良いポイントです。

↑今回使用するのはステアリング本体のみで、ホーンボタンやボルトなどの付属品は使用しません。
●取り付けボルトは「高力チタン合金ボルト」を使用

↑せっかくなので今回は取り付けボルトにもこだわり、装着にはステアリングに付属の皿ボルトではなく、
Ti-6Al-4V、いわゆる64チタン製のボルトを購入しました。 サイズはM5X12です。たしかにかなり
軽量ですが、こんなところを軽量化したって何のメリットもありませんから、性能、機能で選んだのでは
なく、完全に自己満足です。 運転中は常に目に触れる部分ですので、少しでも満足感のあるものにした
かっただけの理由です。
●装着…というか交換作業
交換作業は単に6本のボルトを外して付け替えるだけなので、ほんの数分の作業です。ただ、私のジムニー
の場合はスポークにインタークーラーウォータースプレーのスイッチがついているので、少しだけ手間が
かかりますが。

↑まずはステアリングを交換したところ。 かっこいいです。ホーンボタンはスズキスポーツのものを
そのまま使います。

↑次にインタークーラーウォータースプレーのスイッチを移植します。取り付けは両面テープとタイラップ
によるものです。
●取り付け完成!

↑かなりいい雰囲気にまとまっていると思います。個人的にはシルバースポークよりこのブラックスポーク
のほうがしっくりきますね。

↑いい感じです。 ステアリングを新しくしただけでなんか、車が新しくなったようなそんな雰囲気がする
から不思議ですね。 車内に本革の香りが漂うのもそういう気分にさせるのでしょう。

↑今は絶版となったスズキスポーツのホーンボタンと、削り出しチタンボルトの鈍い金属光沢にブラック
スポークのコントラストが非常に綺麗で渋くカッコよくまとまったと思います。
●さっそく実走行インプレッション
まだ革が馴染んでないのでちょっとサラサラ感がありますが、やっぱりナルディ・クラシックらしい
ちょうどいいグリップの太さは握りやすくて運転しやすいです。 私の手にはちょうどいいですね。
これで革が適度に手に馴染んでくればグリップ感もしっくりくると思います。
それと、ほんの2cm外径が小さくなっただけでもけっこうクイックに感じるものですね。予想以上に
「スポーツカー」っぽいハンドリングになりました。

●クイックピットマンアームとの相乗効果でジムニーらしからぬクイックなハンドリングに!
実は私のJA22ジムニーは過去の記事でも書きましたが、よりクイックなハンドリングになるように
「ピットマンアーム」を延長するパーツを装着してあり、ステアリングのロック・トゥ・ロックが
約2.8回転とスポーツカー並みのクイックなハンドリングになっているのです。

↑このように私のジムニーはステアリングギアボックスから出ているピットマンアームを延長すること
で、同じ操舵角でもよりタイヤの切れ角度が増加するように改造してあります。 これにより純正では
3.5回転あるロック・トゥ・ロックを2.8回転まで短縮してあります。 私の知る限り、この改造をして
る人は他にはいないでしょう。 ただし、この部品は安全上非常に重要なので生半可な知識で製作する
のは危険です。きちんと金属材料と強度計算、熱処理の学識と経験のある人が設計製作する必要があり
ますので、気軽な気持ちで真似しないでください。 もちろん、この「クイックピットマンアーム」は
私独自の設計による自作品です。
<詳細はこちら> →クイックピットマンアームの製作
以上のようにピットマンアームのクイック化と相まって、今回、わずかとは言えステアリングを小径化
したことで、さらにジムニーらしからぬクイックなハンドリングになり、よりスポーティーな感覚
で走れるようになりました。 たったステアリングホイールひとつでまるで車そのものが新しく別物に
生まれ変わったような、そんな新鮮さを取り戻したようになりました。 これでまたひとつ運転するの
が楽しくなったような気がします。

●ただ、ひとつちょっとした誤算というか、良いことばかりではありませんでした…

↑34cm径なら大丈夫だろうと思っていたメーターの視認性ですが、この写真は私の運転中の目線から
写した感じですが、たしかにスピードメーターはちゃんと見えますが、写真のように、タコメーターの
2000rpmから5000rpmあたりまでが「死角」になって見えにくくなってしまいました。 まぁ、実際
のところ運転には支障はありませんし、スピードメーターがちゃんと見えれば車検も問題はないのですが、
この点がちょっと惜しいところかな、という感じです。
●総合して
たしかにタコメーターの一部が見えにくくなったのは残念ですが、重要なレッドゾーン付近はきちんと
見えるので、全開走行でも問題はありませんし、小径化したことでハンドリングもよりスポーティーに、
さらに乗り降りもしやすくなったので、総じて考えればメリットの方が大きいと言えますね。やっぱり
ハンドルは運転中常に手で触れる部分ですので交換したことによる満足感と新鮮さは大きかったと言え
ます。 結果としては大満足と言っていいでしょう。おそらく、この車の寿命までこのステアリングは
替えることなく使うと思います。
●取り外したステアリング

↑20年以上も使ったナルディ・クラシック360φ。 「お疲れさま」と言いたい気持ちですね。こんな
状態ではもうネットオークションでも売れませんし、捨てるのももったいないので記念に持っておきます。
20年といったらもう自分の人生の一部と言ってもいいくらいの時間を一緒に過ごしたわけですので。
