乗車した第一印象は足つき性が悪いことです。従来車種よりシートが5センチも高く、幅もあるので出来れば身長
170cm以上は欲しいところです。身長181cmの私でぎりぎり両足が完全に着く程度です。
乗り心地ですが、リアは結構ゴツゴツして硬めです。クッションストロークを増やして乗り心地を改善しているはずで
すが、将来の高速道路二人乗り解禁をも視野に入れたセッティングなのかも知れません。また、フレーム剛性を上
ていることからフレームを変形させてショックを吸収させることが期待できないことや、タイヤのサイズアップなど様々
な要因が複合しているのかも知れません。
エンジンについては慣らし中のため申し上げられませんが、普通に発進する分には194キロの車重をそれほど感じ
させません。ただ今まで車重150キロクラスの250ccスクーターで常に全開で発進していた人が同等の初期加速を求
めるのは無理があると思います。中速域以降の加速は慣らしが終わった段階で吟味しようと思います。慣らし中は
5千回転までと取扱説明書に書かれていますが、5千回転回せば交通の流れには充分ついていけます。
他に感じたことは低速走行でのふらつきが少ないことです。これはF14インチタイヤ及び低重心化の影響が大きい
のではと思います。また、メインスタンドがけも低重心化のためか、楽に出来ます。
気になった点は、エンジンが完全に暖気してからパンパンとアフターファイヤーが発生することです。
インジェクション化で混合気が薄くなっていることや二次エア導入による再燃焼システムなどの新機構によるものか
も知れません。さらに停車直前(時速20キロ前後)に前へ突き出されるようなショックが発生します。これはギアが
抜けて惰性走行に切り替わる際のクラッチのつながりが悪いのかも知れません。
追記(04年3月21日)
150km程度の慣らしツーリングをしましたが、上記アフターファイヤーはまれに発生する程度で問題ないようです。
停車直前のショックに関しては頻繁に発生するのでショップでメカニックに試乗して確認していただきました。
その結果、Gマジェはエンジンブレーキが良く効くので停車直前にエンジンブレーキが解除されるのでその反動では
ないかという見解です。駆動系のトラブルとは考えにくいということですが、一度ヤマハに問い合わせてみるそうです。
確かにGマジェのエンジンブレーキは良く効くのでメカニックの判断が正しいのかも知れません。最終判断は後日と
いうことに。
追記(04年3月24日)
上記停車前のショックについて同様の症状を訴えるユーザーから連絡をいただきました。
その方は2代目マジェスティからの乗換えですが、前モデルでは全然感じなかった症状なので私と同じく疑問をお持
ちのようです。Gマジェが初めてのスクーターという方なら「こんなものかな」と思うかも知れませんが、初期型や2代
目からの乗換えをした者にとってこのショックには違和感を覚えます。もし同様の症状を訴える方からの問い合わせ
が相当数になれば、ヤマハはなんらかの対策を講じることになるかも知れませんが、それまでは現状維持になるも
のと思います。
追記(04年4月3日)
500km程度走行しました。中速域からの加速は重い車体をものともせず、旧マジェより早いです。
ワインディング前方の時速40〜50kmの車を追い越す機会が幾度かありましたが、明らかに旧マジェより素早い追い
越しが可能です。ゼロ発進はややもたつくも、少し速度がのった以降の加速はGマジェが勝るというのが現在の印象
です。
燃費を報告します。慣らしでの大人しい運転で28km/Lとなりました。過去の経験からすれば新車直後の燃費は悪い
ので、慣らしが完了する頃にはもう少し伸びるかもかも知れません。
ちなみに私の経験から旧マジェで同一条件で走ると35km/L程度だと思うので、20%ほど悪いことになります。
旧マジェより47kg重い車重、高い出力からすれば仕方ないことと思います。
気になった点は、@ウインカーランプがメーター内下部にあり、それも小型なので昼時は見にくい。A午後以降に
太陽を背にして走ると太陽光が反射して液晶画面が見にくくなることがあります。
最終インプレッション(04年4月12日)
納車1ヶ月経過しましたが、全体の印象は上述から変わりません。
車重があるのとクラッチが繋がる回転数が高めに設定してあるためか、ゼロ発進は僅かにもたつく感がありますが、
ある程度速度が出てからは旧マジェより加速します。通常域では5300回転程度が最高回転のようで、追い越しをか
ける時も5300回転あたりまでしか回りません。5300回転以上回るのは速度にして90Km以上のようです。
メインスタンドがけが楽だと上述しましたが、反対に戻す時はズッシリ重量を感じます。
燃費ですが2回目の計測で30Km/Lとなりました。これは渋滞のないツーリングという条件なので、都市部の通勤のよ
うな「ゴー・アンドストップ」が続くような場合は車重が災いし、あまり期待できないかも知れません。
最後にバッテリーですが、構造上リアが重たいスクーターはリアをなるべく軽くするのが基本なのに何故バッテリーを
テールランプ裏側にもっていったのか理解できません。優先順位で最後部に追いやられたのかも知れませんが、冬
場にバッテリーあがりを防止するため端子を外そうと思ってもバッテリーに到達するまでが面倒で、メンテナンス性を
考慮して欲しかったと思います。
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