ヒースキット SB-1000 HFリニアアンプレストア改造50Mhz by JA6MSI

掲載(2012/10/08)

アメリカヒースキットのHFリニアアンプ、SB-1000のレストアと50Mhz改造の写真とコメントを提供頂きました。

HFリニアアンプ改造の参考となりますので、順を追って掲載致します。








★HEATH KIT SB-1000 3-500Z SingleAMP 改造前です

デザインが好きな3-500ZシングルのHeathkit SB-1000です。
マルチメーターのロータリースイッチ不良と言うことでしたが入手しました。
さてこれを例によって例のごとく綺麗にしかも50M専用に改造しようと思います。
リニアのノウハウがないのでチョット心配です。
カットアンドトライでやるしか無いでしょうね。 EPが3KVですので先行き不安です。




















★高周波部分 3-500Z


RF部の状態です。二十年以上も前の物にしては綺麗ですね。
でもメッキしたいなー。もっと綺麗に。

☆UZD追記
50MHz専用にするということで、専用にするには勿体ないかと思いながら、6mの追加が出来ないのかな…と。
浮遊容量などの関係で50Mhzに同調させるのは、HFと一緒だと無理という話を聞きました。
パラレルだと容量がありすぎて、追加は無理らしいのですが、シングルだと可能性はあるのか、その辺りのノウハウは持ち合わせていません。












★メーター切り替え回路部分

ひどい状態。右上のコンデンサが割れているしフラックスは清掃して欲しいな。

☆UZD追記
高圧になると、空中放電があったり、絶縁体でもスパークしますので、切り傷や余計なモノがスパークの原因になります。
空中放電は10mm当たり10,000vと言われています。
高周波電流の流れる部分には、特に高圧になりますので、バキュームリレーなどが使われることがあります。

















★問題のロータリースイッチ

な、な、なんと球が一つ無い。これがロータリースイッチ不具合の原因でした。
密閉されたスイッチなのにどうして???   なにかしたかったのかな???























★ロータリスイッチ修理・基板の清掃

ジャンクのスイッチの中からボールを取り出して移植。同じ大きさで感触はいい。これで取り付けてOK。綺麗に清掃して大満足。
ボール部分にシリコンを塗っておこう。プラスチック系にはグリスはだめ、だめ、だめ〜〜〜

☆UZD追記
プラスチック用に専用グリスがありますので、そちらを使いましょう。
溶剤の入っていないシリコンスプレーもあります。



















★シャーシ、仕切り板などのメッキ

分解してメッキに出しました。一番安くて一般的なユニクロメッキです。
メッキが仕上がってきたので一番サビが出やすい底板と背面板にクリアーラッカーを塗りました。
2日程屋外に放置しました。
全てにグラスコートをしそれから普通の固形ワックスを塗りました。
背面の文字が全て消えましたがシルク印刷に出すと3万円近く取られますのでテプラでガマン、ガマン。



















★コイル、高周波用取付金具

0.5mmの銅板を短冊にしてP.Sを作っているところです。 2mmのスズメッキ線でも良いのですが。
銅板を短冊に切断するのは結構大変ですがこういう苦労は楽しいですね。

☆UZD追記
高周波電流が流れる部分は、金属の表面を流れますので、表面積の大きな方がスムーズに流れる、効率がいい・・・かと思っています。


















★アース用銅板敷設

50Mのリニアは銅板が良いとどのホームページにもありましたので真似て見ました。
配置を考えながら完成を想像するのは楽しいですね。 でへへへへ。

☆UZD追記
アースに銅板を使用することによって、高周波電流の流れが良くなり、効率が上がり、動作が安定するという利点があります。
その他の利点もあるのでしょうけど、アースは重要なものというのは確実です。
銅より銀、銀より金…誘導率などもあるでしょうけど、コストとの兼ね合いです。














★いよいよ配線

フロントパネルの組立です。全てAWG線でしました。
チョット長めが良さそうです。
照明ランプも上手に取り付けてあげます。
























★高周波回路製作

加工をした銅板はニッケルメッキをしました。
光沢スズメッキの方が電気的にも価格的にも良いのでしょうが柔らかくて直ぐに傷がついてしまうらしいです。
この銅板もグラスコートとワックスを掛けます。ファンは厚紙を敷いて取り付けます。
グリッドのアースはしっかりと。 バリコン類もアースはしっかりです。
何でもかんでもしっかりです。
バリコン類が反射して綺麗です。
アルミ板は3mmで銅板は1mmだったと思います。DIYにありました。
ソケットはファンの芯へ移動です。ヒーターチョークはそのまま使うつもりです。
大丈夫かどうかは不明です。













★入力回路

大失敗の入力回路です。前方に取り付けたためインピーダンスが違うのに50Ωの同軸で引き回して球に入力しようとしました。
やはりソケットの直ぐ側が良いのではと・・・気づくまでに何日か掛かりました。






















★電源部

電源部の配線が終わりに近づいてきましたがトランスが重たい割にはシャーシが薄く変形防止にカラー脚を4個追加しました。
自分では納得の出来る配線になっています。
アンプ本来の配線としては不明ですが。
大御所に評価してもらわないといけないでしょうね。
右上のトランジスタはツェナーの代用品です。
電圧はベースに入っている1Wのツェナーを交換して調整します。

















★電源部完成

トランスと平滑部をセットし電源部の組配が完成です。
リニアの電源みたいになって来ました。ハイ
う〜〜〜ん。・・・・・いいひらがな???・・・・・いいカタカナ???・・・・・間違えた・・・・・いいかんじでした。 HI,HI






















★RFCの巻き数

綺麗に仕上がりつつありますがRFCの巻き方が解りません。
とりあえず0.8mmのポリウレタン銅線を3m巻ました。
恐る恐る電源を入れてパワー出しです。
RFCは2巻きづつ減らしていって最良点を探すつもりです。
部品の配置とかここら辺の巻き数というのはノウハウでしょうね。
当方も何十台か作らないと身につかないでしょうね。

















★プレート赤熱

上手くパワーが出ません。
RFCは結構小さくなってしまいましたね。
IPは結構流れているのに出力が足りません。
チョット油断すると・・・・・やっちまっただーーーー 顔色を変えて怒っている3-500です。
タンクコイルがやけどするぐらい加熱されていました。
銀メッキが本当でしょうが予算が・よさんが・・HI,HI ありません。
綺麗に仕上げようと思いニッケルメッキにしたのがまずかったようです。
導電率とかまったく頭にありませんでした。ハイ。

















★タンク回路作り直し

タンクコイルをエアコン用の銅パイプで作り直しをしRFCも再々再度まき直しての挑戦です。
ベンダーで曲げているときは至福の時間でした。
これぐらいかな・ニタニタ もうちょとかな・デヘヘ 世界に一台のリニア・オヨヨ























★入力回路

入力部です。
トロイダルのT50タイプに7回通しデップマイカ20Pをつけたところです。
入力のSWRは1.5以内です。
これももっと調整をして 1.1 位まで持って行きたいのですが根負けしてしまいました。
・・・・・こんなもんでいいや やーーめたっ HI,HI




















★タンク回路完成

球をRFパーツというメーカーのものに交換してパワー出ししましたがやはりどこかで熱になっているようです。
P.Sも異常に熱を持っていましたので1回巻きにしてみました。
効率は55%ぐらいです。
あまりパットしない数字ですが何処へ逃げていっているのか現在の所不明です。
タンクコイルは6個ほど作り直しています。
RFCは何十回修正した事やら  でもイマイチ
まっ・いいか  やーめたっ。
虎の子のアンペレックスを挿して終わりです。
ノウハウのない当局が約2ヶ月掛かって完成です。
ビギナーの方に参考になればと思いご紹介いたしました。
リニアを使用できる1アマがビギナーかは解りませんが。
リニアになるとやたらと数字と理屈をこね回すホームページが多いようですが当方みたいにカッアンドトライでもとりあえず出来るようです。
現在の状態です。
Ep=2,850V Ip=360mA Ig=150mA・流し過ぎかな??? IN=35W OUT=570W 効率=55% 結果=イマイチ HI,HI
メーターの確度も見ておかないといけないでしょうね。





★背面パネル

テプラ攻撃の背面です。
これも宝くじが当たったらシルク印刷に出します。
データーをCADで作らないといけないですけどね。
























★完成

完成したSB-1000です。
良いでしょう。
KITだから再現しやすい。
シンプルな回路。
自作のお手本。
なんと言ってもお顔が優しい。
二つのバリコンの位置はこんなもんかな・・・・・こんなもんだ。そうだ そうだ。
性能はいまいちだけど世界に一台のアンプ。
皆さんも「お一ついかが」て、とこですかね。


















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