維新を進めるには何をすれば良いでしょうか

 

 解決すべき課題とは何なのか

 議論して歩く中で、重要な問題に気付きました。多くの国民は選んだ議員(公務員)が国民への奉仕者(憲法15条)としての仕事をしていないのに正常(常識)と思っていることです。国民は財政問題や失業の問題を国(国会)が勝手に決めていることにも何の疑問も示さなくなっています。
 国民が国に要求をだし、国(議会)に解決策をださせるのが議会制民主主義の仕組みです。ところが国民は自分たちから要望を出さないし、国会(議員)が何を決めても意見を言わないようになっているのです。
 戦後には国民の声が総評などの組合に集約され、その声で国が動いていた時期がありました。税金(財政)や仕事(収入)のことでもまず国民が声をだしていました。この民主主義の基本(国民主権)が完全になくなっているのです。

 本物の民主主義に変えるには国民が直接民主組織(組合など)を作ることです

 だが組合を作れば財界に睨まれ、悪くすれば仕事を奪われることがあります。今の社会では仕事や収入を守るための組合(民主主義の基礎)を作ったりすると犠牲にされるのです。犠牲を怖がる同業者を組合に組織するためには奇兵隊を結成するくらいの困難があると思います。
 だが同業者同士が奪い合いを続けるなら永遠にデフレ(安売り競争)から抜けることはできません。デフレから脱却するためには仕事を分配(ワークシェア)し、商品の質的な向上や節約の努力によって国民の収入が向上していく競争に変えるしかないと思います。
 分配や競争のルールは同業者が組合で話し合って決めるのです。戦後の食糧管理制度の下での農業協同組合がそう言う内容の運営をしていました。だが今では組合全体が崩壊状態になっています。
 対立していた士農工商を奇兵隊に組織したのは決死の覚悟をした武士階級の若者でした。では競争し、奪い合っている同業者を誰が組織するのか?「仲間を守れなければ自分も守れない」ことを知っている人だと思います。そして統率力をもっている職人(企業主)です。こうした力と先見性をもつ人が21世紀の歴史を切りひらいてくれると思います。

 国民が破産の恐怖を乗り越えることも必要です

 多くの国民は「生活費が90万円必要なのに収入が40万円しかなく、1000万円も借金しておれば破産しかない」と言えば認めます。だが同時に国の破産による混乱を恐れています。このため政府による犠牲の押し付けをズルズルと認めさせられるのです。
 これは国が破産した時の処理方法を知っていないことが原因だと思います。空襲で破壊された日本がなぜ急速に戦後復興をすることができたのか?この理由は連合国の管理下で、昭和22年に財産税法による破産処理が実施されたことが大きいと思います。富者(財産)から税金を取ったこの法律によって国の借金と貧富の格差が同時に解決できたからです。
 この他、ベトナム戦争後のニクソンショック、ロシア、韓国、トルコの破産、アイスランド、ギリシャなどの破産処理があります。こうした破産処理も国民に役立てることができます。他人任せが間違いなのです。国民のためになる破産処理は国民自身が調べることが必要だということです。

 破産への備えと変革への準備を進めることが必要です

 先進国の多くが財政破綻から抜けられなくなっています。経済成長が止まり、借金が増大し、失業と生活苦が引き金となって暴動が起き、国が崩壊を始めています。
 日本もギリシャやスペインやイギリスのようになっていくと思います。国民の怒りが爆発する前に準備を進めないと単なる暴動(破壊)になると思います。 
 破産したギリシャでは収入が減って生活物資が買えない状態になりました。灯油が買えないため国民は木を切り、薪で暖房したのです。自殺者も出ました。こうした悲劇を防ぐには破産が始まる前の備えが大切だと言えます。
 国が破産し、円が紙切れ同然になれば輸入物資は買えなくなります。だが生活物資が自給できるなら悲劇は小さくできます。国内産業を守ることが国民の生活(国)を守ることになるのです。
 生活物資を生産し管理していたポーランドの自主管理労組連帯が独裁権力に勝てたのは生活物資(兵糧)を握っていたことが大きいのです。
 だがギリシャのように産業が空洞化し、生活物資が不足すれば悲劇は深刻になります。破産の前に食料やエネルギーなどの生活物資を確保できる体制を整えておくことが必要です。

 自給で生きてきた原人が群れを作って助け合いを始めたのが国の始まりです。生活の原点は自給なのです。21世紀の維新を実現するには自給できる小国家をめざし、全国に広げて行くしかないと思います。
 第一に地産地消型の共生(分業)社会を目指すことを基本にすることだと思います。第二には仕事や生活を守るための同業者の組織(組合)を作ることが必要です。明治維新の実現は対立していた士農工商が奇兵隊(四民平等の組織)を作ったことで実現できました。同業者が対立していたら新しい社会(民主主義)は実現できないのです。 

                    
人類絶滅の可能性も高まっている
 

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