こんな私でも愛してくれます? RD−A1

[プロローグ] [RD-A1の現状] [RD-A1の位置付け] [HDvsBD戦争] [視聴環境] (RD-A1の設定) (仕様と添付品等) [第一印象→音質・画質評価]
(音質評価) (画質評価) [バグ(不具合)] [気になる中身][Firmware Update] [お勉強、お勉強] RD-A1で観たHD作品たち

プロローグ
 私はあまり新製品にすぐ飛びつくタイプではありません。特に新規格の製品に対しては非常に慎重です。それがいきなりHD DVD規格なる新規格のしかもBugが大いに心配される、そしてかつて顧客をクレーマー呼ばわりした東芝の製品を予約注文するとは...。自分でも信じられません。なぜそんな暴挙に出たのでしょう?
 かつて、βvsVHS戦争やLDvsVHD戦争を経験してきて一応一勝一敗の戦績です。HDvsBDは如何に?現行のDVD規格が枯れ切っていないこの時期に次世代規格が戦争を始める原因を作ったのは自社の反映しか考えないSonyの責任です。(ある意味テロ行為)単純にSonyが嫌いというのもありますが、DVD Forumで認可された規格の方が安心感はあるでしょう。規格的には、安価に製造できる可能性の高いHD規格の方が有利と思われます。ことRecorderとしての現実を見ると、2時間という標準的な記録時間を一層でクリアできなかったという弱点は残りますが、あまりに著作権を振りかざし録画に制限をかける業界のやり方に対しては、HD,BDを問わず消費者は'NO'の判断を下すでしょう。また、既発売のBD Recorderと新規格のBD Recorderとの互換性などまだ弾のないBD陣営の戦略は不透明です。PS3だけが頼りと思われても仕方ないでしょう。こんな戦況はありますが、私にはもっと切実な問題が...。
 今持っているDVD RecorderにはHDDも無くBS-D(特にWOWOW)の録画もSDでしなければならない始末。毎月WOWOWの視聴料は払っていますが、TunerにもRecorderにも火は入りません。観る時間もないのが本音ですが、せめてHDDにでも録画できれば良いのになあと思っていました。それでHDD付DVD Recorderの品評をしていましたがどれも決定打に欠ける仕様でした。それで購入にまでは踏み切れませんでした。そんな時にアナウンスがあったのがRD-A1でした。必ずしも完全な仕様とも言い切れませんが、これまで考えていたHDD付DVD Recorderの要求仕様は全て満たしています。おまけにHD DVDも再生できるわけです。うまくすれば、DVD PlayerとBS TunerとDVD Recorderとが1台で済みます。V-Systemも少しはすっきりします。それならと購入に踏み切ることにしました。

RD-A1の現状:返品済み
 買っていきなり電源投入だけで一苦労。やっと電源が入っても動作はとろいし不安定きわまります。到着して三日目でDVD等の再生不良が多発します。一週間も経つとDVD系は一切再生が出来なくなってしまいました。予約録画もいくつか失敗しています。明らかに初期不良なんですが、修理もHDDの内容保持を保証しないことを承諾しない限り受け付けないという強硬な姿勢です。最初からまともに動かない品物を出荷したことに対する侘びの気持ちも一切ありません。番組情報取得にだけ命をかけるだけの発熱体ですからもう用はありません。それで、電源Cableをコンセントから抜いています。販売店は付属品を気にしているので、中古で売り出すのかなあ。でも、買ったら後悔するよ。ムラウチは返品に対して好意的に受け入れてくれました。また、同社のWEBからRD-A1は消えています。

RD-A1の位置付け
 東芝自身もHD DVD Recorderという位置付けではなさそうです。その位置づけというのは私のNeedsとも一致します。RW(書き換え可能)への録画が未対応(規格策定中)ですが、これは東芝の威信にかけても今後対応するものと期待しています。でなければ、購入者に対する背信行為になるでしょう。その辺のことは充分に考えていますよね?東芝さん!!
 HD Contentsというと、録画可能なものはBS-Dと地上Digitalの一部の放送に、一部のHD Movieカメラ程度でしょう。今後増える可能性はありますが、さほど容易に入手できるとも思えません。しかも、著作権云々で縛られていて出来ることできないことを勉強しなければなりません。おまけに市販のSoftの方が品位は高いとなると、高いお金を払ってRecorderを買う意味がどれほどあるのか疑問になってきます。それなら最初からHD DVD再生機能付DVD Recorderと居直った方が良いかもしれません。所詮はその程度の位置付けになってしまうのでしょう。

HDvsBD戦争
 発端はDVDの規格制定にまでさかのぼります。これまでCD-DAの規格化でぼろ儲けをしてきたSonyは特許権の消滅等からぼろ儲けができなくなることが判りました。代わりになる金づるを見つけなければならないと思っていた矢先、Sonyのやり方を見てきて勝ち組になればおいしいということを知った東芝がCDサイズに動画を記録するDVD規格(最初はDigital Video Disc)の制定に動き出しました。規格化は俺様の専門と高をくくっていたウサギさんSonyは映画会社の要求を聞くことよりも自分の意見を映画会社に対して押し付けようとしました。一方規格化には素人のカメさん東芝は、何も知らないことを武器(?)に映画会社に訊きまくり、映画会社の言うとおりの規格を作りました。当然、映画会社は何でも言うことを聞いてくれた東芝を支持します。一人取り残されたことを知ったウサギさんは泣く泣く東芝の軍門に下りました。
 そんなことで諦めるウサギさんではありません。これまでの傲慢なやり方やVAIO等で顕著な信頼性の失墜でこのウサギさんはカチカチ山のタヌキさん状態でした。何とかせねば。Videoの恨みはAudioで晴らしてやる!!と独自規格のSACDなるものを作ってしまいました。80年代に一度廃れた刧1bit信号をDSDと名を変えていかにも新しいことをしたかの様に装って無知な評論家を抱きこみSACDは音質が良いという幻想を市場に植え付けました。対するDVD陣営のDVDへのAudioの取り込みの遅れとAudioの本質を知らない無知から、DVD-Audioに対して圧勝するはずでしたが、市場は高音質よりも品質が落ちても大容量を求めました。SACDvsDVD-Audio戦争は局地戦のまま終焉を迎えようとしています。
 困ったウサギさんは、次世代DVDという未来戦争を現在に持ち込もうと考えました。意図的にDVD規格の寿命を短命化し、次世代でわが世の春を謳歌してやる...。Bru-ray Terminatorを作り上げ、未来戦争を現代で仕掛けることにしたのです。Sonyの強みは多層化です。DVDでもこれのおかげで後発ながらもDVD業界では大きな顔をすることが出来ました。次世代はHi-Vision映像の収録だから、伝送速度も高く容量も飛躍的に大きくしなければならない。それには多層化が手っ取り早い。現行のDVDなんて知ったこっちゃない。BDが駆逐してやるのだ。早く出した者勝ちだ。とりあえずRecorderを出しちゃえ!!()おいおい、SACDはどうするんだ?このRecorderにはHDDがありませんでした。後出しのSharpのRecorderにはHDDが搭載されていたのでSonyのBD Recorderは作っただけで終わってしまいました。売られたけんかは買いますと東芝もDVD Forum陣営を見方に次世代規格を策定し始めます。敵が容量を勝負するならうちは互換性と安さで勝負しよう。現行のDVDとの互換性とDiscの作りやすさなどをアピールします。Sonyは一度出した手を引っ込めて相手の手を見てから手を出す作戦に出ました。PS3にも搭載して止めを刺してやろうと二の矢も放ちます。(SACDはどうするの?)言ったはいいけど実行が伴いません。延期延期を重ねます。東芝は物量で社運もかけてHD DVD PlayerとRecorderを作り上げてしまいました。先に出した者勝ちだとばかりにバグだらけのPlayerを出しました。さあ、バグ取りが大変だ。このバグはRecorderにもFeed Backせねば。それから最初は高価な製品にしなければ。Recorderは表向きは一度の発売延期(実質二度)で高級機に仕上げました。さて、この戦争の行く末は如何に...。Sonyさん、次世代SACD規格はどうなっているの?BDとの関連付けはどうなっているの?

視聴環境
 RD-A1は装置の性格上、V-Systemに置かねばなりません。こちらではSurround環境は構築していません。様子を見てA-Systemで本格的な評価をしようとも思っていましたが、あまりの出来の悪さに本格的評価は見送りです。
Visual
 映像出力はHDMIを選択し、VictorのCableでDVIに変換してW2600(720p)と接続します。
 1080pの評価用として2407WFPを同じくDVIで接続することもあります。
Audio
 基本はDigital出力です。同軸のDAI出力を自作のDigital Ampに接続します。このAmpは音量を下げることが苦手なので、平行してAnalog出力も接続しておきます。Pre-AmpのL-5M(Boulder)で音量調整とUn-BAL/BAL変換してDigital Ampに入力できるようになっています。SPはTannoy Stirling/TWです。AmpとはBi-Wiring接続です。
入力ソース
・内蔵のBS-D,地デジTuner:WOWOWがMainになるはずだが...
・LD Player:LD-S9(Pioneer)=S端子
・DV,VHS Deck:WV-D9000(Sony)=S端子
・βDeck:EDV-5000(Sony)=S端子
 DVD化したいと思っているのは、主にLDで珍しいものだけです。
再生ソース
・HD DVD:Titleは充実してくれるかなあ。
・DVD:DVD Playerとして使えるほどの画質かなあ。
・DVD-Audio:再生できるのかなあ。
・CD DA:期待はできないなあ。

RD-A1の設定
 現在の設定は次の通りです。全て音質&画質優先で設定しました。
<音声>
・デジタル出力:PCM(DefaultはBitstream)
・HDMI音声出力:PCM(なぜかHDMIの設定がDAIに反映されるという仕様)
・Dレンジコントロール:ON(映画ものの音声と放送系の音声とのレベル差が大きすぎる!!)
<画質>
・Progressiveモード設定:AUTO
・映像出力:ワイド(16:9)、Progressive
・映像設定:調整→Discを再生しながらの調整が出来ないので非常に不便
・NR設定:全てON(効果はよく判らない)。
<HDMI設定>:720p→W2600に対しては1080pの設定不可。2407WFPに対しては可。

仕様と添付品等
機能編:何が出来るのでしょうか?東芝の宣伝文句です。実態は後ほど。
HD DVD-R Discに対応
 ここだけでも色々批判が出ています。
RW(書き換え可能)には非対応
TS Modeのみ:HDDにはVR Mode可。
片面1層のHD DVD-Rだと75分しか録画できない:2時間以上録画できる2層Disc(150分)は高価
 HD Contentsで録画の対象となるのは放送波がほとんどですが、それらはほぼ一度限りの録画のみ許可される信号(非常に評判が悪い)です。一旦HDDに録画してHD DVD-Rにはお気に入りだけをMoveするという使い方が一般的でしょう。
Video DACに14bit/297MHz品を使用:4倍Over Sampling
 P-03UNI.でも214M/14bitですから拘りは感じます。A/D製のCatalogにも無い新製品のようです。画質評価は後ほど。
新型スケーラ回路で1080p出力が可能
 こちらも同様に拘りを感じます。P-03UNi.と同じLSIです。その他Analog Video回路にもこだわりがあるとのこと。画質評価は後ほど。
音声回路の拘り
 こちらも同様に拘りを感じます。ただ、Audio機器メーカーとしての地位は???ですから...。
・AD1955と思われるDACをFrontは片ch 2パラで動作。2ch出力時にはCH当り4パラで動作。
・SRCで192K/24bit再生が可能。
・Analog 6ch出力が可能。(7.1chは非対応)
・音声切替にはメカニカルリレーを使用。
筐体設計の拘り
 こちらも同様に拘りを感じます。東芝伝統の高品位エクステリア設計だそうです。しかし、Trayはチャチいし、動作もトロいし非常に不安定です。
・パルテノン型高剛性フルアーマー・デュアルシャーシ:制振性が高いらしい
・ステンレス リアパネル
・非熱処理ステンレスビス
録画機能(DVD)
・Copy制限のあるProgramも録画できるVR ModeでDVD-Rへの録画は可能。
・HD DVDへ録画中に、DVDへの同時録画は不可
・地上アナログ放送2番組の同時録画は不可
・デジタル放送をVRモードで録画する場合は、地上アナログ放送との2番組同時録画は不可
 巷では批判の対称になっている機能制限ですけど、私はあまり気にしていません。要は、高品質の放送波を如何に劣化無く録画できるかということを最優先します。私としては、Tunerをいっぱい搭載されても困るだけです。

仕様編:入出力がいっぱいでややこしいなあ
入力系
・Tuner等
地上アナログ:1 (出力有) 地上デジタル:1 (出力有) BD/CS(Digital):1 (出力有。スカパー!連動(CSデータ)端子付) 電話回線端子:1 ブロードバンド接続対応LAN:(Ethernet)端子 (FirmのUpdate用?、番組情報の取得も可能) ・映像+音声入力(音声はAnalog RCA端子) コンポジット入力:2+1 S1入力:2+1 D1映像入力:1 i.LINK(TS)端子:2 (入力できないという話だが...調査には至らず) EXTENTION端子:3 (USBで、Keyboardの接続が可能) 出力系 ・映像+音声出力 HDMI:1 (宣伝文句の筆頭に来るが、充分にDebugされていない) Component:1 (BNC端子...高級機らしくしたいんだろうけど、MainはHDMIなので..いやみでしかありません) D4端子:1 (Componentも含めてAnalog出力ではDVD再生時に勝手に480p、までに制限される) RCA Digital Audio出力:1 (電源を切ってもなかなか切れないぞ) TOS Digital Audio出力:1 (電源を切ってもなかなか切れないぞ) Front 2ch Analog音声出力:3 (評価に至らず) Surround ch Analog音声出力:1 (評価に至らず) S1映像出力端子:3 (何とつなぐの?) コンポジット映像出力端子:3 (今どき使っている人っていったい...) ・記録可能Media 内蔵HDD(1TB) (東芝が原因の修理でも、内容の保持は保証されないというお粗末さ。承諾しないと修理を拒否します) HD DVD-R(片面1層15GB/片面2層30GB) (評価に至らず:生Discを添付しているのは一部の販売店だとぬかしやがった) DVD-RAM(片面1層4.7GB/両面1層9.4GB,CPRM対応,カートリッジ対応) (評価に至らず) DVD-R(片面1層4.7GB,CPRM対応,for General:CPRM対応は生Discも対応の必要) DVD-R DL(片面2層8.5GB,CPRM対応,for General) (評価に至らず) DVD-RW(片面1層4.7GB,CPRM対応:LDからVR Modeで焼けました) ・録画方式:MPEG2-TS,MPEG2 ・録音方式:AAC,ドルビーデジタル,リニアPCM ・再生可能Media 内蔵HDD,HD DVD-ROM,HD DVD-R,DVD-RAM,DVD-R,DVD-R DL DVD-RW,DVD-Video,CD-DA,CD-R/RW(CD-DAFormat) ・電源条件 入力:AC100V 50/60Hz 消費電力:動作時133W,待機時6.5W(省エネ設定時4.0W) (大喰らいだなあ。おまけに動作はトロいししょっちゅう暴走するし...) 外形寸法:457(W)×159(H)×408(D)mm(突起部含まず) 本体質量:15.2kg (重いって、UX-1と比べると...)
添付品:  初期出荷分に添付されるというHD DVD-R Media 3枚は添付されませんでした。定価でヨドバシから買った人だけのサービスのようです。
 このような高機能(?)な機器だと取説も半端ではありません。3冊組です。
ワイヤレスリモコン,リモコン用電池(単四形×2個),電源コード(チャチいし、GND端子無しの2P仕様),同軸ケーブル,映像・音声接続コード,B-CASカード,モジュラー分配器,電話線コード

第一印象→音質・画質評価
 8/12/06に納入され、先ずは一通りの性能を確認しようとしたのですが...。恐るべき実態をまとめておきます。出力は720pでW2600に接続をMainで1080pの画質確認は2407WFPで行いました。
操作編:まさかこんなところでトラブルとは思わなかった...
電源が入らない:嘘だと思うでしょう?
 最初は面食らい、その後は怒りの対象でしかありません。単純に電源が入らないのです。サポートに問い合わせると、「番組情報の取得中だと電源が入らない。仕様だ。」と言う信じられない返事。急に録画したい時にはどうすればいいの?それよりも何よりも所有者の操作命令を無視してまで取得しなければならない番組情報っていったい...。その後別の対応者からは、「番組情報の取得中でもそれを中断して電源が入るのが仕様」という回答もありましたが、どっちが本当?いずれにしろ拙宅のRD-A1はかなりの確率で電源が入りません。LCDに'DE PGT'(だったかな?)が表示されている時は勿論、何も表示されていない時ですら、電源が入らないことがあります。ファンが回っていないときでも電源が入らないことがあります。電源を入れるのすらRD-A1様のご機嫌を伺わねばなりません。
動作がトロい:半端な遅さではありません!!
 最初はFreezeしたのかと思いました。ペン4クラスのCPUを搭載しているはずですが、1bitマイコンでSingle Taskの動作と変りまりません。よほどProgrammerのSkillが低いのでしょう。やっとこさで電源が入っても操作が利くようになるまで2分近くかかります。設定変更するのも一苦労。しばらく画面がFreezeします。CH変更や放送からHDDやDVDへの機能切替もすぐには変りません。腹の立つことにCH変更等はBufferされるので、動かないと思って何度か押した釦が後で利いてきてあさってのCHまで飛んでしまいます。ひたすら忍耐の限界を試されます。この時点で既に愛せないことがはっきりしました。
勝手にCHが切り替わる:これも番組情報取得のため
 LDのDVD-RへのCopyをしようと入力をLine切り替えてWarm Up中のことです。急にTV朝日に切り替わりました。元に戻そうとするとWarning画面が...。ADMASの番組情報取得が中断するぞという警告です。そんなこと誰も頼んでないよ。それよりも勝手にCHを換えるのは止めてくれ。この動作はDVD系再生中にもBackで起きていました。また、設定Menuを立ち上げようとしたところ、またWarning画面が。Digital放送の番組情報取得が中断するぞという警告です。もう常軌を逸した病的な動作です。
Video Modeで録画できない?:Recorderの基本中の基本機能では?
 LDをDVD-RにCopyするのに最初はVideo Modeで録画しようとしたのですが、「VideoモードではDVD-Rへの録画はできません」というWarningが出て録画できませんでした。どうせ返却するからどうでもいいけど。一旦HDDに録画する必要があるそうな。
受信編:Tuner類の性能をみてみましょう
地上波アナログ
 先ずは観慣れた電波です。拙宅ではやや電波条件が良くありません。まあこんなもんかなという感じです。普段使う電波では無いので破綻が無いことを確認した程度です。今更録画の対象にはならないでしょう。ADAMSで番組情報を取得しています。これに命を懸けているので、勝手にTV朝日に切り替わることが頻繁に起きています。
地上デジタル:私には未踏の世界...
 思ったよりはきれい(HD時)ですね。BS-DよりもRateが低いのですが検討しているといえるでしょう。最終的には画質の良さが印象に残っています。CHと放送局との関連を把握していないので表示機能は必須です。Local局も放送していますね。TVKはしっかり観ることができました。MXTVはCH設定はできたけど観られたのかどうか...。(表示でCH情報が出なかったのがそうだったのかも)
BSデジタル:WOWOWで評価してみましょう
 まあ、こんなものかと思います。SharpのTunerと比べてどっちがどうという印象はありません。どんぐりの背比べですね。これににはがっかりでした。最後に観た(録画できなかったので)'50回目のファーストキッス'は画質が良かったのが印象に残っています。
CS:契約していないぞ...
 時間帯によるのか、サービス放送なのか何局か受信できています。普段は観ないのでそれで終わりです。ただ、CH関係等設定を変えると勝手にCSの一番若いCH(多分)に切り替わります。バグでしょう。画質はBS-D並みと感じました。真剣には観ていません。
再生編:すぐに市販Meidaの画質評価に入るはずだったのですが...。再生系は三日目からおかしくなり、一週間で全く再生できなくなりました。メカはNEC製でしたっけ?どっちの欠陥なんでしょう?
DVD(NTSC):相手はUX-1だぞ
 DVD Playerとしては評価できません。DV-S747Aにも及びません。Analog出力は勝手に480pまで品位を落とされます。HDMIでもDV-S747Aの480p Component出力には遥かに及びません。これでは観る気が起きません。S/N感が悪いのですが、NRをOnに設定しても改善しているように思えません。これもバグ?画の輪郭ももう少し締まってほしい。Defaultの映像調整はNeutralからはずれています。ただ、HDの明るめの設定ではありません。
DVD(PAL)
 再生は可能か確認の意味で視聴します。取説にあるようにNTSCのみでPALは再生を拒否します。今どきねえ...。
HD DVD(JP盤):本命登場
 最初にGONTITIのTwin FormatとKeith Jarrettのを買いました。持っているDiscの中ではGONTITIのが最高画質と言えると思います。少し明るすぎる画質設定ではあるのですが...。Keith Jarrettのは背景のノイズが気になります。Video Artsの映像は従来のDVDも含めて画質はLD時代から進歩していないように思うのですけど。GONTITIを満点(10点)で基準にすると、Jarrettは7.5点位でしょう。
HD DVD(US盤):本命登場II
 燃えよドラゴンとMillion Daller Baby他を買いました。後者はPAL DVDと比較できます。US盤は今のところRegion Codeによる視聴制限(HDではUSとJPは同じCodeらしいが)はかけられていないようです。映画ものは1080p(1080/24pの意味でしょう)でMaster化されていると表記されています。観た中ではPhantom of Operaが画質面では一番良さそうでした。これは視聴会では必ずかかるでしょう。燃えよドラゴンも制作時期を考えると健闘しているとは思います。但し、シーンによって非常に汚い画になるところがあります。Million Daller BabyはUX-1で観るPAL盤よりもかなり明るく感じます。各ソフトはそれなりにHD画質の潜在能力は示しています。明らかな差別化を図るには、Esoteric社の次世代メカVRDS-HD(仮称)を待つしかないのでしょうか?2407WFPで1080pの画質確認をしようとしたところでRD-A1が破綻し、確認は出来ていません。
 その後、LDのCheck DiscでRD-A1の映像調整をするという方法で画質調整をしたところ、良好な結果が得られました。但し、設定の範囲を超えたところに最適値がありましたし、調整結果もかなり極端な設定でした。評論家にみせる時はどうしているのだろう?ともかく、返却前日にHDの本来の画質に近い映像を垣間見ることは出来ました。これなら高画質マニアは飛びつくでしょう。JP,USに限らず、HD DVDとDVD(SD)とをRD-A1で再生させた相対比較で考えると、HDにはかなりの潜在能力があると感じます。現状ではAudio/Visualに疎い東芝一社の製品しかありませんから、HD DVD規格そのものを論じることは難しいかもしれません。また、市場が現在ここまでの高画質を望むのか?というNeedsの問題もあります。DVD(SD)だってPlayerによって評価は大きく異なります。現在の東芝の技術力を考えると、今観られる画質は良くともHDの60%程度でしょう。今後真のHigh-End機が出るかどうかがカギだと思うのですが...。
DVD-R(by DVR-7000)
 古いRecorderでLDから吸い上げたTune用の画像です。Decoderの性能が判ります。Tune Up AVというTitleで、解像度チャートの表示がUX-1ではすばらしかったものです。再生はできました。Encoderが少し古いので、Title部分等はいまいちですが、解像度ChartはUX-1と同様微動だにしません。しかし、画面のキレが全くありません。たかが縦じまの解像度ChartでUX-1なら感動できるのですよ。それが真のHigh End機というものです。また、黒地の画面で前のColor Barの残像が少し残っていると現象を確認しました。元画ではありませんでしたし、UX-1ではこの残像は出ていませんでした。
 また、DVD-RにVR Modeで録画したDiscはP社Eso社共に再生できませんでした。RD-A1専用のDiscになってしまいました。
DVD-Audio
 やはりDVD-Audio Partは再生できません。東芝のDVDAに対する取り組みのお粗末さには常々怒りを感じていました。HardもSoftも全くやる気がありません。PF/DSoTMを東芝EMIからSACDで発売するという屈辱を甘んじて受け入れるほどの腰抜けです。DVDAの普及が進まなかったA級戦犯の一社は間違いなく東芝です。
Video CD
 時間が無かったので観ませんでした。
録画編:再生機能があまりにお粗末で録画までは..
 困ったことにLD映像をVideo Modeで録画しようとしたところ、「VideoモードではDVD-Rには録画できません」というWarningが出て録画できませんでした。仕方ないのでVR Modeで録画したのですが、そのDVD-Rは他のPlayerでは再生できませんでした。また、WOWOWの放送をVR Modeで録画しようとしたところ、これもCopy Protect信号を検出しましたといって録画が停止されてしまいました。では、私はどうすればいいの?
DVD-R(VR):Analog入力
 DVD-RWのVR Modeは、UX-1等でも再生できるのですが、DVD-RのVR Modeは他のPlayerでは再生できませんでした。Video Modeは録画拒否されました。このRecorderはどうやって使えばいいの?
 VR Modeだと、きめ細かい録画品質の設定ができます。音声優先でLPCMにして、後は時間で画質を決めるとか、画質優先でMN値を決めて音声はそれに合わせるとか、作品の時間と相談しながら細かい調整ができます。そのためには常に身近に一覧表が必要になります。これはDVR-7000では全くできませんでした。但し、互換性は無いのでUX-1では観られません。(TT)
 LDの映像を録画してみます。Encoderの性能も上がっているでしょうから、このDiscはUX-1で視聴してみます。DVR-7000のEncoder性能と比較できるよう同じソースも使いました。Tune-Up AVです。Video Modeでの録画はできない仕様のようです。UX-1で観ると、イラストのような画になってしまっています。全くRealityがありません。背景の山はマット画のようです。それから気になるのは残像です。再生系のみならず、録画系でも出ていますね。黒っぽい背景だとずーっと残っているのが判ります。上書きされてどんどん酷くなっているのが判ります。同じ画面でもDVR-7000では出ていません。画の輪郭のリンギングも強烈です。二重線状態です。湖面の波のBlock歪みは同様です。色乗りは良好ですが不自然さを伴います。S/NはRD-A1の方が良好です。総合的には自然さと感じ残像の残らないDVR-7000の方を採ります。EncoderのTuneまで手が回らなかったのでしょう。レベルはかなり低いと思います。
 音質はfレンジはまあ十分です。音に刺激を感じますが、これはAgingで解消されるかもしれませんが...。もう、どうでもいいや。東芝以外のRecorderに期待しましょう。
DVD-R(VR):Digital入力
 WOWOWのHD番組をHDDに録画してみました。DefaultではTS ModeではなくVR Modeでした。ソースの画質もたいしたものではないので評価は難しいですが、放送時の品位は保持していると感じました。それ以降の評価はRD-A1の破綻でCheckする気が失せました。
 最後にWOWOWのDVD-RへのVR Mode録画を試みますが、Protect信号を検出したといって録画を拒否されました。CPRM対応のDVD-R Discの必要性があるとのこと。これではRecorder自体の存在意義を疑ってしまいます。
HD DVD-R:地上D入力
 少しRateが遅い分、長い時間録画できます。思ったよりも画質が良かったので、対象としては存在意義はあるでしょう。Analogでは映りの悪いLocal局の意外な番組というのが狙い目になるかもしれません。これもRD-A1の破綻でCheckする気が失せました。まあ、Discは高いし失敗のRiskも高いので試せません。
音質評価
 DAI出力で聴いた印象は、DV-S747A等と同じような感じです。特に優れているとも劣っているとも思いませんでした。
CDの音:Analog出力で聴いて
 これもRD-A1の破綻でCheckする気が失せました。期待はしていませんが。
CD Transportとして:自作Digital Ampで聴いて
 
 これもRD-A1の破綻でCheckする気が失せました。CD位はストレス無く再生してほしいですから。1枚だけ聴きましたが、特に不満はありませんが感動もありません。平均的な音質でしょう。VRDSメカと勝負できる立場でも無いでしょうし。
HD DVDの音
 DAI出力時のDown Convertもあるでしょうから、自ずと限界があります。DVDよりは少し位ましかなという印象は持ちました。通常、DAI出力はDecoder ICからの出力をそのまま出しているだけですから、機器としてはJitter性能が問題となります。音の印象からすると、さほど悪くは無いと感じます。
Surroundの音
 これもRD-A1の破綻でCheckする気が失せました。A-Systemに持ち込まねばなりませんから。
画質総評
 操作・機能の問題で、画質等を細かくCheckする前に破綻してしまったのでざっと観た印象だけです。
 後述しますが、DVD系の再生中には映像調整が出来ないので、Check Discでの画質調整は出来ません。これがFlagship Modelの仕様だそうです。
 それでも明らかに画質調整の必要な画なので、再生<-(大抵砂嵐になる)>停止を繰り返し、砂嵐と戦いながら調整をしました。80%程度の調整ですが。これ以上は再生しながら出ないと出来ません。
 到着から2週間で返品の憂き目に遭いましたが、Agingなのか何なのか時間と共に黒が浮いてくる印象があります。調整では明るさをかなり下げコントラストを少し上げた感じの結果になっていましたが、その後ほんの少ししか使っていませんがどのソースでも黒が沈まないのが気になるようになりました。画質調整は少しAgingが進んで画質の変化が落ち着いてからの方が良いでしょう。しかし、調整してこれですからDefaultのままだったらかなり白っぽい霧中の画になっているのではないでしょうか?
 最後にLDからの入力で、Tune Up AVのCheck画面で調整をしてみました。最適値が調整範囲を超えているので完全な調整はできませんでしたが、この調整でかなり印象が変わってきました。HDが本来の真価を発揮し始めました。返却日前日の出来事です。
DVD-Video
 Recorderの画質ってやはりこの程度なんでしょうか。DVR-7000よりは少しまし(その後DVR-7000を正しく調整したらRD-A1に勝った)でしょうけど、DV-S747A(480p)ですら足元にも及びません。Component(強制的に480p)よりはHDMI(720p)の方が少しましとの印象です。
HD DVD・・・所有DiscのReviewは
こちら
 手持ちのDiscだとBGV系のGONTITIのが画質が一番良好です。しかし、映画系(USもの)だと1080p(/24pのことでしょう)のDATAが収録となっています。WOWOWの放送との差別化は、少し難しい部分はあります。尚、今のところUS盤も再生できています。
 最終日になんとかHD画質の真価をかいま見ることはできました。ただ、全体的に明るめの画面になってしまうので、私はその部分は気に入りません。そして暗いシーンだととたんにHDとSDとの区別が付かなくなる(UX-1の画質にも及ばない)ほど画質は悪くなります。そういう傾向を感じました。映画ものだとPhantom of Operaが一番良かったです。BGV系のGONTITIとView from Space with Heavenly Musicがかなり来てます。もっとまともなPlayerが発売されたらもっと視聴してみたいと思います。
 UX-1との相対的な比較だと、RD-A1のHD DVDの画質が映画ものという条件をつけると概略UX-1のDVD並み(解像度など如何ともし難い部分はあるが)となります。だとすると、HD DVDの本当の画質を知るにはそれにふさわしいメカが必要になるでしょう。かろうじて動いているというレベルのNECのメカではとてもその真価を発揮できないでしょう。カギはEsotericが握っていると思いますが、開発には莫大な費用が発生するでしょうから、同社はしばらく様子見でしょう。それまでにHD DVDがある程度普及しなければ、DVDAやSACDと同じような末路になるのではないでしょうか?
HDMIの解像度による画質の違い
W2600:480i,480p,1080i,720p
 ***i(インターレース)は何れも白っぽい画になります。霧が晴れない感じでその時点でNGです。480iだと更に画素数の荒さが気になります。480pも同様ですが、白っぽい画にはなりません。1080iだとW2600では720iにDown Scalingされるのでしょうか?やはりW2600では720pの画質が一番良好です。
2407WFP:480i,480p,1080i,720p,1080p
 基本的にはW2600と同じです。注目すべきは1080pの画質です。RD-A1の破綻で充分な評価が出来ませんでしたが、1080pがすばらしく高画質という印象はありませんでした。Agingが必要かもしれませんが、それほど手間をかけたいという気にはなりません。既に返品決定だし...。

バグ(不具合):ここが変だよだらけ
 かなり新規性の高い機器なので、バグも多そうですね。東芝は誠意を持って対応してくれませんでした。実機を使ってみるとそれ以前のレベルの不具合が続出し、一週間でまともに動作すらしなくなりました。これはひどい。二度と東芝製品は買うまいと固く心に誓いました。
電源SWが入らない
 到着して初めての電源投入からトラブリます。SWを押しても電源が入らないのですよ。本体でもリモコンでもいう事を聞きません。サポートに問い合わせると、最初の対応者は「番組情報取得中は電源が入らない仕様である」とのこと。ADAMSにBS-D,CSと番組情報の収集にご執心で簡単には電源さえ入ってくれません。急に録画しなければならないときはどうするのだろう?
 別件のトラブルで別の応対者が出た時の回答は「電源SWが押された時は番組情報取得を中断して電源を入れるのが仕様」と180°異なる説明を受けました。どっちが正しい?でも、現機は頑なに番組情報取得に命を賭けています。
反応が異様に遅い
 ちょっと鈍いというレベルではありません。最初はFreezeしていると思って焦っているとしばらくして動き出したという次第です。それがたかが初期設定での画面でですよ。たかが設定事項を1項目書き換えるのにFreezeしていると思わせるほど待たせるとは。
 反応が鈍いのは電源投入時でも同様です。ひたすらトロいマイペースでDisc情報を読み込んでいます。面白いことにTrayが空でも同じ時間読み込み作業を続けています。サポートに訊くと、「Discだけではなく、HDDもみているのだ」との回答。HDDはめったに前回読み込み時と中身が変っていることは無いと思うので、HDDのIDが変っているかどうかだけチェックすれば良いと思うのだが。それに、Discを抜いてTrayをCloseしても同じ時間'読み込み中'のアイコンが出ているけど...。それにどうみてもSingle TaskでCPUは動いています。一つ動作を始めると他は一切受け付けませんから。その処理も適切では無いので時間はかかるし他に悪影響が出るしとバグ取りも不完全です。時々電源Cableを抜かなければならない事態に至ります。CPUはペン4系らしいんですけど、よほどProgrammerの能力が低いのでしょう。こうれほど時間をかけて読み取った情報なら有効に活用しているのであればまだ理解できるのですけどねえ。
HDMI接続でしばしば砂嵐状態になる
 720pの設定だと特に起き易いようです。この機械は映像出力を切るのがお好きで、CH切替やソースの切替、はたまたDVDのMenuから本編に移行する時でさえも一旦映像を切るほど好き勝手に映像出力をOn/Offやっています。その処理がまともでないのですぐに映像はDecodeできずに砂嵐になってしまいます。UX-1の時の比ではありません。ひどい時はなにもしていなくとも急に砂嵐になったりもします。→問い合わせに対して、「調査に時間がほしい」とのことで保留となっています。解決は何時になることやら。(訊いても言わなかった)HDMIはまともにDebugしていないでしょう?
勝手にCHを変える
 Line入力でLDを観ていたらいきなりTV朝日(Analog)に変ってしまいました。元に戻そうとすると、「今ADAMSの情報取得中だ。作業が中断するぞ」とWarningが出ます。誰が頼んだんじゃ!!おまけに確認の釦を押さなければこの画面は消えません。お前!!この仕打ちは無いだろう!!?
 同様に何かを設定したくてMenu画面を立ち上げようとしたら、「今デジタル放送の情報取得中だ。作業が中断するぞ」とWarningが出ます。同様に確認釦を押さなければなりません。ここまでして番組情報に拘るのかよ!!で、それを何に使っているの?ととっても独善的なRecorderでした。
DVD系再生時に映像設定ができない
 つまり、Check Discを使っての画質設定ができないということです。HD DVD再生中は「簡単(?)メニュー」を押しても無視されます。DVD系だと再生を止めてMenuが立ち上がります。ではどうやって設定するの? →問い合わせに対して、「仕様だ」の一点張り。では、どうやって調整するのだ?と訊くと「番組を見ながらやってくれ」その調整で正しいかどうかどうやって判断するのだ?「判断はユーザーが個人でやってくれ。」とひどい対応です。趣味としてAVをやっている人の気持ちを全く理解していないことは明らかです。自称AVマニアはいるのでしょうけど、本物はいないのでしょう。「開発部門に要望を伝える」という回答を引き出すのが精一杯でした。どうせこの仕様が実現することは無いでしょう。
DVD-RにVideo Modeの録画ができない
 LDの信号ですからProtectの問題ではなくてRD-A1の仕様の問題です。これは初代のRecorderでもできた機能でしょう?仕方ないのでVR Modeで録画したら他のPlayerでは再生できませんでした。問い合わせに対して、「一旦HDDに録画したものでなければVideo Modeで録画できないのが仕様」とのこと。こんなところに制限をかけてどうする!
録画Stand by状態で録音音声の調整ができない
 上記と同様に、録音音量設定はMenuにあるので録音Stand by状態ではMenuが立ち上げられずに調整ができません。そういえば、音量のAutoというModeもありませんね。Recorderとして音量調整は基本だと思いますが。
HD DVDにResume機能なし!!
 色々と驚かせてくれます。新進気鋭のHD DVDはResumeできないんですよ!!一度再生を停止してから、再度Playしたら最初のWarningからもう一度観なければなりません。著作権について何度も考えさせようという親心?従って、HD DVD再生中は何があっても再生を中断してはなりません。一時停止にしてもMonitorの電源を切ってはいけません。Stopしますから。この状態で砂嵐になったら...諦めてMonitorの電源を切りました。この操作を何回やったことか。→この現象を認識した頃にはRD-A1そのものに興味を失っていたので、問い合わせていません。
DVDのResume機能
 一応機能は働きます。しかし、HDDに切り替えると忘れてくれますし、電源を切っても忘れてくれます。そのくせ、HDDに録画したのはProgram毎にResumeされているという親切さ。他のソースに切り替えても覚えていてくれます。Esotericにも言っていますが、TV Seriesの長いものを観ていると電源を切ってもResumeしてくれないと困るんですよ。映画ものでも同様ではないのでしょうか?現代人はとかく時間がありませんから。
HDMIの設定がDAI出力に反映される
 この思想にも最初驚きました。DAI出力の設定は独立してあるのですよ。最初はDAI出力でDigital放送の場合ピーガーノイズになる不具合を問い合わせたところ、最初はOKだといっていた設定が間違いであることを後から告げられ発覚。HDMIの設定内容がなぜかDAI出力に反映されるというもの。Defaultで'AUTO'と設定しておくと、2chならPCM,5.1chなら'Bitstream'に変るようです。DAI出力の設定をPCMとしていてもです。HDMIの音声出力を'PCM'固定に設定することで、DAI出力もPCM固定になるもの。なんと取説に書いてありました。しかし、こんな設定をしなければならないというのは、設計思想がおかしいと言わざるを得ません。
HDMI接続のMonitorの電源を切るとHD DVD系の再生を中止する
 この現象にも最初驚きました。HD DVD再生時に限った現象のようです。上記のように砂嵐状態になった場合、Monitorの電源On/Offが一番手っ取り早い解決策なのですが、HDMI接続だと勝手に再生を中止してくれます。これも省エネの一環?でも、HD DVDだとResume機能も無いのだよ。再生を再開するとWarningの画面から見なければなりません。一体、最初の読み込み時何をやっているの?あれほど読み込みに時間をかけておいて読み込んだ情報を全く使わないとは。→この現象を認識した頃にはRD-A1そのものに興味を失っていたので、問い合わせていません。
HDMI接続でMediaが認識されない
 某Blogにありました。Component接続では正常に動作するが、HDMI接続だとDiscをほぼ認識しないそうです。本当なら大変だ。Component出力はBNCだからまたCableを探さねばならないが...。不具合の起きる条件も変ですね。→この現象は私が遭遇した現象と同じでした。2407WFPだと起き易いようです。詳細は次の通りです。
DVD系が全く再生できなくなった
 最初はかろうじて動いていましたが、そのうち動かなくなってしまいました。現象は上のBlogの人と同じです。ただ、3回確認して3回とも同じパターンでしたので次のように動作していると断言できます。また、2407WFPとの接続時(1080p)に起きるようで、Monitorとの相性はかなりあるようです。W2600ではランダムで再生不良が起きる感じです。→Ver02のFirmで解消しているかもしれません。

一回目:一瞬再生しようとするがすぐに止める。(放送波の受信に戻る)以降、Play釦は完全無視
二回目:Open/Closeで再度読み込ませると、散々待たせて「対応していないメディアです」と表示して停止します。その表示画面がチラチラしています。
三回目:Open/Closeで再々度読み込ませると、散々待たせた後画面が緑になってそれ以降一切の操作を受け付けません。電源Cableを引っこ抜くしかありません。以降、一回目に戻って同じことの繰り返しです。Componentでは試さなかったなあ。

番組情報の取得のために予約録画が失敗する
 複数の方が掲示板等に投稿されています。これは旧機から引き継がれている不具合のようです。'DE PGT'の表示が出ると、RD-A1の俺様ワールドが始まります。そこまでして番組情報を取っているのに...。私は2週間の間に7つ予約録画をしましたが、録画されていたのは5つだけでした。確かに予約録画に失敗しています。これはRecorderの根幹に関わる問題だと思うのですけど。返品決定後に発覚したので何も言っていません。
番組表が歯抜けになるらしい
 これも複数の方が掲示板等に投稿されています。これも旧機から引き継がれている不具合のようです。命がけで取っているはずの番組情報が歯抜けになるなら、そのために失敗した予約録画の番組は浮かばれませんねえ。歯抜けになったから責任を取って自害しているのかな。
Audio,Video Decoderの不具合
 Audioはソースによって音とびが起きるという現象が出るそうです。VdeioはCombingが頻繁に起きるアニメ作品(Clone Wars)で経験しました。最初は放送側の問題かと思いましたが、RD-A1のDecoderの問題だそうです。このような基本事項はしっかり抑えてほしいですね。
録画した番組Titleが化ける
 言われてそういえばと思い当たる節があるなと感じています。(Titleとは違う番組が再生された)どうやら番組Titleの取得にバグがあるようです。
細かな改善希望点
 そんな東芝なので、要望してもかなうとは思えませんが、気になることは沢山ありますね。
・電源Offの時の電源釦が赤く明るく点灯している
 一般常識として、電子機器のランプが赤色に点灯するというのは異常事態を表します。東芝もプロ用機器を沢山作っているのでそのことは百も承知でしょう。しかし、電源を切ると煌々と赤いランプが点灯するのですよ。これは常時Onにしておけというアピール?確かに一度電源をOffにするとなかなかOnできないから非常事態ではあるわけだ。
・LCD表示が消せない
 高級機なら当たり前の機能なんですけど、RD-A1には搭載されていません。
・Component出力がBNC
 そのくせ高級機ぶってBNCにされてしまいました。UX-1なら許せるけど、RD-A1のようなマニアどころか普通の人にすら受け入れられない仕様の機器に生意気にも搭載されるとかえって反感を持ちます。初期のP社のDV-AX10のように変換Connectorを付ける位の配慮は必要でしょう。このClassならRCAで充分です。何しろCableが限定されるし、HDMIが主流になるでしょうから。ただ、バグだらけの現状ではこの出力の方が安定しているのかもしれません。
・消費電力133W!!
 Power Amp並の消費電力ですが、いったい何にこれほどの電力を使っているのでしょう?電気ばっかり食ってちっとも動かないくせに。電源Off時でもしょっちゅう番組情報とやらの収集に熱心ですからファンもよく回っています。これでは電気代が大変だ。ちょっと他社のFlagship Modelと消費電力の比較を行ってみました。
東芝:RD-A1・・・133W
東芝:RD-XD92D・・・54W
パイオニア:DVR-DT1000・・・66W
パナソニック:XW50・・・49W
ビクター:DR-HD400・・・45W
日立:DV-DH1000D・・・64W
ソニー:RDZ-D97A・・・70W
シャープ:BD-HD100・・・51W
と東芝製でも従来機はさほどではありませんが、RD-A1は突出していますね。HD Playerが大食らいだったので、これの影響でしょうか。単純にHD PlayerとHD Recorderの消費電力の和のように思いますけど、CPU等共通で使っている回路もかなりあるはずですが...。
・DVD-Video のD1信号をD4フォーマットに変換するアップスケーラ回路も内蔵ってあるけど...
 どうもDVDにはAnalog出力はD2相当までに制限されるので、回路がこうなっていても実質恩恵は受けられません。恩恵を受けるにはHDMIが必須になるのですが、このHDMIがまともに動いていないわけです。誇大広告といわれても仕方ないでしょう。
サポートの対応
 やり方は非常にDELL的です。このやり方がStandardなの?やはり待たされます。DELLよりましなのは、折り返しの電話をしてくること位でしょうか?不具合を仕様と片付ける強かさはDELL並です。
言うことがころころ変る
@DAIからピーガーノイズが出ていた時、最初はHDMIの音声設定は'AUTO'で正解と言われたが、次の電話でHDMIの音声設定を固定に変えろと言われました。
A電源がなかなか入らない問題で問い合わせると、最初の対応者は「番組情報取得中は電源を入れないのが仕様だ」と言われ、次の応対者からは、「番組情報取得中だとその作業を中断して電源を入れるのが仕様。お使いの機器はおかしい」と言われました。
 どっちが本当?いずれにしろ、サポートの担当者の理解度が非常に低いことを露呈していることは明らかです。質問を受けたら該当する取説を最初から読んでいるのではないでしょうか?常にその場で回答は得られていません。
RD-A1に接続されている機器に問題があるのだろう?
 Dellと同様にここまで言われました。結果は上記の通りです。まともに音が出る条件がある時点で周辺機器を疑うのはおかしいだろうと思うのですけど、東芝様のやることは常に完璧という考えから思考をスタートさせていますから。
仕様だから理解しろ
 Dellと同様に東芝はお偉いそうで、不具合も仕様として簡単にかたずけてしまいます。ユーザーがその仕様でどれほど困るのかを説明してようやく「開発担当者に要望を伝える」と答えるのが精一杯。伝わるかどうかも心配なので希望が実現するとはとても思えません。特にDVDの再生中に映像設定ができないのは許せない仕様です。
修理に際してHDDの内容保持は保証しない。承諾しなければ修理は受け付けない
 こちらのミスで壊れてしまったのなら、こう言われたら従うしかないでしょうが、最初からまともに動作しない機械を売りつけておいて、挙句に修理拒否とはあまりの対応です。修理を拒否するならいずれにしろ使えないわけです。使えない責任は東芝にあるのですから、返品の理由には充分でしょう。返品です。販売店は前向きに対応してくれました。
ここはサポートなので返品は買った店に言ってくれ
 これもDELLと同じ対応です。普通に考えて販売店に落ち度は無いので、販売店が返品を受け付けるとは考えられません。手間ばかりかかって、売り上げはマイナスなのですから。それは当たり前で、そのことを承知の上でこのような対応をしているわけです。今回は瑕疵が全て東芝側にあるわけですから、返品は可能でした。かなりのクレームのようで、販売店のムラウチも前向きに対応してくれました。尚、同社のHPからRD-A1は消えていました。型番で検索しても出てこなくなりました。
時間をくれ。必ず回答する電話で連絡が付くまで何度もする...
 と言っていましたが、その後全く音沙汰はありません。不具合の一部はFirmのUpdateで解決できているはずですが、そのことも全く連絡はありませんでした。東芝に返品されたのなら、私のRD-A1の登録は抹消されているはずですが、この登録は未だ健在です。結局DELLと同じでその場逃れの嘘だったと理解するのが自然です。

気になる中身
 以上のような理由で中身なんか観る気も起きません。下手に開けたら後で修理拒否の理由に利用されるだけです。ですから開けないで判っていることだけ書いておきます。
メカ
 NEC製と聞いています。現在HD DVD Recorder機能も持っているメカはこれだけだそうです。Case入りのDVD-RAMにも対応しています。やっとこさで出てくるTrayを見るととてもチャチい。アルミ削りだしのTrayを見慣れているから余計そう感じるのでしょう。Open/Close時にカタカタゆれる様も見るとこれで本当に大丈夫?と不安になります。Tray部はその前に上下に動くDoorがあってそれを閉じるとTrayを固定するのかもしれませんが、外から見ている限りはそのような機構にはなっていません。ただ、ドアが閉じるだけのようです。このドアが閉じるとUSB端子と前面の入力端子が隠れてしまいます。
CPU
 Mobile Pentium 4 2.5GHzらしいのですが、快適動作とは程遠い遅さです。1bitマイコンのSingle Task動作と変わりありません。よほど稚拙なProgramなのでしょう。東芝のRDシリーズは皆こんなに遅いようです。こんな機器が売れますかねえ。また、こんな豪華なCPUが必要なほどRecorderって高度な動作をしているんですか?HD Playerの方も同じCPUを使っているようです。
画像処理LSI
 8月に入ってから発表されたNEC製の'EMMA2RH/HD'だそうです。NECの宣伝文句は「このLSIを搭載することによって、HD DVDソフト再生機能を除く大部分のデジタル/アナログ録画・再生機能をワンチップで実装可能」で、「HD DVDレコーダーの構築に最適な製品」だそうです。拙宅では特に問題になっているHD DVDソフト再生機能には関与していないようので、このLSIは悪くなさそうです。ただ、RD-A1があまりにボロなので録画を試すほどの気力が起きないというのが正直なところです。ですからこのDeviceの評価は不能でした。RD-A1としてはかなり詰めの甘い画質だと思います。
DSP(信号処理)
 アナデバ製のSharc Proccesorが使われていることが同社のHPで発表されています。(4個使いらしい)しかし、これって使われていることはアピールにはならないのでは?
Video Scaler
 Ancher BayのABT1018と明記されています。これはEsoteric P-03UNIと同じですが、画質を比べてしまうと...。使っているLSIで画質は決まらないと確信できました。
DAC IC
 これもアナデバ製なのは間違いありません。多分、AD1955と予想しているのですがどうでしょう?(そう記載されているPageはありました)
Video DAC
 297MHzのDACはアナデバには無いと思っていましたが、開発者がアナデバ製と答えているので、まだCatalogにも無い新製品ということになります。
SRC:写真を見ると大きなQFPなのでアナデバ製ではなく、NPC製と思われます。6ch内蔵のSM5956Aでしょう。でも、2個並んでいるようだけど。NPC製のSRCは入出力比が大きく取れない(1:4.4程度)のでCascade接続しているのかな?
パルテノン構造!!
 なんだかお金のかかる構造だそうです。確かに説明の写真などを見るとそれは解かります。ただ、その構造が画質や音質に貢献しているの?と考えると疑問符がいっぱい出てきます。UX-1 Classだと、Agingが必要とはいえ最初からAging後の性能改善を予感させる懐の深さを感じさせてくれます。RD-A1の場合は素人受けしそうな画作りなのがありありでAging後の改善は期待できません。事実、一週間ほどで再生機能は壊滅状態です。お金をかけるなら、こんなところよりも信頼性にかけるほうが先じゃないの?先ずは安定して動いてくれないと画質だ音質だというところまで行きませんよ。
空冷用ファン
 SW電源の後ろに配置されています。電源がOffでも勝手に動き出しますから、その時はファンが回るので判るという仕組み(?)です。大喰らいの代物ですから、何かしらの動きがあるとファンを回さざるを得ないのでしょう。日がな一日番組情報取得に費やす。取得した情報は...すぐに忘れます。

Firmware Update
 Updateの必要性は多々ありと実感していますが、東芝が適切に対応してくれるとはとても期待できません。
 3/9/07にVer.05の発表がありました。11/10/06にVer.04の発表がありました。わざわざわかりにくいところに置いてあります。9/28/06にUpdateがあったようです。本質的な問題にはまだまだ程遠いようです。放送波でのUpdateは11/13-16と毎度のことで短いですね。CD-ROMを申し込むしかないのでしょうか?内容は次の通りです。詳細は次の通りです。(下記は原文そのまま)
主な更新内容 [Ver07]
1. 新規メディアへの対応を追加しました。
とあります。新規メディアっていったい...。BDに対応したらプレミアがつくぞ!!
主な更新内容 [Ver06]
1.ネットワークとの接続性を向上しました。
とあります。Web Contents対応のSoft向けでしょう。
主な更新内容 [Ver05]
1.新しいwwwブラウザであるInternet Explorer Ver7.0に対応いたしました。
2.HD DVD Advancedコンテンツのネットワーク対応でネットワーク設定項目を追加しました。
3.ディスクの書き込み性能を向上しました。
主な更新内容 [Ver04]
デジタル放送の番組表が一部表示できないことがありましたが、改善いたしました。
デジタル放送の特定の番組において、音声が途切れることがありましたが、改善いたしました。
デジタル放送をVR録画した場合、画面サイズが違っていることがありましたが、改善いたしました。
異常がないのにエラー表示が出ることがありましたが、出ないように改善いたしました。
主な更新内容 [Ver03]
1. 特定のHD DVDのタイトルが黒画面のまま再生が始まらないことがありましたが、改善いたしました。
2. HDMI接続でリモコンの解像度切換ボタンを押した場合、映像が映らなくなることがありましたが、改善いたしました。
3. ドルビーTrue HD MultiのHD DVDタイトルに対応できるように機能向上いたしました。
 8/30/06にUpdateがあったようです。発表されている内容は枝葉の小さな改良で、本質的な問題にはまだ程遠いようです。HD DVD再生の問題は改善されたかもしれません。放送波でのUpdateが数日あっただけで、その後は何もされていません。CD-ROMを申し込むしかないのでしょうか?(9/12から再開されたよう)内容は次の通りです。但し、俺様仕様がPower Upしているようで、更に不具合が増えているようです。(下記は原文そのまま)
主な更新内容 [Ver02]
1. パソコンを使用する「ネットdeナビ」でサムネイル一覧を実行中にナビ消去、ナビ起動を繰り 返すと、テレビ画面が黒画面となる場合がありましたが、改善いたしました。
2. 特定の機器のDVI−HDMI接続において、HD DVD−Videoのタイトルが再生できない場合がありましたが、改善いたしました。
3. HD DVD−Rにハイビジョン放送を直接記録した場合、本体表示窓の残量時間表示が正しく表示 されない場合がありましたが、改善いたしました。
※ HDDのパワーモードがセーブモードの場合、放送ダウンロードが失敗するおそれがありますので、 必ず標準モードに設定願います。なお、ソフトウェア更新後は標準モードのままとなりますので、 必要に応じて設定し直してください。
 最後の※は、注意書きではなくてバグでしょう?
 また、HD-XA1も9/4/06にUpdateがあり、RD-A1でVR録画されたDiscが同機で再生できるようになったそうです。他にもHDMI接続と音切れの対策があったようです。これでようやく普通のPlayerにはなれたのでしょうか?こちらもVer.2.0です。

お勉強、お勉強 経験と考察
 RD-A1を使って経験したことから、判ったこと、考えたこと諸々をまとめておきます。
番組情報取得を止めさせる方法
 Manualをよーく読むと書いてありました。'番組表の表示/非表示'の設定で必要の無い系統を'非表示'に設定すると、その系統の番組情報は取得されなくなるようです。(現機は既に手元にないので確認できない) 地デジが観られる人は地アナ(?)は必要ないから非表示にするとか、スカパーは契約していないから不要とか、取得する対象を絞るとそれだけストレスは軽減されるでしょう。表示させる'CHの絞込み'も併用すれば、効果も少し上がるでしょう。他社のRecorderのように、深夜にのみ取得というような設定はできないようです。
DVD Recorderの明日
 今どきのDVD Recorderって著作権がらみで複雑怪奇な仕様なのですね。これではマニアクラスでも使うのに苦労します。一般のユーザーなら使うことを断念しかねない制約の嵐です。買ってから後悔する人も多いのではないでしょうか。Video Deckですら悪戦苦闘していたお母さんには何も出来ない理解不能な箱としか思えないでしょう。Recorderで録画したDiscの互換性について考えましょう。結論として、Playerで再生できる可能性が高いのはVideo Modeのみです。より画質の良いPlayerでの再生ということを考えると、Recorderというのはこれからますます使えなくなっていくということになります。
DVD-R (Video Mode)
 基本中の基本のModeですが、東芝は一旦HDDに録画しないとこのModeでは録画できません。他社はどうしているのでしょう?DVD Playerでの再生互換の高いModeですが、二ヶ国語対応や編集の問題など使い勝手は悪いModeです。また、Copy制限のある番組はこのModeでは録画できません。そのままDVD化できるLDやVideo Tapeの素材で使うしかないでしょう。つまり、Copy制限のある番組を録画しても、Playerではほぼ再生できないということになります。
DVD-R (VR Mode:Copy制限の無いProgram)
 二ヶ国語対応や編集のしやすさを考慮したModeです。反面、DVD Playerでの再生はほぼできません。RD-A1で録画したCopy制限の無いDiscはPioneer,Esoteric両社のPlayerで再生できませんでした。RecorderのDVR-7000では再生できました。Recorder間の方がVR Modeの互換性は高いようです。
DVD-R (VR Mode:Copy制限のあるProgram)
 Copy制限のある番組はCPRM対応のDiscでないと録画できません。DVD-RへのVR録画可能機の発売され始めた04年頃から発売されるようになったようです。少し前に買ったDiscは対応していなかったので録画できませんでした。:-< CPRM対応のDiscは普通の映像用よりも少し高い価格設定になっています。録画を試した事はありませんが、Playerでの再生は出来ないと考えられます。
DVD-RW (VR Mode)
 -RWでのVideo Modeは-Rに準じると考えてください。二ヶ国語対応や編集のしやすさを考慮したModeです。反面、DVD Playerでの互換性はかなり制限されます。書き換えが可能であるかどうかだけの違いのはずなんですが、RD-A1で録画したCopy制限の無いDiscはPioneer,Esoteric両社のPlayerで再生できました。-Rだけ互換性がないということ?また、Copy制限のある番組の録画は試せませんでした。よって結果は現時点では不明です。以前よりも-Rとの価格差が開いているように感じます。HDD内蔵でその用途が見えなくなっているようですね。(売れていない)
 このCopy制限をかけるCPRMなんですが、Player/Recorderまで制限をかけてくれます。WOWOWでは本編はほぼ全てCopy制限がかかっています。この番組を-RWのVR Modeで録画しました。このDiscを他のCPRM対応のDVD Playerで再生しようとしたところ、「コピー制限信号が検出されました。このプレーヤーでは再生できません」という趣旨のMessageが出て再生できませんでした。この仕様には納得できません。Copyを1回と制限するのは理解可能な範囲ですが、再生するのは所有者の自由でしょう。CPRMに対応しているPlayerに対してまで制限をかける権利は著作者にもないでしょう。こんなものに金を払う気になりますか?ここまでやるなら、こんなものいらない!!ということになりますよ。
 判ったのは以上です。HD DVD-Rは試す気にもならなかったので買ってもいません。対象はCopy制限のある番組がほとんどでしょうから、一旦HDDに録画してHD-RにMoveするのが無難でしょう。後は'DE PGT'(アンテナをつながなくてもこの表示が出たなあ)にならないことを神に祈りましょう。それから、電源が入ることも...。
開発者へのインタビュー等東芝発言に対して
 RD-A1発表の際の社長の発言や、某HPに開発者のインタビュー記事がありました。どうも首をかしげる内容なんですが...。
RD-A1はHD DVD付HDDレコーダ
 あくまでHDD Recorderとの位置付けであることを強調したいようですけど、使ってみるとこれは言い訳であることがよく判ります。正確には予約録画にすら失敗するという但し書きが必要です。HD DVD-Rへの録画にまでは至りませんでしたが、試された方は軒並み失敗のようで、HD Recorderとしてはまともに使えていないようです。加えて対抗するBDと比べると、容量の少なさが指摘されています。HD Recorderとしてはまだ未完成なのでその間名前が付けられない、今後規格を変えなければBDには勝てないという思惑もあるでしょう。ですから、HD Recorderとしては考えてくれるなというのが本音の発言でしょう。私は開発者の自己満足の話よりも、出荷責任者の本音が聞きたいです。「こんな状態ではとても出荷なんか出来ないのに...」と考えているのか、「今までこの程度の出来で売れていたのだから、出荷は問題なし」と考えているのか。後者なら東芝には明日は無い。
東芝の技術のすべてを集めた製品。技術者に好きにやれと言って作らせた。すべての技術者と従業員の熱意と夢が詰まった製品
 東芝が技術の全てを集めて、技術者が好きなことをやったら、こんなことになってしまいました。電源が入らないことから始まってとてもまともには動いている状態ではありません。なぜか番組情報の取得に命をかけています。使いたいユーザーの操作(意思)は無視します。ニーズは無視してシーズだけで出来上がった自己満足の製品という意味でしょうか?
BD(Blu-ray)陣営からケチがつかないような製品
 いやあ、こんなにひどい代物ならBD陣営はホッと胸をなでおろして喜んだでしょう。負ける気がしない。発売が遅れても怖くない。どうせだったらもう少し機能を落とそうか?そんなBD陣営の声が聞こえてきそうです。それとも、「明日はわが身」と思った?敵に塩を送ったような代物ですから、ケチのつけようがありません。
シンボリックなものにしたい
 東芝の技術力の象徴というのだから、この結果には責任を取ってもらわねばなりません。しかし、修理さえ拒否するのかよ!!悪い意味で東芝を象徴する製品であることは間違いありません。
日本のごく限られた消費者だけにお届けしたい
 こんな代物を海外に出荷した日には訴訟問題で首が回らなくなるでしょう。日本の神のごとき忍耐力と包容力を持った稀有なお客様だけに使っていただければ幸いです。但し、半端な忍耐力と包容力ではこの製品は使えませんので購入前に充分修行を積んでください。
業界最強の高音質、高画質回路を搭載した
 業界ってどこの業界?真のHigh End機器を開発・製造しているメーカーが聞いたら鼻で笑われるか、激怒されるかのどちらかです。真のHigh End機は何度観ても、聴いても惚れ惚れとしなければなりません。ぱっと観の第一印象が全てではありません。そして、持つこと自体に喜びを感じられる製品でなければなりません。存在自体に怒りしか湧いてこない代物にこのような修飾語を使うことは許されません。撤回してください。
100万円でも買いたいという製品だと信じている
 お一人だけ信じていてください。自称高級機がそれにふさわしい仕様さえ規定できない上に、バグ取りさえ終わっていないベータ版がどうすれば100万円の価値になるのでしょう?奢れる者は久しからずや。
超高級機???
 開発者の一人桑原氏は自称マニアだそうですが、この程度の機器で超高級という言葉を使うことに抵抗は感じないのでしょうか?確かに原価割れの定価が付いているのは判りますが、バグ取りは全く終わっていないし、故障と思うほどの反応の鈍さだし、信頼性はきわめて低く、出てきた画や音に感動は覚えません。増してや、持つ喜びという次元には到底到達できません。
 高級機は外観も重要な要素として芸術品としても評価の対象となります。それが、電源Offの時に煌々と赤いランプが点灯する趣味の悪さから嫌悪感を感じます。高級機なら当たり前のLCD Off機能もありません。そして、DVD再生中に画質調整が出来ないことは致命的です。自称マニアの桑原氏はいったいどうやって調整しているのか是非とも御教授願いたいものです。高級機に必要な要素も満足できていないのに、超高級機なんてよく言えますね。よくいる街の自称マニアレベルです。三管使ってればマニアなんて短絡的な発想しかできないことが真のマニアでないことを証明しています。
電源端子はIEC型で、市販の高級電源ケーブルに換えて音の差を楽しめる...
 こんなことを言っていますが、添付のCableは見た目も安物で、それに加えてGND端子が出ていません。当然本体側からもGND端子は出ていません。これでは電源に拘っても肝心のGND接続が出来なければ効果も大きく半減してしまいます。GNDをつなぐと何か問題が起きる?よく言えるなあ。確かにGNDは接続されませんが、市販の高級電源ケーブルは使えます。ただ、電源Cableで画や音の違いを楽しめるほどのレベルでは無いなあ。それなりのレベルのCableを使ってみたけど...。
RD-A1はホームシアターユーザーを特に意識したレコーダー
 「再生ファン向けの超高級レコーダー」なんだそうですけど、画質一つをとってもそれほどすばらしいとは思えませんでした。確かにまだAgingの余地はあるのでしょうけど、なかなか電源すら入れさせてもらえないし、Power Amp並みの大喰らいだし、だいたいまともに動きもしないし。画質について言うと、マニア向けの調整ではないことは明らかです。店頭で目立つ明るい(=黒が沈まない)調整なのは明らかです。マニアはこんな画には感動しません。それに画質調整のためのCheck Discも必須でしょう?それが使えないというのは、開発者がCheck Discすら使っていないということを露呈しています。それに暗い室内に煌々と点灯するランプも嫌います。あなたは本当にマニア?意識して無視したRecorderという意味?
「REGZA」 2000シリーズ報道発表記者会見編
お客様に「卓越感」「本質感」「高質感」という心の満足度を提供するために
 RD-A1を使ってみてこんなポリシーはかけらも感じられませんでした。
テレビ作りに対する真剣さ、こだわり。それを具現化する技術力
 これも同じくですが、何でも"仕様です"と逃げる姿勢に真剣さやこだわりをどうやって感じればよいのでしょう? 技術力?そんなのあったの?無能なメーカーの決まりごととして、技術力の無いのがそのことに気づかず"俺様にはすばらしい技術力がある"と自惚れていることです。
...という思いは画質に対する高い評価とともに確実にお客様へ伝わりはじめています
 もう一度最初から市場調査をやり直してください。ここまで思い違いをしているから、何時まで経ってもバグが取れないのでしょう。このウサギさんは、カメさんがゴールをしてもまだ自分が勝っていると信じて疑わないのだろうなあ。哀れ...。
第2世代 HD DVD Player報道発表記者会見編(11/15/06)
 国内ではプレーヤーは1万台弱(HD-XA1)、レコーダー(RD-A1)は5000台弱を販売したそうです。Playerは売れていないと感じますね。Recorderは価格を考えると売れているでしょう。でもそのうち何台返品されてる?そちらも公表してほしいなあ。
藤井上席常務:「日本で流通しているタイトルが少ない中では予想外の実績。第1世代は国内でも非常に順調だ」
 発売時の話とずいぶんかけ離れているように思いますが...。'年内(RD-A1が)1万台ぐらい'ではなかったでしたっけ。返品した人の数は引いてくださいね。流通しているタイトルが少ない件こそが予想外ではないですか?USの発売Listと比べるとかなり見劣りがします。
来年3月末までに世界合計50〜60万台の目標は達成可能だ
 どういう計算だとこうなるのか不明ですが、USではそれなりに売れているのでしょうけど、EUではまた立ち上がったばかりでしょ。日本は海外よりも新し物好きなので、海外よりも売れているはずです。それが返品分を差し引きせずに15K台程度だと、だいたいその3倍程度がいいところでしょう。日本では第二世代にはそれなりの魅力はありますが、今期中には両方あわせて100K台程度ではないでしょうか。Xboxは物の数には入らないでしょう。
(BD陣営に対して)何でみんな米国でしかプレーヤーを出さないのか。急速に次世代DVDムードを盛り上げたいのだが
 当然、理由は百も承知(画質ではかなわない、USではRecorder市場が大きくなく対抗上Playerを発売せざるを得ない)なわけですが、録画時間の短いRecorderには触れてほしくないわけで...。
正直、4万9800円で発売できるのは本当に誇りだ
 えっ、北米では最初から$500 Playerを発売していたではないですか。つまり、日本の市場は大切にしていないという事?
(RD-A1に対して)消費者の夢を壊すななどと批判も頂いた
 この意味を100%理解できないのですが、高価すぎて手が出ないということかと思われます。実際には、苦労して買った人に対してBugだらけでまともに動かないということで夢を壊していると理解すべきでしょう。
地上デジタルの録画時間は現在3時間50分(DLのはず)だが、次の製品にはトランスコーディングなどの技術を入れ、30Gバイトでも6時間に伸ばせる
 Trans Codingは、H.264等を指しているという理解でよろしいのでしょうか?リアルタイムは難しそう。ところでそのTrans CodingってRD-A1でも録再できるの?できないと最大のお得意様(RD-A1を買って使い続けている人たち)を失う事になりますよ。

東芝製品は買わない
 たったの一週間でこの結論に達しました。もっと建設的な項目を書きたいのですが、そこまではとても行き着けません。普通に使おうと思ってもこれほど独善的で使用者の操作すら拒絶する機器というのは初めてです。東芝の夢が詰まっていると自画自賛していましたが、詰まっているのはバグと膿でしょう。電源投入すら拒否するという傲慢さこそが東芝なのだなあと思い知らされました。言うことは利かない、動作は一度に一つだけ(但し、所々にBufferingのおまけつき)、動作そのものはかろうじて動いているといえるほど不安定...。おまけに初期不良であっても修理を拒否するという傲慢さ。これこそが東芝なのでしょう。おかげてサザエさんすら観る気を失ってしまいました。これが結論とは悲しいなあ。
 FirmがVer.02にUpdateされたそうですが、ここでも致命的な不具合が出ているようです。非常に基本的なことを東芝に問いたい。「あなたたちはこの代物を実際に使ってみたの?」一般で募集しなくとも関係者が自宅で一週間も使えばこんな代物とても市場には出せないということが判るでしょう。実働試験をやっていないことは明らかです。バグの出るレベルが特定の条件ではなく、普通に使っていてどころか基本的な操作でも出るのですから。これじゃあ味方も寝返るよなあ。
 HD vs BD戦争に関してはHD側の立場ですが、このRecorderもどきを使ってみてHDには明日は無いなあと感じています。新規格では常に敗者側にいるPanaも今回は勝ち組に入れる?(変わり身が早いので負け組の印象はありませんが、常に負け組みです)それよりもまだNeedsが高まっていないから、次の統一規格まで待たなければならない?不毛な戦争にまだ反撃ののろしを上げないSonyの真意は如何に?どっちも苦労しているのでしょうけど、ユーザーにとっては対岸の火事...。

総括!! HD DVDとRD-A1
 返品も決まったので総括しておきます。満足度は、使えないです。返品せざるを得ない対応の悪さも許せません。
HD DVD
 私にはBDの選択肢は考えられません(Sonyがいるから)から、HD支持の態度は変りませんが、初代機とはいえこれほど完成度が低ければ、HDの今後にも影響すると感じました。Forum加盟の各社が今後どの様に対応するかがカギになるでしょう。潜在的な能力はあると思いますが、技術的に優れていても戦略で失敗することもありますから、予断は許しません。
再生Mediaとして
 Audio/Visual界では全くの無名の東芝製しかありませんから、この状態が続けば破綻は間違いないでしょう。画質・音質そのものの潜在能力は充分かと思います。正直に言うと、返却日前日の調整で観たHDソフトの画質は充分に魅力のあるものでした。これ位の画質をちゃんと観ようとすると、Monitorの調整もかなり綿密に行う必要はあると思いますが、その苦労をする価値は充分にある画質だと思います。本当に感動できる画質・音質が提供できれば市場も動くでしょう。特に画質には期待できそうです。現状では放送波との差別化も難しい状態です。画質が優秀なSoftはContentsとしての魅力がいまいちとちぐはぐな状況です。
 海外では、BDの画質の評価が悪く(確かに圧倒的な高画質とは言えない)、再生環境も限られることからHD優位と思われます。圧縮方式でVC-1を採用したHDが画質的には有利と言われています。この段階で二の矢、三の矢を放てばかなり優位に立てるのではないでしょうか。ただ、映画もののDiscを観た印象ではまだ制作側でも改良の余地は充分あると思います。良質なContentsの制作をお願いいたします。
 映画会社は、放送による配信(Digital放送)よりもPackage Media(DVD)の方が画質(規格)が劣ることを憂慮しています。ですから、HD画像が収録できるMediaに対する関心は非常に高いと聞いています。確かにこれまで放送波の画質よりもPackage Mediaの方が低品質という事はありませんでした。(SellのVideo Tapeは例外か?)だから、映画会社も早くHDvsBD戦争は決着をつけてPackage MediaのHD化を勧めたいと考えているのは間違いないようです。
録画Mediaとして
 機器での評価は行えませんでしたが、先ずは現在の市場でどれほどのNeedsがあるかは疑問です。現状ではHDはほとんどが放送波の録画でしょう。各国の放送波の事情もありますから、単純に世界共通で使えるRecorderというのは簡単にはできないでしょう。先ずは日本で味見という感じです。とりあえずHDDに録画してお気に入りだけDiscに焼くことになるでしょうけど、生Discの価格と作業の手間を考えると当面はさほど伸びるとは思えません。Video Deckの操作でPanicになるお母さんにはDVD Recorderってどんな風に写っているのでしょう?従って生Discの価格もすぐには下がらないでしょう。おまけに録画時間の短さから生Discの価格ではBDに負ける可能性も高いです。これではますますジリ貧でしょう。先ずはPackage Mediaとしての地位の確保を優先するのが良いのではないでしょうか?
 多分、規格の見直しは行われるでしょう。-RWでは20GBとか言っていますから。もう少しがんばって一層で25GBまでできれば胸張ってBDと対抗できるのですが...。録画時間の短さは市場の動向として致命的ですから、規格を見直して仕切り直しというのはほぼ必須と思われます。二層のMediaが一層並の価格で販売できるとは思えませんし。そうすると未来永劫名前が残るはずのRD-A1は異端児として残る?まあ、HD Recorderは現状のままでは問題が多すぎるので、HD Rcorderとして考えるならRD-A1は対象から外すのが賢明でしょう。DVD Recorderとしてみても全く魅力はありませんが。
録音Mediaとして
 DVDでの反省から、最初から音声録音についても考慮したと言っていますが、実質具現化はされていません。Surround音源の録音というのはかなり限られた人しか出来ませんから、2CHでの録音が主流になると考えられます。すると、Linear PCMでは192K/24bitがmaxで現行DVDAとは差別化が出来ません。ましてや世間一般の主流は圧縮音声DATAの配信ですから、今後も主流になるとは思えません。私もDVDAで充分と考えています。Audio的には魅力はありません。これを考えている人はいないでしょうけど。現状ではAnalog入力のみの48K/16bit/2chのRecorderにはなり得ます。
ここが偉い!! HD DVD
 短い時間ですが使ってみてよくなっていると感じたところを書いておきます。
・高画質
 現状では東芝製のPlayer(Recorder)しかないのが不憫ですが、潜在能力は充分だと思います。これを生かすも殺すもDVD Forum参加各社がどう動くかです。一刻も早く真の意味でFlagshipとなるModelの発売が期待されます。(私はVRDS-HD(仮称)メカ待ち)
 但し、Monitorも含めて映像調整はかなりシビアになると実感しました。これまでもDVDの時以上に繊細な調整が必要です。この辺の事はLDの時代からVisualにのめりこんでいる人には改めて言うまでもないでしょう。
・Warning画面がSkipできる?
 DVDだと冒頭散々見せ付けられるWarning画面やCMはSkip Keyで簡単に飛ばせました。未来永劫こうなのかは不明です。また、東芝のバグかもしれません。(これは許そう)US HD DVDにはどれもWarningの後にHDのCMが延々と流されます。この部分はSkipできます。はっきり言ってしつこい。
→ただ、最終日に操作してみると、Skipできませんでした。こちらが正常動作?
・Seamless再生
 規格に謳われているので安心です。二層DVDだと層の切り替わり時に一瞬Freezeしますが、HDではそれがありません。一瞬のことですが冷めますからねえ。DVD PlayerでもSeamless再生の動きはあるようです。
・Region Code...
 最終的にどうなるのかは不明ですが、今のところ発売国によるGuardはかかっていません。US盤を6枚買いましたが全て再生できました。また、HDではUSと同じCodeになるという話もあります。それが実現すると、かなり安価で購入できますし、もしかしたら早く観ることもできるかもしれません。ただ、PAL版は'06年4月から規制がかかって新作は発送してくれなくなりましたので、同様の措置が取られる可能性はあります。日本の発売元も価格面等でよりいっそうの努力をしてくれるでしょうし。ただ、DVDで比較をするとUS版のDVDというのはお国柄が出ていて大味との印象があります。アップの映像はJP版と遜色ありませんが、引きの映像では大味な画が非常に気になります。これはJP版と比べるとはっきり判ります。このことは幸か不幸かRegion Codeのおかげでほとんどの人が気づかずにいます。

ここが偉い!! RD-A1
 返品の後SharpのRecorderを買いました。比べてみると良いところもあるので追記しておきます。
・VR Modeの設定がきめ細やか
 Audio優先(LPCM)とVideo優先の設定が細かくできます。Audio優先なら、音声はLPCMにしてVideoの圧縮度で時間調整が可能です。Video優先なら、音声はD.D.にしてVideoにRateを優先させることも可能です。音楽ものならAudio優先、映画ものならVideo優先という使い分けが可能です。通常のRecorderなら、AudioとVideoとを個別に設定する事はできません。
・Tunerの感度が高い
 Tunerが1台(内部で電波を分配する必要が無い)ということもあるかもしれませんが、Tunerの感度はSharp製よりも高いと感じます。特に地デジでは顕著です。Sharp製では受信状態が非常にクリティカルですが、RD-A1では安定して受信できていました。

Hi-Viの記事
 あまりにばかばかしいので真剣にはみませんでしたが、上記のようなとんでもない代物でも、広告料と袖の下さえ出せばここまで褒めちぎってくれるのだと実感できました。これでは消費者が金を払って買うような代物ではありませんね。駅で配っているティッシュと同じく只で配ったら?その製品がどういうものであるかという情報をお金を払って購入するわけで、その情報に嘘があっては、それは詐欺でしょう。高い雑誌を買ってその記事を信じて高い買い物をしたのにその品物がろくに使えもしない発熱体だったらどうします?以前もP社のTurn Tableメカで同様のことがありました。これはStereo Sound誌の方です。絶賛の嵐のこの製品。しばらくしたら中古屋に山積みです。お店で試聴すれば、記事が嘘っぱちなのは判ったのに...。中古屋に売られてもメーカーには痛くもかゆくもありませんからねぇ。この時は返品に足る充分な理由は無かった(音が悪いというのは致命的だけど、主観評価だから返品を断っても文句が言えない)ので仕方ありませんが、RD-A1なら返品に足る充分な理由はごろごろしていますから、返品はしやすいでしょう。しかし、株式会社ステレオサウンドという出版社は社会的な使命を理解しているとはとても思えませんね。自社の反映のために読者を騙すとは...。
RD-A1
 これほどSeeds側の東芝と市場との温度差の大きな商品も珍しいですね。東芝は「超高級機」だ「100万でも買う」だ「技術的に出来ることは全てやった」だとか自画自賛していますが、実際に使ってみるとこれとは正反対の評価になってしまいます。これまでの東芝DVD Recorderの持つ不具合を継承し、更にHD化によるBugが付加されたとんでもない代物が出来上がってしまいました。Debugも不十分なままの見切り発車でサポートにはクレームの嵐です。最初の東芝の誇大広告が派手だっただけにその反動も半端では無いでしょう。販売店も大変だろうなあ。今年中に1万台出荷するそうですが、そのほとんどが東芝とその関係会社のBonus現品支給用と思われます。
 東芝の本音は、「DVDで勝ったので次は安泰だ。先に市場に製品を投入できればすぐに勝負は着くだろう」と非常に思い上がった楽観的な予想をしていることはこの製品を使ってみて強く感じました。発売を急ぐあまり、あまりに不十分なDebugの結果です。通常、全くの新規格の製品の場合、試作品を一般の人にMonitorしてもらい、その結果を製品に反映させるという工程がありますが、この手の味見は一切行われていません。社内の簡単(同社製Monitorとの接続のみ)なTestしかしていないでしょう。東芝はこれまでAudio/Visualマニアに受ける製品を出していませんから、マニアとのチャネルはありませんでした。つまり、市場のNeedsというものを知るアンテナが無かった訳ですが、そのことには気づいていなかったでしょう。試作品のMonitorをしなかったことからもそのことは判ります。DVDでの勝利で慢心もしていたでしょう。その中で東芝社員の自称マニアをかき集めて製品コンセプトを決め好きなようにやらせた結果がRD-A1ということです。つまりRD-A1はせいぜい東芝社員の自称マニアの最高レベルにしかならないわけです。これが真のマニアにどれほど通用するのか?...全く通用しませんでしたね。東芝の底の浅さを露呈しただけでした。RD-A1が未来永劫残る名前だとのことですが、失敗作としては残るでしょう。東芝はHD DVD規格の存続を優先して、AV界で確固たる地位を築いているメーカーに真のFlagship Modelの開発をお願いし、早急に市場投入してもらうべきです。少なくともPlayerは年末商戦に間に合わなければなりません。でなければ、HD DVDも明日はありません。そのことに東芝が気づくかどうかでHD DVD規格の運命は決まってしまいます。(私の予想では、RD-A1のPlayer機能だけを取り出したアンチョコなPlayerを中途半端な値段[\150Kとか]で出すのが関の山ではないかと思っています。)