19年目の車検とスペアタイヤブラケットの純正戻しと延長ボルト製作
なんか今回の車検は前回問題なかった点がいろいろ指摘されました

●私のJA22ジムニーも19年目、9回目の車検となりました。 基本的には今までと同じであと付けの
フォグランプを外し、サイドステップを引っ込めただけで問題はなく、BCNR33 GT-R用スペシャル触媒、
ブローオフバルブの大気開放、マフラー音量、排気ガスのCO、HC濃度などエンジン関係は今まで通りで
まったく問題なくすんなり通りました。
しかし、今回は「今までは大丈夫だったところがNGとなり指摘された箇所」がいくつかありました。
ほんとにこういうのは我々ユーザー側としては対処に困りますね。
●まずはナンバー灯(ライセンスランプ)のLEDバルブ

↑ライセンスランプのT10 LEDランプ(PIAA製 6000K)。これは前回の車検では問題なく通ったのですが、
今回は「光の色が青っぽい」ということでNG出されちゃいました。 もちろん製品自体は「車検対応」と
書かれていますし、私の目には白色にしか見えないのですが、検査員が「青っぽい」と引きません。
これが10000ケルビンくらいなら青と言われても仕方ないと思いますが、6000ケルビンでも青いと判断
されるとは予想外でした。 結局、仕方なく純正の電球に戻して通すかたちになりました。ナンバー灯を
LEDにしている人は気をつけてください。まぁ、これも検査員の「気分次第」でOKだったりNGだったり曖昧
なものでしょうから少々腹立たしい気がします。

↑仕方なく普通のT10電球に戻したライセンスランプ。6000Kでアウトだったからには4000Kくらいの色温度
のLEDバルブが欲しいところですが、私が探した限りでは市販品では皆6000Kから8000Kくらいのものばかり
で4000KくらいのLEDバルブはありませんでした。メーカーさん、ぜひ3800K〜4000K程度の「電球色に近い」
LEDバルブも出してください。
●と、探したらありました!色温度4200KのLEDバルブ
近所のオートバックスやイエローハットなどの実店舗、ネット上でのストアなどでもさんざん探しても見つかる
のはほとんど色温度6000K以上のものばかりで4000Kあたりの製品はありません。なかば諦めかけていたら、
たまたま別の用事で寄った「島忠ホームセンター」で見つけました、色温度4200KのT10サイズLEDバルブ!

↑フィリップス製LEDバルブ、Ultinon LED T10サイズ。色温度4200ケルビン。ちょっとお値段は高かったの
ですが、もうこれしかないということで購入。この店でも最後の1個でした。この色温度なら純正HIDと同等
ですからたぶんいけるでしょう。
●装着、点灯させてみました

↑フィリップスの4200Kバルブをつけて点灯させたところ。これなら誰が見ても白い光です。それもどちらか
と言うと「黄色っぽい白色」なので絶対に「青っぽい」なんて言われないはずです。これでもまだ青いなんて
言う人がいたら、その人は一度色覚検査を受けた方がいいんじゃないでしょうかね。とにかく、これで次回の
車検は問題なく通る「はず」です。て言うよりこれで通らないほうがおかしいです。
●次に「社外品の出幅調整式スペアタイヤブラケット」

これは軽ジムニーに乗っている人は付けている人も多いと思いますが、今まではとくに指摘されることもなく
車検を通っていたのですが、今回はダメ出しされてしまいました。
いちおう軽ジムニーについて知らない人のために書いておくと、ジムニーは軽自動車の全長に収めるために
純正のスペアタイヤブラケットは「折りたたみ式」になっていて、スペアタイヤを外すとボルト部分が倒れて
引っ込むようになっており、バンパーから出ないような構造になっているのです。ただ、この純正スペアタイヤ
ブラケットが問題で、スチールホイール専用となっており、なおかつホイールが裏向きでないと取り付けが
できないのです。 つまり、アルミホイールを履いている場合、もしパンクやバーストしてスペアタイヤと交換
したとき、この外したアルミホイールは純正のスペアタイヤブラケットには付けられないので、汚れたタイヤを
車内に入れるしかないのです。こうした理由からアルミホイールでも表向きに付けられるよう様々な社外品の
スペアタイヤブラケットが売られているのですが、当然これらはバンパーより出てしまうため「車検非対応」
となってしまいます。 ですが、多くの場合、スペアタイヤをつけ、さらにカバーを付けてしまえばわからない
ので、けっこうそのまま車検を通ってしまっていると思います。 実際、今まで私の車もそうでした。
まぁ、実際には検査員もわかっていても「黙認」してたのでしょうけど。 しかし、今回は結果としては通った
ものの「今回は通すけど次回はNGだからね」と言われてしまいました。 確かに本来は「違法」なものなので
仕方ないですね。

●そこで次回の車検に向けて純正ブラケットに戻し、延長ボルトで対策しました

↑軽ジムニー純正のスペアタイヤブラケット。
仕方ないので純正のスペアタイヤブラケットに戻すのですが、前述しました通り純正そのままではアルミホイール
がつけられません。 そこで「RV4ワイルドグース」からは「スペアタイヤ延長ボルト」なるものが販売されて
います。

↑RV4ワイルドグースより販売されている「スペアタイヤ延長ボルト」。これを付けることにより、スペアタイヤ
ブラケットのボルトが延長されるため、ホイールが表向きにつけられるだけでなく、アルミホイールの装着も可能
になるのです。当初はこれを購入してつけようと考えていたのですが、いざ注文してみたら欠品中で納期が2カ月近く
もかかるということで、それなら自分で作ってしまったほうが早い!となりました。
●オリジナルで「自作ステンレス製スペアタイヤ延長ボルト」を製作しました

↑完全オリジナル設計のスペアタイヤ延長ボルトを製作しました。 材質はSUS304ステンレスφ20mm丸棒から
の削り出し一体モノです。全長は余裕を持って90mm、ボルト部分の長さは60mmとしました。 ネジはもちろん
純正と同じM12xP1.25です。 市販の高ナットと寸切りボルトを使っても安価に自作できますが、ここはやはり
オリジナリティー重視で「自分だけのワンオフ品を」作ってみたかったのです。 結果、かなりオーバークオリティ
な「高級品」となりましたが、スペアタイヤ装着後は見えなくなってしまうのが残念です。
●純正スペアタイヤハンガーの装着

↑まず、保管中に錆びが出ていたので軽く錆びを落としてからラッカー塗料で塗装して化粧直ししておきました。

↑純正スペアタイヤブラケットに戻し、延長ボルトを付けたところ。このようにスペアタイヤを外せばボルト部分
は折りたたまれるので、これで全長内に収まるため「合法」となります。本来はこうしないといけないのです。
ちなみに、スペアタイヤ本体は車体寸法には含まれないので出っ張っても大丈夫です。ただし、現行JB23ジムニー
では年式によってはホイールやホイールナットがむき出しでは「突起物に該当」とみなされる可能性があるので、
スペアタイヤカバー(ホイールカバー)が必要になる場合があります。

↑横から見るとちゃんとブラケットがバンパーより引っ込んでいることがよくわかります。軽ジムニーはこうする
ことで全長内に収まるようになっているのです。これで次回の車検はまったく問題なくなりました。

↑スペアタイヤをつけるときはこのようにボルト部分を起こします。

↑純正アルミホイールつきのスペアタイヤを取り付けたところ。 延長ボルトにつけた純正ナットで位置を調整し、
リアゲートにある3箇所の「当てゴム」にタイヤ部分を押し付けてちょうどいいポイントでホイールナットを締め
て固定します。

↑スプリングワッシャーを挟んで位置を調整して純正ナットを締め、ここにホイールの裏側が密着し、なおかつ
3箇所の当てゴムにタイヤが適度な圧力で締まるようにしました。これでホイール、タイヤともにガッチリ固定
されるため、どんな激しい走りをしてもズレたり外れたりはしません。我ながら完璧です!

↑延長ボルトの長さはちょうどいい感じになりました。ホイールナットより出っ張りもせず、引っ込みすぎずの
絶妙な寸法です。もう一度書きますが完璧です!

↑最後に純正スペアタイヤカバーを装着して完成です。これで次回の車検では問題なく通るはずです。 なにしろ
純正ブラケットなのですから文句のつけようがないでしょう。まさにパーフェクトな仕上がりとなりました!

●<参考> ちょっと疑問があるもうひとつの「車検対応」スペアタイヤブラケット

↑これはRV4ワイルドグースから販売されている現行JB23ジムニー用の「車検対応」スペアタイヤブラケット。
これを見て「え?車体から出っ張ってるのになんで車検対応なの?」と思いますよね。 その理由はスペアタイヤ
側のブラケットを留めているボルトが「蝶ネジ」になっているからなんだそうです。つまり、ワイルドグース側
の説明では「車体より出っ張る部分が工具なしで外せるため、車体側に残る部品は車体寸法内に収まっているので
車検対応になる」ということです。実際にワイルドグースの地元の軽自動車検査協会に問い合わせて確認したとの
ことです。
が、私はこれはかなりグレーだと考えています。なぜなら、たしかにスペアタイヤ側のブラケットを外せば車体全長
には収まりますが、車体側に残ったブラケットは明らかに「突起物」となるからです。 なので、この製品は検査場
によっては確実にNGとなることが容易に想像できます。もし車検対応にするなら車体側のブラケットの出っ張り部分
の角を最低2.5R以上のアール(丸み)をつけないと今後の保安基準には適合しません。おそらく私のほうの陸運支局
(軽協会)ではこのブラケットでは車検に通らないでしょう。もし、このブラケットで車検OKなら私が今まで使って
いた社外ブラケットも車体側に残る部分はバンパーより出っ張らないため、蝶ボルトに変えるだけで車検対応になる
ことになるのですが…。

↑これがRV4ワイルドグースが主張する地元の軽自動車検査協会の見解ですが、どう考えてもこれはおかしいです。
軽自動車はあくまでも「車体だけで」寸法や突起物のないことを満足させていなければなりません。 スペアタイヤ
およびスペアタイヤカバーはあくまでも「付属品」であり、車体の一部とは別に考えなければならないはずです。
ようするに、それが継続車検であろうが構造変更車検であろうが、軽ジムニーは「スペアタイヤを外した状態で
保安基準を満たしていないとならない」というのが正しい解釈の仕方ではないでしょうか。

↑私のジムニーで今まで使っていた社外スペアタイヤブラケット。 もしこのサイドのボルトをワイルドグースの
ものと同じように蝶ボルトに変えるだけで車検OKとなるのなら私の使っていたものも含め、他の多くのジムニー用
社外ブラケットも車検OKとなるはずです。しかし、そんな話は今まで聞いたことがありません。ワイルドグースも
「地元の陸運支局で車検にパスしたからと言って、全国どこでも車検に通るというわけではない」という
ことをしっかり明記すべきだと思います。それを確認せずに安易に「車検対応」なんて書いて欲しくないですね。
無責任すぎますよ。 冒頭に書いたLEDバルブもそうですが、世間で売られている製品には「車検対応」と書かれて
いても現実には車検に通らない製品が非常に多いのが実情です。
<参考2> APIOの車検対応スペアタイヤブラケット「一本背負い」

↑これはAPIOのJB23用スペアタイヤブラケット「一本背負い」です。この製品はブラケット全体をスペアタイヤ
のほうに固定し、それを1本のセンターボルトだけで支える構造になっているため、スペアタイヤを外すと車体側
にはベースプレートだけしか残りません。これなら車検も大丈夫だと思います。ただ、これも上記ワイルドグース
のブラケット同様、センターボスの出っ張り部分の周囲にR面取りがされていないと「突起物」とみなされてしまう
危険はあると思います。 また、ひとこと言わせてもらうとこのセンターボルトはM12くらいのサイズに見えます
が、いくら高力ボルトとはいえ1本でスペアタイヤとブラケットを支えるにはちょっと細すぎて強度に不安が残り
ます。せめてM16くらいの余裕のあるサイズのボルトにして欲しいところですね。
●最後に「今後の車検はより厳しくなる?」
皆さんもご存知だと思いますが、今年からナンバープレートの角度とか、その他様々な面で保安基準が強化されました。
それもあって、今年以降の車検では「今までは大丈夫だったのに今回からはアウト」になるケースが増えると予想され
ます。 とくに、灯火類、寸法関係、突起物関係は要注意です。とくに軽自動車は寸法関係にはとくにうるさいです。
改造車を車検に出すときは今まで以上に気をつけましょう。 とくにジムニーという車は「改造されてないほうが少ない
んじゃないか?」と思えるほど改造車だらけなので、自然と検査員の目も厳しくなるんだと思います。

しかし、仕方ないこととは言え検査員によって判断が別れるというのも困ったもので、なかなかスンナリとはいかない
ものです。ほんと、くまったくまった…