ECHO-6の部屋



ECHO-6を覗いてみる


6mAM/FMハンディ機のECHO-6はFDAM-3と時代は同じです(昭和45年製造)。
あまり知られていないこのリグは東京町田の協和通信という会社で作られたものです。
大阪にも会社があったようでパンフには色々と記載されていました。
AM/FMのハンディ機で1Wですが、オプションで内蔵タイプの安定化電源と10Wリニアがあったようです。
当時の取説にはそんな記載がありました。
FMは固定チャンネル51MHzが内蔵されていて、交換出来るようにはなっていないですが、
スケルチも付いていて、待ち受けにはいいです。
AMはVFOでトランシーブが出来るようになっています。
当時では画期的商品でオプションも内蔵できるというなかなかのモノです。



新しい情報を頂きまして、ソニーのBCLラジオICF-500にそっくりです。
こちらの発売は昭和43年ですので先ですね。
と言う事はこちらはピーコみたいです・・・・。
それにしてもよく似ている・・・・。








マイクは3pの標準プラグとミニプラグの中間サイズで今は入手しにくいものを使っていました。
メーター切り替えがあり、バッテリーとSメーター、RF表示と切り替える必要があります。
RITにはスイッチがなくセンターにして使う必要があります。
スケルチはAM/FM共効きますので待ち受けが楽です。
二重ボリウムになっていますがちょっとガリがありました。
モード切替にCALがありますが、これでRITのセンターを出しておきます 。


















SとRF,バッテリーチェックがこのメーターです。
200μAの電流計ですのでフルスケール200μのしるしが付いています。
昔VHF帯ではタクシー機、業務機改造での運用が多かったため、
交信時信号強度をμAで交換していた事がありました。
このリグにも対応できるように50μから200μの目盛が振ってあります。
メインダイヤルはアルミドラムにアルミ板に印刷された目盛が貼り付けてあり、
50-54MHzまで使えるこれはほぼ等間隔に目盛が付いています。
目盛板には周波数長と等間隔のスケール、周波数と3種類の目盛が付いています。

ダイヤル部とメーター部には照明が付いていませんので、
ここには最新型のLEDをおごってやりたいです。
これだと常時点灯でもいいでしょう。












メインダイヤルはつまみの付いたタイプで、糸かけ式になっています。
ラジオの選局ダイヤルに似た格好ですので、ちょっと見た感じラジオにも見えます。






















裏面は表と同じ形に整形されています。
コスト削減はこの形ですね。
ABS樹脂の筐体は丈夫に出来ています。
ベース代わりにネジが付いていますが、組み立てた時空回りするようになりました。
何か付け忘れたようです。
ここが足となりますのでスピーカーの音はここと土台の隙間から出てくる事になります。

横のネジは上下のパネルを固定するものですが、ここに肩掛けベルトが付きます。
鉄フレームが入っていますのでがっちりと固定されます。
モービル時にはここで金具と固定されます。














表はこちら。
スピーカーの穴が空いていますが、何も付いていません。
アンテナはラジオそのまんま・・・・ですが、
垂直にも水平にもできますので、これも結構便利ですね。
長さは1/4λありますので、結構長いです。



















後ろは電源端子とアンテナ、電池収納部です。
電源端子は付いていませんでしたが、ごくごく普通のコネクターですので、
手持ちのものを取り付けました(この時はまだ付いていません)。
アンテナは52-75ΩでM型コネクターです。
受けコネクターは中心電極が太いタイプを取り付けましたが、
電極の入る長さが不足して不安定になってしまいましたので、
別の物と交換予定です。
バッテリーは単一電池が8本で12Vです。
このスペースには安定化電源または10Wリニアアンプのオプションが内蔵可能です。
なかなかいいスペースですので移動時にはリニアでしょうか。














上面からの内部です。
目盛板が剥がれていましたので瞬間接着剤で付けているモナカです。
ぶっとい指が邪魔ですね。
周波数構成がAMとFMでは全く違いますので2台が1台になったような感じのリグです。
事実取説にもそう書いてありました。
結構マジメな回路ですので、設計者の思想が思い浮かばれます。
FMだけが水晶でチャンネル切り替えもないので、
できたらどっちもVFOを使用して欲しかったです。
FMが51.00MHzだけというのはちょっと寂しいです。
AMが中心の時代でしたので、FMはおまけ程度ということかも。
メインチャンネル51.00でFM局を呼び出してAMでQSOするという、そんな感じの運用を考慮していたのでしょうか。
当時の6mでは呼び出し周波数の設定はあったのでしょうか???












大阪の会社が扱っていたようでそこのパンフレットです。
元持ち主の所にあるこのレザーケースが出てくるといいのですが・・・・

送信VFOのダイヤルを省略というよりFMのチャンネル切り替えダイヤルを省略……とこっちでしょう。
2VFOが標準だった時代ですから1VFOは画期的だったはずですが。
何故売れなかったか・・・・。
VFOを省略すれば良かったものをダイヤルを省略してしまった失敗が響いています。
当時CQ誌の広告欄で見ていましたが、このリグがパスされた理由は、
1VFOという売りもFMが固定チャンネルで1CHのみと言う事で消えてしまった点です。
折角の購入意欲もこの時点でなくなってしまいました。


それでもいつかは手に入れたいという35年来の気持ちが浮き上がってきまして、
とうとう手に入れてしまいました。





























パンフレットの裏面がこちらです。


ついつい純正と同じパワーブースターを作ってみたくなってしまいます。
当時のCQ誌にも白黒でパワーブースターが出ていました。
ちなみにこのリグ相手のQSOはした事がないです。
大変珍しい機械でしたので、今時持っている人はあまりいないでしょう。
フクヤマでもFDAM-3と似た感じのリグを出していましたが、
その局ともQSOしたことがないです。
この改良型のジュニア6Jも極東のリグの相手もいなかったです。
三協特殊無線の50W機何とか650GBなども滅多にお目にかかる事がなかったです。
あの50W機はまだ使ってみたいですね。

話題がずれてしまいましたが、ECHO-6は現状AMの送受信が出来ません。
FMは送受信とも使用可能になっています。
水晶発振のお陰ですね。
元々内部雑音の少ないリグですが、受信時のノイズも少ないです。
FM独特のノイズも少なくスケルチの必要性をあまり感じさせないリグです。
取説にはFM水晶注文時の周波数計算方法が載っていましたが、
どこに刺せというのでしょう・・・・。
増設するスペースもなく、もちろん切り替えスイッチもなく、
半田を外して交換するようになっていますので、
その記載も申請用のため?
でもそんなアバタもエクボだったECHO-6ですが、28MHz帯のECHO-13Mも欲しいと思うこの頃です。


















戻る