(番外編)アルトワークスRタービン
アルトワークスR(HB21S/K6Aエンジン)の中古純正タービンを入手しました。
●JA22Wの純正タービンは日立のHT-06-3E。 対してワークスRのタービンはHT-06-4B
と呼ばれるものです。 部品番号13900-73G92。

●K6AワークスR純正タービン。
ブースト1.3Kほどでちゃんとセッティングすれば100PS以上を楽に発生するキャパシティがあります。
タービンの性格としてはスズキスポーツで出しているジムニー用N2キットのIHI RHB31とワークス&
カプチーノ用N2キットのHT-06の中間くらいの特性でしょうか。 ※下記訂正記事参照
個人的に、ワークス/カプチーノ用N2キットのHT-06はパワーは出ますが、ややジムニーにはちょっと
高回転型すぎてドッカンターボになりそうなので、車重の重いジムニーにはちょっと向かないかも
と考えてますので、ノーマルタービンと同じような特性のままレッドゾーンまでキッチリ回るくらいの
タービンがいいかなと考えていたので、ワークスRタービンには以前から興味はありました。
ちなみに同じワークスRでもF6AワークスRのタービンとはまるで大きさが違いますので間違いのないよう。
タービンの大きさだけから言えば(ここで言う大きさとはサイズのことではなく、より高出力/高回転向き
という意味で捉えてください)、F6A純正<K6A純正<F6A後期ワークス純正<F6AワークスR純正<スズ
スポRHB31<K6AワークスR純正<スズスポHT06<ワゴンRプラス純正HT07<スズスポHT07となります。
聞くところによるとA/R12のスズスポHT06よりも、A/R9のワゴンRプラス純正のHT07のほうがパワー、
フィーリングともに良いとのことです。
ちなみにここで言うF6AとはすべてツインカムのF6Aのことです。 さらに同じF6Aツインカムでも、アルト
ワークス後期およびキャラ(AZ-1)とカプチーノではエキゾーストハウジングA/Rおよびタービンホイール
サイズが異なります。
※<訂正です> 2002/6/28
上の記述で「K6AワークスR純正<スズスポHT06」と書いていますがスズキスポーツに問い合わせたところ
この2つのターボは同じものなのだそうです。 つまり、K6AワークスRは標準でN2タービンがついていると
いうことになります。
ただ、完全に同一ということではなく、組み立てラインが違うので、回転バランスや組み込み精度という点で
スズキスポーツ製のほうが良好なようです。 その他の違いは調整式アクチュエーターがついている点です。
●吸気側 当然大きくなっています。 本当なら入り口はもっとテーパーファンネル状になっている
ほうが空力的には効率がいいのですが、ノーマルサクションパイプのフランジ部の内径寸法内に収めな
ければいけないためにこれが精一杯なのでしょうか。

●排気側 K6A…というよりスズキに限らず、最近のノーマルタービンはレスポンス重視のために
こちらが小さいのが高回転で詰まる要因。 やはりこのタービンは純正とは比較にならないほど
排気側が極端に大きくなっています。 この大きさはスズスポN2キットのRHB31以上のものです。
単にペラのサイズだけでなく、エキゾーストハウジングの大きさに注目。HT07とほぼ同サイズです。

●さて、問題はこのタービンがそのまま取り付くかどうかですが、縦置きエンジンのジムニーに
横置きエンジンのワークスRのタービンですから、レイアウトも違うと思うので多少の加工は覚悟、
大きく改造しなければいけない場合は別に取り付けなくてもいいや、という考えでした。
ところが実際には各フランジ、アウトレット部の向き、形状、および水ホースやアクチュエーター
等、目視する限りまったくと言っていいほど同じで、ほとんどボルトオンでついてしまいそうな
感じがします。 これはいけるかもしれません。

↑ガスケット類もすべてJA22の純正のものがピッタリです。
●インジェクタについてですが、とりあえず260ccでやってみようと考えていますが計算上では
260ccだと100馬力を出すのに80%近い開弁率が必要なので、ちょっとギリギリかなという気
もします。 できれば290ccあたりで余裕の欲しいところですが、それだと非過給域で大幅に燃調
が狂うと思うので、思いきってメインコンピュータの書き換えが必要でしょう。

↑ワークスRの純正260ccインジェクター