2003.11.19 2巡目西村か須永か!? ドラフト会議を翌日に控え、神田錦町の球団本部で最終的な打ち合わせを終えた巨人の三山球団代表は「当日、フタを開けてみないと分からない」と苦しい胸の内を吐露した。12日に宮崎秋季キャンプを指揮している堀内監督と編成会議を行い、その席で指揮官からは「巨人の将来を担う投手を獲ってほしい」と、ポスト工藤、ポスト桑田の補強を要請された。既に即戦力左腕として東京ガスの内海哲也(21)の自由獲得枠での入団を決めているが、2巡目以降には将来性豊かな高校生の西村、須永を指名する方針を決定。両投手とも意中球団として巨人の名前を挙げ、すでにそれ以外の球団から指名を受けた場合はいずれも社会人に進む意向を示している。 だが、西村に対してはヤクルトが強行指名をチラつかせるなど“障害”も多く、三山代表ら巨人フロントは最悪の事態を想定。二人とも指名できなかった場合には日本生命の佐藤充投手(25)を指名することも検討していた。ところが、この日になって巨人関係者に日本ハムに続いてヤクルトが西村指名を回避するとの情報が舞い込んで事態は急転。2巡目の時点で西村、須永の二人がそろって指名可能な状態にある公算が高くなった。だが、喜びもつかの間、問題はここからだ。2巡目で西村を指名すると、須永は近鉄、西武に強奪される可能性が高い。逆に須永を指名すると3巡目で広島に西村を指名されてしまう。つまり、2巡目の時点で巨人は西村か須永かの二者択一を迫られることになるわけだ。 巨人の土井球団社長は「スカウトの評価では右か左かの違いだけで、いずれも巨人の将来を担える逸材。甲乙つけがたい、ということだった」と、当日ギリギリまで優先順位がつけられないことを強調。究極の選択を迫られ、思わぬ苦悩に陥っている。ただ、ある球団関係者は「堀内監督は左投手を欲しがっていた」と話しており、巨人が西村を“回避”して須永を2巡目で指名する可能性もあるが、果たして――。右左どちらを優先するのか。堀内監督以下、巨人勢はドラフト会場で最後の最後まで悩み続ける。
巨人入りを熱望するセンバツ優勝投手、広陵・西村は「気持ちは変わってないです」と話し、あらためて巨人以外なら社会人入りの意向を示した。強行指名を予定していたヤクルトが直前で回避する可能性も出てきたが「あす(19日)全部決まることなんで待つだけ。(結果が)気にはなるけど、自分で決められることじゃないんで考えてもどうにもならない。不安はない」と続けた。広島の1巡目指名が確実となっている捕手の白浜から「どこでも行け」と冷やかされ、最後は「広陵で野球をやっている間は運がいい方だったから」とも。自らの強運を信じ、希望通り2巡目で巨人からの指名があることをひたすら願っていた。
プロ野球のドラフト会議は19日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで開かれる。最大の注目は巨人、ヤクルトが2巡目で獲得を狙うセンバツV右腕、西村健太朗投手(3年)=広島・広陵高。巨人志望を表明している同投手に対して、ヤクルトは現役引退したばかりのかつての新人王右腕、伊藤智の背番号『21』を用意して強行指名の構え。争奪戦は“仁義なきSGバトル”の様相を呈している。 YGマークへのあこがれは、ドラフトの前日になっても変わらない。西村があらためて巨人一本の姿勢を打ち出した。 「よく眠れてます。甲子園の決勝の前も普通に寝てましたし、もともと緊張しないんです。(プロに)行くのなら好きなところに行きたい。気持ちは変わりません」 高校ナンバーワン右腕を巡る争奪戦。2巡目以降はウエーバーとなるため、ヤクルトの強行指名が濃厚。しかし、巨人以外ならプロ拒否の姿勢を貫く。「ヤクルトが指名しても交渉の席につくことはない。1位指名すると言ったロッテが下りたんですから、これで違う球団に行ったら失礼にあたりますよ」。広陵高の関係者は、その強固な思いを代弁した。 ヤクルトには今月10日に、自らの胸の内を伝えた。たとえ強行指名されても話し合いの場すら与えない。すでに就職試験を受けている社会人の日立製作所に入社。3年後のドラフトで巨人を逆指名する腹づもりだ。巨人はいち早く、西村が高校2年の春から密着マークを続けた。担当の山下スカウトは「本人の意志は相当、固いみたいですね。他の球団に指名されても行かないでしょう」と自信満々で、指名権を得た場合には21日にあいさつを行うプランも明かした。相思相愛ムードのなか、いよいよ“運命の日”を迎える。 「自分が決めることじゃないので、不安はありません。あしたには全部が決まるし、それを待つだけです。楽天家じゃないけど、どうにかなると思っています」授業終了後、西村はこの日もいつも通りに自主トレを行った。一夜明ければ新しい世界が右腕を待ち受ける。巨人か、社会人か、それとも…。ひたすら汗を流し、そのときに備えた。
こちらも“あこがれの巨人一本”だ。高校球界最高左腕、浦和学院の須永英輝投手(3年)が18日、あくまで巨人一筋を強調した。競合が予想された日本ハムがこの日までに指名回避の動き。ヤクルトが西村を強行指名した場合、巨人の2巡目での指名が有力だ。甲子園に3度出場した左腕が今度は東京ドームを沸かせる。もう、信じて待つだけだ。ドラフトを翌日に控えた須永は、浦和学院高グラウンドで、晴れやかな表情を浮かべた。 「信じて待ちます。緊張も迷いもありません。あとは運に任せるだけです」 小さいころからのあこがれだった巨人からの指名が、グッと現実味を帯びてきた。競合が予想された日本ハムがこの日までに指名回避の方針をほぼ固め、須永の巨人入りに障害はなくなった。 須永はMAX144キロの速球に加え、キレのあるカーブ、スライダーが武器。甲子園にも2年春夏、3年春と3季連続出場を果たすなど大舞台を経験。安定した先発左腕の育成が課題の巨人が2、3年後の柱として大きな期待を寄せている。 すでに9月下旬に退部届を出した須永は、野球部合宿所から荒川区内の実家に戻ると、母・清美さん(45)の手料理で体力増強に励んでいる。「実家に戻ってから3キロ太りました。(プロに向けて)もっと体を太くしたい」。気持ちは早くも東京ドームのマウンドだ。 17日には伸びた髪を美容院で短くカット。あとは19日の巨人からの待望の指名会見に臨むだけだ。
ドラフト会議が今日19日午後2時から、都内のホテルで行われる。最大の焦点は、今春センバツ優勝右腕、広陵(広島)の西村健太朗投手(18)だ。巨人、ヤクルトが高評価しているが、巨人以外から指名された場合は社会人の日立製作所入りを希望している。2巡目で巨人より指名順の早いヤクルトがここにきて「回避」の可能性も出てきており、「強行指名」か否か目が離せない状況だ。巨人が小久保、ローズの大物スラッガーに続き、今ドラフトの高校生注目トリオをすべて獲得できる可能性が出てきた。2巡目でセンバツ優勝投手の広陵・西村、4巡目で3季連続甲子園出場左腕、浦和学院の須永、5巡目で最速147キロ右腕の徳島商・平岡を指名する予定だ。 西村については、ヤクルトが強行指名を打ち出していたが、本人の巨人入りの意志が強いことから、直前になって回避する可能性も高くなった。広陵のバッテリー獲りを目指す広島は、3巡目で西村の指名を予定している。だが、2巡目で指名予定の巨人に先に指名権があるため、相思相愛で巨人入りする確率が高くなった。 また日本ハムが2巡目で獲得を目指していた須永についてはこの日、日本ハム関係者が回避を方向の示唆した。同じく高く評価していたヤクルトも本人の巨人入りを意思が固いことから指名の可能性は低く、4巡目で指名予定の巨人が獲得できる見込みだ。 今春センバツ4強の平岡もロッテの回避が濃厚だ。この日、都内で行われた代表スカウト合同会議に出席した吉田編成部長は多くを語らなかったが、手ごたえは感じている。宮崎からドラフト会議のために帰京した堀内監督も「高校生を取りたい。巨人に来たいと言っている。順位とかもあるけど取れればいいですね」と、期待している口ぶりだった。
他球団なら入団交渉もNO! 巨人入りを熱望する高校球界屈指の左腕、浦和学院の須永英輝投手(18)が18日、改めて強い意思を示した。プロ野球新人選択(ドラフト)会議は19日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで行われる。日本ハムが2巡目で須永を強行指名する予定だが、その場合は断固拒否し、入団交渉の席にもつかない方針。すぐに社会人入りの手続きを行い、3年後の巨人入りを目指すことになる。誰もいない夕暮れのグラウンドで遠投する浦和学院・須永は、運命の時を静かに待つ 18歳の決心は、最後まで揺るがなかった。「気持ちは変わっていない」18日午後、練習のため浦和学院のグラウンドに姿を見せた須永は、きっぱりと言い切った。口調は穏やかだが、鋭い眼光が強固な意思を表していた。意中の球団は巨人だけ。他球団から指名された場合は、東京ガスへ―。10月上旬、須永家が家族会議で下した結論だ。だが、日本ハムはこの日までに強行指名の方針を確認。日本ハムが巨人より先に指名できるため、須永の意思に関係なく“強奪”されそうな状況だ。「須永サイドでは、交渉のテーブルにつく気はないようだ。話を聞くつもりもないらしい。(日本ハムから指名を受けたら)即、社会人入りになるだろう」関係者によれば、巨人入りへの本人、家族の決意は決して揺るがず“交渉拒否”の姿勢を見せているという。ハムをおつまみにビールで一杯やるのが楽しみだった父・均さん(55)は、希望進路を巨人に絞ってからは「意地でも食べません」と話しているという。ドラフト会議を翌日に控えたこの日、須永は遠投など軽めの練習で黙々と汗を流した。そばで見守った森士(おさむ)監督(38)は「本人の思いをできればかなえてあげたい」と渦中の教え子を気遣った。須永は「緊張はありません」と平常心を強調。新聞では連日争奪戦が報じられているが「あんまり読まないようにしています。見ると緊張しちゃうので…」と意に介さない。巨人入りを熱望する須永は、早くも堀内監督のカレンダーに向かってあいさつの練習 日本ハムから指名された場合は東京ガス入りとなるが「社会人で体を作って、3年後に備えます」とあくまで巨人入りを熱望する意思は変わらない。ドラフト会議が行われる午後2時は体育の授業中のため、サッカーをしながら迎えることになる。「自分の思いはひとつ」夢の巨人入りを信じて―。サウスポーは強い決意で、静かに運命の瞬間を待つ。
高校NO1右腕、広陵・西村健太朗(18)の固い決意は、運命を左右するドラフト会議の前日を迎えても揺るがなかった。「意中の球団はひとつ? 気持ちは変わってないです」日本高野連の規定により口には出せないが、巨人以外なら社会人の日立製作所入りの意思を固めている。授業を終えた西村は、あこがれの巨人から指名される瞬間だけを心に思い描いた。 生まれながらの天運にすべてを託す。意中にあるのはYGマークただひとつ。相思相愛の間柄だが、ヤクルトが強行指名の構えを見せている。「自分が決めることじゃないし、あした決まることなんで…」と複雑な表情を浮かべたが、これまでの野球人生はすべてが思い通りに進んできた。 小学生時代のポジションは捕手だったが、府中緑ケ丘中に進んだとたん、ずっと念願だった投手転向をあっさり認めてもらえた。広陵でも「3年になってベンチ入りできれば」と考えていたというが、その願いは1年秋で早々とかなった。高校球児の共通の夢である甲子園Vも、今年のセンバツで果たした。「今まで全部思った通り。あしたどうなるかは分からないけど」と笑ったが、自らの強運をひそかに信じている。 プロ12球団のスカウトをうならせたMAX145キロの速球と切れのあるスライダー。中井哲之監督(41)が「あんなにまじめな子は見たことがない」と評するほどのひたむきな努力で培ったものだ。「せっかく上(プロ)でやるチャンスがあるのなら」と西村。その力を発揮するのは、あこがれのチームと決めている。
巨人はあくまで須永と西村のW獲得を目指す方針を確認した。18日、東京・神田錦町の球団本部で球団幹部、スカウトらが集めた直前情報をもとにシミュレーションを行った。「幾パターンも想定してやったが、すごい数式みたいな感じだった。明日フタを開けてみないと分からない。強行指名は明日になってみないと…。西村と須永はスカウトと何度話し合っても甲乙つけがたい」と土井球団社長は厳しい表情を見せた。また、キャンプ地の宮崎から帰京した堀内監督も「2人とも獲れればそれにこしたことはない。巨人希望を言ってくれるのは本当にありがたいこと。望みをかなえてあげたい」と話した。当日は各球団の指名状況をみながら、日本生命・佐藤充投手(25)らの獲得も目指し、指名人数は「6、7、8人ぐらいまで。5人まで落ちることはない」と土井球団社長は説明した。
2003.11.18 西村、須永獲得に失敗した場合の外れ2巡目は日本生命・佐藤 19日のドラフト会議の2巡目で指名を予定している広陵・西村健太朗投手(18)、浦和学院・須永英輝投手(18)を他球団にさらわれた場合、日本生命・佐藤充投手(25)を指名する方針であることが、17日分かった。佐藤は中日も獲得を目指しているが、3巡目の予定で、149キロ即戦力右腕を“強奪”する構えだ。 巨人のドラフト戦略が決まった。相思相愛と言われている左右の高校生NO1投手、浦和学院・須永、広陵・西村が、他球団に強奪された場合は、社会人の即戦力右腕、日本生命の佐藤を2巡目で指名する方針を固めた。 自由獲得枠で東京ガス・内海を決めた巨人は、2巡目からドラフト会議に参加。上位候補として西村、須永をリストアップしている。ともに巨人入りを熱望。他球団から指名を受けた場合、西村は日立製作所、須永は東京ガスと社会人入りを明言している。2巡目は今季の成績下位球団からの指名となり、オリックスから、日本ハム、ヤクルトと続き巨人は4番目。だが、日本ハムが須永を、ヤクルトが西村の強行指名を検討。2人とも、さらわれる“最悪のケース”を想定して“外れ2巡目”として佐藤をリストアップした。 佐藤は中日も高い評価を与え、獲得に乗り出しているが、地元の中京・中川裕貴内野手(18)の1巡目指名を内定しており、指名順は早くても3巡目の予定。巨人は中日より先に指名できることになる。佐藤は長身から投げ下ろすMAX149キロの直球が魅力で、10月にキューバで行われたワールドカップの日本代表にも選出されている。球団関係者は「(西村、須永獲りに失敗した場合も)下位の候補を繰り上げることはしない。佐藤は1年目から活躍できる即戦力。右腕では社会人NO1だと認識している」と万全の態勢で運命の11・19に臨む。
◆佐藤 充(さとう・みつる) 1978年4月29日、埼玉・坂戸市生まれ。25歳。坂戸西では3年夏の埼玉大会で16強。その後、日体大に進み大学通算19勝(4敗)。日本生命入社後はエースとして活躍。今秋のW杯(キューバ)日本代表に選出された。190センチ、83キロ。右投右打。
2003.11.13 ドラフト会議に向け他球団をけん制 堀内監督は、19日のドラフト会議に向けて他球団を強烈にけん制した。「事前交渉はできないが補強は企業努力。2人は100%ほしい選手。要するに邪魔しないでくれということだよ」。巨人が2巡目以降での獲得を目指す広陵高・西村、浦和学院高・須永は「巨人以外なら社会人」と各球団に通告している。ヤクルト、日本ハムが“横やり”を入れることが確実な情勢で、堀内節には熱がこもっていた。
宮崎で秋季キャンプ中の巨人宿舎を12日、三山秀昭球団代表(56)が訪れ、来季の戦力補強について堀内監督と約2時間、話し合った。ドラフト会議の話題が中心で、2巡目以降の高卒コンビ西村、須永の指名など“戦略”を十分に練った。「監督の意向も聞いてね。こうなったらどうする、ああなったらどうするとね」と三山代表。堀内監督は「西村も、須永も欲しい。ウチ(巨人)に来たいと言ってくれる選手は欲しい」とラブコールを送った。
2003.11.11 広陵・西村に指名挨拶 今春のセンバツ大会優勝の西村健太朗投手(18)=広島・広陵高=を巡り、ヤクルトと巨人が激しい“争奪戦”を繰り広げることになった。高校no.1右腕の去就が注目される。西村はこの日、日本高野連に退部届を提出した。巨人は午後3時半、吉田編成部長と山下スカウトの2人が訪れ、「ぜひ入団してほしい。堀内監督も期待している」と、熱い思いを伝えた。西村は「ここまで評価してもらって(プロ入りの)気持ちが強くなった」と語った。
高校NO1右腕、広陵・西村健太朗投手(18)が10日、広島県高野連に退部届を提出し、広島市内の同校でヤクルト、巨人、広島から指名あいさつを受けた。西村は19日のドラフト会議で巨人以外から指名された場合、社会人の日立製作所入りする方針だが、ウエーバーで先に指名権があるヤクルトは、あくまで強行指名する方針を伝えた。広陵高OBの巨人・山下スカウト(右)が西村を訪問、指名のあいさつを行った。不利な立場は承知の上で、ヤクルトが“西村詣で”の一番乗りを果たした。午後1時25分、小田スカウト部長と羅本スカウトが、広陵高に到着した。西村、中井哲之監督(41)を交えた初対面は15分で終了した。西村の巨人志望は当然、分かっているが、簡単には引き下がれない。小田スカウト部長は「意中の球団があるからといって『はい、そうですか』とは言えない。それにウエーバーではうちが先」と力を込めた。 巨人、ヤクルトが検討する2巡目はウエーバーで、抽選は行われない。今ドラフトではヤクルトが先に指名できる。昨年のドラフトで、巨人一本の意思を固めていた東北の左腕・高井雄平を1巡目指名し、入団にこぎつけたことも自信の裏づけになっている。相思相愛の巨人は、吉田編成部長と山下スカウトが午後3時半すぎに訪問。話し合いは約50分に及んだ。「長かった? 雑談だよ。本人からは『好きな球団』と言ってもらいました」と、吉田編成部長は余裕の表情だ。この後は広島・村上スカウト部長が訪れ、11日にはロッテがあいさつに来る予定だが、西村の意思は変わらない。 「ここまで評価してもらい、さらにプロに行きたい気持ちが強くなりました」あこがれの球団と初対面を済ませ、ドラフトの目玉のクールな表情が崩れた。運命の日まで、あと9日。ヤクルトの強行指名宣言も、今は眼中にない。 2003.11.4 米大リーグ、レッドソックス傘下のマイナーでプレーした、熊谷陵投手(24)を高評価 入団2次テストが3日、川崎市内のジャイアンツ球場で行われた。東京、大阪での1次試験を通過した5人に加え、この日は今季、米大リーグ、レッドソックス傘下のマイナーでプレーした、熊谷陵投手(24)が参加。フリー打撃で切れのある直球と、タイミングを外すカーブを駆使し、高橋2軍監督、スカウト陣から高評価を受けた。 緊張するそぶりは全くなかった。3人の打者を相手に24球を投げ、被安打は0。得意のシンカーは披露しなかったが、直球とカーブでほんろうした。「うちにはいないタイプの投手。変則気味だから、コントロールにばらつきはあるけど、打者からすればいやだろう」と高橋2軍監督はサイドスローの投球を評した。 熊谷は02年、東北福祉大学を卒業後、レッドソックスとマイナー契約。右横手からのMAX150キロの直球を武器に1A、2Aでプレーした。このオフ、他球団の入団テストでも高い評価を受けており、ドラフトをにらんで獲得を検討されている逸材だ。 吉田編成部長も「非常にいい投手だね」とリストアップ。この日、撮影したビデオを7日に宮崎に持参し、首脳陣の判断を仰ぎ、今後の方針を決める。
2003.10.31 東京ガス・内海の入団が内定 今秋ドラフトの自由獲得枠で、東京ガス・内海哲也投手(21)の獲得が内定。契約締結内定選手として公示された。吉田編成部長らが29日に交渉し、契約金1億円(プラス出来高5000万円)、年俸1500万円で合意していた。宮崎秋季キャンプがスタートした堀内監督は「素晴らしいピッチャーだというのは、彼が高校のときから知っていました。即戦力左腕として期待を寄せています」とエールを送った。
東京ガス・内海哲也投手(21)の自由獲得枠での巨人入りが30日、決まった。契約金1億円(プラス出来高5000万円)、年俸1500万円(金額は推定)の最高条件で合意。巨人の「契約締結内定選手」として公示された。キャンプ初日に精力的に動いた堀内監督は練習後、朗報を聞き「素晴らしい投手だというのは高校の時から知っていました。巨人軍を指名してくれたということは非常にうれしい限り。即戦力として期待を寄せているので、その力を十分に発揮して頑張ってほしい」とエールを送った。 堀内監督の“新戦力第1号”となった内海は「堀内さんは、厳格な人といった印象があります。投手出身なのでピッチングのすべてを教わりたい。投球のスタイルや、打者への攻め方ですね」と弟子入りを志願。堀内監督の現役時代を知らないが、テレビ中継で辛口ながら的を射た解説を聞き「この人についていきたい」という感情が芽生えた。 「先発して完投したい。投手ならば一人で投げぬきたい。2ケタは勝ちたい」投手としてのこだわりも、先発完投を指示する堀内イズムに合致。現在は、11月22日からの日本選手権(大阪ドーム)に向け合宿中。一日でも早く、巨人のユニホームであこがれの人の前で投球を披露したいところだ。
2003.10.30 徳島商・平岡が巨人入り熱望 MAX147キロを誇る高校屈指の快速右腕、徳島商の平岡政樹投手(18)が、巨人入りを熱望していることが29日、明らかになった。平岡には10球団から進路調査書が届いたが、関係者によると、11月19日のドラフト会議で他球団から指名された場合、社会人の新日本石油入りする意向だ。自慢の快速球を投げ込み、今春のセンバツで4強入りした平岡の進路希望が、判明した。広陵・西村健太朗投手(18)、浦和学院・須永英輝投手(18)に続き、巨人が意中の球団だった。平岡サイドでは、進路確認の連絡があった複数の球団に対し、「意中の球団がある」と伝えている。巨人は自由獲得枠で東京ガス・内海哲也投手(21)を内定済み。平岡が指名されるのは西村、須永に次ぎ、5巡目になる可能性が高い。ロッテが上位候補で検討しているが、巨人入りが実現すれば、今年の甲子園を沸かせた超高校級投手トリオがそろうことになる。
◆平岡 政樹(ひらおか・まさき)1985年7月1日、徳島県海部町生まれ。18歳。小学1年から野球を始め、徳島商では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。3年夏は県大会決勝で敗れ、2季連続の甲子園を逃した。家族は両親と兄2人。178センチ、73キロ。右投左打。 2003.10.28 近大工の中本和希内野手(22)をリストアップ 今秋のドラフトの隠し玉として、近大工の中本和希内野手(22)を指名候補リストに挙げていることが26日、分かった。早大・鳥谷敬内野手(22)の獲得に失敗し、ベテラン・川相が退団。内野手の補強が急務となった状況で、巨人が目をつけたのは広島六大学野球リーグでベストナインを3度獲得した堅守の遊撃手だった。これまで、4球団が興味を示していたが、同リーグの最終日となったこの日までにロッテ、日本ハムが脱落。巨人と近鉄が同大学野球部に調査書を渡した。中本は「プロから声が掛かるならうれしい」と話している。 巨人は中本と同じ内野では東洋大・岩館らをリストアップ。投手では自由枠で内海(東京ガス)の獲得が内定済みで、「守りのチーム」を目指す堀内監督の要望どおりに補強案が固まりつつある。
2003.10.26 須永、巨人一本 広陵・西村に続き他球団お断り 須永には巨人しか見えない―。高校球界NO1左腕、浦和学院の須永英輝投手(17)が巨人入りを熱望していることが25日、明らかになった。関係者によれば、他球団から指名された場合は社会人野球に進む意向で、東京ガス入りが有力。高校NO1右腕の広陵・西村健太朗投手(18)も巨人入りを熱望しており、今秋のドラフトで巨人は左右の超高校級投手の獲得を狙う。目の左腕が決断を下した。須永は11月19日のドラフト会議で巨人以外から指名を受けた場合、これを拒否。3年後の巨人入りを目指して社会人野球に進むことを決意した。関係者によると、その意思は固く、他球団からの高い評価にも一切揺るがない状態だという。須永はMAX144キロのストレートとキレのあるカーブ、スライダーを武器に2002年センバツから3季連続で甲子園出場を果たした。将来性豊かな左腕の獲得を狙い、8球団が調査書を提出。激しい争奪戦が行われていた。だが、須永サイドの巨人への思いは固かった。今夏の埼玉大会で準決勝敗退後、他球団から指名を受けた場合を想定。社会人入りを視野に入れて家族会議を重ねた。8月下旬には都市対抗野球を視察に東京ドームを訪れ、社会人最高峰の戦いを目の当たりにした。同時期には東京ガスの練習に参加。そして10月上旬、家族会議で出した結論は「巨人以外なら社会人入り」だった。2巡目指名の方針を打ち出していたヤクルト、日本ハムにはすでに浦和学院サイドから拒否の意向が伝えられている。須永の実家は東京・荒川区で大衆割烹(かっぽう)店を営んでいる。巨人戦中継が始まると下町のGファンが集い、声援を送りながら巨人談議に花を咲かせる。そんな環境で須永は育った。店内には“勇気”と書かれた原前監督の色紙が大事に飾られている。自然の流れの中で、巨人への思いは高まっていった。現在、須永はプロに対応できる下半身を作るため、連日走り込みを続けている。野球部引退後も、一日として練習を休むことはない。YGマークの帽子をかぶって東京ドームのマウンドに立つ。そんな思いを胸に秘めて、須永は運命の日を待つ。
2003.10.25 内海に獲得あいさつ ドラフト自由枠で東京ガス・内海哲也投手(21)=1メートル85、80キロ、左投げ左打ち=を獲得することが24日、内定した。吉田孝司編成部長(57)らがこの日、東京・港区の東京ガス本社で獲得のあいさつ。堀内恒夫監督(55)は昭和14年まで巨人に在籍した内海の祖父、五十雄さん(故人)がつけていた背番号『26』を贈るプランを明かした。 夢にたどりついた。吉田編成部長、上田スカウトの訪問を受けた内海は「前向きに考えさせていただきます」と自由枠での入団を内諾した。3年前、敦賀気比高3年時にオリックスの指名を拒否。「今思えば早かったです」と笑顔を見せた。 キレのいい直球と大きなカーブが武器。巨人にとっても待望の本格派左腕に、堀内新監督はイキなプレゼントを用意した。内海の祖父、五十雄さんは昭和13、14年に巨人に在籍。一塁手として20試合に出場(通算23打数1安打3打点)した祖父の足跡を追って、巨人入りを熱望した内海に、祖父の背番号を贈ることを決めたのだ。 「祖父は26だったんですか。今は空いてるんですか? そうか…」 内海自身は、五十雄さんの背番号を知らなかった。だが、ジャイアンツ球場で経緯を伝え聞いた堀内監督は「対応をしてあげたい。空いているから」と即決した。65年前に「巨人初代26番」をつけた祖父は野手。その後、中村稔、西本聖ら歴代エースも背負ったナンバーを孫が継承する。「左肩の状態はいいです。プロ入りの前に、お世話になった東京ガスに貢献したい」 左肩を痛めて今季を棒に振った内海は、11月の日本選手権での登板を熱望している。アマ最後の大舞台で祖父の背番号プレゼントしてくれた堀内監督に「社会人NO.1左腕」の真価を披露するつもりだ。
吉田編成部長、上田スカウトは24日、東京・港区の東京ガス本社を訪れ、内海哲也投手(21)に自由獲得枠で獲得する方針を伝えた。約40分の説明を受けた内海は「とにかくうれしい。やっと希望する球団に行けます。社会人で頑張ってきて本当に良かった」と笑顔。11月上旬にも巨人入りを表明する予定で、敦賀気比時代の00年ドラフトでオリックスから1位指名を受けながら巨人入りを熱望して拒否して以来、4年越しの夢の実現となった。 母方の祖父・故五十雄さんも巨人で38、39年に内野手としてプレー。その祖父と同じチームに入る内海に、思いもしないプレゼントが用意されていた。今オフ、西山が自由契約となったことで空いた背番号26。五十雄さんが歴代1号としてつけていたその数字を内海が引き継ぐことが確実となった。堀内監督が「自由枠だし、それなりのことをしてやらんとな。26は空いております」と快諾したもので、内海も「もらえますかね」と目を輝かせた。 現在は左肩痛でリハビリ中だが、11月22日からの日本選手権(大阪ドーム)では実戦復帰する予定。「活躍してプロに行きたい」。社会人での最後の登板を有終の投球で締めくくって、内海はあこがれのユニホームに袖を通す。
東京ガスの内海哲也投手(21)に巨人が故人の祖父・五十雄さんのつけていた背番号26を用意するプランが24日、浮上した。この日、吉田編成部長、上田スカウトが東京・港区の東京ガス本社を訪れ、自由獲得枠での獲得方針を伝えた。 敦賀気比時代の00年ドラフトでオリックスから1位指名を受けたが、巨人入りを熱望して東京ガス入り。3年越しの思いが実現することに「とにかくうれしい。やっと希望する球団にいけます。社会人で頑張ってきて本当に良かった」と喜びを爆発させた。 巨人に憧れた理由は母方の祖父・五十雄さんの存在だった。38、39年に巨人でプレー、20試合に出場した祖父の背中を目標にしてきた。吉田編成部長は「背番号は堀内監督と話し合って」と話したが、堀内監督はジャイアンツ球場での秋季練習後「自由枠だし、それなりのことをしてやらんとな。26はあいております」と話した。 話題性だけでなく、左の先発候補として「木佐貫、久保に匹敵する実力」と評価するからこその即決。現在は左肩痛でリハビリ中だが、11月22日からの日本選手権(大阪ドーム)で実戦復帰する。
東京ガス・内海哲也投手(21=敦賀気比)が巨人OBの祖父の背番「26」を背負う。巨人吉田編成部長、上田スカウトが24日、東京・浜松町の東京ガス本社を訪れ、今ドラフトで自由獲得枠での内海指名を申し入れた。この日はあいさつだったが、内海にしてみれば00年ドラフト会議でオリックス1位指名を拒否して3年間待ち続けた晴れの日。「(入団を)前向きに考えます」とすっきりした表情を見せた。吉田部長も「ジャイアンツの恋人」と巨人入りが内定したかたちだ。内海が巨人を思い続けたのも祖父の五十雄(いそお)さん(故人)の存在があったから。内野手として38年から2年間プレー。20試合に出場して1安打の成績だったが、内海にとっては「巨人が身近な存在になっていた」という。 その祖父がつけていたのが巨人初代の「26」だった。内海は「背番号にはこだわりません」と語ったが、26は現在、空き番号となっている。堀内監督も内海を「いいかたちで迎えたい。それだけの待遇をしなくちゃいけない」と評価。26についても「空いております」と、すんなり決まりそうだ。11月初めにも2度目の入団交渉が行われ「契約締結内定通知書」にサイン、「巨人内海」が誕生する。
東京ガスの内海哲也投手(21)を自由枠で獲得することが24日、確実になった。吉田編成部長らが東京・港区の東京ガス本社を訪れてあいさつし、内海も「うれしいです」と前向き。球団は巨人に在籍していた内海の祖父、故五十雄氏がつけていた背番号「26」を用意する方針だ。 内海は敦賀気比高時代の2000年のドラフトで、オリックスから1位指名された。だが、これを拒否したのは、巨人へのこだわりがあったからだ。祖父の五十雄氏は、巨人で背番号「26」を背負った最初の選手。38年から2年間在籍し、内野手として20試合に出場した。内海にとっては、あこがれの存在だ。その気持ちに、堀内監督はこたえる。「自由枠だから木佐貫、久保に匹敵する力を持っている。それなりの対応をしないと」。それが、祖父のつけていた背番号「26」を用意することだ。内海は「背番号は何番でもいい」と謙虚だが、堀内監督は「(背番号26は)空いてます」と、明言した。11月上旬にも正式に巨人入りを表明する将来のエース候補。祖父の魂を背負い、プロの道へ進む。
巨人が自由獲得枠での獲得を目指していた東京ガス・内海哲也投手(21)の巨人入りが24日、事実上決まった。この日、東京・港区の東京ガス本社を訪ねた吉田孝司編成部長(57)が獲得の意思を伝え、内海も内諾した。祖父の故・五十雄さんも1938年から2年間、巨人で背番号26をつけていたことから、堀内監督は「それなりの待遇をしたい。(26番は)あいている」と同じ番号を継承させる考えを示唆するとともに、先発ローテ入りへ英才教育を施す方針も示した。
巨人から指名のあいさつを受けた内海は夢実現に笑顔を見せた(カメラ・池内 雅彦) 英才教育で
開幕ローテ 堀内巨人の未来を担う逸材に、指揮官の目も輝いた。「高校時代からかなり騒がれていた選手だし、いい投手という感じで見ていた。木佐貫、久保に匹敵する力を持っている」あえて今季活躍したルーキー2人の名前を出し、堀内監督が内海への大きな期待感を示した。
4年越しのラブコールの実る時が、ようやくやってくる。片思いではなく相思相愛だっただけに、思いもひとしおだ。「大きく育ってもらうために、いい環境で野球をやらせてあげたいし、そういう環境で迎えたい」言葉だけでなく、指揮官はビッグなプレゼントも用意する。それが「26」の背番号だ。実は、内海の祖父・五十雄さんは38年から2年間、巨人に在籍。背番号26を初めてつけた選手だった。
「オレは知らなかったけど、(須藤)ヘッドは知っていたよ。自由枠でとるのだし、それなりの待遇をしないといけない。26番は空いております」と堀内監督。しかも、プレゼントは背番号だけでなかった。次世代のスター候補として、英才教育のレールを指揮官自ら敷く考えも明かした。「本質的にはスターター(先発)だと思うよ。来春のキャンプなどで見極めていって道をつけてあげたいね」その道を内海自身が確かな足取りで歩めば、先には開幕先発ローテ入りが見えてくる。 内海が先発ローテに入れば工藤、高橋尚、林を合わせた先発左腕カルテットの形成も夢じゃない。V奪還への構想は着々と進み、夢も膨らむ。堀内監督も内海が直訴した11月22日からの日本選手権での登板を「見にいくことはないと思うけど」と言いつつ「(スケジュールが)あいていたらね」とニヤリ。エース候補を早くも視察する考えも示唆した。
プロ野球巨人に、東京ガスの内海哲也投手(21)=185センチ、79キロ、左投げ左打ち=が今秋のドラフト会議で自由獲得枠で入団することが24日、決まった。この日午前、巨人の吉田編成部長らが東京都港区の東京ガス本社で内海と会い、獲得の意思を伝えた。内海は「希望する球団にやっといけるかと思うと、ここまで頑張ってきてよかった」と笑顔で語った。 内海は福井・敦賀気比高出。3年前、オリックスのドラフト1位指名を拒否し、東京ガスに入社。昨年はキューバで開かれたインターコンチネンタルカップに日本代表として出場し、アマ球界で左腕ナンバーワンの高い評価を得ていた。
2003.10.24 東京ガス・内海を自由獲得枠指名決定 東京ガスの内海哲也投手(21)を自由獲得枠で獲得する方針を23日までに固めた。きょう24日に吉田編成部長と上田スカウトが東京・港区の東京ガス本社を訪れ、意思を伝える。他球団の動向を見極めた上で、2巡目で広陵の西村健太朗投手(18)を指名できると判断した。あいさつを受けた内海本人からの正式な返答を待って入団が決定する。
ドラフト戦線のトップを切って「巨人内海」が今日24日にも内定する。巨人吉田編成部長、上田スカウトが今日24日、東京・浜松町の東京ガス本社を訪れ、内海哲也投手(21=敦賀気比)の自由獲得枠での入団交渉をすることになった。内海も巨人入りの意思を固めており、基本的に合意する見込みだ。内海はこの日、全日本の練習の手伝いをした。巨人木佐貫らの投球を見守り「すごい。軽く投げているようで、球に力がある」と話した。3年前、オリックスのドラフト1位指名を拒否して巨人入りの気持ちを貫いた経緯があるだけに、入団交渉には「やっと、という感じ」と感慨深く語った。
2003.10.24 巨人が獲得を目指す東洋大・岩館内野手プロ希望 リーグ戦の日程を終えた東洋大の主将・岩館学内野手(22)が23日、プロ入り希望を明らかにした。堅実な守備とシュアな打撃が持ち味の遊撃手で、巨人が獲得を目指している。 この日の中大戦で4、8回に適時打を放ち3打点を挙げた岩館。試合後「大学入学時からプロを目標にやってきました」と宣言した。「春よりバットが振れている。いい選手だ」と巨人・上田スカウト。自由獲得枠で阪神入団が確実な早大・鳥谷を意識する岩館だけに巨人入りが実現すれば、宿敵チームでライバルと競い合うことになる。 また、この日、リーグ戦通算13号を放った中大・石川寛行内野手(21)も「プロ? そのつもりでやってきましたから」とプロ志望を明言した。中大の先輩、巨人・阿部を見てプロへの思いを強くしたという強打の三塁手は中日がリストアップしている。
今秋ドラフトで巨人が獲得を目指す東洋大・岩館学内野手(4年)がプロ入りを表明した。この日の中大2回戦で2安打3打点と活躍し、公式戦全日程が終了。「意中の球団があるので信じて待ちます」とその日を待つ。また、敗れた中大・石川寛行内野手(4年)も「将来は、上(プロ)でやりたい。まだ野球を続けたい」とプロ入りの希望を口にした。
2003.10.22 帝京大・山本がプロ表明 今秋ドラフトで獲得を狙う帝京大・山本賢寿(けんじゅ=4年)が東海大に完投勝利を収め、チームに97年秋以来12季ぶりの東海大戦勝ち点をもたらした。全日程を終了した山本は試合後、プロ入り希望を表明した。 “卒業試験”を終えた山本は、満面の笑みで汗をぬぐった。大学生活最後の相手は、4年間で0勝5敗といまだ勝ち星のない王者・東海大だ。 初回、緊張感が裏目に出てしまう。甘く入った直球を狙い打ちされた。先頭から犠打をはさみ4連打を浴び3失点。だが、闘志は途切れなかった。「バッターに向かう気持ちだけで投げました」コーナーを突く丁寧な投球で、2回以降は無失点。打線もエースの熱投に応え、4回に4点を奪って逆転。気迫を前面に出すことで、チームに流れを呼び込んだ。 獲得を狙う巨人・藤本スカウトも「2回以降、よく立ち直ったね。制球が良かったよ」とエースをあらためて評価した。試合後「プロで自分の力を試してみたい」とプロ入り希望を表明した山本。3連覇中の王者を倒した自信を胸に、夢のプロへと飛び込んでいく。
◆山本 賢寿(やまもと・けんじゅ) 1981年4月8日、神奈川・横須賀市生まれ。22歳。大矢部小4年からソフトボールを始め、市横須賀工(現横須賀総合)ではエースを務めるも3年夏は県大会4回戦敗退。帝京大進学後は1年秋からリーグ戦に登板。昨年は日本代表候補選手として巨人の宮崎キャンプに参加した。家族は両親。
2003.10.22 岩館が逆転2ラン 今秋のドラフトで巨人が獲得を目指す東洋大の岩館が五回、左翼に逆転2ラン。華麗な守備でプロ注目の逸材が、ここ一番で大仕事をした。「打撃はずっと不振で、チームに迷惑をかけてきましたから」。クールに話したが、22日の2回戦に勝てば、最下位脱出となるだけに、まさに値千金打となった。
2003.10.20 ドラフトの指名方針を確認 巨人・堀内新監督が吉田編成部長と会談を持ち、ドラフトの指名方針を確認した。「基本線はできているからね。そこは変わりようがない」と堀内監督。当初自由獲得枠だった内海(東京ガス)を3巡目以降に下げ、1巡目で西村(広陵高)を指名する方針は変わらない。
2003.10.16 浦学左腕の須永も巨人1本 高校屈指の左腕、浦和学院(埼玉)の須永英輝投手(3年)が11月19日に迎えるドラフトで希望球団を巨人1本に絞っていることが15日、分かった。巨人以外の指名を受けた場合、都内の社会人チーム入りを検討している。この日、プロ関係者が「須永が希望を1球団に決めたようだ」と証言した。浦和学院にはヤクルト、日本ハムが指名の打診をしたが「意中の球団以外は難しい」と伝えられた。須永は最速144キロの直球とキレのあるカーブが武器で、今春まで3季連続甲子園出場を果たした。高校生は希望球団を表明することができないため、須永サイドは慎重な態度を取りながらも「行きたいところはある」と意志の固さを示している。巨人も実力を高く評価し、相思相愛だ。巨人は自由獲得枠で東京ガス・内海哲也投手(21)の指名が濃厚。巨人志望の広陵(広島)・西村健太朗投手(3年)と合わせ、プロ希望の高校NO・1左腕と右腕をドラフト2、4巡目で獲得する可能性が出てきた。
2003.10.15 広陵・西村、巨人を逆指名! 巨人以外なら社会人行きを決意! 今春センバツ優勝右腕、広陵(広島)の西村健太朗投手(18)が、巨人以外から指名された場合は社会人に進む意志を固めたことが14日、明らかになった。当初「12球団OK」の姿勢を示していたが、10月上旬に家族会議を開き、希望球団を巨人1本に絞った。中井哲之監督(40)は「意中の球団以外なら社会人に行きます」と本人の気持ちを代弁した。同投手は抜群の制球力を誇り、最速145キロ直球とスライダーを武器に高校生ではトップクラスの安定感を誇る。自由獲得枠を1つ使う巨人は、2巡目での指名予定。だが、ロッテは1巡目での指名を予定しており今後の動きが注目される。
200.3.10.14 西村一巡目で1本釣りか!? 今秋ドラフトの目玉、広陵高・西村健太朗投手(18)を“一本釣り”する可能性が13日、急浮上した。西村は先週までに巨人を“逆指名”する意向を固め、獲得意思のある他球団に入団拒否を連絡。強行指名の場合は社会人入りも辞さない方針だ。相思相愛の思いが選抜V右腕の背中を押した。西村が巨人を“単独逆指名”する意向を固めた。巨人は既にドラフト1巡目で西村の指名を内定。12日にプロ入り宣言し、巨人入りが内定している内海(東京ガス)を自由獲得枠から外す“ウルトラC”を駆使して高校生NO.1右腕獲得に全力を注いできた。担当の山下スカウトは2年春から密着マーク。夏の甲子園大会後の9月8日には、他球団に先駆けて調査書を手渡した。その後もロッテ、ヤクルト、広島など数球団が上位での獲得の意思を伝えた。だが、西村に近い関係者は「西村は先週中に両親と話し合い、ある一つの球団に絞った」と話し、西村自身も「最も熱心に来てくれた実力あるチームに行きたい」と語っているという。西村の意向を尊重し、広陵高・中井監督は獲得を目指す他球団に断りの連絡を入れたもよう。万一、強行指名され巨人以外が交渉権を獲得した場合は、社会人に進む意思も同時に伝えられた。巨人は古くは江川(作新学院)に始まり、元木(上宮)、小野(秋田経法大付)ら高校生を“一本釣り”。今秋指名予定の内海(敦賀気比)も巨人入りを熱望し、オリックス入りを拒否して社会人に進んだ。西村も初志貫徹し、最後まで希望する巨人入団を目指すつもりのようだ。正式表明は11月9日に予定される退部届提出後。船出したばかりの堀内巨人にとってはこれ以上ない朗報となる。
西村の意中は巨人―。今春のセンバツで優勝した高校NO1右腕、広陵・西村健太朗投手(18)が、巨人入りを熱望していることが13日、明らかになった。すでに12球団が進路調査書を提出した今ドラフト最注目の剛腕。関係者によると、今月初旬に意思を固め、巨人以外の球団から指名された場合は、社会人に進む意向だ。巨人入りを熱望する今春のセンバツ優勝投手、広陵・西村 超高校右腕の意中の球団名が判明した。巨人だ。高校生の西村は日本高野連の規定により、特定の希望球団を口にはできない。だが、関係者によるとYGマークにあこがれ、巨人以外なら、日立製作所を筆頭候補に社会人入りする方針まで固めているという。MAX145キロを誇る西村は、昨春から4季連続で甲子園に出場。抜群な制球力、キレ味鋭い変化球で今春は全国制覇を達成した。今ドラフトの目玉右腕に対して、巨人を筆頭に12球団が進路調査書を送った。 そして9月8日、12球団の先頭を切ってあいさつに訪れたのが、巨人・山下スカウトだった。昨年のセンバツをテレビ観戦していた原監督(当時)が、2年生で快投する西村を見て「今年の候補リストに名前がないけど、絶対に取ってほしい」と、3年生と勘違いして獲得指令を出したエピソードもあるほど、巨人は早くから注目していた。 そんな巨人の熱意を受けて、西村家では今月初旬に家族会議が開かれ、西村自身の意思がまとまったようだ。中井哲之監督(41)も本人の意思を尊重する意向。西村サイドは他球団に配慮しながらも、1巡目候補に挙げるロッテに対して「意中の球団がある」と伝えた。3巡目で検討する広島にも同様の説明した。問題は、2巡目で指名する可能性があるヤクルトだが、指名された場合は拒否の方向だ。現在は連日、後輩と汗を流す西村は「上(プロ)でやることを考えると、球種が多い方がいい」とフォークの習得に励んでいる。今後は、11月9日に行う広島商との定期戦に登板を希望しており、試合後に退部届を県高野連に提出する予定だ。運命の11・19ドラフトまで、あと1か月あまり。今はただ、自分の望みがかなうことを願って、突き進む。
2003.10.13 内海がプロ入り表明、西村と須永のダブル獲得にも動く! “巨人の恋人”東京ガスの左腕、内海哲也投手(21)が12日、県営大宮で行われた日本選手権・関東代表決定戦の敗者復活戦で勝利した後、「気持ちが変わったことはない。上(プロ)でやってみたいです」とプロ入りを表明した。 巨人は当初、自由枠での獲得を目指していたが、他球団に獲得の動きがなく枠外指名も視野に入れている。夏場以降、左肩痛で実戦登板がない内海も「自由枠? そんなことを言える立場じゃない。結果を残していませんから」と話した。近日中に会社側と相談し、プロ入りに向けて動くことになった。
巨人の今年のドラフト戦略は、自由枠での獲得を狙っていた早大・鳥谷敬内野手(22)の阪神入りが確実になったことで、再検討を余儀なくされた。それでも、逸材、隠し玉と呼ばれる有力選手をスカウトが常に徹底マークし、ドラフト候補選手を数十人リストアップ。獲得に向け全力を挙げる方針だ。自由獲得枠を1つ使って、社会人屈指の左腕、東京ガスの内海哲也投手(21)を獲得することが内定済み。さらに、上位で広陵・西村、浦和学院・須永英輝投手(17)と左右の超高校級投手のダブル獲得を狙う。その他、帝京大・山本賢寿投手(22)、日本生命・佐藤充投手(25)も候補に挙がっている。 投手を中心に、高校生捕手、さらには遊撃手の指名も検討。今後、他球団の動向をにらみ、情報収集しながらドラフト会議まで補強戦略を練っていく。
2003.10.2 上位候補として、日本生命の超大型右腕・佐藤充投手(25)をリストアップ 今ドラフトの上位候補として、日本生命の超大型右腕・佐藤充投手(25)=190センチ、83キロ。右投右打=の獲得に動いていることが1日、分かった。佐藤はこの日、日本選手権(11月22日から9日間、大阪ドーム)の近畿2次予選・代表決定戦(ミキハウス戦、姫路)に先発。3回1/3を4失点で降板したが、6―5で勝利。11月19日のドラフト会議までの公式戦を終了し、今後は巨人と中日の獲得合戦が本格化する。MAX149キロを誇る190センチ右腕は1回、いきなり先頭打者に146キロの剛球を投げ込んだ。4回途中で無念のKOとなったが、巨人・山下スカウトは「力は分かっている。これで評価が変わるものじゃない」とうなずいた。昨年は日本選手権でフル回転して、優勝とMVPをつかんだ。巨人・原前監督が以前から注目し、スカウト陣に獲得指令を出したほどの逸材だ。一方の中日・中田スカウト部長は「波に乗れば、1年目から2ケタ勝てるかも」と日体大の後輩を絶賛。3巡目での指名も検討している。試合後、佐藤は「自分でちゃんと考えをまとめて、会社と話し合いたい」と言葉を選び、プロ表明を先送りにしたが、日生側は快く送り出す意向だ。巨人入りが実現すれば、チーム最長身の右腕としてV奪回に貢献する。 ☆佐藤充(さとう・みつる)アラカルト☆ ▽生まれ 1978年4月29日、埼玉・坂戸市生まれ。25歳。 ▽球歴 小学4年、坂戸スターズで野球を始め、坂戸西高を経て、日体大では通算19勝4敗。大学4年時にヤクルト、2年前には阪神のキャンプに参加した。 ▽バレー希望 中学入学時、バレーボール部に入るつもりが、直前に廃部になり、野球部に。ちなみに中学3年間で身長が30センチ伸び、卒業時は187セン チ。バレー選手でも成功した? ▽W杯代表 社会人だけで参加するワールドカップ(12日から25日まで、キューバ)の日本代表24人に入った。
2003.9.26 東京ガス・内海を自由獲得枠で、広陵・西村を2巡目で獲得する方針 今秋ドラフトで、東京ガスの内海哲也投手(21)を自由獲得枠で、広陵(広島)の西村健太朗投手(3年)を2巡目で獲得する方針であることが25日、明らかになった。自由枠での獲得を目指していた早大・鳥谷敬内野手(4年)の阪神入りが確実となったことから、枠を1つだけ使い、将来性のある西村獲得へ方向転換を図ることになった。西村は今春センバツ優勝右腕で、最速145キロ直球とスライダーが武器。ピンチにも動じないマウンドさばきと制球力を誇り、安定感は今年の高校生投手の中でもトップレベルに位置する。巨人関係者は「投手は何人でも欲しい」と話しており、実力と実績を兼ね備えた西村に白羽の矢が立った。一時は遊学館(石川)の左腕・小嶋達也投手(3年)も候補に挙がったが、社会人入りを希望していることから獲得断念。さらに帝京大の山本賢寿投手(4年)浦和学院(埼玉)の須永英輝投手(3年)を獲得する方針だ。 2003.9.19 帝京大・山本を自由獲得枠次第で3〜6巡目で指名を予定 今秋のドラフト候補右腕、山本が大東大を相手に2安打17奪三振で完封。リーグ奪三振記録の19には及ばなかったが、伸びのある直球とフォークを武器に今季2勝目を挙げた。スタンドでは巨人、横浜のスカウト陣が視察。自由獲得枠次第で3〜6巡目で指名を予定している巨人の吉田編成部長は「三振をこれだけ取れるのは立派」と評価。山本は「三振記録を狙っていたので残念」と苦笑いしながら、最後のシーズンに手応えを感じていた
2003.9.17 広陵高・西村健太朗投手を1巡目指名 巨人が今秋のドラフトで今春の選抜大会(甲子園)の優勝投手、広陵高・西村健太朗投手(18)を1巡目で指名する方針を16日までに固めた。自由獲得枠で獲得を狙っていた東京ガス・内海哲也投手(21)を同枠から外し、逸材右腕の獲得に全力を挙げる。すでに巨人は8日に担当の山下スカウトが広陵の中井監督にあいさつ。ライバル球団に先駆け、一番乗りで調査書を手渡した。関係者によれば、「高校生投手ではNO・1の評価」として上位指名を確約したという。 西村は140キロ後半の直球と高速スライダーを武器に、今春の選抜を制した超高校級本格派。巨人は山下スカウトがまだ2年生の昨年春から密着してきた。西村は意中の球団をまだ明かにしていないが、早くから注目してくれた巨人には好印象を持っているという。巨人は、早大・鳥谷が阪神入りに傾いたことで、ドラフト戦略の大幅見直しを余儀なくされた。当初は自由獲得枠を2枠とも使う方針だったが、この日も含め数回行ったスカウト陣のミーティングで「自由枠を使うと西村ら高校生の有力選手が獲れない」(球団関係者)との意見が大勢を占めた。このため、競合相手のない東京ガス・内海を自由枠から外す“ウルトラC”で、西村獲りを目指すことになった。
2003.9.14 自由獲得枠候補に日本文理大・吉川が急浮上 巨人のドラフト自由獲得枠候補に13日、日本文理大・吉川輝昭投手(22)が急浮上した。獲得を目指した早大・鳥谷敬内野手(22)が阪神入りを熱望していることが12日に判明。方針転換を余儀なくされ、相思相愛状態の東京ガス・内海哲也投手(21)とともに吉川の獲得を目指す。大学ナンバーワン野手の代わりは、MAX150キロの豪腕だった。鳥谷獲得が厳しくなった巨人が、新たにリストアップしたのが吉川だ。今春の全日本大学野球選手権で、日本文理大のセットアッパーとして日本一に貢献。MAX150キロの快速球を武器に最優秀投手賞に輝いた。ヤクルト、オリックス、ロッテなども調査を進める中、巨人の自由獲得枠に急浮上した。「短いイニングで力を発揮するタイプ。(球団幹部に)報告もしています」と球団スカウト。センバツV投手の広陵高・西村健太朗も上位候補に挙げているが、他球団との競合が予想される。シミュレーションを重ねた結果、「自由獲得枠2つを使うのがベスト」(球団関係者)との結論に達し、吉川&内海獲りの答えを出した。今季の巨人は、投壊をきっかけに優勝戦線から脱落した。とくに岡島、河原らの不振が響いただけに、リリーフ陣の強化が必要不可欠。“鳥谷ショック”を振り払い、吉川獲りで投手陣再編を目指す。
■吉川 輝昭(よしかわ・てるあき) 昭和56年11月13日、佐賀県生まれの21歳。佐賀・厳木高から平成12年に日本文理大に入学。今春の九州地区大学野球連盟トーナメントでは全4試合中3試合に登板し、被安打1、無失点、7奪三振をマーク。全日本大学野球選手権では最優秀投手賞を獲得し、日米大学野球にも出場した。1メートル85、95キロ。右投げ右打ち。
2003.9.13 早大鳥谷だめなら遊学館・小嶋指名へ 今秋ドラフトで早大・鳥谷敬内野手(4年=聖望学園)を自由枠で獲得できなかった場合、遊学館・小嶋達也投手(3年)を1巡目指名候補としてリストアップしていることが12日、明らかになった。小嶋は中日と相思相愛とみられていたが、最近になり周囲が社会人入りへ方向転換を示唆していた。だが浦和学院・須永と並び高校生屈指の左腕でもあり、プロ側がほっておくはずはない。鳥谷サイドが最終結論を11月上旬まで先送りしたため、断念のケースも想定。すでに内海哲也投手(20=東京ガス)の獲得は決定的だが、内海を3巡目以降に繰り下げれば、上位での争奪戦が予想される小嶋を1巡目で指名できる。現段階で中日は指名の方針を変えておらず、小嶋をめぐる争奪戦がヒートアップしそうだ。
鳥谷の獲得に失敗したため、巨人はドラフト戦略の大幅な方針変更を迫られた。自由獲得枠では左腕の東京ガス・内海投手の獲得が内定している。さらに今夏の甲子園に出場した広陵・西村投手、また即戦力として本格派右腕の帝京大・山本投手をリストアップ。上位を投手陣で固める。
2003.9.5 隠し玉は桑田2世 帝京大・山本 今秋ドラフトの「隠し玉」として、帝京大・山本賢寿(けんじゅ)投手(22)=186センチ、72キロ、右投右打=をリストアップしていることが4日、分かった。140キロ台後半の速球とスライダーを武器にした本格派右腕で、人気アイドルグループ「モーニング娘。」の石川梨華(18)の遠縁にあたる。帝京大を今秋から1部に復帰させた立役者で、13日から開幕する首都大学の秋季リーグで、その実力を披露する。巨人が隠れた逸材に注目した。山本は中央球界では無名ながら最速148キロの速球とキレのあるスライダーのコンビネーションを武器にした本格派右腕。中学、高校では投手だけでなく遊撃もこなすなど、巨人・桑田のような野球センスと高い身体能力が注目されていた。神奈川・市横須賀工時代にもドラフト候補になり、3年夏の県予選4回戦敗退が最高成績だが、一部で名を知られていた。昨秋の首都大学リーグでは入れ替え戦を含め、9試合に登板して防御率1・78と活躍したが、打線の援護に恵まれず1勝5敗に終わり、2部に降格。しかし、その悔しさをバネに今春のリーグ戦で奮闘した。全12試合のうち11試合に登板し、3完封を含む9完投とフル回転。格下相手とはいえ防御率0・37と抜群の安定感を誇り、1部復帰の原動力となった。1、2部合わせた通算防御率も4年間で1・80。しかも、これまで本塁打は1本しか打たれていない。13日から開幕する秋季リーグで学生生活最後のマウンドに立ち、集大成を見せる覚悟だ。長身から投げ下ろす速球はコンスタントに140キロ台を計測する。体格はまだ線が細く、プロに入って実戦経験を繰り返し、本格的なトレーニングを続ければ150キロ台に届く可能性もある。さらに巨人との浅からぬ縁もある。昨春の宮崎キャンプに常磐大・久保田(現阪神)らと練習生として参加。高い運動能力と下半身のバネなどが評価された。巨人は今季、右のリリーフ陣が不足し、苦戦を続けた。大学、社会人を中心とした球威のある即戦力投手の獲得は重要課題の一つであり、水面下で山本の調査を進めてきた。球団フロントの評価は高く、獲得へ向けて最終的な検討の段階に入っている。
2003.9.1 仙台育英・菊田を今秋のドラフトにリストアップ 今秋ドラフトの獲得選手候補に、仙台育英・菊田信之投手(18)をリストアップしていることが8月31日、明らかになった。同選手は今春、宮城県大会仙塩リーグの仙台西戦で22奪三振のノーヒットノーランを達成。『みちのくの松坂』として一躍、全国に名を響かせたMAX145キロ右腕。巨人では強打の一塁手を兼務する野手としても高い評価をしており、駒大進学が有力となっている同選手の強行指名に踏み切る可能性も出てきた。そして巨人が残った。駒大への進学が有力という周辺情報をもとに、他球団が続々と仙台育英・菊田から撤退してきた中、巨人だけが依然として獲得リストの上位から、その名前を“抹消”していないことが本紙の取材でわかった。菊田はMAX145キロを誇る右の本格派。投げないときは、パワーのある打撃を生かすべく、一塁手も兼務してきた。巨人では東北地区担当・大森スカウトが、すでに昨年からマーク。その成長度を観察してきたが、今春、菊田が宮城県大会仙塩リーグの仙台西戦で、22奪三振のノーヒットノーランを達成。仰天した他球団のスカウトも“菊田詣で”を開始。一躍、今秋ドラフトの目玉選手となった。「しかし、駒大進学の線は強いようですからね。菊田のお父さんが、やはり仙台育英から駒大の野球部で活躍。仲人も駒大の太田監督では…。力のある選手ですが、ウチは大学での活躍を見させてもらいます」ある在京セ・リーグのスカウトが苦笑いを浮かべた。同様の理由で菊田に関心のあった球団は潮が引くように離れていったが、一方で巨人は深く、静かに獲得の可能性を探っている。事実、吉田編成部長は「投手としてはもちろん、野手としても注目してます。魅力ある逸材」と公言してはばからないのだ。確かに、菊田が演じた22奪三振のマウンドもネット裏で目撃していたのは巨人・大森スカウトだけだった。早い段階から独自に目をつけてきた金の卵を、そう簡単にあきらめられない事情はある。さらに今秋、巨人のドラフト戦略は自由獲得枠で早大・鳥谷敬内野手(22)、東京ガス・内海哲也投手(20)の獲得を目指し、下位は高校生中心の補強が決まっている。高校生といっても、今季、2年目左腕・林昌範投手(19)=ドラフト7巡目、市立船橋=が急成長を遂げたように、力があれば即一軍のチーム方針。第2の林としての可能性を模索した場合、やはり菊田を外せないというのが現状の『巨人見解』だ。過去、ドラフトでは幾多の“神業”を披露してきた巨人。この球団にかかれば、はびこる有力説を覆すことなど、赤子の手をひねるのに等しい。
2003.8.26 来季ドラフトの第1候補としてダルビッシュ有密着 来季ドラフトの第1候補としてダルビッシュ有投手(17)=東北=獲得を目指すことが25日、明らかになった。同投手は今夏の甲子園準V腕でメジャー球団まで触手を伸ばす逸材だ。巨人は高校生候補としては異例となる大森剛スカウト(36)の“全試合密着マーク”で国内だけでなく海外にも先手を打つ。また今秋、1カ月にも及ぶ長期キャンプを計画、連覇が絶望的となった巨人がV奪回へ向けて早くも動き出した。来季を見据えて巨人が早くも11球団、そしてメジャーにけん制球を投じた。来季のドラフトの目玉・ダルビッシュ獲得へ大森スカウトの“密着マーク”を打ち出した。東京ドームで都市対抗野球を視察していた吉田孝司編成部長(57)も熱い口調でこう語った。「甲子園は疲れから本来の調子ではなかったけど、春先のいい時を見ているからね。これからは担当の大森スカウトが全試合見ることになるだろうね」ダルビッシュは現在2年生。今夏の甲子園では決勝で常総学院に敗れ準優勝に終わったが、1メートル94の長身から投げ下ろされる直球は威力十分。肉体的にも成長途上ながらMAX149キロをマーク。さらにスライダー、ナックルなど変化球の切れもピカ一。現在は全12球団だけでなくメジャーまでもが動向に目を光らせている逸材だ。巨人は93年の逆指名制度導入以来、高校生を1巡目指名したのは95年福留、01年寺原の二人だけ。ともにクジ引きに敗れて苦汁をなめた。ダルビッシュは高校生のため、来季のドラフトでは他球団との競合が確実だが、大学、社会人を含めてNo.1の素材と判断。抽選のリスクを冒してでも獲得を目指すこととなった。そこで打ち出したのが大森スカウトの練習試合を含めての全試合派遣だ。巨人が高校生候補をこの時期から密着マークするのは極めて異例の早さ。現行制度ではメジャー流出の危険もあるために国内だけでなく国外に先手を打った形だ。ダルビッシュは実力だけでなく、甘いマスクの人気面でも期待は大きい。今季は優勝が絶望的とファンを裏切っただけに、ダルビッシュ獲得で常勝巨人を取り戻す。
2003.8.23 鳥谷に“ヤンキース手形” 渡辺恒雄オーナー(77)が22日、自由獲得枠の目玉・鳥谷敬内野手(22)=早大=獲りへ“ヤンキース手形”を約束した。都内のホテルでの夕食後「メジャー志向があるならヤンキースがある。今は平等なトレードが日米間でできない。巨人で3、4年実力を試して、もしヤンキースが欲しいと言えば、あげるし、こっちももらう」と仰天発言。日米間の移籍への道筋を確立した上で、業務提携を結ぶヤンキースとの対等トレードする用意があることを明らかにした。鳥谷が強く希望している遊撃のポジションには二岡がおり、それを保証する阪神に巨人は一歩後れを取っていると言われている。だが、渡辺オーナーは「どこにも負けない条件を示せと言ってある」とあくまでも強気だ。鳥谷が将来的なメジャー挑戦への夢を持っていることから“ヤンキース手形”が逆転獲得への切り札となる可能性は十分にある。
2003.8.21 鳥谷に開幕1軍保証 巨人は「開幕1軍保証」で大学球界NO・1遊撃手の心をくすぐった。巨人土井誠球団代表(60)は20日、吉田編成部長、松本スカウトとともに西東京市の早大合宿所を訪れ、今秋のドラフト自由枠で鳥谷敬内野手(22)を獲得したい意向を正式に伝えた。巨人では球団代表が直接あいさつに出向くのは異例中の異例。同代表は、鳥谷と同席した野村監督に対して「10年に1度の逸材。(1軍の)出場機会については、球団として十分に保証させていただきたい。その実力は持っていると我々は判断している」と、即1軍起用の方針を明言した。前日19日に、阪神が遊撃のポジションを確約する意向を伝えた条件との違いは鮮明だ。「本人がショートを希望しているのは知っているが、1つのポジションを獲得するには本人の努力が必要」と同代表。遊撃を含めた内野の定位置を実力で勝ち取るチャンスを与えていく姿勢を示した。現時点では不動のショートとして二岡がいるだけに、簡単にポジションを空けて待っているとは言えないのが巨人の現状だ。ただ、同代表は「大事な、大事な、大事な選手の1人として、鳥谷君はすでに何年も前からチェックしてきている。どうしても来ていただきたい」と力説。詳細は明らかにされていないが、原監督のメッセージも同時に鳥谷に伝えられ、今後世代交代を積極的に進めたい球団の方針を示した。レギュラーの座は自らの手で―。逆に高いハードルを示したことで、鳥谷側の心をくすぐった形だ。
2003.8.19 日本文理大・吉川に興味 今秋のドラフト会議に向け6月の全日本大学選手権で初優勝した日本文理大の150キロ右腕、吉川輝昭投手(22=厳木)をリストアップしていることが分かった。吉川は185センチ、95キロの大型投手で、中継ぎ、抑えとして全国的には無名の同大を優勝に導き、最優秀投手賞を受賞。中継ぎ、抑えに苦しんだ巨人としては、他球団の動向もあるが、粗削りながら将来性のある吉川を下位指名ながら候補としてリストアップしたようだ。また明日20日には自由獲得枠での獲得を狙う早大・鳥谷敬内野手(22=聖望学園)へのあいさつを行う。吉田編成部長、松本スカウトが早大野村監督のもとを訪れる。鳥谷はショートにこだわりを持っているだけに、守備位置についての説明が焦点となる。一方、ライバル阪神は今日19日、獲得意思を伝える。
2003.8.19 ”三塁手形”持参で鳥谷にアタック 鳥谷争奪戦では原巨人も一歩も引くわけにはいかない。原監督自ら「ウチは昨年の6月から鳥谷に決めていた。何としても獲りたい」と公言するなど、チーム再建の重要ポイントなだけに不退転の覚悟で交渉していくつもりだ。あす20日には西武、横浜、阪神に次いで大トリで松本スカウトらが鳥谷サイドにあいさつを行う予定だが、その席で振り出されるのが”三塁手形”だ。すでに鳥谷サイドは入団条件に「遊撃のポジション」と「試合出場機会」を挙げているが、二岡がいる遊撃を空けられないのが最大のネックになっている。だが、ある球団関係者は「鳥谷は大型だし、適正はサード。長嶋―原の両監督が守ったホットコーナーで大きく育てたい。彼も納得いくはず」と交渉に自信をのぞかせた。吉田編成部長も「いろいろ誠意をみせるしかない」と阪神とのマッチレースに向け気合を入れ直していた。
2003.8.15 スカウト会議で早大・鳥谷、東京ガス・内海を自由獲得枠で獲得方針 14日、大阪市内のホテルでスカウト会議を開いた。早大・鳥谷敬内野手(22)、東京ガス・内海哲也投手(21)を自由獲得枠で獲得する方針を再確認。さらに高校生の候補をリストアップした。
2003.8.12 義足球児獲得か 今治西・曽我をリストアップ 今年のドラフト指名候補に愛媛・今治西高校の曽我健太内野手(3年)をリストアップしていることが11日、分かった。現在、全国高校野球選手権(甲子園)に出場している同内野手に関し、土井球団代表は「いい選手。今はスカウトが見てますから」と、スカウト陣が調査を進めていることを認めた。話題性は今年の巨人以上。今夏、全国に感動を呼んでいる高校球児に、ひそかに注目していた。義足の球児として初めて甲子園出場を果たした、曽我内野手だ。不慮の事故によるハンディを乗り越え、8日の日大東北高(福島)戦では「6番・三塁」でフル出場。右の強打者としての打撃センスと50メートルを6秒7で走る俊足は、ハンディを差し引いても超高校級と見ている。「精神的にも強いだろう」と同代表。実力も話題性も兼ね備えるスター候補として、興味を示している。巨人は、すでに今ドラフトの目玉・鳥谷(早大)の獲得に全力を注いでいるが、現在、吉田編成部長を甲子園に送り込むなど曽我も徹底マーク中。獲得できれば、松井が抜けてスター不在に泣く巨人にとって、明るい材料になるに違いない。
2003.8.7 渡辺オーナーも“獲れ”指令 鳥谷が絞り込んだ希望球団に巨人が残ったことで、早くから熱烈ラブコールを送る巨人・土井球団代表は「直接には聞いていないし、事実関係を確認していないので軽率なことは言えない」としながらも「もしそうなのであれば、非常にうれしいことだ」と話した。鳥谷獲得については渡辺オーナーの大号令もあり、今オフの補強の最重要課題。それだけに土井代表も「鳥谷君は今年のウチの補強の、一番のポイントになる選手。巨人としてはそうしたなかで、獲得のために力を入れてきている。それが事実なのであれば、大変ありがたいことだ」とコメントし、今後も鳥谷獲得に向けて全力を尽くしていく考えを改めて示した。また、原監督も朗報を耳にすると「(絞り込んだ中に)入った? 入ったの?」と報道陣に“逆取材”。「それはよかった。ウチにとっては吉報だよ。ただ、今はまだ大事な時期だから」と話し、最後は表情を引き締めていた。
2003.7.31 編成会議 30日、東京・神田錦町の球団本部で編成会議を開いた。地方大会も終盤を迎え、全国大会出場を果たせなかった高校生選手について情報を交換。リストアップした選手の評価を再検討した。また、今秋のドラフト自由獲得枠で早大の鳥谷敬内野手(22)と、東京ガスの内海哲也投手(21)の獲得を目指すことを再確認。アマNO1野手の呼び声が高い鳥谷は阪神、西武など最大8球団の争奪戦が予想される。獲得の号令を発した渡辺オーナーはこの日、東京ドームで観戦後「8球団だろ? 難しいんじゃないか? でも、何とか獲れるようにするだろう」と、あらためて獲得へ強い姿勢を打ち出した。
30日、東京・神田錦町の球団本部でスカウト会議を行い、自由獲得枠での獲得を目指す鳥谷敬内野手(22)=早大=の意思確認を8月上旬にも行いたいとする方針を確認した。鳥谷をめぐっては巨人の他、阪神、ヤクルト、横浜、中日、西武、ダイエー、オリックスの8球団が争奪戦を展開しているだけに、ある巨人スカウトは「甲子園(の開幕)の前には意思確認をしたい。(早大・野村)監督からの連絡を待ってます」と話す一方で「欲しいけどウチは待つ身ですから」と不安ものぞかせた。鳥谷サイドは秋季リーグ戦が開幕する9月上旬までに希望球団を表明する方針。近日中にも鳥谷本人と野村監督が話し合いを持ち、希望球団を3、4球団に絞り込む予定で、意中球団に巨人が残るかどうか注目される。
2003.7.18 渡辺オーナーが大号令!早大の鳥谷は獲れ 渡辺恒雄オーナー(77)=読売新聞グループ本社社長=が、球団フロントに早大・鳥谷敬内野手(22)の獲得を厳命していることも、明らかになった。今秋のドラフトでは巨人はすでに東京ガス・内海哲也投手(21)と相思相愛で、入団は決定的。自由獲得枠で鳥谷の獲得を目指すことになる。昨年、同じ早大出身の和田(ダイエー)の獲得失敗に激怒した同オーナーは、8球団での争奪戦といわれる鳥谷について「全力を上げろ」と厳命した。昨年から密着マークする早大OBの松本匡史スカウトらにも、その指示は徹底されている。原監督も「ビデオは見ている。バランスが取れた、非常にいい選手」とラブコールを送った。すでに同オーナーは15日に「あとは野手だ。FAもドラフトも外国人も含めて最高の戦力を作る」と明言。FAでは西武・松井がターゲットとなるとみられる。二岡、松井、鳥谷の遊撃のポジション競合も「守備位置は監督が決めること。入ってからの話だ。獲れるものはみんな獲って、競争の原理を働かせればいい」と一蹴。プライドをかなぐり捨て、今オフの巨人は巨大補強にまい進する。
2003.7.16 コーチ陣、早大・鳥谷を視察も 今秋の自由獲得枠の目玉、早大・鳥谷敬内野手(22)の視察にコーチ陣を派遣する可能性が出てきた。8球団による争奪戦が展開されている鳥谷について、球団関係者は「一度は現場の者が見に行って確認してもいいと思う」と明言。昨年は篠塚総合コーチが極秘に長田(東海大望洋)の試合を視察しドラフト4巡目で獲得している。スカウトだけでなく、コーチ陣も東京・東伏見の早大グラウンドまで足を運び、練習やオープン戦を視察。獲得への熱意を示す方針だ。
2003.1.21 最重点候補に鳥谷と内海 20日、東京・神田錦町の球団本部でスカウト会議を行い、今オフのドラフトの自由獲得選手の最重点候補として早大・鳥谷敬内野手(21)、東京ガス・内海哲也投手(20)の2人に絞り込んだ。内海は3年前のドラフトで巨人を希望したがオリックスからの指名を拒否して、獲得は決定的。鳥谷にはダイエー、ヤクルトも獲得の意思を示しているが、江藤や仁志の不振など内野陣の層も薄くなってきた現状に、吉田編成部長は「スカウト全員で見ていく」と、鳥谷獲りに全力投球する決意を見せた。
2003.1.8 早大鳥谷敬内野手の獲得に始動、合宿所を吉田編成部長ら訪問 早大・鳥谷敬内野手(3年=聖望学園)の獲得に乗り出した。走攻守3拍子そろった逸材で、今秋ドラフトの目玉遊撃手に挙げられている。始動を翌日に控えた7日、巨人吉田編成部長、上田次長、松本スカウトがそろって東京・東伏見の合宿所を訪れ、早大野村徹監督(66)にあいさつした。吉田部長は「欲しい選手に間違いはない。社会人を含めたトップクラスだからね」。自由獲得枠を行使するかについては明言を避けたが、他球団に先駆けてのあいさつについて「獲得したいという姿勢の表れだよ」と話した。巨人のほかにもダイエー、阪神、ヤクルトなどが高く評価しており、昨年のエース和田同様激しい争奪戦となりそうだ。鳥谷は「好きな球団は特にない。これから両親とも相談してゆっくり考えたいです」と、慎重な姿勢を崩さなかった。
2003.1.7 新人事発表 末次利光・編成部長が編成部参与へ、吉田孝司・編成部専任次長が新編成部長に就任。元横浜チーフスカウトの長谷川国利氏の編成部主任(スカウト)などの人事異動も併せて発表された。
2002.12.27 鳥谷敬内野手(21)、東洋大・岩館学内野手(21)と東京ガス・内海哲也投手(20)の3人に絞り込んだ!? 来オフのドラフトの自由獲得枠の候補を、早大・鳥谷敬内野手(21)、東洋大・岩館学内野手(21)と東京ガス・内海哲也投手(20)の3人に絞り込んだことが26日、明らかになった。FA獲得を断念した近鉄・中村の代役を大学生トップ野手で埋めるプランで、原巨人が黄金時代到来へまい進する。V2補強を着々と進める原巨人の2003年ドラフト戦略が、早くも浮き彫りになった。まず、自由獲得枠のうち1枠は、左腕の内海に充てられることが決定的。敦賀気比高3年時の一昨年のドラフトでオリックスに指名されたが、入団拒否。巨人ひとすじに社会人入りした経緯があり、他球団との競争は回避できる方向。問題は残る1枠だが、こちらは大学生の大型遊撃手2人に絞られた。その筆頭は鳥谷。今年6月、早大・和田の獲得競争から降りた後も、グラウンドには早大OBの松本匡史スカウトが密着。そのターゲットが3年生の鳥谷。2年春に3冠王、今年も春秋ともに打点王、ベストナインに輝き、春秋リーグ戦連覇の原動力になった。「間違いなく来年のドラフトで野手の目玉になる」と各球団スカウトが筆頭にあげる逸材だ。今季の巨人は、二塁・仁志、三塁・江藤がコンスタントな成績を挙げられなかったことで、内野手補強が課題だった。その穴を埋めるべく、今オフFA宣言した近鉄・中村の獲得に動いたが、結局は断念。唯一ともいえる弱点克服は来オフドラフトに見送られた。もっとも、巨人の遊撃手には二岡が固定されそう。その場合には、二塁、三塁も守れる岩館が有力視される。こちらも東都大学リーグ担当の関東孝雄スカウトが密着。清水、川中ら出身選手が活躍している東洋大とは太いパイプが存在する。鳥谷は遊撃のポジションに固執しているとの情報も耳に入っているため、甲乙つけがたい状況だ。「まだ、めざす野球のデッサン段階。これから色がついていく」1年目で日本一の栄冠に浴した原監督は、さらなる黄金時代の確立をめざす。その意をくんだ巨人スカウト陣は1月下旬に、ドラフト重点選手を最終決定する予定。松井という大黒柱を失っても、10年先を見すえた補強は続く。
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