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2004年ドラフトニュース    千葉ロッテマリーンズ

2004.10.19    松下電器・久保プロ入り表明
自由枠でのロッテ入りが確実な松下電器・久保が、プロ表明を行った。先発6回を3失点でチームの日本選手権出場に貢献し、試合後は「上(プロ)の世界で自分の力を伸ばしたい」と語った。担当のロッテ松本スカウトもスタンドから見守り「社会人で6年もまれてきて、技術に加えて精神的な強さがある」と1年目から
の先発入りを期待した。


2004.10.19    松下電器・久保がプロ入り表明
すでに自由獲得枠でのロッテ入りが内定している松下電器の久保康友投手(24)が18日、プロ入り希望を表明した。この日、日本選手権近畿2次予選の代表決定戦に先発して勝利投手となり、本戦出場に貢献。久保は「上(プロ)でプレーして自分を磨きたい」と話した。また、自由獲得枠での阪神入りが内定している松下電器の岡崎太一捕手(21)もプロ入り希望を明らかにした。 



2004.10.17    松下電器2回戦へ!久保好救援
第31回社会人野球日本選手権大会の近畿地区2次予選1回戦2試合が16日、大阪・南港球場で行われた。第1試合では、自由獲得枠でロッテ入りが確実な松下電器の久保康友投手(24=関大一)が好リリーフを見せ、ニチダイを下した。久保は5回2死二塁の場面で登板。3回2/3イニングを投げ5奪三振。三塁を踏ませず勝利投手になった。「どんな場面でも(先発、中継ぎ、抑え)登板できる用意はしています。きょうは追い込んでからの内容に少し不満でした」。いきなりのピンチと6回の1死二塁で4番田中学を落差の大きなフォークで三振に仕留めた。一方、阪神の自由獲得枠候補に挙がっている松下電器の岡崎太一捕手(21=智弁学園)は4打席で1四球、2三振に終わった。「きょうは話になりませんわ。リードに気を使ったわけじゃありません」。スローイングで、得意の肩が見せられず「チームを引き締めることが出来なかった」。立ち上がりいきなり先発田中稔が打ち込まれるなど、攻守に渡って反省点を口にした。第2試合は中山硬式野球クラブがミキハウスに完封勝ちした。


2004.10.16    新日本石油・手嶌智投手がプロ志望表明、自由枠でロッテ確実
今秋ドラフト自由獲得枠でのロッテ入りが確実な新日本石油・手嶌智投手(22)=184センチ、81キロ=が15日、プロ志望を表明した。ロッテのスカウトが見守る中、日本選手権関東代表決定戦のNTT東日本戦で先発した手嶌は1回、いきなり3失点。最速146キロを計測したが、5回にソロを被弾するなど、4回0/3を6安打5失点で敗戦投手となった。試合後は「上でやりたいと思っています」と話した。また、富士重工・小出琢磨投手(24)はチーム残留の意向を示した。
 
新日本石油・手嶌、プロ表明
第31回社会人野球日本選手権(11月20日開幕、大阪ドーム)の
関東代表決定戦は15日、東京・府中市の府中市民球場などで4試合が行われ東京
ガスなどが勝ち上がった。また、自由獲得枠でのロッテ入りが確実な新日本石油の手
嶌智投手(22)がNTT東日本戦に敗戦後、プロ入りの意思を表明した。先発の手嶌
は初回に3点を失うと、4回にも1失点、5回に先頭の高橋に右越えソロを打たれたと
ころで降板した。最速146キロをマークしながら4回0/3で5失点の内容に「都市対
抗の予選でも大事な試合で僕が投げて負けてしまった。チームに貢献できなくて責任
を感じる」とがっくり。進路については「上でやりたい気持ちはある。今までの経験を反
省材料にしていきたい」と話した。


2004.10.16    新日本石油の手嶌がプロ入り表明
ロッテに自由獲得枠での入団が確実な新日本石油・手嶌智投手(2
2=拓大紅陵)がプロ入り表明した。「上(プロ)でやりたい気持ちはあります」と話した。
先発したNTT東日本戦では、4回0/3、5失点で降板。最速146キロをマークしたが、
制球がやや甘く1本塁打を含む被安打6と力を出し切れなかった。試合後は「チーム
に貢献できず申し訳ないです」と言葉少な。それでもスタンドで見守ったロッテ飯塚ス
カウトは「社会人4年目で順調に成長している。直球とチェンジアップが武器で将来性
も十分にある」と話し、高い評価が変わることはなかった。



2004.10.9    ロッテ 鈴木前スカウトと編成部アドバイザー契約
ロッテは8月末に退団した鈴木皖武前スカウト(63)と編成部アド
バイザーとして契約した。



2004.10.4    今秋ドラフト東北の隠し玉だ中村
みちのくの"隠し玉"は畳職人! 今秋ドラフトで日本ハム、横浜、
ロッテがクラブチーム・三菱製紙八戸クラブの最速145キロ左腕、中村渉投手(25)
をリストアップしていることが4日、分かった。無名左腕の実家は江戸時代創業の由緒
ある畳店。職人気質のサウスポーには今後、東北への地域密着を掲げる新球団も獲
得へ向け、関心を寄せることになりそうだ。新球団で話題の東北にドラフトの隠し玉が
いた。三菱製紙八戸クラブの左腕・中村だ。最速145キロの直球と落差のあるフォー
クボールが武器のサウスポーに対し、日本ハム、横浜、ロッテが獲得に興味を示して
いる。青森大では現西武の細川と同期だったが、一度もベンチ入りすることなく3年夏
に退部した。だが野球への情熱は捨てきれず、クラブチームに入団。そこから頭角を
現した。プロが注目したのは、JTの補強選手として出場した今年の都市対抗だった。
準々決勝でV候補の東芝戦に先発すると、5安打の完封劇。シダックスなど強豪チー
ムから移籍の誘いが来るなど、一気に評価は高まっていった。金の卵は昼間、別の
顔を持つ。実家は江戸時代に創業した老舗「中村畳工店」で、父・勇さん(60)で7代
目。左腕も父にならい、職人修行に没頭し、新築の家に出向いて寸法をとって畳を作
り上げる。「新しい畳をお客様に手渡した時、喜んで頂けるのが何よりうれしい」野球
も畳仕事も"全力投球"だ。地域密着を掲げる新球団は地元優先のドラフトを示唆して
おり、今後は中村の獲得に乗り出す可能性もある。職人左腕は「プロに行ってやりた
い気持ちが一番です」無欲を貫き、指名を待つ。 
 
 ◆中村 渉(なかむら・わたる)1979年8月19日、青森・三戸郡生まれ。25歳。小
学4年から野球を始め、八戸西高では2年秋からエース。3年夏は初戦敗退。青森大
ではベンチ入り経験なく、3年春に退部。その後クラブチームの三菱製紙八戸クラブ
に入部し、今年はJTの補強選手として都市対抗初出場。2勝した。家族は祖父、祖母、
両親と姉。183センチ、85キロ。左投左打。 


2004.9.30    今秋ドラフト候補が投げ合い  
今秋ドラフト候補の投げ合いが雨天の保土ヶ谷球場で実現し
た。29日、日本選手権神奈川県予選で新日本石油の手嶌智投手(22)と三菱重工
横浜硬式野球クラブの石井裕也投手(23)がともに先発。手嶌は最速138キロ止ま
りだったが、チェンジアップを効果的に使い6安打2失点完投。「(日本選手権が)最後
の大会となるので一戦一戦全力で投げてチームに貢献したい」と強い決意を口にした。
ドラフトではロッテが自由獲得枠での指名を明言しており、今日30日の決勝後にも正
式にロッテ入りを表明する予定だ。一方の石井は5回12安打4失点降板。それでも
ネット裏の横浜・今久留主スカウトは「球のキレ、制球力は抜群。即戦力でも通用する
と思う」と評価していた。



2004.9.28    Mスカウト会議
ロッテは、さいたま市内でスカウト会議を開き、中大・亀井義行外野手、
東海大・大松尚逸外野手、北海道栄・木興拓哉投手、東北・横田崇幸内野手らを上
位候補としてリストアップ。



2004.9.28    ロッテ、松下電器・久保の獲得決定−−スカウト会議
ロッテは27日、さいたま市内の合宿所でスカウト会議を行った。す
でに自由獲得枠で松下電器・久保康友投手(23)の獲得が決定。交渉中の新日本石
油・手嶌智投手(22)に関しても自由獲得枠で獲得を目指す方針を再確認した。



2004.9.28    ロッテ スカウト会議
ロッテのスカウト会議が埼玉・浦和市内のマリーンズ寮で行
われた。久保康友(24=松下電器)手嶌智(22=新日本石油)両投手の自由枠獲得
に最善を尽くすことを再確認。さらに即戦力外野手として亀井義行(中大4年)大松尚
逸(東海大4年)を、将来性で木興拓哉投手(北海道栄高3年)と横田崇幸内野手(東
北高3年)らをリストアップした。
 
2004.9.28    ロッテが自由枠で手嶌獲得へ
ロッテが27日、さいたま市内で編成会議を開き、自由獲得枠で
新日本石油・手嶌智投手の獲得に全力を挙げることを確認。ほか中央大の亀井義行
外野手、東海大の大松尚逸外野手や、高校生組では北海道栄高の木興拓哉投手、
東北高・横田崇幸内野手らをリストアップした。なお、すでに松下電器の久保康友投
手を球団初の自由枠で獲得することが決定している。


2004.9.28    ロッテ スカウト会議
ロッテはスカウト会議を開き、松下電器・久保康友投手(23)と
新日本石油・手嶌智投手(22)の自由枠での獲得を再確認。また、東海大・大松尚逸
外野手(22)、中大・亀井義行外野手(22)、北海道栄高・木興拓哉投手(18)、東北
高・横田崇幸内野手(17)らを上位候補としてリストアップした。



2004.9.23    中大、2連勝で勝ち点1
中大が連勝で今季初の勝ち点を挙げた。中大は今秋のドラフト
候補・亀井義行外野手(4年)の今季1号ソロなどで試合を優位に進め、3投手の継投
で逃げ切り。第2試合では亜大が日大を破って1勝1敗のタイ。日大の今春からの連
勝は13でストップした。今秋ドラフトで巨人、ロッテなどが上位指名を狙っている亀井
が、二回にバックスクリーンへ今季1号ソロ、チームに勢いをつけ、今季初の勝ち点を
もたらした。これまで苦手にしていた左投手からの一発に、亀井は「踏み込んで打てる
ようになった。最近は左も苦にならない」と自画自賛。ロッテの山下スカウトも「うまく打
っていたね」と高い評価だった。
 
2004.9.23    中大・亀井バックスクリーン弾
中大が東洋大に連勝し、勝ち点1を挙げた。中大は、巨人、ロッテ
などが獲得を狙う亀井義行外野手(4年)が先制の中越えソロを含む2安打と気を吐
いた。東洋大は90年秋以来、14年ぶりの開幕4連敗。日大は亜大に競り負け、今春
からの連勝は13でストップした。一筋の閃光が、空に走った。2回だ。カウント1―3
から135キロの甘い直球。亀井は見逃さない。低いライナーでバックスクリーンに突
き刺した。「風のおかげです」謙そんしたが、チームを乗せる一撃。守っても6回1死一、
三塁から右中間の飛球を好捕。体勢を崩していたが、強肩を恐れ、三塁走者はタッチ
アップを自重。攻守で魅せた。確実な成長を証明した。「苦手」の左投手からアーチを
含む2安打。体の開きを防ぐため、先輩の巨人・阿部がしていた遊撃方向へゴロを繰
り返し打つ練習を、今春から取り入れた。「反対方向を意識したら、自然と踏み込める
ようになっていた」と手応えも十分だ。ネット裏では巨人・末次編成部長が「バックスク
リーンへライナーで放り込めるんだから」とほれ直した。進路の話はにぎわう。「うれし
い話ですけど、今は集中します。最後なんで、優勝で終わりたい」まだ笑うわけにはい
かない。 



2004.9.20    巨人中大・亀井獲り参戦
巨人が今秋ドラフトで中大の主将で4番、亀井義行外野手(22)の
獲得を目指していることが19日、分かった。自由獲得枠のうちの1枠を"返上"する方
針のため、2または4巡目で指名する予定。巨人・阿部の後輩でもある亀井は、遠投
110メートルの強肩と巧みなバットコントロールが魅力の大学球界屈指の外野手。今
春の東都大学リーグではともにリーグトップの4本塁打、15打点をマーク。世界大学
野球選手権(7月23日〜8月1日、台湾)でも主軸に名を連ねた。ロッテとの争奪戦と
なっているが、18日に巨人・末次利光編成部長と担当スカウトが東京・八王子市の中
大グラウンドを訪れ宮井勝成総監督、清水達也監督と会談。2時間にわたって熱意を
伝え好感触を得た。「肩が強く足も速い。即戦力として、できるだけ高い位置で(の指
名を)考えています。枠は今のところ使わないつもりです」と末次部長。巨人は8月、明
大・一場靖弘投手(22)との金銭授受が発覚したため自由獲得枠をシダックス・野間
口貴彦投手(21)だけにする方針。自由枠2つを行使するロッテより先に指名すること
ができる可能性もある。八王子市の中大グラウンドで練習を行った亀井は「ボクみた
いな選手を、プロの方が評価してくれてうれしいです」と話した。関係者によると進路を
プロに絞っているが、今はリーグ戦に集中する意向だ。 
 
 ◆亀井 義行(かめい・よしゆき)1982年7月28日、奈良県生まれ。22歳。大和郡
山市平和小3年から投手で野球を始める。斑鳩中時代にはオール大和で「3番・投
手」。上宮太子では3年春の甲子園に出場も1回戦敗退。中大では1年春からレギュ
ラー。今春の東都大学リーグで4本塁打、15打点の2冠に輝き、ベストナインも獲得。
世界大学野球選手権(台湾)の代表にも選出された。178センチ、75キロ。右投左
打。家族は両親と兄姉。 



2004.9.17    ロッテが松下電器の久保を獲得
関西アマ球界No.1右腕の松下電器・久保康友投手(24)のロ
ッテ入りが16日、明らかになった。同日までに横浜、ヤクルトが獲得競争から撤退し
たことで、自由枠での獲得を表明していたロッテ入団が事実上決定した。正式表明は
日本選手権近畿予選終了後に行う。"松坂世代"の久保は、入社6年目の今年、150
キロ近い直球に切れ味鋭いスライダーにフォークと変化球も一級品で今ドラフトの目
玉に成長。シーズン前から数球団が獲得に動き、ロッテ、横浜、ヤクルトが最後まで
獲得競争を繰り広げていた。8月の都市対抗で初戦敗退した久保は、進路が決まり
日本選手権に集中する。5月末の関東遠征にバレンタイン監督が視察したロッテは、
自由獲得枠制度が始まって初めての自由枠選手となる。今後はもう1人の自由枠候
補の新日本石油・手嶌智投手(22)=右投げ右打ち=の獲得に全力を尽くす。



2004.9.17    松下電器の149キロ右腕・久保、ロッテ決断
社会人屈指の右腕、松下電器・久保康友投手(24=関大一)が今
秋ドラフトの自由獲得枠でロッテ入りの意思を固めたことが16日、明らかになった。ロ
ッテ、オリックス、横浜、ヤクルトが獲得を狙っていたが、オリックスが近鉄との合併で
4巡目からのドラフト参加になり、撤退。残る3球団から、ロッテを選ぶことが確実にな
った。ロッテは「1年目から先発ローテーションの一角に期待できる投手」として、149
キロの速球にアマ屈指の制球力を持つ久保に早くから注目。担当の松本スカウトを軸
に、熱心にマークを続けてきた。現場も日本ハムと3位争いを展開中で、常勝球団に
生まれ変わろうとする「チームの軸になってほしい」という球団あげての獲得姿勢が久
保の心に響いた模様だ。日本選手権の予選終了を待ち、正式に自分の意思を表明
する。98年センバツで準優勝し「松坂世代最後の大物」と言われた右腕は、プロの世
界で再び松坂(西武)らと力を競う。
 
2004.9.17    松坂世代最後の大物・久保がロッテへ
松坂世代最後の大物、松下電器・久保康友投手(24)が自由獲
得枠でロッテに入団することが16日、確実となった。久保は関大一のエースとして98
年に春夏連続で甲子園に出場。センバツ決勝では横浜・松坂(現西武)との投げ合い
に敗れたものの準優勝。夏も8強入りした。松下電器入社6年目の今季はMAX149
キロの速球にカーブ、スライダー、フォークなど切れのある変化球を織り交ぜるクレバ
ーな投球に磨きがかかった。7月下旬に開催されたオランダ・ハーレム国際大会でも
社会人日本代表に選出され、5試合中4試合に登板し3位に貢献した。ヤクルト、横
浜など6球団が獲得に名乗りを上げていたが、早い段階から密着マークを続けていた
ロッテ入りを決意した。久保は10月16日から始まる日本選手権の大阪・和歌山第2
次予選終了後、正式にロッテ入りを表明する。
 
2004.9.17    ボビーの情熱! 松下電器・久保投手はロッテに決めた
松下電器・久保康友投手(24)のロッテ入団が決定したことが
16日、明らかになった。ヤクルト、横浜を含めた3球団が自由獲得枠で争奪戦を展
開してきたが「ロッテに決めたようだ」と、プロ球界関係者が話した。MAX149キロを
誇る関西NO1右腕獲得の"勝因"はバレンタイン監督の情熱だった。5月27日、横須
賀スタジアムで湘南との交流戦を視察した。シーズン中に監督がドラフト候補選手の
視察を行うことは異例だ。「監督が視察に行ったことを含めて、ロッテに高評価しても
らったと感じているようだ」とあるプロ関係者は明かした。ロッテは投手陣の高齢化が
進んでおり、先発では39歳の小宮山を筆頭に、エース・清水直と渡辺俊が28歳と、2
0代前半の即戦力投手が不在。しかし、久保獲得で優勝を狙える戦力が整った。  
 
★久保 康友(くぼ・やすとも)  
 昭和55年8月6日、奈良・橿原市生まれ。24歳。交公(かもきみ)小1年時に「ホワ
イトベアーズ」で投手として野球を始める。八木中では軟式チームに所属。関大一高
では3年春の選抜決勝で現西武・松坂を擁する横浜に敗れて準V。家族は両親と姉、
兄。遠投120メートル。50メートル走6秒3。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。
 

2004.9.17    松坂世代最後の大物右腕 松下電器・久保ロッテ入り
今秋ドラフト自由獲得枠候補の松下電器・久保康友投手(24)のロ
ッテ入りが16日、決定的になった。複数の関係者が「久保はロッテ入りを決断した」と
明かしたもの。松坂世代最後の大物をめぐって、ヤクルト、横浜、ロッテ、オリックスの
4球団が争奪戦を繰り広げていたが、自由獲得枠の放棄が決まったオリックスが断
念。残る3球団から、ロッテを選んだ。久保は関大一高(大阪)のエースとして、1998
年の甲子園に春夏連続出場。センバツで横浜・松坂大輔(現西武)と投げ合い、準優
勝。夏も8強入りした。入社後は伸び悩んだが、2003年後半から頭角を現し、今年7
月に行われた日本代表のキューバとの壮行試合に、補強選手として登板。8月のハ
ーレム国際野球大会にも派遣された。ロッテは、ボビー・バレンタイン監督(54)が5
月27日の湘南とのプロアマ交流戦を視察し「すぐにでも、うちで投げてほしい投手」と
絶賛。瀬戸山隆三球団代表(50)も獲得のあいさつを済ませ、誠心誠意のアタックが
実った結果。これで、新日本石油の手嶌智投手(22)に続いて、球団初の自由獲得
枠が埋まった。日本選手権予選終了後にも、久保自身が進路を表明。「ロッテ・久保」
が正式に誕生する。 
 
 ◆久保 康友(くぼ・やすとも)1980年8月6日、奈良・橿原市生まれ。24歳。鴨公
(かもきみ)小1年の時に「ホワイトベアーズ」で投手として、野球を始める。関大一高
では、3年春に準優勝。夏は8強入り。今夏の都市対抗野球大会に社会人6年目で
初登板したが、1回戦敗退。家族は父・雅俊さん(57)=公務員=、母・裕子さん(5
2)と姉、兄、祖母。181センチ、81キロ。右投右打。



2004.9.15    中大・亀井外野手 阿部2世獲り
巨人が中大・亀井義行外野手(4年=上宮太子)の獲得に乗り出して
いることが14日、明らかになった。大学関係者に「自由獲得枠と同等の評価をしてい
る」と伝えており、自由獲得枠の野間口貴彦投手(21=関西創価)に次ぐ3巡目候補
に挙げていることが分かった。同外野手は遠投110メートル、50メートル走6秒3と
身体能力抜群。パンチ力もあり、同大学OB「阿部(巨人)2世」の呼び声も高い。今春
2度目のベストナインを獲得し、全日本代表として世界大学選手権(7月、台湾)にも
出場した。同外野手には中日、ロッテも興味を示している。



2004.9.4    東芝 救援・手嶌が4K
新日本石油から補強の手嶌が八回から2番手で登板し、1失
点ながらも4奪三振。「1失点は悔しいが、真っすぐを打たれたので仕方ない」と振り返
った。今秋の自由獲得枠で獲得を狙うロッテ・宮田編成部長代行は「将来のエースに
なれる逸材」と高評価。7月にアテネ五輪日本代表のキューバとの壮行試合やハーレ
ム国際大会で好投した右腕は「あの経験があって大舞台でも堂々と投げられるように
なった。どこで使われても抑えることが補強選手の仕事と思う」と表情を引き締めてい
た。



2004.9.2    ロッテ スカウト会議
とロッテはスカウト会議を都内で開きドラフト指名リストを100
人に絞った。すでに自由枠での獲得希望を表明している久保(松下電器)手嶌(新日
本石油)両投手に加え、大松(東海大=外野手)藤田(近大=内野手)江川(宇治山
田商=投手)涌井(横浜高=投手)亀井(中大=外野手)ら有力選手の調査続行を確
認。
 
2004.9.3    Mスカウト会議
ロッテは都内のホテルでスカウト会議を開き、松下電器・久保と新日本
石油・手嶌の両投手を自由獲得枠で獲得する方針をあらためて確認。また、上位候
補に中大・亀井と東海大・大松両外野手、横浜高・涌井投手らを挙げた。



2004.9.1    Mスカウト退団
ロッテ鈴木皖武(63)伊藤龍彦(63)両スカウトが8月31日
で契約期間満了となり退団した。



2004.8.29    日本新薬橋本、スカウト絶賛
日本新薬(京都市)のエース橋本健太郎(24=東北福祉大)が7回
無失点と好投し、リースキン(広島市)に9−0と快勝した。日本新薬の190センチ右
腕・橋本が2年連続白星発進へと導いた。最速140キロの直球とチェンジアップのコ
ンビネーションで7回を6安打無失点。「打てるものなら打ってみろという気で、ほとん
ど真ん中に投げた」と気迫の100球を振り返った。昨年は準々決勝で、優勝した三菱
ふそう川崎に9回2死から逆転サヨナラ負け。その試合で橋本は投げていないが、悔
しい気持ちは同じだ。「スピードとか関係ない。勝つことだけです」。強気なエースにネ
ット裏のスカウト陣の評価も上昇傾向だ。今秋ドラフトではロッテ、阪神などがリストア
ップしている。ロッテ松本スカウトは「腕がよく振れるのでチェンジアップの切れがいい。
将来性も十分」と話した。



2004.8.12    聖光学院の本間11K、ダルビッシュ越えた
1球1球に気迫を込めて投げ抜いた。9回にはこの日2番目
の136キロも出した。最後の131球目。自ら打球を処理し勝利をつかんだ。実に福
島県勢10年ぶりの初戦突破。東北ダルビッシュに次ぐ今大会2人目の完封は、また
も東北勢が果たした。11奪三振4安打はダルビッシュを上回る内容。「自分との勝負
に勝つことだけ考えた。命がけで投げた」と繰り返した。大阪入り前日の7月31日に
バリカンで自ら5厘刈りにして気合を入れた。その風ぼうに加えて前日に1時間、この
日も約20分、座禅を組んでめい想した。まるで修行僧。今春には標高1707メートル
の吾妻小富士(福島市)を、熊よけの鈴を手に午前2時から日が昇るまでに下山。約
20キロを歩き抜き「マウンドで妥協して逃げ出さないため」と精神面を鍛えた。肉体も
いじめ抜いた。1日6時間走り続けたこともある。体重はひと冬で8キロ増え、最速は1
40キロに到達。今夏、修得したスライダーもさえるなど「今年は長い夏になると思う」と
自信を深めて乗り込んだ甲子園だった。今日12日は、秋田商の150キロ右腕・佐藤
剛士(3年)が済美の春夏連覇阻止に挑む。今夏も東北勢から目が離せない。 
 
○…聖光学院・本間の好投にネット裏のスカウト陣も高評価だ。日本ハム河原スカウ
トは「上下のバランスがとれたらもっとよくなる。おもしろい素材ですね」。ロッテ坂巻ス
カウトは「三振をとれるカーブもある。投球全体に力がありますね」と、いずれも将来性
に期待していた。 
 
 ◆本間裕之(ほんま・ひろゆき)1987年(昭62)2月2日、福島市生まれ。渡利小4
年から福島リトルリーグで野球を始め、渡利中1年から投手。聖光学院では1年夏か
らベンチ入り。遠投は100メートル。家族は両親と姉、弟、妹、祖父母。右投げ右打ち。
186センチ、77キロ。血液型O。



2004.8.6    ロッテ自由獲得枠で手嶌確実
今秋ドラフト自由獲得枠候補の新日本石油・手嶌智投手(22)のロ
ッテ入りが確実なことが、5日までに明らかになった。ロッテは社会人屈指の長身右腕
に対し、昨年から飯塚スカウトが密着マーク。獲得へ向けて調査を進めていた。手嶌
が地元・千葉の拓大紅陵出身ということもあり、地元色を強めたいチーム事情からも
欲しい逸材とされてきた。ロッテ投手陣は現在、清水直ら20代後半以上と内ら10代
に世代が集中。20代前半が薄いことからも、社会人の即戦力投手獲得が至上命題
となっていた。今後ロッテは同じく自由獲得枠を行使し、松下電器・久保康友投手(2
3)の獲得に全力投球する。手嶌は新日本石油でエースを務め、7月に東京ドームで
行われた長嶋ジャパン対キューバの壮行試合でも補強選手として登板。1イニングを
パーフェクトに抑えた。オランダで行われたハーレム国際大会にも社会人日本代表に
選出され、米国戦では先発を任されるなど、大舞台での経験も豊富。手嶌は10月の
日本選手権関東代表決定戦以降にも、自ら進路を表明し、今秋には「ロッテ・手嶌」
が正式に誕生することになる。 
 
 ◆手嶌 智(てしま・さとし)1982年6月16日、千葉・富津市生まれ。22歳。小学1
年から「金谷少年クラブ」で野球を始める。拓大紅陵では甲子園出場経験はないが、
2年秋に関東大会に出場。2回戦で竜ケ崎一に敗退した。新日本石油入社後は03年、
都市対抗に出場。185センチ、80キロ。右投右打。


2004.8.6    ロッテ自由獲得枠で手嶌確実
今秋ドラフト自由獲得枠候補の新日本石油・手嶌智投手(22)のロッテ入りが確実なことが、5日までに明らかになった。ロッテは社会人屈指の長身右腕に対し、昨年から飯塚スカウトが密着マーク。獲得へ向けて調査を進めていた。手嶌が地元・千葉の拓大紅陵出身ということもあり、地元色を強めたいチーム事情からも欲しい逸材とされてきた。ロッテ投手陣は現在、清水直ら20代後半以上と内ら10代に世代が集中。20代前半が薄いことからも、社会人の即戦力投手獲得が至上命題となっていた。今後ロッテは同じく自由獲得枠を行使し、松下電器・久保康友投手(23)の獲得に全力投球する。手嶌は新日本石油でエースを務め、7月に東京ドームで行われた長嶋ジャパン対キューバの壮行試合でも補強選手として登板。1イニングをパーフェクトに抑えた。オランダで行われたハーレム国際大会にも社会人日本代表に選出され、米国戦では先発を任されるなど、大舞台での経験も豊富。手嶌は10月の日本選手権関東代表決定戦以降にも、自ら進路を表明し、今秋には「ロッテ・手嶌」が正式に誕生することになる。

◆手嶌 智(てしま・さとし)
1982年6月16日、千葉・富津市生まれ。22歳。小学1年から「金谷少年クラブ」で野球を始める。拓大紅陵では甲子園出場経験はないが、2年秋に関東大会に出場。2回戦で竜ケ崎一に敗退した。新日本石油入社後は03年、都市対抗に出場。185センチ、80キロ。右投右打。

2004.7.15    ロッテ、久保、手嶌に誠意見せる
ロッテが、自由枠で獲得を目指す久保康友(23=松下電器)手嶌智(22=新日本石油)両投手に、最大限の誠意を見せる。宮田編成部長代行は14日、すでに意思表示済みの久保に続き「彼と同じく、本格派の素晴らしい投手。ぜひウチに来てもらいたい」と、手嶌の自由枠での獲得希望を明言。2人が日本代表として参加するハーレム国際野球大会(オランダ・23日〜8月1日)へも松本スカウトを派遣すると発表した。もともと今秋ドラフトで7、8人を獲得する予定だったが、近鉄・オリックス合併による選手救済の影響で縮小。5人ほどの指名が濃厚となった。だが日本代表壮行試合のキューバ戦にも参加した久保と手嶌は、是が非でも欲しい逸材で「うちの誠意を見せるということです」(同編成部長代行)と、オランダにまでスカウトを派遣して誠意をみせることを決めた。

ロッテが久保と手嶌を海外密着マーク
ロッテが自由獲得枠で狙う松下電器・久保康友投手(23)と、新日本石油・手嶌智投手(22)を海外まで密着マークする。宮田隆編成部長代行は14日、両投手が出場し、7月23日からオランダで開催される第22回ハーレム国際野球大会への、担当の松本スカウトの派遣を明かした。球団初の自由獲得枠での獲得へロッテでは異例のスカウトの海外派遣に踏み切った。近鉄・オリックスの合併によるウエーバーの影響を考慮し、今秋のドラフトで10人以上を獲得する当初の方針を白紙に戻したロッテだが、上位候補についての方針は変わらず。この日、東京ドームで行われた日本代表壮行試合に登板した両投手を視察した宮田代行は「調査は終わっているが、とにかく誠意を見せる」と説明。すでに同大会への同行を決めている横浜、ヤクルトなどに追随する姿勢を見せた。


2004.7.9    ロッテが今秋ドラフト軌道修正
ロッテが今秋のドラフトの軌道修正を決めた。宮田隆編成部長代行は9日、千葉市内の球団事務所で「自由獲得枠と上位の候補以外は白紙にせざるを得ない」と話した。すでに獲得に名乗りをあげている松下電器・久保投手や新日本石油・手嶌投手ら数名を除き、一時的に“凍結”する。 「近鉄・オリックスのウエーバーがあることを考えると難しい」と宮田代行。当初は「自由獲得枠2人とドラフトで10人前後を指名する」(瀬戸山球団代表)と今オフの大型補強を決めていたが、近鉄とオリックスの合併がオーナー会議で事実上承認され、方針転換することになった。 また、ロッテは第2の合併の“当事者”として注目されているが、編成部は現時点では単体存続を想定して近鉄・オリックスの選手をランクづけし、ウエーバーに臨む準備を始めた。 

2004.6.29    ドラフト 日大・那須野獲得を断念
ロッテが今秋ドラフトの目玉、日大・那須野巧投手(4年=駒場学園)の獲得断念が28日、明らかになった。日大関係者が「ロッテは那須野から方向転換するようだ」と話したもの。松下電器・久保康友(23=関大一)新日石・手嶌智(22=拓大紅陵)ら即戦力投手へ方向転換する可能性が高くなった。これにより那須野の獲得を目指すのは巨人、阪神、中日、横浜、ダイエー、西武、オリックスの7球団となった。同投手はこの日、日米大学野球選手権の練習初日に参加。神宮の室内練習場で約30球の投球練習を行った。巨人入りが確実な明大・一場靖弘投手(4年=桐生一)と笑顔で雑談するなどリラックスしていた。注目の進路については「今は試合に集中している。世界大学選手権(7月23日から8月1日)が終わってから考えることになると思う」と話すにとどまった。


2004.6.15    ロッテが編成会議
14日、千葉マリンスタジアムで編成会議を開き、今秋のドラフト会議で久保康友投手(松下電器)の自由枠での獲得を目指す方針を確認した。 また、もう一つの自由獲得枠を含めた上位候補に那須野巧投手(日大)亀井義行外野手(中大)らの名前が挙がった。ドラフトでは10人前後の指名を予定している。
 
ロッテが松下電器・久保投手獲得方針確認
ロッテは14日、千葉マリンスタジアムで編成会議を開き、今秋のドラフト会議で久保康友投手(松下電器)の自由枠での獲得を目指す方針を確認した。また、もう1つの自由獲得枠を含めた上位候補には、那須野巧投手(日大)亀井義行外野手(中大)らの名前が挙がった。ドラフトでは10人前後の指名を予定している。


2004.6.3    松下電器・久保に5球団熱視線
オリックス、ロッテが今秋ドラフトの自由獲得枠での獲得を狙う松下電器・久保康友投手(23)=181センチ、81キロ、右投右打、関大一高出=は2日、阪神とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)に7回から登板。9回に失策がらみで1点を失ったが、3イニングを4安打1失点(自責点0)に抑えた。 珍しい光景だった。プロ相手を意識したのか、立ち上がりから力んで6球続けてボール球。だが、無死一塁から後続を退けると、立ち直った。自己最速タイの149キロを計測し、3奪三振。「なかなか修正できず、迷惑をかけた。点差が開いて気の緩みがあったかも」と反省した。 ネット裏には阪神、ヤクルト、横浜も加えた5球団のスカウトが集結。ロッテ・宮田編成部長代行、オリックス・酒井チーフスカウトは「評価は変わらない」と口をそろえた。進路表明は都市対抗が終了する9月上旬まで封印するが、アマNO1右腕の周辺が騒がしくなってきた。

松下電器・久保、力で虎2軍圧倒 オリックス&ロッテが争奪戦 
◆ 阪神プロ・アマ交流戦 ◆ <松下電器9−1阪神>松下電器と阪神のプロ・アマ交流戦が2日、西宮市の鳴尾浜球場で行われ、松下電器が2本塁打を含む10安打で9点を奪うなど、投打に阪神を圧倒。自由獲得枠候補・久保康友投手(23)は、自己最速タイの149キロをマークするなど3回1失点(自責0)だった。 また凄さを見せた。オリックスとロッテが自由獲得枠で狙う松下電器・久保が七回から登板。九回に失策絡みで1点こそ失ったが全51球中、40球がストレートと阪神打線を力で圧倒した。 「フォークを投げれば空振りが取れることは分かっていた。ただ力んでしまい、修正するのに時間がかかった。今季では最悪の出来」 七回、先頭打者から6球続けてボール球と珍しく制球を乱した。それでも力勝負にこだわり、自己最速タイの149キロをマークするなど、常時140キロ台中盤を計時した。 この日はロッテなど5球団12人のスカウトが視察。オリックス・酒井チーフスカウトが「今年のアマ球界で、力で打者をねじ伏せるのは久保だけ」と話せば、上位候補にあげるヤクルト・羅本スカウトも「安定感など野間口よりも総て上」と絶賛。「進路は都市対抗が終わってから」と雑音を封印した久保だが、人気は高まるばかりだ。


2004.5.28    ロッテ、自由獲得枠で松下電器・久保康友投手獲り
ロッテは27日、ドラフト自由獲得枠で松下電器の久保康友投手(23)獲りを狙う方針を固めた。バレンタイン監督はこの日、湘南との交流戦(横須賀)を視察。久保は六回無死満塁で登板し、MAX149キロの直球などを武器に、2回を無失点、4奪三振と好投した。「今は都市対抗の予選に勝つことしか考えていません」と言う久保だが、バレンタイン監督は「すぐにでもウチに来て投げてほしい選手だ」。宮田編成部長代行も「自由枠を使っての獲得を目指します」と表明した。 

ボビー久保に首ったけ、BWと争奪戦
ロッテのボビー・バレンタイン監督(54)が27日、横須賀市のベイスターズ球場で行われた湘南対松下電器のプロアマ交流戦を視察。6回無死満塁で登板し、2回を1安打無失点、4三振と好投した松下電器・久保康友投手(23)にくぎ付けとなった。「今すぐにでもうちで投げてもらいたいほど素晴らしい投球だったね」と、最速149キロを計測した同投手にベタぼれの様子だった。 すでにこの日の午前中、瀬戸山球団代表が「久保君は自由(獲得)枠での獲得を目指します」と明言していた。その後、バレンタイン監督が直接視察に訪れることで、松下側に誠意を見せた形となった。一方、オリックスもこの日のスカウト会議で、久保への自由獲得枠行使を確認。オープン戦でのバレンタイン監督対伊原監督の舌戦から始まった両球団の因縁に、新たな「火種」が生まれることになった。ロッテ宮田編成部長代行は「取れない自由枠を吹きまくるつもりはない。競合他球団もありますが、ここまではっきり明言したということは、負けない、負けられないという意思表示です」と自信を語る。 久保本人は「今は都市対抗の本戦に投げることが目標。評価はうれしいですけど、他のことに気を回す余裕はないですから」。だが、関大一では98年春の甲子園で西武松坂と投げ合い準優勝し、夏は8強入りした同投手の動向から目が離せなくなった。

ボビー自ら松下電器久保を視察
“バレンタイン・スカウト”が初仕事を行った。ロッテのボビー・バレンタイン監督(54)が27日、横浜ベイスターズ球場で行われたプロアマ交流戦、湘南・松下電器戦を視察。関西の社会人NO1右腕・久保康友投手(23)を、今秋の自由獲得枠で獲得する方針を固めた。 シーズン序盤では極めて異例となる監督の直接出馬。ネット裏には横浜、ヤクルトのスカウト陣も顔を見せていたが、久保に対するインパクトは強烈だった。試合後は2回4奪三振と好投を見せた右腕について「素晴らしい投球だった。すぐにでもウチの投手陣に加わって欲しい」とラブコール。北口正光監督(38)ともあいさつを交わした。 オリックスも久保を自由獲得枠で狙う方針を固め、近鉄も上位候補としてマーク。三つどもえの争奪戦となるが、同行した宮田編成部長代行は「自由獲得枠で狙います。監督が視察するということは、他球団に負けないつもりということです」と自信。さらに、同枠2つで即戦力投手を補強することも明言。「タイミングが合えば今後も見たい」とバレンタイン・スカウトが今後も新戦力の獲得の切り札となりそうだ。


2004.5.27    松下電器"松坂世代の最終兵器"久保争奪戦  4つ巴戦!
“松坂世代の最終兵器”争奪戦が始まった。オリックスとロッテが自由獲得枠で、松下電器・久保康友投手(23)の獲得を目指していることが26日、明らかになった。 久保は関大一のエースとして1998年春夏連続で甲子園に出場。選抜決勝では松坂(西武)と投げ合った本格派右腕。入社6年目の今季は、自己最速を更新する149キロをマークするなど不動のエースに成長。岡山、京都の両主要大会で4試合に登板し通算23回1/3で1失点。被安打14、31奪三振と安定感では、巨人入りが確実なシダックス・野間口らをはるかに上回る。 オリックスは5勝しているムーアでさえ防御率6・29など12球団最低の防御率と投壊現象が著しい。今月中旬には小林スカウトグループ部長らが正式に獲得の意思を伝え、24日からの松下電器の関東遠征にも担当の酒井チーフスカウトが密着している。 また最下位に低迷するロッテも即戦力投手の補強が命題。きょう27日の湘南シーレックス(横須賀)との交流戦に、バレンタイン監督が視察することが決定。この時期としては異例の”直接出馬”で熱意を伝える。 その他ではヤクルト、近鉄も上位候補に挙げており、今後の活躍次第では、さらなる争奪戦へと発展しそうだ。

★久保 康友(くぼ・やすとも)
1980年(昭55)8月6日奈良県橿原市生まれ。23歳。鴨公小1から「ホワイトベアーズ」で野球をはじめ一貫して投手。八木中ではエース。関大一では2年秋から背番号1で、3年春夏連続で甲子園に出場し春準V、夏8強。1メートル80、80キロ。右投右打。 


2004.5.19    中大は4番・亀井義行外野手(4年)が満塁弾を放つ!
右へ、左へ。亀井の打球が次々と外野へ飛ぶ。7点リードで迎えた6回には、3番手の山崎から右翼席へ満塁アーチ。4打数3安打5打点2四死球と止まらない。主将も務める亀井は「自分のことよりチームのことを考えているのがいいのかもしれない」と謙虚に語った。ここまで4本塁打、15打点はともにリーグトップで2冠王だ。 大先輩が手本だ。絶好調の巨人・阿部が、体の開きを防ぐため遊撃方向へゴロを打つ練習をしていることを知り、亀井もさっそく取り入れた。清水達也監督(39)は「ただ強引なだけでなく、レフト方向にもヒットが打てるようになった」とアーチだけでなく、5回の左翼線二塁打に成長を感じていた。 プロではロッテなどが関心を示している。「投手に応じて臨機応変にタイミングの取り方を変えている」と同・山下徳人スカウトも高く評価。亀井は「ここまで来たらタイトルも取りたい」とさらに腕を磨くつもりだ。


2004.5.7    那須野獲り ボビーが"直接出馬"へ
ロッテのボビー・バレンタイン監督(53)が日大・那須野獲りへ“直接出馬”する可能性が出てきた。すでにスカウト登録を済ませており、瀬戸山隆三球団代表(50)は特定の候補選手の名前こそ挙げなかったが「節目で出てもらう可能性はある」と話した。 ロッテは昨オフのバレンタイン監督の復帰からチーム改革に着手。今オフは2つの自由獲得枠をフル活用する方針で、那須野をその筆頭候補に挙げている。同じく獲得を狙うオリックス、横浜に加えてダイエーも強い関心を示し、4球団による争奪戦となっているのが現状。ロッテは00年ドラフトで加藤(日大)を逆指名(2位)で獲得したのを最後に、ここ3年間は逆指名、自由獲得枠で選手を獲得していない。早い時期に争奪戦から手を引いた例もあったが、今季は是が非でも即戦力投手を獲りたい考えで、ここまで前年比30%の観客増に貢献してきた“ボビー人気”を最大限に生かしていく方針だ。

今秋の自由獲得枠候補の日大・那須野巧投手(4年)が、神宮球場で行われた東都大学野球第1試合の亜大戦で延長12回を散発3安打10奪三振の快投。今季2度目の完封で自身3連勝を飾り、日大に59年秋以来45年ぶりの開幕5連勝をもたらした。 最後はこん身の143キロだった。延長十二回2死、亜大・松石を中飛に打ち取った瞬間にガッツポーズ。那須野は笑顔でグラブをポンと叩き、ペロリと舌を出した。 「1点差勝負になると思った。 先にマウンドを降りたくなかった」。同じ4年生左腕の亜大・片山との投げ合い。初回制球が定まらずストレートの四球と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、福田の送りバントが小飛球になると、1メートル92の長身を生かしてダイビングキャッチ。「自分でつくったピンチだから捕るしかないと思った」と決死のプレーで併殺に仕留めピンチを脱した。 今オフに磨きをかけた大きく曲がるカーブを有効に使い、最速147キロの直球とフォークで六回以降の7イニングはパーフェクトだ。ー最上級生の自覚から「今までで1番」という走り込みで下半身強化した効果も表れ、球威は回を追うごとに増した。散発3安打で10奪三振。ジャスト150球で自己最長の12回を投げ切ると、ネット裏のスカウト陣から驚嘆の声が漏れる。 オリックス・古屋スカウトが「投げる度によくなるね」と話せば、ロッテ・永野スカウトも「マウンドで修正できるのがいい。これぞ先発投手だ」とうなった。 もうシダックス・野間口、明大・一場だけではない。即戦力左腕として評価を上げ続ける那須野は、自身開幕3連勝でチームに59年秋以来45年ぶりの開幕5連勝をもたらした。「投げる試合は負けません」。那須野が春の神宮と秋の自由獲得枠戦線を熱くする。

ボビー“スカウト”誕生  
ロッテのボビー・バレンタイン監督(53)が、スカウト登録を済ませ、今オフのドラフトで陣頭指揮を執ることが6日、明らかになった。ボビー改革はスカウト部門にも及ぶ。 自ら外国人選手を補強するなど、チーム編成にも積極的な指揮官。瀬戸山球団代表はこの日、「都合がつけば、ボビー自身が(指名候補選手の)視察に行くこともあるでしょう」と話し、金の卵獲りにも携わることを明かした。 自由獲得枠行使は未経験のロッテだが「自由枠は必ず使う。新人は全員で10人くらい獲りたいね」(瀬戸山代表)と、自由枠候補の日大・那須野巧投手をはじめ、他球団の競合にもバレンタイン監督の魅力も武器に、一歩も引かない意向だ。 また瀬戸山代表は今オフの方針として、例年以上に新人獲得を強化するとともに、積極的なトレードなどで大幅な戦力を入れ替える考えがあることも明らかにした。 ここ数年、即戦力といわれた選手が伸び悩むなど、補強が実を結んでいないのが実情。ロッテが早くも来季に向けて動き出した。

「バレンタイン・スカウト」が金の卵を発掘する。
ロッテ・瀬戸山隆三代表(50)が6日、今オフのドラフト戦略について「自由獲得枠を2つ使い、ドラフト会議でも10人程度を補強したい」と話し、すでにスカウト登録されているバレンタイン監督も必要に応じて“出馬”する方針を明らかにした。 今季は加藤の不調もあって先発ローテーションに左腕不在の状況が続いており、ロッテはすでに日大の大型左腕・那須野巧投手(21)の獲得を視野に入れている。さらに、外野手陣の年齢層が上がっていることにも憂慮。トレードの可能性を探るのと並行して、東海大・落合成紀外野手(21)、大松尚逸外野手(21)ら即戦力をリストアップして調査を進めている。 球団初となる自由獲得枠の行使を改めて明言した瀬戸山代表は「基本的には編成の仕事だが、バレンタイン監督は積極的。(ドラフト候補を視察する)可能性はある」と話した。観客動員は現時点で前年比30%増と、早くも効果が表れているバレンタイン政権だが、シーズンオフも指揮官がフル稼働しそうだ。


2004.4.25    大松 原さんに並ぶ3戦連発
東海大が開幕3連勝。今秋ドラフト候補の主砲・大松尚逸(しょういつ、金沢)がチーム記録に並ぶ3試合連続アーチを放ち、打ち勝った。日体大は投打に1年生が活躍し、昨秋Vの城西大に先勝した。偉大なる先輩、原さんに並ぶ一発だ。8回2死一塁。大松は帝京大の左腕・上地のスライダーを振り切った。打球は右翼ポール左に弾丸ライナーで一直線。チーム記録としては、78年秋の原辰徳(元巨人、スポーツ報知評論家)ら4人がマークした3試合連続に並ぶアーチ。72年秋に明学大・森山正義、96年春に帝京大・里崎智也(現ロッテ)が成し遂げたリーグ記録、4試合連続に王手をかけた。 苦難のオフだった。昨年11月、オーバーワークから左ひざを故障。手術を余儀なくされた。退院後は3か月間練習を止められ、バットを振れない焦りに襲われた。だが、気持ちを切り替えウエートトレに没頭。災い転じて福となし、強じんな上半身がさらに強い打球を生み出した。 ネット裏では巨人、横浜、広島、近鉄、ロッテのスカウトが目を見張った。「明日ですか? 狙います」4試合連続を宣言した大松。自らのバットで、東海大に通算50度目のVを引き寄せる。


2004.4.21    [シ烈・自由獲得枠戦線]野球/3 日大・那須野巧投手
大学生と社会人選手に対して行使できる自由獲得枠。各球団とも現場が望む即戦力を獲得するために早い時期から争奪戦を繰り広げている。しかし、将来性を見込んで即戦力ではない選手を自由獲得枠で“確保”するのも1つの戦略だ。今年でいえば日大・那須野がそれに当たる。1メートル92の長身左腕、140キロ台後半の直球と角度のある変化球に、スカウト陣は「大学No・1左腕」と口をそろえる。だが、まだ粗削り。プロにとっては、その未完成な部分が将来的な伸びしろであり魅力でもある。那須野は千早中ではサッカー部に所属。本格的に野球を始めた駒場学園でも背番号10の2番手投手だった。素質が開花したのは日大入学後だ。昨季までは好不調の波が激しく、自由獲得枠候補となるかは微妙だった。そんな中、オリックスが中村GM、スカウト総動員で2月下旬からオープン戦を視察。他球団に先駆けて3月上旬に自由獲得枠で獲得に動くことを表明し、古屋スカウトは「まだまだよくなる。2、3年後には10勝くらいできる素質」と将来性の高さを強調した。このオリックスの動きに慌てたのが他球団。ロッテ・永野スカウトが「自由獲得枠を使わないと獲れない」と話す通り、オリックスが自由獲得枠で来るならドラフトでの指名までは待てない。ダイエーも獲得に興味を示し、那須野の周辺は一気に過熱。そしてこの日、駒大戦で7回1/3を2失点に抑え今季2勝目を挙げた那須野を視察した横浜・荒井スカウト部長は「自由獲得枠を2つ使うことになるでしょう」と語った。明大・一場の獲得にも動いている横浜にとって、この荒井部長の言葉が自由獲得枠での参戦表明となる。シーズンごとに成長を遂げる左腕。今春のリーグ戦で早くも2勝目を挙げて「将来性」という評価はさらに高まり、シダックス・野間口、明大・一場ら即戦力投手に負けない争奪戦へ発展しつつある。「自由獲得枠で(獲りに)来てくれるならうれしい」と那須野。春から夏へ、その成長がスカウトを熱くさせる。

◇那須野巧(なすの・たくみ)
1982年(昭57)10月4日、東京都生まれの21歳。千早小2年で野球を始め、千早中ではサッカー部に所属してFW。駒場学園で再び野球部に入って投手。3年春に都大会ベスト4、夏は都大会4回戦で敗退した。日大では1年秋からリーグ戦に登板し、34試合で13勝8敗。家族は両親と姉。1メートル92、87キロ。左投げ左打ち。


2004.4.18    東海大・大松、爆発5打点
今秋のドラフト候補、大松が筑波大との初戦で右越えソロを含む4安打5打点の大当たり。二塁打が出ればサイクル安打だったが、三塁打を2本放つなど持ち前の長打力を見せつけ、ロッテ・井辺スカウトは「パワーが違うね」と称賛した。大松は「上(プロ)を目指すならこの春に結果を残さないと」と充実の表情。


2004.4.13    日大・那須野に日米スカウト熱視線
点を取られる気配がなかった。日大・那須野が192センチの長身から繰り出す直球で押す。8回2死二塁でも代打・新岡に4球すべて内角直球で見逃し三振。打線の援護は1点だが、三塁も踏ませぬ投球で6安打完封。「先に点をやらないことだけ考えていました」と涼しい顔を見せた。 この冬、1日10キロの走り込みで体重は4キロ増加。下半身強化により「フォームもより大きく投げられるようになった」この日は最速145キロ。「中盤以降は少し抑えた」というが常時140キロをマークし続けた。ネット裏には日米12球団のスカウトが大挙。自由獲得枠で狙うロッテ・永野スカウトが「あの内角の直球はプロでもなかなか手が出ないよ」と絶賛。8人が集結したオリックス・小林スカウト部長も「安定感がぐっと増した」と目を細めた。だが今、欲しいのは東都制覇。「僕に勝ちがつかなくてもいいんで、トータルで勝ちたい」と言い切った那須野がこの上ないスタートを切った。


2004.4.4    中部大・鈴木MAX145` ネット裏にスカウトずら〜りプロ10球団
バックネット裏のスタンドに、スピードガンを持った男たちがズラリと並んだ。中日、ヤクルト、ロッテ・・・。巨人、阪神を除く計10球団のスカウトが、中部大・鈴木の投球を追う。今秋ドラフトの上位指名候補の開幕戦を見逃すわけにはいかなかった。身長188a。横手投げから繰り出される速球は、この日、最速145`を記録した。1、2回は完ぺき。愛大の3番・岩田のバットを折った。だが、3回に不運な内野安打から味方の失策で失点。5回には先頭打者を四球で歩かせ、拙守も絡んで一挙3失点。「調子自体は悪くなかった。でも、5回のフォアボールはいけないし、味方のエラーは帳消しにしてあげないと・・・」鈴木はミスから崩れた自分を責めた。まだ荒削りだが、素材としては魅力たっぷり。中日の中田スカウト部長は「スピードはまだ出るし、腕の振りもいい」と高い評価をした上で「まだフォームが一定していないが(ドラフトの)自由枠の候補になる」。今後も徹底マークする方針を明かした。プロで自分の力を試したい。ただ、その前にリーグ戦を制し、神宮で投げるという目標が鈴木にはある。「いいピッチャーというのはスピードじゃない。トータルです。精神的にも強くならないといけません」この春、誰もが認める ”いいピッチャー”になってみせる。


2004.3.27    ダルビッシュにメジャー7球団マジ視線
巨人の吉田孝司編成部長が26日、ダルビッシュを「高校生としてトップクラス」と絶賛した。ネット裏観客席でノーヒットノーランを見た吉田部長は「去年より投球術がうまくなった。力の入れどころがよく分かっている。いい意味で相手を見下していた」と、これまでの素質に“頭脳”が加わったことを評価した。シダックス・野間口貴彦投手(20)、明大・一場靖弘投手(21)と並び今秋ドラフト注目の「ビッグ3」に挙げられている。野間口、一場の獲得を目指す巨人は、基本的に自由獲得枠を使う戦略を立てているが、超高校級右腕の将来性にも注目している。メッツ、マリナーズなど米メジャー7球団も熱視線を送った。米国でも高評価されており「あとは本人が米国へ来るか、日本でやるかだけですね」(メッツ・大慈彌スカウト)とダルビッシュのメジャー決断を望む声もあった。また、近鉄の足高圭亮・球団代表兼編成部長が大阪ドームで「高井のころから関心を持っている。今後も調査を続けたい」と、ヤクルト・高井雄平投手(19)=東北出身=がドラフトの目玉だった2002年から関心を持っていたことを明かし、獲得に名乗りを上げた。 1巡目指名候補に挙げている日本ハムのほか、中日、オリックス、ダイエーなどが争奪戦を繰り広げそうだ。 

今秋ドラフト 最大8球団の争奪戦も
ノーヒットノーランを演じたダルビッシュの成長で、今秋の自由獲得枠とドラフトで12球団の戦略が大きく変わる可能性が出てきた。現在、ダルビッシュの1巡目指名を公言しているのは日本ハムだけだが、中日、ダイエー、近鉄、ロッテも1巡目の最有力候補としてリストアップ。シダックス・野間口と明大・一場を自由獲得枠で狙う巨人と阪神をはじめ、西武、横浜など自由獲得枠を使うことを想定している球団が、争奪戦から撤退し早い時期にダルビッシュのドラフト指名に切り替えることも予想される。 ダルビッシュを密着マークする巨人・大森スカウトが「野間口、一場も決まったわけではないから。ドラフトは何が起こるか分からない」と話す通り、争奪戦は最大で8球団。ここに日本球界が最も警戒するメジャーが加わる。この日はメジャー6球団が視察。メッツの大慈彌環太平洋担当本部長は「精神的に大人になった。あとは本人(の意思)次第だね」と言った。記録は日米争奪戦激化の合図でもあった。

ダルビッシュ(東北) ドラ有利 獲得は6球団の争いか
甲子園に球場にいた誰もが驚きの声をあげた。とても高校生のピッチングではない。ネット裏に並んでいたスカウトたちでさえダルビッシュの快投に「決して全力投球ではないのに余力を残して投げて無安打に抑えるのだから」と顔を合わせたぐらいだ。今秋、ドラフト1巡目での獲得を目指している中日の中田スカウト部長は「トリプルAだね。甲子園が生んだ歴代のスーパースターに肩を並べる男。運動選手としての天性のバランスの良さを持っている」と褒めちぎった。父親がイラン人のダルビッシュは194センチと長身。大柄な投手は粗削りで自らの体をうまく使えない例が多い中で驚くほど器用。この日の序盤は右打者にシンカーで攻め後半はスライダーがさえた。フォーク、チェンジアップなど多彩な球種を操る。「変化球がまずいい。速球は抑え気味(この日の最速147キロ)だったが、潜在力があるからプロに入ったら155キロは出せる」と中田スカウト部長は言い切った。 ダルビッシュ獲得戦に名乗りを上げているのは中日のほかダイエー、日本ハム、オリックスの計4球団。シダックス・野間口貴彦投手(20)にアタックしている西武、明治大・一場靖弘投手(20)が本命の横浜も自由枠バトルに”敗退”した時点で参戦する見込みで計6球団の争いになりそうだ。セの人気球団である巨人と阪神がの野間口、一場のダブル獲得に動いているのは中日にとって有利だといわれる。そこで学校のある仙台に駐在している山本将スカウトが密着マークしている。その一方でダルビッシュはドラフト会議まで希望球団を口にできそうにない。現役を含むプロ経験者が母校の野球部員に対して直接指導できるようにしようとかプロ・アマが歩み寄って規制緩和しようという動きがある。その条件として日本高野連がプロ側に「逆指名を絶対させないでくれ」と強く要望しているからだ。仮の話だがダルビッシュが「行きたい球団は中日」と口にしたらペナルティーが科せられ中日入りの可能性は消える。熱烈アタックはできないというから厄介だ。


2004.3.19    三菱自動車岡崎・竹原が三振でスカウト魅了
今秋ドラフト上位指名候補の大砲、三菱自動車岡崎の4番竹原直隆中堅手(23=城西大)が「空振り」で、プロのスカウト陣をうならせた。名城大相手に3打数1安打。期待された長打こそ出なかったが、豪快なスイングで片りんをのぞかせ、10−0の完勝に貢献した。第1試合は一光が8−0で愛工大を圧倒。今対抗戦は社会人勢の4勝1敗1分けで終了した。野球の試合ではマイナス要因のはずの「空振り」も、竹原にかかれば変わる。初回。カウント2−0から高めの直球をひと振り。空気を振るわせるような豪快スイングで、空振り三振を喫した。だがこのひと振りで十分。力を認めたスカウト陣は即座に反応した。ロッテ山下スカウト「あれだけ振れる選手はそうはいない。スイングスピードもプロのレベル」 西武長谷川スカウト「遠くに飛ばす力を持っている」 近鉄安達スカウトの「右の大砲。チャンスがあれば欲しい選手」 多くの球団が補強ポイントとする「右の大砲」の真価をひと振りで証明した。3回の第2打席はキッチリ左前打。続く4回には左中間に大飛球も放った。竹原は「どちらも行けた(本塁打にできた)球。打てるところは打っていかないと」と反省したが、まだ調整段階。やはり格が違う。中日中田スカウト部長は「甘い球を確実に打てるかどうか。すぐにレギュラーを取れるかどうかを見たい」と厳しい視線を送ったが、これも期待の裏返し。プロ側の熱い視線も受け、大砲はこれからピッチを上げて行く。

◆竹原直隆(たけはら・なおたか)
1980年(昭55)4月21日、岡山市生まれ。関西(岡山)入学後は2年春から4番として活躍したが甲子園出場経験はない。城西大から昨春、三菱自動車岡崎に入社。昨秋のW杯(キューバ)では不動の5番で4本塁打を放ち、銅メダル獲得に貢献した。183センチ、91キロ。はしや鉛筆は右で持つが「野球を始めた時から」の左投げ、右打ちという異色派。


2004.3.18    中部大鈴木が社会人相手に好投
今秋ドラフトの上位指名候補、中部大の鈴木義広投手(3年=多度津工)がプロ4球団10人のスカウト、関係者が見守る中で、実力をアピールした。東海REXとの対抗戦に3番手として登板。3回2/31安打無失点の結果に加え、四死球0と課題とされていた制球面の進化を強く印象付けた。第1試合の西濃運輸−中京大は2−2で引き分けた。背番号17がベンチ前からマウンドに向かう。同時に、スカウト陣のスピードガンが一斉にマウンドの鈴木へと向いた。出番は5回裏1死満塁。初球。鈴木が豪腕を振り抜く。デジタル表示された球速は「142」。完全に力負けした打者のバットは何と、縦に真っ二つに裂けた。打球は力ない一ゴロになった。代名詞ともいえるバット粉砕を皮切りに3回2/3、計38球を投げた。今季初めて立つ主戦場・瑞穂のマウンドでの始運転は、進化を証明する内容だった。「全然力は入れてないですからね」。重視したのは、課題とされた制球。冬の間にじっくり取り組んできた成果を格上の社会人相手に四死球0と、分かりやすい数字で示した。工夫して編み出した修正点は2つ。(1)踏み出した左足が着地してから、右ひじを引き上げていくイメージ(2)グラブをはめた左手の使い方。(1)はダイエー和田の投球理論も参考にしたもの。鈴木が重視する上半身と下半身の「割れ」を生み出すために、取り入れた。(2)ではこれまで背中側に引きがちだったものを、胸の前に小さく畳む込むように変更。左腕が生む上半身のブロック効果によるリリースポイントの一定を狙ったものだという。ともに周囲のアドバイスも参考に、鈴木自らが研究を重ね自発的に取り組んできたもの。この意識の高さで、エースとしてチームを初の神宮へ、そして自らを最高峰プロへと押し上げる覚悟だ。「まだ70点。開幕までに詰められる部分を全部詰めたい」。04年の主役は進化を続け突っ走る。それを強く印象付ける投球内容だった。

◆鈴木義広(すずき・よしひろ)
1983年(昭58)1月5日、香川県満濃町生まれ。四条小2年の時に野球を始める。満濃中から多度津工(香川)に進む。甲子園出場経験はなし。中部大入学直後の1年春にいきなり3勝を挙げ新人賞を獲得。2年春の同朋大1回戦ではノーヒットノーランを達成。昨秋までのリーグ戦通算成績は41試合15勝15敗、防御率2・13。直球の最速は148キロ。中部大では機械工学部に籍を置く。188センチ、88キロ。右投げ右打ち。

ロッテ山下スカウト
「まだまだ速い球が投げられるはず。バックスイングが小さいから、打者はタイミングが取りづらいはず。注目していくピッチャーですよ」


2004.3.10    日大・那須野が快投、ホンダを零封!!
自由獲得枠候補の日大・那須野巧投手(21)が9日、社会人のホンダとのオープン戦に先発した。今季2度目の実戦登板となった那須野はロッテ、オリックスなどのスカウトが見守る中、5回を投げ1安打無失点、最速も141キロを記録した。 社会人相手に互角の投球を披露した那須野は「カーブがよく決まってくれた。社会人との試合は緊張感があって面白かった」と順調な仕上がりに笑顔を見せていた。


2004.2.16    日大・那須野投手 春季リーグ戦へ向け2000球の投げ込み
今秋ドラフト自由獲得枠候補の日大・那須野巧投手(3年=駒場学園)が、春季リーグ戦へ向け1週間で2000球の投げ込みを行った。15日、千葉・習志野市の日大グラウンドで1週間の強化練習を打ち上げた。その中で打撃投手や投げ込みなど計2000球を投げた。「今までで最多。自信がつきました」。冬場のトレーニングで体重も3キロ増の87キロになり、たくましさを増した。18日には奄美大島でキャンプインし、3月1日の日本文理大戦(鹿児島)で先発する予定だ。「自己満足ではなく実戦で通用する投球をしたい」と気合十分に話した。キャンプ中はダイエー、ロッテ、横浜、日本ハム、オリックスが視察に訪れる予定で、将来性十分の192センチ長身左腕の争奪戦が始まりそうだ。


2004.2.13    ロッテ、異色の編成部長
ロッテは12日、同日付で宮田隆オーナー代行付(42)が編成部長代行兼企画部長代行に就任すると発表した。同氏は早大卒業後、旅行代理店を経てベースボールマガジン社に12年間勤務。プロ野球担当の編集者として活躍し、今年1月ロッテに入社した。ロッテは昨年12月から編成部長が不在となっており、プロ野球経験がない編成トップの誕生は異例。同氏は「調整役としていろいろな人にアドバイスを受けながら頑張りたい」と話した。


2004.1.28    ロッテのスカウトが絶賛、明大・一場靖弘が捕手座らせて熱投50球
今秋ドラフトの目玉、明大・一場靖弘投手(21)が27日、東京・調布市内の明大グラウンドで本格的な投球練習を開始した。剛球に叩かれたミットの音が冬空に響く。一場は捕手を座らせ約50球、熱のこもった投球練習をした。「感じは良かったです。今年の冬は走る量が多かったので安定しています」と充実した表情を見せた。この日はロッテの井辺、坂巻両スカウトも明大合宿所へ、担当スカウト交代のあいさつに訪れたが「やはりいい投手だね」(坂巻スカウト)と目をとめていた。テスト期間明けの2月1日からはキャンプも始まる。「飛ばしすぎると(調子が)落ちるので、今年はじっくりいきます」と焦らず調整を進めるつもりだ。


2004.1.27    スカウト会議にて日大・那須野をリストアップ
ロッテは、さいたま市内の選手寮でことし初のスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議での自由獲得枠候補として速球派左腕の那須野巧投手(日大)らを挙げた。リストアップした候補選手は約200人。 

日大左腕・那須野を獲得候補に
ロッテは26日、さいたま市内の選手寮で今年最初のスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議での自由獲得枠候補として日大の速球派左腕、那須野巧投手らを挙げた。 この日の会議では、各担当スカウトが持ち寄った情報をもとに、約200人の候補選手をリストアップ。即戦力に近い左腕投手もしくは先発投手を補強ポイントにして絞り込みを行っていくことになった。

ロッテが初の自由枠選手獲得に動く。さいたま市内にある球団合宿所で26日、今年初のスカウト会議を開き、日大・那須野巧投手(3年=駒場学園)の獲得に動くことを決めた。192センチの長身を誇る那須野は、146キロの速球が武器。大学NO・1左腕の呼び声が高い。飯塚スカウトは「左投手が足りない」とし、「限りなく即戦力に近い存在。彼以外には見当たらない」とリスト筆頭に挙げた。ここ2年間は高校生中心の指名路線を歩んだが、今年は自由枠を最大限に使うことを確認した。

ロッテは26日、さいたま市内のマリーンズ寮でスカウト会議を行い、日大・那須野巧投手(21)を今秋ドラフトでの獲得候補に挙げた。会議には今年から初めてトレードにかかわる調査担当が加わり、約200人の候補選手をリストアップ。先発左腕を補強ポイントとし、飯塚スカウトは那須野を「限りなく即戦力に近い」と評価。過去2年見送ってきた自由獲得枠での獲得を目指す見通しとなった。

ロッテが今秋のドラフト自由獲得枠候補として、日大の大型左腕・那須野巧投手(4年)をリストアップしたことが26日、分かった。さいたま市のマリーンズ寮でスカウト会議が開かれ、即戦力左腕の獲得を最優先することを確認。球団初の自由獲得枠の行使を視野に入れた。目玉候補と言われるシダックス・野間口、明大・一場への参戦を見送り、大学NO1左腕の獲得に絞り込む。那須野は192センチの長身から投げ下ろすMAX146キロの直球が魅力で、ダイエーも注目。ロッテも「当然、積極的に足を運ばなければならない」(永野スカウト)と高く評価しており、これからも密着マークを続ける。


2004.1.10    日大・那須野巧投手が好調101球始動 ダイエー、ロッテが熱視線
今秋ドラフトの自由獲得枠候補、日大・那須野巧投手(21)が9日、千葉・習志野市内の同大グラウンドで始動した。192センチの長身を誇るMAX146キロ左腕は、ダイエー、ロッテのスカウトが見守る中、ブルペンで101球の投げ込みを行い好調をアピール。ダイエーの宮田スカウトは「あれだけの長身で器用に投げられるのが魅力。スタミナも十分ある」と熱視線を送った。那須野は「カーブを習得し、制球力をつけてリーグ戦に臨みたい」と6季ぶりのVに意欲を見せていた。


ロッテ、日大の大型左腕・那須野に熱視線
今秋のドラフト候補、日大・那須野巧投手(21)が習志野市の日大グラウンドで始動し、初日からロッテが“那須野詣”に訪れた。1メートル92の大型左腕は精力的に汗を流し「後悔しない1年にしたい」と初日からブルペンに入って101球の投球練習。ロッテ・永野スカウトは「楽しみな素材。2メートルを超えるリリースポイントからのボールは面白い。地上3センチから投げる渡辺俊とローテーションを組めば相手は相当戸惑うはず」と話し、即戦力候補に熱視線を送っていた。


2001.1.9    近大藤田らが始動
今秋のドラフト候補3人を擁する近大が9日、奈良県生駒市のグラウンドで始動した。藤田一也内野手(21=鳴門一)、三木田敬二投手(21=明徳義塾)、貴志款八(かんぱい)投手(21=近大付)の3候補の始動初日に、阪神、巨人、横浜、近鉄、日本ハム、オリックスの6球団10人のスカウトが集結した。藤田は、守備なら先輩二岡(現巨人)の後継者と言われる遊撃手。打撃も2年春からすり足打法を採り入れたことが奏効し、3年春に首位打者を獲得した。3年春夏は通算103打席で三振ゼロと、選球眼のよさも光る。早大・田中浩康(21=尽誠学園)が大学球界NO・1内野手と評価を高めているが、藤田も負けてはいない。阪神、ロッテなどが注目する藤田は「自分を必要として下さるところなら、どこでも行きたい。内野手の層の厚さは、関係ありません。競争するのが好きですから」と熱い決意で、大学最後のシーズンに臨む。