エンジンオイル交換とオイルキャッチタンクのメンテ
メンテナンスです
●新年一発目にエンジンオイル交換をしました。

使用オイルはいつも通りMOTULですが、エンジンOHしてから今後は10W-40の300Vクロノで
いこうと決めました。 ですがまだ家には5W-30のパワーレーシングが2本残っています。
これを無駄にしたくないので今回20W-60のルマンを1本買い、ブレンドして使用することに
しました。 モチュールの300Vシリーズは5W-40のパワーを除き、他の粘度を混合して好みの
粘度に調整して使用できるのです。
ブレンド後の粘度については、本来なら粘度チャートなどで比較するのでしょうけど、今回は
厳密にはこだわらないので単純にパワーレーシング2に対してルマン1の割合で混ぜました。
K6Aエンジンのオイル容量は2.9リッターですが、私は空冷オイルクーラーをつけていますので
そのぶんの容量を見越してちょうど3リッター入れています。
つまり、混合比としてはパワーレーシング2リッターにルマン1リッターになります。 これで
単純計算するとブレンド後の粘度は15W-40相当になるはずです。 やや低温側の粘度が高い
のですが、300Vコンペティション(15W-50)よりは柔らかいのでこれで良しとします。
●交換時に気づいたこと
今回のオイル交換はクランクデコンプバルブ(レデューサー)装着後はじめてのオイル交換となった
わけですが、前回のオイル交換から2000kmしか走ってないにもかかわらず、驚くほど黒く汚れて
いました。 私もいつも自分でオイル交換をするのでわかるのですが、いつもはここまで汚れること
はありません。 これはやはりクランクデコンプバルブのページでも書きましたように、この類の
クランクケース減圧バルブをつけるとオイルの劣化が早まるということの証明でもあると感じます。
つまり、PCVバルブを殺すことによって新気によるクランクケース内のベンチレーションができなく
なることでブローバイガスによるオイルの酸化、カーボンによる汚損が早まるのです。
ですので、このレデューサーやNAGバルブなどのクランクケース内圧コントロールバルブを装着した
場合は遅くとも3000km、できれば2000km程度走ったらオイル交換する必要があると思います。
とくに「良いオイルほど早く汚れる」のでそのオイルのもつ清浄性能が限界にならないうちに早めに
交換する必要があると思います。
●ついでにオイルキャッチタンクのメンテナンス。
前回のブローバイホースの交換のページでも書きましたが、私の車では今までオイルキャッチタンク
にオイルや水などが溜まったことがありませんでした。
ところが、今回オイルキャッチタンクのゲージを見ると写真のように液体が溜まっていました。

↑ちょっと見にくいかもしれませんが、レベルゲージの下のほうに液体が溜まっているのが
わかります。
これまで季節にかかわらず一度も溜まったことがないのになぜ溜まるようになったのか?という
理由は単純、クランクデコンプバルブを装着した際PCVバルブを殺しましたが、これが原因です。
つまり今まではアイドリング時や負圧運転時に発生したブローバイガスはPCVバルブを通して
サージタンクからインマニに吸われていましたが、PCVバルブを塞いだことによりこれらのブロー
バイガスがすべてオイルキャッチタンクを介してサクションパイプに行くことになり、そのために
オイルキャッチタンクでブローバイガスが冷やされて結露した水分がタンクに溜まったのです。
ですので、この溜まった液体のほとんどはアイドリング時に発生しているものと考えていいで
しょう。 しかし僅かな距離しか走ってないのにけっこう溜まるものだと思います。
このことから、もしPCVバルブ装備のエンジンでオイルキャッチタンクに頻繁に液体が溜まる
ようでしたらPCVバルブの動作不良を疑ったほうがいいかもしれません。
●キャッチタンク内の液体を抜きます。

↑この手のキャッチタンクにはドレンボルト等はついていませんが、レベルゲージパイプが
そのままドレンになります。 写真のように上部エルボコネクタのリリースリング部を押し
ながらチューブを抜き、そのまま横に回すと内部の液体が出てきますので、適当な容器を
受けにして(写真ではコーヒーの空き缶)内部の液体を出します。
出てきた液体ですが、ほとんどは水分のようです。量はけっこうあり、だいたい100cc程度
は出てきたと思います。 もちろんこれは気温の低い冬だからこそここまで溜まるわけで、
夏場になれば少なくなるでしょう。
●まとめ
今回のオイル交換やキャッチタンクのメンテナンスでわかったことは、純正のPCVバルブという
のは地味な存在ながらかなり重要な役割をしていることを教えられたような気がします。
これを外してクランクケース減圧バルブをつけるのはそれによるメリットもあるのですが、PCV
バルブを殺すことによるデメリットもけっこう大きいものだと感じました。 やはり自動車メーカー
というのはよく考えて作っているんだなと思います。 安易になんでもつけたり外したりすれば
良いというものではないわけです。 チューニングパーツ、社外パーツというのはそれをつける
ことによるメリットだけを見るのではなくデメリットもよく考え、それが自分にとって許容できる
範囲かどうかを検討して装着する必要があるのです。