スペシャルハイブリッドHKSスーパーパワーフローリローデッドの製作
HKSスーパーパワーフローとリローデッドを合体させオリジナルの改良版を作りました
●私のJA22ジムニーのエアクリーナーは純正エアクリーナーケースを加工し、インテークチャンバー
(インダクションボックス)として利用、内部にエアファンネルを装着したうえ、そこに社外のむき出し
タイプのエアフィルターをつけて使用してきました。

↑現在はキノクニのRUN-MAXエアフィルターを使ってますが、その前はHKSスーパーパワーフローを
使っていました。

↑何を隠そう、この旧型ジムニーのエアクリボックスにスーパーパワーフローポンつけを初めてしたのは
私なんですよね。 それがなぜだかいつの間にか世間に広まったみたいです(笑)
1回目→HKSスーパーパワーフローの装着(2001年)
2回目→キノクニ(RUN-MAX)エアフィルターと遮熱板の装着(2005年)
<参考>→エアファンネルの製作
それで、現在使っているキノクニのエアクリーナーもそろそろ8年を過ぎ定期的に洗浄メンテナンスをして
いてもいい加減汚れが落ちなくなってきたため、そろそろ寿命かなと判断しました。
K&Nなどもそうですが、洗浄再使用ができるタイプのエアフィルターは洗浄しても100%の性能には回復せず、
メンテナンスを繰り返すごとにこびりついた汚れやコットン繊維の傷みなどで吸気効率が悪化していきますの
で、おおよそですが4回〜5回ほどのメンテナンスが限界で寿命と考えたほうがいいと思います。 半永久的に
は使えません。 もちろん、ただ使えればいいということなら10回でも20回でも洗浄再使用はできるでしょう
けど、そのたびに性能がどんどん低下していくことを考えるとせっかくのチューニングパーツとしての効果的な
優位性の意味がなくなってしまいますので。
おそらく、4〜5回も洗浄メンテナンスを繰り返すと、こびりついた汚れにより新品時の性能の70%〜80%くらい
まで通気効率が落ちてしまうと思いますので、このあたりまで性能低下したら潔く新しいものに替えてしまった
ほうが賢明でしょう。
それで今回は新たなエアクリーナーを購入ということにしたのですが、本当なら今まで使ってきた同じキノクニ
のものが欲しかったのですが、私が使っていた200φのモデルはすでに廃番となっていて新品での入手は不可能
なのです。
いろいろ考えた末、また原点回帰ということでHKSのパワーフローをまた使ってみることにしました。 K&Nの
キノコ型の大きいモデルでも良かったのですが、実際のところこの洗浄再使用ができるタイプのフィルターは一見、
経済的なのですが実際にはけっこうメンテナンスが面倒で、とくに洗浄後の乾燥に時間がかかるのが手間に感じて
ました。 かと言って「洗い替え」用に2個も買うのは予算的に厳しくなります。 その点、HKSパワーフローの
ように「フィルター使い捨てタイプ」いわゆるディスポーザブルはただ交換すればいいだけなのでとても楽ですし、
洗浄再使用と違ってその都度新品のフィルターに替えるわけですから性能の低下、劣化がなく、フィルターを新品
に替えれば常に100%の最高の性能を維持できるのも魅力です。 その交換コストもそれほど高くありませんし。
以上のような理由からまたHKSスーパーパワーフローを使うことを選択しました。
●購入したHKSスーパーパワーフローリローデッド(200φ)
※スーパーパワーフローリローデッドには「スーパーコピー品」と呼べるほどの精巧なニセモノ(パチモン)が
多く出回っています。 それら偽物と本物との比較については過去の更新記事「HKSスーパーパワーフローリロー
デッドの本物と偽物の比較」をぜひご覧ください。

↑パワーフローはモデルチェンジを繰り返して、現在は3世代目となって「スーパーパワーフローリローデッド」
という名称になっています。 今回買ったのはもっとも大きい200φ-100φです。
ただ、今までのスーパーパワーフローと違い、リローデッドはジムニーのエアクリケースに直接つけるのにいくつ
か障害がありました。

↑ひとつめの障害は裏面のアウターフレームを固定するボルトの頭。 ここがちょうどジムニーのエアクリボックス
の開口部の径にぶつかるため、ここを何らかの方法でフラットにしなければなりません。

↑そこで、このネジ穴を皿ザグリしてM3の皿ネジを使用して表面からの出っ張りをなくし平らにツライチになる
ようにしました。 これでひとまずこの問題はクリアです。 なお、お断りしておきますが、以前の更新「HKS
スーパーパワーフローリローデッドの本物と偽物の比較」でも比較しました通り、私の手元には同じ200φ-100φ
のリローデッドの本物と偽物があるのですが、本物を加工するのはもったいないので、この加工については偽物
(コピー品)のほうを使ってみました。 本物を加工して失敗したら取り返しつかないので。
もうひとつの問題は、純正エアクリボックスのフタをロックするツメの引っ掛かりが悪いこと。 リローデッド
ではフレームサポートという樹脂のリングがついていて、これが爪のロックを悪くしているのです。
いちおう引っ掛かるにはかかるのですが、ガッチリとは嵌ってくれないため、いくらタイラップでロックすると
しても不安が残ります。

↑加工した「偽物パワーフロー」をJA22ジムニーの純正エアクリーナーボックスに仮組みしてみた状態。
まぁ、いちおうは使えそうです。 ちなみに、この赤いフレームサポートリングを外しても使用はできます。
その場合、エアクリボックスと当たる面に厚さ5mm程度のリング状にカットしたゴムを貼って厚さを調整すると
うまい具合にロック爪がアルミバックプレートにかかります。 そのほうがガッチリとロックできる感じです。
●しかし、さらに「高吸気効率化」を目指して自分なりに改良してみました
やはり、そのまま使うのはなんか工夫が足りなくて面白くないですし、さらに高効率化を目指して細工をして
みました。 じつは私の手元には以前使用していたスーパーパワーフロー(2世代目)の200φ-80φモデルが
あります。 これとリローデッドのいいところを合体させることができないかといろいろ試行錯誤してみました。
まずは、2世代目スーパーパワーフローのインナーファンネルを外して開口部の径を目一杯広げました。
このファンネル部はパワーフローのウリの部分ではありますが、私の純正のエアクリーナーケースには内部に
自作のエアファンネルがすでに装着されていますので「2つもファンネルは要らないだろう」ということで、
この部分はむしろできるだけ開口面積を大きくとったほうが効率が良いと考えました。 そこで、ならばいっそ
のことファンネルによる絞りを取っ払って、口径を最大限拡張したほうが効果が高いだろうと考えたのです。

↑取り外したインナーファンネル。インナーファンネルは4箇所リベットで留まっているだけなのでラジオペンチ
やニッパーのようなものでつまんで引き抜くだけでわりと簡単に外れます。 このあたり、ちょっと造りが華奢な
感じがします。

↑インナーファンネルを取り外し、エアクリボックスとの接触面にラバーシートを貼った状態。 内径が80φから
一気に150φまで拡がりました。 面積比で言うと実に3.5倍にもなりました。 さすがにここまで拡大すれば
いくらエアファンネル形状してるとはいえ80φや100φの口径時より効率よく空気を吸い込んでくれるでしょう。
ちなみに、この放射状に広がった16本の「スーパーインナーフレーム」ですが、リローデッドではたしかに翼断面
で空力的な形状をしているのですが、そのせいでフレームの幅が2世代目のスーパーパワーフローよりも約1mmほど
太く(厚く)なってしまっています。 これは投影面積で言えばむしろ損をしているようにも感じます。
「太くなっても翼断面のほうが良いのか、翼断面でなくても細いほうが良いのか?」。 どちらが性能的に有利なの
かは微妙なところです。

↑そしてネット部分はリローデッドのものを使用します。 これがうまい具合に赤い樹脂製のサポートリングを外す
とちょうど2世代目スーパーパワーフローのベースにピッタリとはまるんですから都合が良いです。
このリローデッドのネット「スーパーステルスフレーム」は2世代目モデルの「スーパーハニカムフレーム」よりも
開口部面積が30%ほど大きくされていて、より吸入面積が大きくなり、吸気抵抗が低減されているのです。 こちら
のほうが2世代目スーパーパワーフローのネットよりも高性能ですので流用しない手はありません。

↑以前の更新でも載せましたが図のようにフィルター表面積が30%広がると吸入抵抗(吸気抵抗)は25%減少します。
スーパーパワーフローのハニカムフレームより、リローデッドのスーパーステルスフレームのほうが開口面積が大きい
ため、ずっと吸入効率が高くなる(つまり吸気抵抗が減る)という訳です。
●フィルタースポンジ
さらに、エアフィルタースポンジそのものも自作してみました。 現在のパワーフローのフィルター材は乾式3層が
メインのようで、以前からある湿式(ビスカス式)2層よりも実質的な吸気抵抗が大きくなっています。
そもそも、パワーフローのフィルターがなぜ今は乾式がメインになったかというと、湿式ではフィルターに含浸して
いるオイル分がエアーフローメーターのセンサーを汚してトラブルの元になったという「噂」が広まったためですが、
これはエアフロメーターを使用したLジェトロのエンジンでの問題です。
K6Aエンジンは圧力センサーを使ったDジェトロなのでこの問題はまったく関係ないため、わざわざ吸入抵抗の大きい
乾式3層フィルターを使うのは馬力をロスしてしまうのでもったいない話です。
なので、使うならやっぱり吸気抵抗が小さいフィルターを使いたいということで、HKS純正の湿式2層フィルター
でもいいのですが、ちょうどいい汎用モルトフィルター材をみつけたのでそれを試しに使ってみようと考えたのです。

↑ホームセンターで売っていた汎用のウレタンフォームスポンジモルトフィルター材です。値段は500円程度だった
かと。 500mm×500mmなのでうまく無駄なくカットすれば200φのパワーフロースポンジを4枚ぶん取ることが
できます。 参考までに、200φのパワーフローのスポンジの平面時の直径はちょうど250φです。

↑購入した汎用フィルターの目の粗さをパワーフロー純正と比べると、若干ですが目が細かいので使用には問題ない
レベルだと思います。 厚みもパワーフロー純正のものより若干薄いのでこれを乾式として使えばかなりの吸気抵抗
低減になりそうです。 耐油性もあるので、フィルターオイルを塗布して湿式として使ってもいいかと思います。
しかし、HKS純正フィルターのスポンジ層の組み合わせはちょっと疑問ですね。 通常は外側から内側にいくにした
がって細かい目のスポンジにしていくものですが、HKSの3層フィルターは「極粗→細→粗」となっていて、とくに
一番内側の粗いスポンジの存在の意味がわかりません。 普通は外側から順に極粗目→粗目→細目というスポンジと
いう順番の組み合わせのほうが効率的で良いんじゃないでしょうかね。

↑購入した汎用フィルターをパワーフロー純正フィルターと同じ寸法にカットしてアウターフレームに仮組みした
ところ。 いかにも吸気抵抗は少なそうですが、こうして透かして見ると明らかに汎用フィルターは目が粗く、
向こう側が透けて見えるくらいに「ザル」です。 これでは少し前に書いた「ステンレスメッシュフィルター」と
変わらないんじゃないかと不安になります。 どう考えてもゴミ、砂、ホコリを大量に吸い込みそうでエンジンを
傷めそうでクルマに優しくないです。
ということで、試しに作ってはみたものの、やはりこの自作した汎用の乾式フィルターを実際の走行で使うのは
不安なので使うのをあきらめ、ここは素直にHKSの純正湿式2層フィルターを購入しました。

↑イエローのHKS純正湿式2層フィルター。 乾式3層よりも吸気抵抗は小さいので、エアフロがないエンジンの場合
はこちらの湿式2層のほうがいいと思います。 ただ最近は、私の近所のオートバックスやイエローハットではどこも
乾式フィルターしか置かなくなりましたね。 少し残念。
しかし、現品を開封してみて「おやっ?」と思いました。 パワーフローの湿式2層フィルターは以前(10年くらい前)
にも使ったことがあるのですが、そのときはもっとフィルターオイルがたっぷりついていて、触ると手がヌルヌルに
なるくらいだったと記憶しているのですが、今回のこの黄色い湿式フィルターは素手で直接触ってもほとんど手に油が
つかないんです。わりと「サラサラ」していました。 「本当に湿式なの?」と疑いたくなるくらいに。
で、それについていろいろ調べてみると真偽のほどは別として、どうも「パワーフローの湿式フィルターのオイルミスト
のせいでエアフロのセンサーが汚れてエンジン不調になる」という「噂」が広まり、それに対処するためか、HKSが
オイルの塗布量(含浸量)を減らしたらしいのです。 私もその話はたまに聞くのですが、本当にエアフロセンサーを
汚すのがパワーフローのフィルターオイルのせいだとは考えていません。 エアフロセンサーを汚す要因はフィルター
を通過する微細なダストとアクセルオフ時などにブローバイガスが吹き返して、そのダストとブローバイガスに含ま
れるオイルが混ざったものがエアフロセンサーを汚損する主原因ではないのかと考えています。 なぜならもし、本当
にパワーフローの集塵オイルが原因だとしたら、他の湿式のエアクリーナー、たとえばK&Nやパワーフィルター2など
でも同様の問題が起きていてもおかしくありません。 ですが、他の湿式エアフィルターではこのようなトラブルの話
は少なくとも私は聞いたことがないからです。 しかし、事の真相はいまだ不明なままです。

↑HKS純正のフィルターの比較。 左が乾式3層、右が湿式2層。 見てもわかる通り、湿式2層のほうが目が粗く
明らかに通気抵抗が少なそうです。 言い方を変えれば「ザル」とも言えますが、だからこそ湿式にして集塵力の
不足をオイル粘性で補っているわけです。
乾式のほうは間にサンドイッチされる細かい目のフィルター層部分のおかげで高い集塵力がありそうですが、逆に
この層が見るからにけっこうな吸気抵抗になりそうで、せっかくのパワーフローの性能が十分に活かせそうにありま
せん。 どちらも一長一短ですね。
ちなみに、この種のモルトフィルターの目の粗さを表す単位として一般的に「HR20」とか「HR30」とかの表記が
使われますが、これは金属メッシュの「1インチあたり何メッシュ」と同じで、1インチあたりのセル(気泡)の数
を表しています。 つまり、数字が大きくなるほど目の細かいスポンジということです。

↑<参考>連続気泡モルトフィルターの代表的な用途別粗さ。
この基準からすると自動車エンジン用エアフィルターにはHR30以上の細かいウレタンフォームスポンジが適している
となっています。 ですが、HKSの湿式2層フィルターのスポンジは見た感じ、表層の粗い部分はHR13程度、内側の
細かい部分でもHR20〜25程度に見えます。 この粗さをカバーするため、高粘度オイルを含浸させた湿式にして
ダストを吸着させることで集塵力を高め、低吸気抵抗性能と高集塵力のバランスをとっているのでしょう。
乾式3層のほうは、最外層と最内層の粗さは湿式2層と同じですが、間の目の細かい層は見た感じHR40〜50くらいの
細かさに見えます。
この数字を見て「25mmあたり20セルや30セルなんて、ザルと言われているステンメッシュフィルターの200メッシュ
より粗いじゃん」と不安になるかと思います。 しかし、ステンレスメッシュやペーパー、不織布フィルターとスポンジ
フィルターではダストの捕捉方法が根本的に異なるので心配はいりません。 ステンメッシュや紙、コットンなどの
フィルターはその表面だけでゴミを捕獲、濾過する方式なのに対して、スポンジフィルターはその厚みを空気が通過する
過程で内部で絡み合うセル(連続気泡)にゴミを絡め取り捕獲する方式なのです。
言ってみればステンメッシュやペーパーフィルターが「表面だけで2次元的に濾過する」のに対してスポンジフィルターは
「内部で3次元的に濾過する」集塵システム、メカニズムになっているのです。 ですから、スポンジフィルターの場合は
当然、同じ目の粗さでもその厚みによって濾過性能や通気抵抗性能が違ってきます。
たとえば、同じHR20の粗さのスポンジでも10mm厚と20mm厚では性能が変わってくるというわけで、薄いほうが抵抗は
少ないが集塵性能は落ちる、厚いほうが抵抗は大きいが集塵性能は高いということになるのです。
このあたりがペーパーやコットン、ステンメッシュフィルターとスポンジフィルターの特性の違いで、単純に表面積や濾材
の目の粗さだけでその性能を比べられない部分でもあります。

↑<参考>HKSパワーフロー用乾式3層フィルターと湿式2層フィルターの性能比較グラフ。
この図にあるように、初期の吸気抵抗(圧力損失)は湿式2層フィルターのほうが低いので、パワー重視派なら
湿式2層のほうが有利です。
逆に、集塵性能では乾式3層のほうが湿式2層よりも50%も上回るらしいので、エンジン保護を重視する場合や、
ジムニー乗りのようなオフローダーの方で、未舗装路をよく走る車は乾式3層フィルターのほうが向いているでしょう。
グラフでもわかりますが、フィルターがある程度汚れてくると逆転して乾式3層のほうが吸気抵抗が少なくなります。
湿式2層はその性能を維持するためには汚れたらなるべく早く、つまりショートサイクルで交換しないといけないと
いう意味ですね。 つまり、乾式3層のほうが湿式2層よりもロングライフで、HKSによれば湿式2層に比べて約2倍の
寿命があるとのことなので、経済的でお財布にも優しいということです。
↑(参考)パワーフロー用乾式三層フィルターのHKS広告資料全体(クリックで拡大します)

↑これは以前の更新でも載せた各種フィルターのダスト捕獲(集塵)性能比較グラフです。
(D)がパワーフローの湿式2層フィルターに相当するものですが、これが71.1%の浄化率ですので、その50%増しと
すると計算上、パワーフローの乾式3層フィルターの浄化率は96.3%と自動車メーカー純正フィルターの99.5%に迫る
優れた集塵能力ということになります。 「最高出力は若干犠牲になっても構わないからエンジンに優しいことを優先
したい、あるいはオフロードを走る機会が多い」方は乾式3層のフィルターを使うほうが良いでしょう。
しかし、私はオフロードは走りませんし、「パワー優先、吸気抵抗徹底低減」派なので、乾式3層は使わず、湿式2層
フィルターを使います。
<参考>→エアクリーナーについて
●ということで完成したスペシャルパワーフローリローデッド

↑今回のスペシャルパワーフロー製作に使ったパーツ群です。 スーパーパワーフローのベース、リローデッドのネット、
1mm厚の自作ラバー製リングパッキン、湿式2層フィルターなどです。 なお、ネット(アウターフレーム)を留める
センターボルトはスーパーパワーフローのものでもリローデッドのものでもどちらでも共通で使用可能です。

↑「ハイブリッドスペシャルパワーフローリローデッド」の完成です
2世代目のベースに3世代目のネット、湿式2層のフィルター材を組み合わせたオリジナルのハイブリッドスペシャル
パワーフローです。 内部の吸入口径の大幅な大径化、スーパーステルスフレーム、湿式2層フィルターでかなりの
高効率化となったはずです。 また、オシャレとしてベースの外周部に赤いラインテープを貼ってみました。

↑裏側。インナーファンネル部を取り払ったことで開口部が目一杯大きくなりました。 いかにも抵抗が少なそうです。

↑純正エアクリボックスとの接触面全面に厚さ1mmのリング状にカットしたゴムシートを接着、これはいわばパッキン
ですね。 さらにその上にジムニー純正エアクリケースの外径172φに合うように同じ厚さ1mmのリング状のゴムシート
を接着。 この部分がガイドになることによりピッタリとエアクリケースのセンターに嵌まるようにしました。

↑ジムニーのノーマルのエアクリーナーケースに仮付けしたところ。
やっぱりベースはリローデッドよりも2世代目スーパーパワーフローのものがピッタリと爪がロックできます。

↑仮装着した裏側接触面。 面もセンターもピッタリと合っています。
●後日、さらにちょっとしたオシャレで「アルミ製カラーリング」を作ってはめてみました

↑外周部を覆うようにアルミ削り出しでサポートリングを自作してみました。アルマイトはパープルカラーで。
これは性能にはいっさい関係ありませんが、よりエンジンルームが華やかになることを期待してのドレスアップ
パーツです(笑)
<まとめ>
●世の中にはいろんなむき出しタイプ、いわゆるキノコ型エアクリーナーが出回っていますが、私もこのHKSの
パワーフローが「最高性能のエアクリーナー」であるとは考えていません。むしろ新品時の集塵性能と低圧損性能
ではK&Nとかキノクニ(RUN-MAX)のほうが優秀なのかもしれません。
では、なんでパワーフローを選択したのかというと、結局のところこのHKSスーパーパワーフローが交換用フィルター
なども含めて入手が容易で、メンテナンスも楽、ランニングコストもそれほど高くないなど、もっとも「無難な選択」
と言えるからです。 「パワーフローはベストではないけどベターである」という言い方が合っていますかね。

↑トラストのエアインクスBタイプも考えましたが、これは乾式2層フィルターがパワーフローの湿式2層以上に粗く
「ザル」らしくゴミを多く吸い込むらしいので、だったらまだ湿式であるぶんパワーフローのほうが良いかなと。
ちなみに、噂によるとエアインクスMサイズにはこのHKSパワーフロー200φの交換用フィルターがそのまま使える
らしいです。 ですので、とくにオフロードを走るジムニーユーザーさんでエアインクスBタイプを使っている方は
フィルターをパワーフロー用の乾式3層に換えて使用したほうが安心かと思います。
考えてみればこのHKSパワーフローも初代からすでに20年以上のロングセラー商品ですね。 懐かしい話ですが、私は
初代パワーフローをパルサーGTi-Rで使っていました。 なので、これで初代、スーパーパワーフロー、リローデッド
と3代続けてのパワーフローユーザーとなったわけです。
●次回は装着しての実走行テスト、セッティング確認などをしてみます

↑車に装着したところ。カラフルなので「毒キノコ」らしくない華やかなエアフィルターとなりました(笑)