O2センサーの交換
センサー不良のため交換。
●2週間ほど前から若干、以下のような症状が気になりはじめました。
たとえば、街中を走行中に赤信号で停まります。 このとき、10秒程度の短い停止ならば問題
はないのですが、20秒〜30秒以上の長い停止のあとの発進で、3000rpmあたりまでの吹けが
やや重く、3000〜4000rpm程度まで回転が上がったところで一気にグワッと吹けあがると
いう妙な吹け方をします。
いったん吹けてしまえばその後は、また20秒〜30秒以上の長い停止がなければまったく問題は
生じません。
はじめのうちは症状も一定せず、しかもかなり軽微なものでしたので、とりあえずECUリセット
を試みたり(たいていはこれで直る)、純正ECUに戻してみたり、プラグ熱価を変えたり、電圧
の変動を見たりと消去法で原因を探っていました。
しかし、あまり芳しくないので、最終的に02センサーに問題があるのではないかと疑い、空燃比
を確認するために外しておいたGRIDの空燃比計をつけて確認したところ、原因がわかりました。
フィードバック領域内での走行中はきちんと14.6〜14.7付近をキープしているので問題は
ありませんが、信号などで停止してアイドリング状態になると、本来は同じく14.6〜14.7付近
でなければならない空燃比が、12〜13付近をずっとウロウロしているのです。
この状態がある程度の時間続くと、次の発進のときに加速が重くなるわけです。
つまるところ、通常より濃い空燃比で長い時間アイドリングすることでプラグがくすぶること
から、発進後、暫くしてプラグのくすぶりが取れるまで吹けあがりが悪くなるという現象です。
いわゆる「かぶる」とまではいきませんが、それに近い状態になるわけです。
ではなぜ走行中にはちゃんとフィードバック制御されるのかというと、走行中はエンジンに多少
なりとも負荷がかかるため、排気温度が500度以上になることからセンサーが充分活性化して
いるために問題が生じません。
しかし、アイドリング時など排気温度が400度以下になるとセンサーの温度が下がって正確な
電圧を送れなくなることに加え、燃焼温度が下がりプラグ電極の自己清浄温度より下がるため、
こうした症状が出るわけです。
JA22のK6AのO2センサーは全領域センサーではないので、温度が下がると精度が悪化します。
つまり、センサーに内蔵されているヒーターの断線である可能性も高いわけですが、明らかな
断線の場合はチェックランプが教えてくれますし、診断にかければ一発でわかると思いますが、
単純なセンサーの劣化、性能低下の場合はなかなかわかりにくいところがあります。
結局、センサーを新品に交換して再学習後、アイドリング時の空燃比が正常になってからは、
上記の不都合は発生しなくなりましたので、結果オーライとします。
ちなみにこの症状、今回の程度であれば普通の人なら見過ごしてしまう程度だと思います。
もう少し症状が進行してもっと明らかに現象が出れば気がつくとは思いますが、この程度では
普通に走れてしまいますし、特定の条件が揃わないと出ない現象なので、ある程度普段から
エンジンの調子に気を配っていないと見過ごしてしまうと思います。
やはり高精度な空燃比計がひとつあるととても助かります。 こうした故障とは言えない程度
の不都合の検証はもちろん、ECUの補正、学習の様子がとてもよくわかります。

●センサーの交換

↑交換したO2センサー 新品で1個25000円ほどします。
これ自体は22サイズのメガネ1本で外れますが、けっこう固いので、パイプで柄を延長して
やると緩めやすいです。 また、冷えた状態よりも温めた状態のほうが外れやすいです。
交換後、ECUリセットおよび再学習をさせてからはまた快調になりました。
(ただ、私の車は仕様の関係でこの学習のやり方にノーマルとは異なるコツがいるのでやや
面倒なのですが、これについてはまた別の機会に載せます)
そろそろ車齢9年となると多少はこうした不都合も出てくる頃ということでしょう。