JA22ジムニーのフロントスピーカーに16cm 2wayを装着
標準スピーカーは12cm径ですが、16cm径でもとくに問題なく装着は可能。その差は歴然です!

●JA11などもそうだと思うのですが、JA22も標準でついてくる足元のフロントスピーカーの口径は12cm
です。 私もこの車を新車で買ってからすぐに社外(カロッツェリア)の12センチトレードインスピーカーに
交換していたのですが、最初のうちはそれで満足していましたが、まぁ、その後いろいろ改造してマフラーの
音とか五月蝿くなってきて、とくに低音から中音域の厚みが欲しいなぁ、と思うようになり、最近、もう少し
直径の大きいコーンサイズのスピーカーに替えられないものかと考えるようになっていました。
●とりあえずノーマルの取り付け部の確認

↑JA22Wは一応フルトリムなのでスピーカーカバーパネル(キックパネル)がついています。

↑プッシュピン2本を抜いてクリップ2箇所を引っ張ってカバーを外すと、スピーカーが現れます。

↑すると、よく見ると標準スピーカーの取り付けネジピッチよりひと回り大きい外周に4箇所ちょうどいい
タッピングネジが入りそうな穴があるではないですか! おそらくこれは内装トリムのないJA12Vなどに
使うためのスピーカーグリルネット取り付けのための穴だと思うのですが、これを使えばひと回り大きな
サイズのスピーカーがビルトインできそうです。
それで、実際に対角の穴ピッチを測ると標準スピーカーは12cmに対して、その外周の穴ピッチは約15.8cm
ありました。 ということは、16cmサイズのスピーカーがそのまま入りそうです。 これはもうダメもとで
やってみるしかないでしょう!
●ということで衝動的に買ってまいりました16センチスピーカー

↑近所のオートバックスに行ったらちょうどアルパインのエントリーモデルSTL-16Cが通常価格より値下げ
して売られていたので、カタログで寸法図を確認、ネジ穴ピッチもマグネットサイズも奥行きもバッチリ
いけそうなので速攻で購入しました。 なにしろ車がジムニーですから、そんな高いスピーカーは必要ありま
せん。 6千円台で買えたのですからALPINEブランドとクオリティーを考えたら安いものだと思います。
●さっそく装着(というか交換作業)に入ります

↑まずは今までついていたパイオニアのカロッツェリアスピーカー、TS-1299Aを外します。 15年ほど
使いましたがエッジも損傷なくまだまだ使えそうですね。 お疲れさまでした。
●箱から出したALPINE STL-16Cスピーカー

↑コアキシャル(同軸)2ウェイのしっかりしたスピーカーです。 インピーダンスは4Ωです。
ウーファーコーンの素材はPP系樹脂に何らかの金属コーティングが施されているタイプのようです。
●12センチスピーカーと16センチスピーカーの大きさ比較

↑こうやって並べるとだいぶ違うものですね。ウーハーコーンの大きさに期待がもてます。

↑フレームについては、カロッツェリアのほうがアルミダイキャスト製なのに対してアルパインのほうは
スチールプレス製ということで、造りのしっかり度というか、剛性としてはむしろカロッツェリアのほうが上
な感じがしますが、このSTL-16Cはアルパインスピーカーの中でも廉価版のエントリーモデルということで、
コスト面での妥協点でしょうね。まぁ、車がジムニーですから、無駄に高級品にしても意味ないので充分です。
マグネットのサイズはそんなには変わらず、16センチのほうが外径で5mmほど大きい程度なので、ジムニー
の純正スピーカーホールにも問題なく入ります。 奥行きもまったく問題ありません。車体側への取り付けは
まったくの無加工でいけます!
●とは言っても、なかば「やや強引な取り付け」にはなります

↑取り付けは車体側に空いていたタッピングネジ穴をそのまま使い、4mmタッピングビス4本で留めますが、
スピーカーの穴のほうにけっこうガタがあるため、適当な外径16mmほどのワッシャーを入れてスピーカーの
フランジ部分を押さえて、あとは4箇所のネジを均等に少しづつ締め込んでいきます。 このあたりはもう
「取り付いてしまえばこっちのものだ!」というまさに典型的なB型の大雑把な感覚で作業します。

↑結局、とくに加工も必要なくまったく難儀することなくスッポリと16センチスピーカーが収まってしまい
ました。 発煙筒ホルダーもそのまま付きます。

↑ただし、この純正スピーカーカバートリムはそのままではつきません。 これについては後々、加工して
つけますので後述します。

↑同じ手順で運転席側も装着。 ただし、ヒューズボックスがドライバーでネジを締めるときに邪魔になる
ため、一旦外しておきましょう。
●内装トリムカバー(キックパネル)の加工

↑スピーカーが大きくなったぶん、カバー部のトリムがつかなくなったため、スピーカー部分を大胆にカット
してしまいました。 まぁ、べつにこれはなければなくてもいいのですが、フロアカーペットの押さえの役割
もしているので、とりあえずついていたほうが良いだろうということで。 これはPP樹脂製なので金切りバサミ
で簡単にカットできます。
●内装トリムカバーをつけてとりあえず完成!


↑このような感じでカバーをつけて完成です。 スピーカーの位置は割と高いので、スピーカーコーンむき出し
でも足で蹴ってしまうようなことはありません。 内装トリムのカットラインもちょうどいい感じで、結構自然
な雰囲気でうまく収まったように見えますね。仕上がりとしては自己満足度は高いです。 スピーカーコーン前
のネットやスリットもなくなったので、より音がクリアーに広がるというのもメリットとしてあると思います。
ちなみに、今回は16cmですが、17cmユニットが入るかどうかはわかりません。 裏側のマグネットの大きさ
が16cmユニットと同じならば17cmユニットも入るかと思いますが。マグネット径がけっこうギリギリなので。
●それでは実際の効果…と、その前に私の車に現在ついているのオーディオの構成を簡単に紹介します
(基本的に新車購入当時のままなので本当に古い環境で恥ずかしい限りですが…)
1)ヘッドユニット

これは新車購入時にディーラーオプション装着のADDZEST(クラリオン)カセットデッキで、1516型と
いうそうとうレトロなモデルです。 今だに壊れずに使えていますが、イルミネーションの点灯が不安定に
なってきてますね。 30Wx4のパワーアンプを内蔵、そのうちフロント2つをフロントスピーカーに、リア2
つをサブウーファー駆動に使っています。
2)CDチェンジャー

これもアゼストの新車装着時のディーラーオプション品。6連奏マガジンです。こいつも今だに壊れること
なく問題なく使えてますね。 普段CDを聴くときはこれを使っています。
3)補助フロントピラーツイーター

これはパナソニック製ですが、そうとう古いものです。 ジムニーを買う前から使っていたものですからたぶん
20年以上前のものかと。 当時は「目玉オヤジ」などと呼んでいましたが、現在では当たり前となっている
セパレートピラーツイーターのはしりと言ってもいい製品です。 小さなものですがこれが結構いい仕事をして
くれるものでして、足元スピーカーだけでは高音がこもったり、音像定位がハッキリしないですが、このピラー
ツイーターがあるだけで音の広がり、臨場感がまったく変わってしまいます。 素晴らしい仕事をしてくれて
ますね。 フロント足下のスピーカーを替えるなら同時にピラーツイーターもつけることをお薦めします。
4)FUSION サブウーファー FSN-850

これもたぶん10年以上前のモデルで、かなり長いこと使っています。私の車はとにかくマフラー音がうるさい
ですから、走行中は重低音がかき消されてしまう傾向があるので、それを補う意味でとてもいい仕事をしてくれて
ます。 入力はヘッドユニットのリアスピーカー用出力から取っていますので、音量は前後フェーダーのバランス
で調整します。

↑設置場所は運転席シートの下になります。 使用ユニット口径は6.5インチウーハー、内蔵ローパスフィルター
の周波数特性は50Hz〜500Hzですが、フロアをズンズン振動させるほどパワフルなスーパーウーファーですよ。
これもいい仕事をしてくれてますね。
5)iPod touch (第4世代)

最近になって導入した新たな音源です。 とは言っても私のジムニーの古いヘッドユニットでは直接は接続できない
ので、いわゆる「カセットアダプター」を使っています。 FMトランスミッターも試しましたが、これは音は悪いわ
ノイズが酷いわで使い物になりませんのでオススメしません。使うならカセットアダプターのほうが断然音がいいです。

↑私がiPod touch4との接続に使っているカセットアダプター。 少々言い過ぎかもしれませんが、CDと比べても
ほとんど遜色ないくらい音がいいのには驚きました。 FMトランスミッターなどとは雲泥の差です。

↑このフレキシブルホルダーも使い勝手が良くてお気に入りです。 位置的にもJA22の純正シガーソケットから
ちょうどいいポジションですね。 まったくのノーブランド商品でメーカーすら不明です。これはYahoo!ストアの
ネットショップ「アドバンスワークス セレクト」で購入したものです。 ちなみにこのiPod touchのホルダーは
シガーソケットに直接挿してそのままドックコネクタに給電(充電)しながら使えるiPod touch4およびiPhone4
専用のものです。 同シリーズで現行のiPhone5、iPod touch5のライトニングコネクタ用の製品もあります。
●さて、それでは実際に16センチスピーカーを換装した効果のほどはどれだけのものか?
「ハッキリ言ってスバラシイ!」の一言です。 それまでとは中間域の音の厚みがまったく違いますね。
今までは低音はサブウーファーとBASSの調整で、高音はピラーツイーターとTREBLEで補って、いわゆる
「ドンシャリ」にしていたせいで中間域のボーカル帯域が薄っぺらくなっていたのですが、今回の16センチ
スピーカーにしたことで、この中間域の厚みが大幅に増して、私の車の五月蝿いマフラー音にも負けること
なく快適に聴けるようになりました。 ヴォーカルメインの音楽を聴く人にはこれは超オススメできるかも
しれません。 しかもスピーカーユニット裏側のフェンダー内側がちょうどいいバスレフボックスみたいに
なっているので、適度に低音域が増強されるので都合がいいです。 よくこのボックス内に吸音スポンジを
詰める人がいますが、ここはスピーカーのエンクロージャーの役割をするので、あまり吸音材を詰めると
低音が吸われてかえって音の迫力がなくなるので注意しましょう。 むしろ、家庭用のバスレフ型や密閉型
スピーカーを参考に、ユニット裏のボックス容積の反響を積極的に利用するほうが音に厚みが出せます。
オーディオ好きな人ならわかると思いますが、バスレフ式にはバスレフ式の、密閉式には密閉式の良さがあり
ますので、スピーカーユニット裏の空間のボックス処理をどうおこなうかはその人の好み次第でしょう。
私も家ではダイアトーンの31cmウーファーのフロア型スピーカーを使ってますので、さすがにそれらとは
比べものにならないレベルの音ですが、軽自動車のオーディオとしては充分合格点をあげられると思います。
ジムニーという車、まして旧型ジムニーは走行ノイズ、エンジンノイズ、さらには改造してあると吸気音や
マフラー音などが耳障りでうるさいのでとてもオーディオを楽しめる車ではないですが、それでも過剰な
ほどのサウンドクオリティを求めなければけっこう理想の音場空間は得られるものだと思います。
できるだけコストパフォーマンスの高いオーディオシステムにするのは決して悪くないですね。 これでさらに
適度なデッドニングを施して鉄板の共振を減らせばさらに音のシャープさが増すのでしょうが、私は無駄に車
を重くしたくないのでそこまではやっていません。 ともあれ、今回の16センチスピーカー化はかなり効果的
なので、皆さんの旧型ジムニーにもぜひ16センチスピーカーを入れてみましょう。 どうせジムニーなので
安いスピーカーで構わないのですから。 きっともう12センチスピーカーには戻れなくなりますよ!
とりあえず、フロント足元に16センチ2ウェイスピーカー、Aピラーに補助ツイーター、サブウーファーの構成
でかなり満足のいく音場構成になると思います。 ちなみに、現行JB23ジムニーの純正スピーカーはさらに
小さい10センチだそうですね。 うーん、さすがに10センチではショボくて低音域はもの足りないでしょうね。

<おまけ> リアスピーカーについての私の考え
私はリアスピーカーは好きではありません。 やっぱり音楽は前方から聴こえてくるのが自然な音場だと思い
ますので、後ろから音が聴こえてくるというのには違和感を感じるからです。 たとえばコンサートに行って
わざわざ後ろ向きで聴く人なんていませんよね? 要はそれと同じことです。
指向性の少ない重低音ならリア配置でも構いませんが、中音域、高音域は音の指向性が強いのでやはり前方のみ
が自然というものでしょう。とくにヴォーカルから上の音域はフロントのみがベストだと思います。

↑80年代などはリアトレイ上にイルミネーションつきの立派なスピーカーを置くのが流行った時期もありました
ね。ブレーキを踏むと青いイルミが赤くなるやつとか、ウインカーと連動して光るやつとか…(違法ですが)。
私も昔はADDZESTのイルミつきリアスピーカーを使っていましたが、今となっては懐かしい時代のものです。