SFC-MULTIによる調整(2)
高速にもっていって全開時の調整の結果です。
●フィールド技研製の「SFC-MULTI」のセッティングの続きです。
取り付けてからしばらくは街中での調整ばかりやってましたが、どうも中低速のトルクを
重視して濃い目にすると、高い負荷をかければかけるほど、高回転まで回したときに回転が
重くなってきていることに気がつきました。
やはり点火時期も同時に動いてしまうためか、この手の「オモチャ」では限界があるよう
です。 今回は高速に乗ってみて高負荷、高回転での微調整をしました。
●で、とりあえずわかったことは、LOとMIDで濃くしてしまうと、HIの領域は中立からマイナス
方向に振っても高負荷域では増量の限界を迎えてしまうので、いっそのことマイナスいっぱいに。
その状態でMIDのボリュームで調整することで、連続高回転でもっとも回転が伸びるポイントを
探すことにしました。 もちろん、5速でずーっと全開にするわけですから耳を澄ませてデトネ
ーションの音に気をつけながら慎重におこなってやります。
よく排気温度を気にする人は多いのですが、このデトネーション音を気にする人は少ないですね。
私に言わせれば排気温度よりも、この異常燃焼状態に入るか入らないかの音を聞き分けるほうが
よほど重要だと思います。 排気温度が低くてもデトネーション状態が続けばピストン棚落ち等で
エンジンがトラブることは過去に経験していますので。
●結局、やはりより高い回転まで回すためには若干薄めにしたほうが善い結果が出まして、以下の
ようになりました。

●LOを若干濃く、その分MIDを多少戻しました。 問題のHIなのですが、結局、LO、MIDの
段階でこれだけ濃くしているため、フル負荷をかけるとすぐに増量限界に達してしまうので、
マイナス側90度の目盛りよりも濃くしても意味がないことがわかりました。
ですが、このセットだと街中の出足、中間加速でもノーマルのN1CPよりもひとまわり厚いトルク
を維持したまま、5速全開でもけっこう伸びました。 結局、このエンジンの場合はそれほど
調整範囲は広くはないようで、とくにMIDまでの領域で濃くしてしまうとHI領域はほとんど
増量できないことがわかります。 やっぱ、時間をかけていろいろいじっていくとこのへんの
ことが見えてきます。
ちなみに、高速でセッティングをした日は向い風があって、5速6500rpm(計算上約163km/h)
まで回すのが精一杯でした。 でも多少抵抗のあったほうが負荷をかけて走るのには都合がいいかも。