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キョロちゃんと言えばここで改めて説明するまでもなく、森永製菓の看板商品であるチョコボールのイメージキャラクターとしてあまりにも有名だが、その名を冠したこのファミコンソフト「キョロちゃんランド」は、キョロちゃんというキャラクターの愛らしさとは相容れない不気味かつ重苦しい雰囲気がソフトを手にした者を打ちのめし、またファミコンそのものが歴史的役割を終えつつあった1992年という発売時期の遅さと出荷本数の少なさも相まって、クリアに漕ぎ着けたプレイヤーの数は発売以降十数年を経た現在でもごく少数にとどまっている。
それゆえ、このゲームの背後に隠されている真の魅力については今もなお十分には語られていないのが実情である。 |
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見た目の不気味さや出荷数の少なさも確かにこの「キョロちゃんランド」を謎のソフトに仕立て上げている要因の一つではあるが、それよりも問題なのは何と言ってもゲームの難易度の高さであろう。
お世辞にも良いとは言えない操作性、意地悪な敵の配置、普通の床と全く見分けが付かない落とし穴、そして塔の随所に仕組まれた難解な謎…そのどれもがこのゲームをクソゲー呼ばわりせしめるに十分なものだと言わざるを得ない。しかしこれらは仕組まれたものであるが故に克服することもまた可能であり、それを成し遂げることで得られる達成感もまた格別なものであることを敢えて強調しておきたい。
オプション画面で「HERO」を選ぶと難易度は更に上昇する。
この記事では「HERO」を選ぶことを前提として攻略を進めていく。 |
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このゲームに登場する敵キャラは大まかに二種類に分類することができる。塔の所定の場所に配置された固定型の敵と、一定の条件下で画面外からキョロちゃんを積極的に狙って飛んでくる巡回型の敵(左図円内参照)がそれである。
中でもこの「巡回型」の敵は厄介である。他のほとんどの敵と同様に倒すことができない上に、あらゆる障害物を無視して真っ直ぐキョロちゃんに向かって突っ込んでくるからである。
トンネルを使ってやり過ごすことができない所では、常にキョロちゃんと同じ高さで現れてくるというこの敵の性質を逆用して身をかわす。すなわち、「巡回型」の敵が出現するのを待ってからキョロちゃんを逃がすのである。 |
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敵キャラの性質について覚えておいて欲しいことがもう一つある。
それは、一画面中には全部で4体までしか同時に敵が出現できないという事実である。
例えば左図。ご覧の通りすでに4体の敵キャラが存在しているので、この状態を維持している限りこれ以上新たな敵が出現してくることは絶対にないのである。
ハード的な制約の多かった昔のゲームならではの現象でもあるが、場面によってはこの性質を利用して敵の動きを制御することができる。そういう場面自体がそれほど多くはないのだが、とりあえず覚えておいて損はないだろう。 |