ワイパー停止位置の変更とルームミラーのショート化
ワイパーの停止位置を下げる小細工とバックミラーのステー短縮加工
●ジムニーのワイパーを見ていてふと思ったのですが、なんでこんなに高い位置で止める
必要があるのだろうかと。
もっと下げた位置で止めたほうが目障りにならないのではないかと感じたのです。
気になっていろいろな写真を見てみると左ハンドルのサムライは国内仕様よりウインドウの
下端のほうでワイパーが停止しているようです。
だからといってもちろん左ハンドル用のアームを流用することはできませんので、今回は
ワイパーの停止位置をできるだけウインドウ下端にしてみようという小細工をしました。
失敗しない限りはお金のかからない加工です。
●まずはノーマル状態の位置

↑これが純正の停止位置です。 見ての通りやや高いと感じます。

↑あと30mm〜40mm程度は下げられそうです。
●作業
基本的にはワイパーアームを一旦抜いて、角度を変えてつけ直せばいいだけなのですが
当然ながらそのままではワイパーブレードが垂れた角度になってしまいみっともないです。
ですので、アームを下げた位置でブレードが平行になるようにアームの曲げ部分を加工
してやる必要があります。
●まずはワイパーアームを外します。

↑基本的にナットを外して引き抜くだけですが、テーパーで食いついているので、もし
固い場合は写真のような内張りはがし用ツールがあると便利です。
旧ジムニーの場合、ブレードは運転席、助手席ともに共通ですが、アームは長さが左右で
異なります。 短いほうが運転席側となります。

↑このようにバイスを利用してアームを挟み、微妙に角度を曲げていきます。
正確に何度かは測っていませんが、だいたい5度〜10度程度かと。
少し曲げては車に合わせて角度を見ます。 曲げる際、ねじれないように注意。
バイスに挟む際は当然傷つかないように当て板をしますが、多少傷がついてもペーパーで
修正して艶消し黒で塗ればいいだけなのであまり細かいことは気にしません。

↑加工後(上)と加工前(下)の比較。 これだけ曲げました(と言うより曲げを戻した)。
多少、塗装が剥がれた部分もできたので加工後艶消しの黒染めスプレーで塗っておきました。
●完成

↑装着状態。
見事にワイパーの位置が下がりました。 窓の黒いプリント部分にブレードがくるように
したためアーム部分はまったく視界から消えました。

↑室内から見たところ。
冒頭のノーマル位置の写真と比べるだけでも明らかに違いがわかると思いますが、実際に
乗って運転席からみるとたったこれだけでもかなり視界が広がった感があります。
フルコンシールドワイパーの車のようにまったく見えなくなるほどではありませんが、
ワイパーが目の前からほとんど消えただけでもかなり目障り感がなくなり、結果として
当初の目論見通りとなりました。
●(参考1)加工後のワイパー拭き取り範囲

↑今回の加工により当然ながらワイパーの最大ストローク時の角度が若干下がることで
この部分の拭き残し部分はやや増えるのですが、個人的には全く気にならないレベルです。
逆に下端のほうは純正状態では拭き取られなかった部分まで拭き取りますので、むしろ
そっちの恩恵のほうが大きいように感じます。
ただ、オフロード走行等でウインドウに泥水がついた際など極端に汚れた場合は、人に
よっては最大ストローク時の拭き残し部分が多少とはいえ増えることが気になる人もいる
でしょうから、もしこの加工をしようと考えている人はよく検討してからにしたほうが
いいと思います。
●(参考2)ジムニーのノーワイパー走行

↑旧ジムニーの場合、空力など到底考えられていませんので、フロントウインドウに撥水コート
がしてあっても制限速度内ではご覧の通りまったく水滴は飛んでいってくれません。
フロントウインドウ直前部は通常は正圧が生じるものですが、旧ジムニーの場合は平面ガラス
なうえ急角度に立ち上がっているため、3次元曲面ガラスに比べると綺麗に空気が流れない
ため、ウインドウ直前で空気の流れがかなり乱れていることが原因だと思います。
120km/hくらいまで出せばそれなりに飛んでいってくれますが、それでも普通の乗用車の
ようには綺麗には流れてくれないので、完全なノーワイパー走行というのはやや厳しいです。
●ついでに
ルームミラー(バックミラー)のショート化
これはすでにネット上でおこなっている方もいたのであえて詳しくは書きませんが、今回のワイパー
位置変更と同様、上下に狭い旧ジムニーのフロントウインドウの圧迫感を少しでも減らす効果が
ありますので、参考程度に載せておきます。
上記ワイパーの位置下げと併せておこなうことでかなり視界の圧迫感が軽減されると思います。

↑ルームミラーのステー部を約30mm切断後、両側にM6タップを立ててスタッドボルトを埋め込み、
再度接合します。 アルミのダイキャストなので切断そのものはわりと楽です。

↑比較写真。 左が純正状態、右がショート加工後。 明らかにその差がわかると思います。
たったこれだけですがかなり印象は変わるもので、ずいぶんと視界が広がった感があります。
また、バイザー使用も問題はありません。 ブレ止めのゴムも使用できますので振動による
ブレもほぼ純正レベルです。
ただ、人によって目の高さやシートの高さなどによって最適なミラー高さというのは変わって
くると思いますので、あくまでも私の場合はという意味で捉えて下さい。
ちなみに私が使っているワイドミラーはナポレックスのブロードウェイ(Broadway)の曲面ミラー
ですが、これは初代の車からずっと引き継いで使っているのでもう20年モノになります。 これに
慣れると純正の平面ミラーでは死角が多くて使えませんね。