アパマン向きアンテナの工夫・雑音低減
記 2003年04月08日〜 ja3npl
別項で表している通り、隣家の給湯器からの雑音対策に努めているのですが解決していません。今はどうしたものか..と考えている場面です。ご近所のお付き合いをしっかり行う方が近道かな..とも思っています。
ここでは取組みを切り替えて、アンテナを工夫して、少しでも雑音が少なくなる方法は無いのか..工夫をしてみようと思い立ちました。(2002年12月〜2003年3月)
これからの内容は次の通りです。結果として、給湯器からの雑音を解消することは出来ませんでしたが、集合住宅内で発する諸雑音から逃避する仕組みを見付けました。
- その1.現状のバーティカルアンテナ。
- その2.アンテナ解析ソフト(MMANA)でアンテナを視る。
- その3.バーティカルアンテナのブラッシュアップ。
- その4.水平ダイポールの雑音の少ない事。
- その5.バーティカルアンテナを給湯器から遠ざける。
- その6.アパマン向きアンテナ・10〜28MHz用垂直ダイポール
<その1.現状のバーティカルアンテナ>
現状(2002/12)のアンテナ と 改善の比較基準となる雑音レベル の紹介です。
a.アンテナとその周辺図
左図のような集合住宅の構造で、6m長のバーティカルアンテナ(キャパシタハット付)を使っています。手すりアースにして、オートマティックアンテナチューナーAT-300で1.8〜28MHzに同調させます。
集合住宅8階建の8階。手すりの上空が開いている構造のバルコニーです。
また、このアンテナは挿し込み自由になっていて、使わないときは手すりから引き抜いて収納しています。
10m長バーティカルアンテナも挿し込み出来るようにしてありますが、これは風が強いときには使えません。
- b.アンテナの使用感
- バーティカルと100Wの運用でこんなものかな..と思っています。オーバーシーもパイルが無ければ、ほとんど出来ます。7MHzから28MHzの各バンドで130〜180カントリー(Worked)です。でも、21MHzではとうとうTZ6JA局(アフリカ・マリ)とはQSOできませんでした。
さらに、10m長のバーティカルは、7、10、14、18MHzでは良く飛ぶ(6m長バーティカルと比べて)という実感があります。例えば、7MHz、CW、LPにてカリブ海の局とQSO可です。1.8MHzでも10カントリー出来ています。
千里から約13km離れた尼崎のローカル局に、6m長のバーティカルアンテナと10m長のバーティカルアンテナの比較レポートをもらいました。21MHzでは両者同じ強さ、14MHzでは10m長のほうがSひとつ強いとの事でした。
90km余離れたJA2IGY局のビーコンは28MHzでS=3で入感します。他のバンドでも似たような強さです。これは後になってアンテナの調整比較に役立ちました。
波の乗り方は次図のように想定していますが。キャパシタハットだけで短縮効果が出るのか?、もしかしたら全く効果無いのでは? 昔の管ヒューズ形のネオン管をアンテナに近付けて電圧分布を見ようとしましたが、電圧の高い所だけ光ってその他は光らず、結局良く判りません。アンテナアナライザーMFJでこのアンテナの共振点を探しましたが、9MHzあたりに特異点があるのですが理屈どおりのインピーダンスになりません。
大いに疑問が残っています。
- c.雑音のレベル
- 雑音の少ない時は、ローカルノイズは感じられなく、遠方の雷雑音を受信してSメーターが振れている快適な状況ですが、雑音の強い時は、10MHz〜24MHzで雑音がS=9の場合もあり、DX局のワッチは不可能となります。3.5MHz、7MHzでは雑音は感じられません。次表の通りです。
| 周波数( MHz ) | 1.9 | 3.5 | 7 | 10 | 14 | 18 | 21 | 24 | 28 | 50 |
| 雑音の少い時 | 3〜4 (p.amp=off) | 0 (p.amp=off) | 0 (p.amp=off) | 3.5 (p.amp=1) | 2.5 (p.amp=1) | 3.5〜4 (p.amp=2) | 3 (p.amp=2) | 0〜1 (p.amp=2) | 0 (p.amp=2) | 0 (p.amp=2) |
| 雑音の強い時 | 4〜7 (p.amp=off) | 0〜1 (p.amp=off) | 0〜1 (p.amp=off) | 6.5〜7 (p.amp=1) | 4.5〜5(p.amp=1) | 7〜8 (p.amp=2) | 8.5〜9(p.amp=2) | 6〜6.5 (p.amp=2) | 1〜4(p.amp=2) | 0 (p.amp=2) |
IC-756PRO/USB 2.4KHz/ATT=OFF/N.B.=OFF/数値はSメーターの読み
・・ヒント・・
以上のようなアンテナの評価・性能の表し方が、従来の手法で精一杯でした。
実は、接地系の構成が大変重要なのですが、ここでは述べようが(データで表すことが)ありませんでした。
しかし、次回からは視えるようになりました。
次回に続きます。
以上
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