1904年(明治37年)
宮島大八(詠士)、中国語教科書『官話急就篇』を善隣書院より刊行。
1933年(昭和8年)
書名を『急就篇』と改称。
創刊から40年間で170版あまり出版された。
内容
『急就篇』は、「発音表記」「訳」「解説」もない、漢字で書かれた中国語 文が羅列されているだけの本である。
書名について
宮島大八(詠士)は、漢時代につくられた本の名前「急就篇」が現代まで伝 えられて名が残ったように、この本が中国語の教科書として、未来永劫の命 を持って伝えられることを願って命名する。
『急就篇』の内容と現代『中国語の教科書』を比較
『急就篇』は、「会話主義」をとっており、文章を丸暗記していくという単純な構成ながら、その例文が現実の生活に密着したものなのですぐに役立つ、徹底した実用本位のテキストだったのが、中国語の学習に適していたように思われます。
現代『中国語の教科書』は、最近の文法学の発展の成果をふまえて創られています。その教科書が、必ずしも学習者の役に立っているかどうか考えると....
『急就篇』は、「まだ」「まだ」引退するのは、早いと思っております。
『急就篇』は、100年前に創られた本です。
少し、古典になってしまっています。
しかしながら、革新的な教科書として、明治時代にデビューした本の内容は、現在「中国語教科書」と見比べても遜色がないと思います。
そして、今後とも、『急就篇』が愛読されるつづける為に、.....現代「中国語教育」の礎石として、脈々と語れる継がれる存在を目指して、努力します。
