記 2003年08月30日〜 ja3npl
コア配置を工夫した結果、各所の誘導電流値が1/2〜1/5程度に低減できています。
左図の様に、三つの取り合いとなっています。
@AC100Vコンセント(電源)
Aシャックの機器、接地
Bアンテナのフィーダー、コントロールケーブル
それぞれの取り合い分岐の、A点とB点について、コアの効果を紹介します。
なお、私のこの集合住宅環境では、壁の外がバルコニーで、壁に接するように、10〜28MHz用バーティカル・ダイポールを立てています。シャックのリグ類とアンテナとは2m位の至近です。従って、誘導は相当に強力です。
白いリング状のものが高周波電流検出用ロゴスキー・コイル、そして、メーターと組み合わせて高周波電流計となります。
内径75φで、着脱が簡単です。
(別項の製作紹介を参照下さい。)
| − | 10MHz | 14MHz | 18MHz | 21MHz | 24MHz | 28MHz |
| コア無しの時 | 0.03A | 0.04A | 0.10A | 0.08A | 0.04A | 0.03A |
| ZCAT3035コア3個挿入 | 0.03A | 0.02A | 0.06A | 0.04A | 0.04A | 0.03A |
| − | 10MHz | 14MHz | 18MHz | 21MHz | 24MHz | 28MHz |
| コア無しの時 | 0.45A | 1.12A | 0.79A | 0.35A | 0.18A | 0.10A |
| ZCAT3035コア2+2個挿入/1m、FBTコア4回巻 | 0.16A | 0.28A | 0.25A | 0.16A | 0.10A | 0.04A |
左図のように、集合住宅を広く模擬して、非常に複雑なシミュレーションをしています。実測とうまく合う所と、合わない所があり、試行錯誤しています。
写真はTV/ビデオデッキの実測状況です。
AC100V電源ケーブルに流れる雑音を、ロゴスキー・コイルで検出し、アンプを介して、IC-756PROにつないでいます。シャックのアンテナの条件を改善して来て(手すりアースのバーティカルから、垂直ダイポールに変えた改善の事)、TVのノイズは聞かれなくなりました。
この写真のように、AC100V電源線か、TVアンテナケーブルか、どちらか一方にだけ、コアを入れる処置をしています。IC-756PROのSメーターを見ながら、コアの数を増やしても効果はありません。所詮、高インピーダンス部分への処置なので、効果は期待できないところです。
以前に、入れすぎていたコアを、回収してまわっています。
| 周波数( MHz ) | 10 | 14 | 18 | 21 | 24 | 28 |
| 雑音の少い時 | 1(p.amp=1) | 1(p.amp=1) | 2(p.amp=2) | 1.5(p.amp=2) | 0 (p.amp=2) | 0 (p.amp=2) |
| 雑音の強い時 | 5 (p.amp=1) | 5.5(p.amp=1) | 7.5(p.amp=2) | 6.5(p.amp=2) | 6.5(p.amp=2) | 4(p.amp=2) |
| 周波数( MHz ) | 10 | 14 | 18 | 21 | 24 | 28 |
| 雑音の少い時 | 1.5(p.amp=1) | 1 (p.amp=1) | 2 (p.amp=2) | 2 (p.amp=2) | 0 (p.amp=2) | 0 (p.amp=2) |
| 雑音の強い時 | 5 (p.amp=1) | 5.5(p.amp=1) | 7.5(p.amp=2) | 6.5(p.amp=2) | 6.5(p.amp=2) | 4 (p.amp=2) |
この実測では、コアを挿入したり、はずしたりを繰り返し、効果を確かめることになります。この作業が手間です。一旦、タイラップでコアを締めてしまうと、解体できません。
写真のように、ショート・リングを構成すれば、そのコアの効果を無くする事が出来ます。雑音を聞きながら、メーターを見ながら、このショート・リングを短絡/開放、On-Offをすれば、雑音の強弱が切り替わり、明解に判ります。
ワン・ターンのショート回路には、主回路の電流と反対方向の電流が流れ、磁界を打ち消してしまいます。
ショートリングで同調回路を構成すれば、その周波数のみコアを無効にすることが出来ます。
・・ヒント・・
測定して周って、電流値を整理できて状況が分かり、すっきりとしました。コアにあまり多くを期待しても無理なようです。今回のように、片側が接地、他方がアンテナ状に伸びているワイヤーをコアで電流抑制をする場合、良くて1/5程度です。(1/5は-14db)
同軸ケーブル系で使える高周波用絶縁トランス(アンテナカップラー)や、AC100V電源系の結合Cの小さい絶縁トランスを実験したいものです。コントロール・ケーブルはどう扱うのが良いのでしょうか。
次のような、色々な疑問が湧いてきました。
以上
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