フラットブレードワイパー
見た目にシンプルなデザインのワイパーです。
●私のクルマのワイパーは、だいたい2年おきくらいにブレードゴムだけを交換して使い続けてきたの
ですが、さすがに10年近くになるとブレード本体もかなり錆が出てきており、その錆が酷くなる度に
塗装して誤魔化して使ってきたのですが、可動部のガタも大きくなってきていることもあり、そろそろ
ブレード本体を新品にしてもいい頃かと思っていたので交換することにしました。
今回取り付けたのは、最近の新型車にちらほら見かけることも多くなった、従来のスケルトン構造とは
違うモノコック構造のワイパーブレード、通称フラットブレードワイパーです。
適合を探してみたところメーカーの適合表にはないのですが350mmのブレードがそのまま使用できる
でしょうから購入してみました。
ワイパーブレードはよほど特殊なものを除き、基本的にUフックと長さがあえばなんでも使用できるもの
ですので。

↑購入したフラットワイパーブレード。
エンデュラテックの350mm。 運転席、助手席ともに同じサイズです。
本体は芯部にバネ鋼と思われる骨にゴム製のサヤを被せたような簡単なもので、柔軟性があります。
構造的には従来のワイパーよりもコストはかかってないように見えます。 結局、純正で採用され
はじめたのもスタイリッシュであると同時に、やはりコストダウンのためなのでしょう。
中央部の樹脂カバーは爪で留まっているだけなので簡単に外せます。
両側の「サヤ」の部分も貼りつけてあるだけのようですので、これも剥がせば取れるようです。

↑ゴム部分については形状的には従来のものと変わらないように見えますので、汎用の交換用ゴム
が使えるものと思います。
この製品にもとからついているブレードゴムはグラファイトコート済みのもので、撥水コートしてある
ガラスでもビビリません。
●取り付け
取り付けは単純にブレード交換するだけですので、ただUフックを外して付け替えるだけです。
ただ、その前にやらなければいけない作業があります。 それは彎曲の矯正作業です。
このワイパーはもとからある程度彎曲してできていて、曲面ガラスに対して追従するように
できていますが、この彎曲の度合いが旧ジムニーの場合は強すぎるのです。

↑彎曲の矯正作業。
ご存知のように旧型ジムニーのウインドウはフロントも含めて全面が平面ガラスです。
ですので、このワイパーをそのままつけたのでは彎曲が強すぎて中心部付近が浮きぎみに
なってしまうのです。 そこで取り付け前に軽く押しつけたときにブレード全面が当たるよう
慎重に手で平面にならうように矯正します。
注意しなければならないのは、置いただけで平面になってしまうまでやってしまうと、端部の
圧着力が弱くなりすぎて浮いてしまうので、手で少し押したくらいでブレード全面が着くあたり
を目安にします。 つまり、彎曲による張力を弱めてやる程度と考えてもらえれば結構です。
この作業は失敗して波打ってしまうと取り返しのつかないことになりますので、慎重におこな
わないとなりません。
最終的にはクルマに取り付けて、水滴の拭き残しがないかどうか確かめながら微調整します。

↑取り付けたところ。 純正ブレードとそのまま互換です。
●使用してみて
まず、外観上はたしかに今までよりもスッキリした感じは受けます。


↑室内側から見た感じ。
実際に運転席から見ると視界の印象そのものはたしかに変わった感じで新鮮味はあります。
ただ、案外と高さもあり(それでも純正のブレードよりは高さは低くなっています)期待したほど
スマートな印象はありません。
せっかくシンプルな構造なのですから、もうちょっと高さを抑えられなかったものかと思います。
雨滴の拭布性能については、新品ブレードですので当然ながら綺麗に拭き取ってくれます。
また、フラットワイパーの謳い文句のひとつに高速でのブレードの浮き上がりを防ぐというのもあり
ますが、ジムニー程度のスピードでは純正でも浮くようなことは経験がないので、それもオマケのよう
なものと考えていいでしょう。
そもそも私は高速ではあまりワイパーを使わない派なのであまり関係ないのですが。
総じて考えますと(あくまで私の印象ですが)あまり実用としての大きな差はないと思います。
ただ、可動部分がないので、可動部の凍結によって柔軟性、追従性が失われるようなことはないかと
思いますので、スノーブレードと同じような機能が期待できるかも知れません。
交換ついでに他人とはちょっと変わったものをつけてみたいという人にはいいのではないでしょうか。