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オードリー、モンローも結構ですが……。或は、少し遡って、ガルボ、バーグマン、……或は或は、ヘプバーンと言ったらキャサリンのこと――オードリーとか言うヘプバーンなど認めん、と宣う玄人好みの御仁やらもいらっしゃって……洋画史に燦然たる輝きを残す銀幕の美女、名女優は、誰もが知る所ではありますが……。 彼女等については、本、雑誌、写真集等で、或は最近では、Web上においてさえ、散々取上げられ、持て囃されています。少々天邪鬼な臍曲がりとしては、何も一緒になって、有名過ぎる彼女達を、今更担ぎ上げる必要などないでしょう? それよりも、百年を越える映画絵巻の中に百花繚乱と咲き乱れた美女、名花の狭間で、美しき顔(かんばせ)に見覚えはあるが名前までは知らない。……名前は聞いた憶えがあるが、容姿は思い浮かばない。……観た憶えも、聞いた事もない……等など、忘却の彼方に没し去らんとしているかってのスター達が一杯いるのです。 ――最盛期には主役の座を務めた彼女達は、多くの場合、多分一寸した運に恵まれずに、一流の名声を保つ程の刻印を残す事能わず、歳月の過ぎ行くままに、記憶の底から滑り落ちて行ってしまいました。 彼女達の代表作の多くは、VTR化されていません。されてるのは精々、銀幕を飾った一流男優の相手役として、ご相伴与っている作品のみです。 この様に、彼女達が本来有した輝きの全貌を再現する術には事欠くながらも……その魅力の断片だけでも拾い集めて、味わう事が出来たら……。 そんな願望を抱きながら、彼女達の事柄を語ってみたいと思うのです。 猶、取上げる女優さんの選定は……厳正且つ公正になんてある訳はなく、独断と偏見に赴くまま、選り好んでおります。 只、基本的に、オスカー主演女優を受賞した様なメジャー級にはご遠慮戴いて、専らマイナーな方々を優遇。と言っても、取分け贔屓の女優さんは、そんなの度外視して、取上げちゃう身勝手さで……すいませんです。 年代としては、一応、1940年以前に生れた女優さんに絞っています。――理由は、それ以降に生れた女優さんの主な作品は、比較的VTR化に恵まれていて、案外近しい存在。敢えて今一度、スポットライトを当てるまでもなさそうだからです。丁度VTR普及期、バブル的なタイトル濫造時に当たる、1980年代後半期に重なったお陰でしょう。何でこんな作品までが!?と思われるタイトルが堂々とレンタル店の棚に並んでますから……。 最後に、しつこいくらいレンタルVTR情報を、私の知る限り紹介しているのは、現在の所、レンタルVTRこそが、マニアでもない一般の映画ファンが、気軽に鑑賞出来る最善の方法だと考えるからです。――確かに、TV放映は、レンタルより割安に、しかも時には、VTRになっていない作品をも提供してくれます。でも、飽くまで放映作品の選定は、放送局に委ねられています。観たい作品を、好きな時に、と言う訳には行きません。矢張り、思い立った時、これぞと思う作品を手に出来るレンタルの利便性には、格別の有難味があります。これこそが、私がレンタルVTRに拘り続ける所以なのです。 まあ、DVDのタイトルが充実すれば、勿論DVDだって構わない訳です。でも、かってのVTR普及時みたいに、DVDのタイトルが濫造されるとは考え難い……。やっぱり、生き永らえているVTRのタイトルは大事に守らないと……。 |
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アメリカ交響楽 ('45 米) バルカン超特急 ('38 米) あの日あのとき ('55 米) 少年が知っている! ('56 英) パリジェンヌ ('61 仏) 真夏の夜の夢 ('35 米) 走り来る人々 ('58 米) 四重奏 ('49 英) シマロン ('31 米) 火星超特急 ('51 米) 血と砂 ('41 米) 007/サンダーボール作戦 ('65 英) 黒い稲妻 ('58 西独) 二十四時間の情事 ('59 仏/日) |