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ファミコン版より一ヶ月ほど早く(1992年10月30日)発売されながらファミコン版に比べると話題に上る機会が少ない(と思われる)ゲームボーイ版の「キョロちゃんランド」についてもここで簡単に言及しておきたい。
面構成などゲームの基本的な部分の多くはファミコン版と共通しているので攻略パターンもほぼ同じものが通用するが、細かく見ていくとファミコン版とは異なる部分も少なからず存在する。
まず最初に目に付くのはゲームの難易度選択オプションが無いところ。つまりファミコン版の「HEROモード」にあたるものは存在しないことになる。
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ゲームボーイの小さなディスプレイでもゲーム画面は意外に見やすく、ファミコン版と比べて遊び心地が劣るというようなことは基本的にはない。画面の見やすさを優先して情報量を削ったことが功を奏しているのだろう。
しかし場面によってはそれが裏目に出て余計な苦労を強いられることもある。例えばステージ1のこの場所。
エレベーターに乗り込む以前の段階で既に頭上の敵キャラが見えなくなってしまっているので、衝突を避けるためのタイミングを画面を見て計ることができない。
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ボーナスステージはファミコン版とは全く異なるものになっている。
時間的余裕がかなりあり敵キャラも一切出現しないのでファミコン版に比べると楽勝…と思いきや実はそうではない。
画面の上段に居座り続けることができれば確かに楽勝なのだが、間合いの厳しいジャンプを要求される場所がどの面にもいくつかあり、そこを誤って下段に落ちてしまうと上段にはもう二度と戻れないのである。そしてその後はたいてい沼地に落ちて終了…という結末が待っている。
事実上「一度でも足を踏み外したら終わり」と言っても過言ではないだろう。
ボーナスステージは全部で7面あるが、足場の配置が若干異なるだけで基本的にはどれも変わり映えがしないのがまた困りものである。
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ボーナスステージこそ不必要に神経をすり減らす作りになっているものの、そのボーナスに頼らなくても各面をクリアするための持ち時間は最初から十分にあり、美学的な見地を別にすればボーナスステージがうまくクリアできなくても実はそれほど痛手にはならない。またHEROモードが存在しないことも含めて、ゲーム全体の難易度はファミコン版よりは若干下がっていると考えて良いだろう。
そもそもゲームの作り自体がファミコン版よりわずかながら甘めになっているのではと推察せしめる要素もある。例えばステージ2のこんな場面。
ゲームボーイ版ではこのエレベーターに乗ったままでも頭上の敵キャラと衝突せずに済むのである。
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ゲームボーイ版でも攻略パターンはほぼ同じと書いたが「全く」同じという訳ではない。ファミコン版とは敵キャラの挙動が違っている場所もいくつかあり、そこではゲームボーイ版に合わせた独特の気配りが必要になってくる。
例えばステージ5のこの場面。
ファミコン版では登場しなかった「巡回型」の敵キャラが出現するので、慌てて下に降りずにその場の高さで敵を出現させて衝突を避けねばならない。
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ハイスコアを更新すると名前を登録することができる。
しかし電源を切ると消えてしまうので特に意味はない(笑)。
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