記 2016年10月25日〜 ja3npl
Sメーター表示用受信機を製作し、これまで気になっていた事が解決しました。次の展望も見つけました。
現用のIC-756PROでは、改造・修理を加えて、ほぼ満足した運用が出来ています。
しかし、Sメーターの指示には、不満、不信を持って来ました。
IC-756PROには、次の3つの受信部が実装されています。
・ 第1、2の受信部(主信号の受信、デュアル・ワッチ、クロス周波数運用)
・ 第3の受信部(スペクトラム・スコープ用の受信回路)
第4の受信部として、Sメーターの指示を行う回路を追加・改造したく思いました。が、肝心の対象部位がDSP処理となっていて、なんとも、手が入りません。
仕方なく、別置きの独立した受信機を作る事にしました。
次のブロック図の内、青色部がSメータ^表示回路です。(ピンク色部は、音声で聞くための付属部という位置付けです。)
信号は、AGCを掛けないアンプを通して、ログアンプ;AD8307、そして、Sメーターを表示する構成です。
この回路構成は、過去に作ったスペアナと同じ回路なので、直線ひずみや雑音レベルは、確認済のものです。
Sメータ表示は、-130dbm〜-30dbm(ダイナミックレンジ;100db)としました。
この受信機を smeterRX と称する事にします。
メーター表示の主目盛りは、dbm値としています。 (注;50Ω)
S9〜S1のS目盛りは、6db毎としました。 次図上段が、当smeterRXのものです。
参考に、IC-756PROとTS-50SのSメーターの表示を並べました。(dbm値基準)
S9以下の表示は、どうしたのか..と思うほど大きな違いがありますが、S9オーバーのdb表示は、ほぼ似通っています。
IC-756PROのメーター表示は、温度上昇とともに、5db程度変化しています。
アンテナをつないだ時の外部雑音レベルは、緑色線;-100dbm(BW2KHzにて)程度です。
さらに、アンテナをつながない時の内部雑音レベルは、青色線;-125dbm(BW2KHzにて)あたりとなります。
(注;ダイポール・アンテナ、HF帯、宇宙雑音、-160dbm/Hz、NF14db)
IC-756PROは、アンテナをつないだ時に外部雑音でSメーターが振れないように設計し、雑音の少ない受信を表現したのでしょう。
TS-50Sは、内部雑音で、Sメーターが振れないように設計したと考えられます。表示ダイナミックレンジは、TS-50Sの方が優れています。
両機とも、+60dbまで目盛ってありますが、このレベルの強信号では、混変調を起こしています。
IC-756PROを使って、太陽光発電などの雑音レベルを調査する事が度々あり、プリアンプのOnOff条件が混在して判らなくなり、不自由を感じていましたが、smeterRXの完成で、この問題を解消できました。
次回に続きます。
以上
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