ニーチェの科学批判

−『悲劇の誕生』を手がかりにして−



もし、死者の復活がないのなら、
「あすは死ぬのだ。さあ、飲み食いしようではないか。」
ということになるのです。


『コリント人への手紙 第一』15:32

(放送大学の修士論文を手直しした。2007年8月)

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パスカルの生誕地クレルモン・フェラン(2004.9.1)

パスカルの後の300年余の歴史は、彼の「許せない」「神なしのデカルト主義」に大きく傾いた。それはヨーロッパだけでなく、地球全部をまきこんでいる。



               §目次§


要旨
                     
§序、科学の目的は世界絶滅である         
§1、「神話を背景としてすべてを描きなおすこと」
●1−1、ミュトス――ロゴス          
●1−2、ニーチェの作品形式       
§2、『悲劇の誕生』
●2−1、『悲劇の誕生』の三つの序文
●2−2、世界史の転回点       
●2−3、科学の奥伝の伝授者であるソクラテス
●2−4、生から科学を見る            
§3、ニーチェの「実証的科学の信仰の時代」?
●3―1、ニーチェ「三期説」            
●3−2、「実証的科学の信仰の時代」に対する反証
§4、ニーチェの二世界論肯定
●4−1、ニーチェの二世界論           
●4−2、ニーチェの素性            
●4−3、現世否定               
●4−4、ゾロアスター             
●4−5、仏陀                 
●4−6、イエス                 
●4−7、プラトン                
●4−8、ニーチェの「運命」          
§5、近代とは二世界論崩壊の過程である
●5−1、科学革命               
●5−2、ニヒリズム              
●5−3、自然科学とニヒリズム       
●5−4、パスカルとゲーテ          
●5−5、科学と哲学              
§結語、 覆面の聖者
●結−1、覆面の聖者             
●結―2、ニーチェの一貫したもの      
●結―3、もう一度『悲劇の誕生』      
●結―4、「裸の事実             



引用文献(本文中に書いたもの以外)

●『白水社ニーチェ全集』
たとえば「一期12巻93ページ」なら(1・12・93)と書いた。
●『理想社ニーチェ全集』
たとえば「9巻28ページ」なら(9・28)と書いた。
『悲劇の誕生』秋山英夫訳・岩波文庫は、単に()内にページ数を書いた。
●『この人を見よ』手塚富雄訳・岩波文庫は、(この人11)のように()内にページ数を書いた。
●『聖書』の引用は「新改訳、いのちことば社」昭和45年、である。
●原文のドイツ語は筆者が付け加えた。

参考文献は本文中に書いた。



謝辞

一年猶予をもらいやっと修士論文の完成にこぎつけました。担当の柏原啓一先生にはわざわざ貴重な論文を郵送していただいて、ありがとうございました。渡邊二郎先生はじめ放送大学の先生方に心からお礼を申し上げます。


三井直人

放送大学大学院 文化科学研究所総合文化プログラム(文化情報科学群)
    柏原啓一教授
    佐藤康邦教授
    平成18年12月

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