Fender Japan Telecaster


下地は白にしています。銀も試してみましたが、仕上げがメタリック系なので、白に戻しました。シーラーとかプラサフといった目止材は使ってません。
バックはこんな感じです。この下塗りで600番から1000番くらいまで磨きあげて、表面のでこぼこをならします。アッシュ材は目がクッキリしてますのでここが一番ダイジなとこだと思います。
本塗あがり。クライアントより500mlのスプレー缶を3缶ご用意いただきましたが、仕上がり具合がも一つだったため、さらに3缶使いました。 スプレーは、塗るというより、乗せるといった感じで、薄く乗せては800番のペーパーでみがき、また乗せては、、の繰返しです。
トップはもちろん大事ですが、バックには取付けるパーツがありませんし丁寧に仕上げます。
パックマンみたいですが、ボディ裏の弦止めをマスキングしていたステッカーです。めくれてる部分が塗装の厚さになります。
コントロール部分も磨き上げます。
アメリカ製のポットが使われてます。テレのオリジナル配線になっており、セレクタスイッチ第1ポジションでフロントPU+キャパシタ、第2でフロント、第3がリアPUとなります。またこの米国製スイッチは3段なんですが、ハーフポジションにもきちんと止まるので、フロント、リアのミックスの音が簡単にセレクトできます。
フレットもゴシゴシ。ナット、ブリッジ、フレット、ペグは弦を支える大事なパーツです。ピックアップがエレキギターのエンジンなら、それらはタイヤとかサスペンションでしょうか。いくらいいエンジン積んでても、タイヤやサスがダメならその車は相応の能力は発揮できませんよね。
指板を保護しているステンレスのものは「字消板」というものでホームセンターの工具コーナーでゲットできます。元は1枚につながってたんですが、溝をやや広げ2つに切りました。かなり使ってますので、この形に変形してます。
ロックペグに弦をつけるさいは、弦通し穴を、ネックに対し垂直にし、まずペグポストの入口側の穴で弦を折り、次に出口側の弦をヘッド方向に折ってから、裏の弦押さえネジを回します。ポストの穴をネックと並行させて弦をはり、その張力を弦押さえだけに任せてしまうのはコクです。
ネックポケットに精神衛生上あまり好ましくないシムがあります。これは組み上げ時にとることになるでしょうし、実際とりました。以前は塗装の厚みが3mmほどあり、その上にブリッジが乗ってたわけで、再塗装によりブリッジ自体が低くなったからです。
ネジ止めのさい、いったん緩める左方向へ回し、コトン、とネジが落ちたところから締めていきます。ネックを取り付けてる大きなネジがわかりやすいかもしれません。ペットボトルのキャップを締めるときにも体感できると思います。
PUキャビティの下に、いくつか穴がありますが、テレタイプのギターによっては、あったりなかったりするのが、弦アース用のもので、キャビティに一番近いところにある穴です。リアPUのベースプレートに金属の物が使われてる場合、PUスクリューを通して弦はアースされます。
なんとか組上げ終了。ネックがやや順ゾリだったため、ほぼストレートまでセットしました。ロッドを効かすことでネックに硬度を持たせます。弦の張力に負けないようにするわけです。

今回、このような機会を与えて下さったTさんに感謝します。ありがとうございました。

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