オイルキャッチタンク
インテークパイプ内部が汚れるのを防ぐには有効です。

購入したのはタニグチ製のモノですが、製品にも説明書にもタニグチの文字はまったく入って
いないので、調べてみたら「Winsworks」のOEMらしい。
製品自体の出来は素晴らしく綺麗で、ちょっともったいないくらいです。材質はSUS304。
個人的には重量の問題もあるのでアルミ製でもよかったのですが。
取付けに必要なホース、クランプ、ボルト、タイラップなどすべて揃っています。
●取り付け

●取付けはとにかく説明書通りです。 純正のブローバイホースを外して、それと入れ替えるかたちで
タンクのホースを繋ぎます。 このとき、INとOUTは間違えないようにします。
外観的には違いはないように見えますが、INのホースのみタンクの底のほうまで延びていますので。
ちなみにK6Aのようなブローバイシステムはクローズドタイプと言います。
このタイプは常にクランクケース内を換気しており、オープンタイプやシールドタイプ(ブローバイ
ホースが1本のみのもの)に比べて、クランクケース内部の圧力も下げることができるので、若干ですが
パワーロスも防ぐ効果もあります。
実際、レーシングエンジンなどは常にクランクケースを弱い負圧にすることで、ピストンの下降の際に
発生する圧力を軽減することでパワーロスを防いでいます。
このタイプはサージタンクにもう1系統ブローバイ(サブ系統)があるのですが、こちらはワンウェイ
バルブ(PCVバルブ)によってサージタンクが正圧になると機能しなくなるので、主にアイドリング時
およびアクセルオフのときのみですから、今回のようなハイブーストでのオイルの吹き出し対策には
関係ないのでとくにオイル対策は不要です。
→ブローバイとPCVバルブについてはこちらのページで詳しく書いています。
●蛇足ですが、オイルキャッチタンクというとブローバイガスに含まれるオイルによってインテーク
にオイルが吸い込まれるのを防ぐのが主な目的とお考えの方も多いと思いますが、本当の目的は
レース等でエンジンブローした際に、吹き出したオイルでコースを汚さないようにタンク内にオイル
を溜めるのが本来の目的です。
そのため、レースレギュレーションでは排気量別にキャッチタンクの最低容量が規定されております。
つまり、本格的なオイルキャッチタンクとして使うのであればそれなりの容量が必要となるわけです。
ですので、街乗りで使うこのような小さなタンクはオイルキャッチタンクというより気液分離器、即ち
オイルセパレーターとしての性格が強いです。
あと、自作でキャッチタンクを作られる場合、INとOUTでは内部に突き出すパイプの長さを変える(IN
側を長くする)内部に仕切りをつけるなど、入った液体と気体が分離するような構造にしないと効果が
半減します。 自作する時は注意してください。