中国製BCLラジオ TECSUN PL-550を見る


2006/3/3購入静電気破損でパー 1週間の命
2006/3/25無事修理完了

正 面

TECSUN PL-550の正面からです。
筐体はゴム引きで艶消しブラック仕上げで、手触りがなかなかいい、ノートで良くあるゴム引きタイプです。
電源オフでも時計表示とタイマー表示がされています。
信号強度はバーグラフで表示され、周波数とタイマー2種が上に出ています。
電源on時はタイマーの場所がメモリーバンク表示となります。
操作ボタンのストロークは少なく、ちょっと押しにくい感じがします。
押されないミスがたまにあり、エラーとなってしまいます。
文字は全て中国語ですが何となく理解できます。
電池の種類の表示もありますが、容量の表示は電源OFF時に信号強度部分に表示されます。
使用可能時間は付属1100mAのニッケル水素で連続使用で10時間、イヤホンで16時間と取説に書いてありました。
小型の割には音質も良く充分聞くに値するものです。

電池の保ちですが、純正ニッケル水素電池1100mAで使い始めに満充電してから、3/3から3/8まで毎日2時間程度の使用でなくなりました。
なくなる寸前にはバッテリー警告は電源ONのため表示されなく、突如自動OFFとなります。
5日間で10時間の使用時間ですが、操作している時には照明されていますので、ただ聞いているだけでは取説通りの10時間でしょうか。
音量にもよると思いますが・・・・ 今確認中です。





操作面

操作面はここで殆どの操作ができます。
テンキーによるダイレクト選局、メインダイヤルによる選局、メモリー設定、メモリーバンク設定、時計タイマー設定、周波数アップダウン。
その他フィルター設などマイコン制御なので多機能です。
明るい照明と操作時に自動点灯など便利な機能もあります。
操作時には点灯してタイマーディレイが働きます。
別スイッチでの常時点灯も可能です。
周波数はダイレクト設定も可能で周波数帯に応じ3-4桁を入力すると設定されます。
1MHz、0.1MHzステップでアップダウンも可能です。
手動スキャン、メモリースキャン、その他スキャンができるそうです・・・。
まだ分からない機能がありますが、取説見ながらの設定です。
メモリーは11バンク50チャンネルあり合計550チャンネルとなります。
隠しコマンドなどは情報が少ないためにまだわかりません。
機会を見て中身を見てみたいと思います。












裏 面

バッテリーは単三型が4本入ります。
切り替えで一次電池と二次電池が使用出来ます。
二次電池では容量によって充電時間を変えられるようになっています。
充電時間はアダプターで付属電池を使用すると6時間とありました。
3000mAまで対応しているようで、タイマー充電のようです。
斜めにして設置出来るよう背中には折りたたみ足が付いています。
傾斜してゴム足の滑り止めが付いていますが、すぐ取れてしまいました。
折りたたみ足の所に受信周波数帯が印刷されています。




















右側面

右からチューニングダイヤル、プリセレクター、ボリウムです。
チューニングはクリック感が弱く、エンコーダーの特性なのかマイコンのI/F設定か早回しすると変化しにくいです。。
その他はアナログタイプの可変抵抗と思います。
ギザギザが付いていますので滑らず回す事が出来ます。
PLLチューナーでもアナログ感覚で操作出来ますので、あまり違和感は感じないと思います。
チューニングダイヤルは機能設定の時の選択にも使用出来ます。






















左側面

左側にはジャック系があり、アンテナ、感度調整、トーン、イヤホン、電源と配列されています。
イヤホンはステレオ対応となっていますので、付属品もステレオです。
東芝のイヤホンと比較しましたが、ほぼ同じような感じの音質で、 大変クリアーに聞こえます。
ストラップも付いており、裏蓋止めネジと共締めしてありました。























底 面

底面は立てて使用出来るよう転倒防止の足が付いて、収納式になっています。
メモリーリセットのボタンが下に付いていました。
オールリセットのようですが、まだ詳しくは分かりません。


























上 面

上面にはロッドアンテナが付いて、長さは8段90cmほどです。
全方向回転で横に寝かせて使用する時には筐体部分がぶつかり、 垂直には立てられなく45度程度の角度が付きます。
逃げの掘りがありますがちょっと不足しています。
本体は30度ほどの傾斜角で操作しやすく、液晶の表示も良く見えます。
照明はバックライトが橙色で点灯しほぼ均一に照明されます。
付属のACアダプターの中身を改造しタムラのトランスを入れましたので、AC100Vで使用出来るようになりました。
中は3端子レギュレーターで安定化されています。
出力は6.85Vでした。

ちなみにOEM販売をしている会社がアメリカであるようで、eton E-10という名称で販売されているようです。個人輸入はここから可能と思われます。















いよいよ内部

中を開いてみました。
ネジ6本ほどで簡単に開きます。
本体は2枚の基板に別れてコントロール部と基本部です。
ラジオ本体はごくごく普通の回路のように見えます。
コントロールの下にも隠れた部分がありますので、何とも言えませんが。


























アンテナ入力部から高周波増幅部と思います。
この辺は一般的な回路みたいです。
じっくりご覧下さい。






























コントロール部です。
バックアップのキャパシターが見えます。
これでバックアップしているんですね。
電池を外してもこの様に表示しています。
基板の表記は英語ですので分かりやすいです。
一番下に付いているスイッチはリセットです。



























思ったより大きなスピーカーが付いていました。
磁石がモロ出しかと思ったらパッチだった。


実際に聴いてみると短波はかなり感度が良く選択度もかなりいい。
RF-2200でも受信できていい状態で聞こえるが、それよりも良い状態で受信できる。
























ACアダプター

ACアダプターはAC200Vの仕様になっているのでこちらではそのままでは使用出来ない。
そのため中身のトランスを交換することにした。
手持ちのトランスにタムラのトランスで近いモノがあったので、これが入るかどうか試してみた。
中身のトランス支持部分を切り取ると入る事がわかったので、何とか納める事ができた。
トランス出力は8Vで安定化回路6Vも入っている。
接続を変えて完成した。
トランス容量も前より少し大きくなり、余裕もできた。
見た目は純正で使用出来るアダプターとなった。
単なるこだわり・・・・。

上のトランスは元々の200V-8Vトランスです。
出力の出す方向をちょっとだけ変更しました。
















★後日感度など測定してRF-2200と実際に比較してみたいと思います。


●中国徳生 TECSUN PL-550高性能全波段数字調階立体声収音机●

●受信範囲 520KHz〜1710KHz、1711KHz〜29999KHz、FM76MHz〜108MHz
●感度 中波 1mV/M 26dBS/N 短波 20μV 26dBS/N FM 3μV 30dBS/N
●特徴 至れり尽くせりで550CHのメモリーが使用出来ます。
●付属品 収納式クリップ付きワイヤーアンテナ、ニッケル水素電池1100mA、両耳ステレオタイプイヤホン、収納ソフトケース(匂い付き?)、取説(中国語)、外部電源(AC200V用)6V、簡単説明ガイド(中国語)。


2006/3/10静電気で壊れてしまいました
2006/3/25FETを2個交換して修理が完了しました

短波を聞きながら持ち歩いて、カーテンに触った瞬間聞こえなくなってしまいました。
バシッと音がしましたので、間違いなく静電気でしょう。
RFの増幅部が飛んでしまいまして、短波のみ聞こえなくなりました。
MW/FMは大丈夫でしたが、中を見ると別回路になっているようです。
裏側からアンテナからダイオードに入り、同調コイルを経由してFETに入ります。
そこでバシッと逝ってしまいました。
型番が見えません・・・・
その前にあるのがバリキャップで、VCと書いてあります。
Q**がFETとTRでしょう。

















部品を取り外してみて回路構成を調べてみます。
交換出来る部品があるといいのですが。
何せ中国製ですのでどんな部品を使っているのかわかりませんので。
いずれにせよ一か八かやってみるしかないです。
AM/FMラジオにするには悔しいですから・・・・























この石だと思うが型番が読めない・・・
何て書いてあるんだ〜。。。。


Q2が2SK544と読めた。
Q4は何だろう・・・・
もしかして同じ?
検索するとRF用のようだ。
国産だと何に該当するだろう・・・・2SK192か???。



























3/13奮起修理を始めた。
FETを取り外しチェックするといかれてた。
ダイオードも6本程交換して2SK544代替えを探したが、
2SK241か2SK192辺りでいいだろうか。
とりあえず交換してみた。
Q4Q2が2SK544だったので、ピンアサインの確認をして取り付け。
無事動いたがトリマーの調整が残っている。
どうも発振を起こす様だ。
感度も今ひとつなのでオリジナルのSANYO 2SK544の交換としてみよう。





3/25FETをオリジナルの2SK544に交換して無事元通りになりました。
やはり規格が違うので合わなかったようです。
それでもちゃんと直ってホットした。
中国製なのでこちらで手に入らない部品を使っているだろうから、 修理する時には色々と困難があると思う。












充電不良の症状

10/26 半年を過ぎて付属のニッケル水素電池のばらつきが出てきた。
本体で充電すると1回で6時間充電できる事もあるが、できない事が多くなってきた。
最近は殆ど1回目のスイッチオンでは途中で切れるようになっている。
最低2回オンしないと6時間の充電が進まなくなった。
GTR局のPL-550でも同じような状態になるようで、充電回路の電圧検出回路に問題があると思われる。
突然高い電圧を検出して停止してしまうのではないか、それでタイマー停止して充電完了としてしまうのかと思う。
2回目でちゃんとできるというのが良くわからないが、充電完了まで進む事がわかった。
本体で充電するとすぐ電池がなくなってしまう事があったが、これが充電されていない今回の症状から起きるものではないかと思う。
バッテリーのばらつきもこれによって起きるのではなかろうか。


2008/05/29 今までの不具合と新しいPL-550とPL-600


中身が変わって新しいPL-550が発売されたようです(写真はPL-600です)。
見た目の変化は殆どないようですが、中身は大幅に変更になったようです。
実物を見ていないので解らないですが、サイトの説明によるとダブルスーパーで性能はPL-350よりも良くなったと書いてありました。
と言うことは、今までのはPL-350より性能が悪かったと言うことでしょうか。
付属している物は変わらないようですし、仕様も殆ど変更はないようです。
どの程度性能が上がったのか聞いてみたいですが、PL-600を使った感じでは短波のハイバンドの感度が上がっていたようです。
それと似たような物でしょうか。
写真のPL-600はPL-550の後続機ですが、PL-550も内容が変わってまた出てきました。
どの程度変わったのかPL-550と比較していないですが、使い勝手が600の方がいいようです。

PL-550のしばらく使った後の状態は、ダイヤルのクリック感が少なくなってきたのと、2つのVRの接触不良が酷くなってきました。全体的にダイヤル類のぐらつき感があります。裏面に付いているスタンドは、開閉部のヒンジが折れて修理しました。ここが弱いようです。
時計の精度がかなり悪いですので、頻繁な修正が必要です。
静電気に弱く一度壊れてしまいましたが、イヤホンコードが半断線になりました。
今の所はその程度の不具合でした。
気になったのはメインダイヤルのステップが逆戻りしたり、進みにくかったり初期状態からありました。ダイヤルが抜けやすいのも気になったところですが分解のしすぎかも。

★性能測定★

PL-550の性能測定を独断と偏見で行いました。
SGから20dBのATTを通してアンテナ端子から入力しました。
耳での判定ですので、聞こえなくなるまでで入力はいくらdBかを測定してみました。
中波は外部アンテナが使えなかったので、短波帯のみのSGでの測定です。

PL-550 内蔵電池使用___5MHz___10MHz______15MHz___20MHz___27MHz
JRC 長波短波帯用SG___-15dB___-1〜-2dB___-5dB____ 0dB___+1〜2dB
0dB=1μV OUT



★その後の状態★
2015年1月 一緒に購入した友達の所では、PL-550のゴム引き塗装がべた付き、塗装の劣化でまずい状態のようです。
こちらのはまだ大丈夫ですが、湿度が高い状態で保存するとゴム感触の塗装が劣化して、ベタベタに溶けてしまい、最後には剥がさなくては使えない状態になるようです。
スタンダードの無線機でもこの塗装を使用していたハンディ機がありましたが、こちらも溶けてしまい、剥がして使っています。

塗装した本体でしたらシルバーなど普通の塗装をしたタイプの方が安定して使えそうです。 2006年に購入したPL-550ですが、北海道の湿度の低めの場所でもこのような状態になりますので、滑り防止のゴム引き塗装は改良されない限りは遠慮した方が良さそうです。




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