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ドラフト候補生 社会人投手 03’

前嶋 広和
サンワード貿易
25歳
178cm80kg
左投左打
いすゞ自動車廃部に伴いサンワード貿易に今年から移籍したものの今年も活躍の声が聞こえてこない。大学当時の速球の威力が戻ってくればクセ球が面白い存在なのだが…
浅倉 進二
JR北海道
23歳
187cm73kg
左投左打
直接見た事はないのですが、左サイドから繰り出される変化球が武器のキレで勝負する投手との事。
仁部 智
TDK
23歳
166cm64kg
左投左打
ヤクルト・石川によく似たフォームで速球を主体とした強気の投球スタイルも良く似てる。石川とは同郷出身で同い年の間柄で友人であり、ライバルでもある。石川がプロで活躍した事で刺激を受けカーブ、スライダー、チェンジアップを武器に小兵のエースがプロの門を叩く為に闘志を燃やす。ワンポイントなら即一軍クラスのキレは持ち合わせてる。
三橋 尚文 
JFEスチール東日本
24歳
185cm72kg
右投右打
腕の振りのがしなやかな部分が特徴の投手だがしなやかさが有る割にはボールにキレが見れず、打者からは見やすい素直なフォームで逆に仇となってるように思えてならない。もっと強く腕が振れるようになればスライダーもキレを増し空振りが取れるようになるだろうし、球数も抑えられて完投も出来るようになると思う。即戦力とは言い難いが下位で準即戦力扱いで指名しプロで下半身強化と腕の振りを見なおせば後半からは戦力になれそうな素材だろう。本人にもっと貪欲さが出てくれば一気に素質が開花すると思えてならない、惜しい逸材の一人だ。
金剛 弘樹 
日本通運
25歳
181cm79kg
右投右打
大学時代からその素質は認められていたが担ぐようなフォームの為、球が高目に行く傾向が有り、そこが懸念されたのか、指名は見送られてきたが今年からキレで勝負する投手にモデルチェンジを果たし、ロッテが上位で獲得を狙ってると噂されるだけの投手に成長した。ストレートは140km/h中盤をマークするだけにプロでの勇姿を見たい一人である。
平井 英一
富士重工
25歳
180cm74kg
右投右打
ストレートは140キロ前後だがキレがある為、空振りが取れる。そして今季は朝日生命から移籍2年目で去年の不振が嘘のようにマウンド上でも堂々としており、フォークとストレートのコンビネーションで投球回数を上回る三振の山を築く。精神的な脆さが払拭されればプロでも充分通用するポテンシャルがある。今年は年齢的にも最後の年になりそうなのでプロを目指しているならば積極的にアピールして欲しい。
藤井 稔也 
ホンダ
26歳
183cm81kg
左投左打
力強いフォームから投げ込まれるストレートは重く低目への制球力がつけばドラフト候補に名乗りをあげそうだ。右打者の外に逃げるシュート系のボールを覚えればセットアッパーとして面白い存在の投手である。
大島 靖司
ホンダ
24歳
181cm75kg
右投右打
無名の静岡リーグからホンダへ入社して1年目から活躍したが体力不足が露呈し後半はトーンダウン。今まで中央球界では無名に近い存在だっただけに名門ホンダに入社した事で今後一気に花開かせる可能性を秘めた遅咲き投手と言える。上半身の強さに頼ったパワーピッチだが強気な投球スタイルは個人的には好きである。横の変化球しか無いが今後落ちる系統の決め球を覚えれば更に上を目指しても抑えで通用するモノは持ってると思われる。今年のプロ入りは無いだろうが来年は自由枠候補に入ってきそうな程、期待感が膨らむ投球を見せてくれる数少ない投手だ。
渡邉 恒樹 
NTT東日本
25歳
176cm70kg
左投両打
左腕の特徴を活かして昨年指名があるかと思われたが結局指名は無かった。しかし今年も相変わらず安定度は抜群で右打者の内角に食い込むスライダーと外へのシンカーで討ち取るコンビネーションは健在。左腕不足のチームは今年は指名に踏み切る可能性は高い。
黒田 信広
NTT東日本
26歳
171cm66kg
右投右打
球種が少ない為に抑えでの登板が主だがサイドから球威あるストレートをテンポ良く投げ込むあたりは抑えが向いてそう。ただ上を目指すなら空振りが取れるシンカー系のボールを覚えないと苦しいだろう。しかし『強気にがむしゃらに行く』気持ちを全面に出した投球スタイルは個人的には評価してる。
山本 浩司 
JR東日本
24歳
180cm74kg
右投右打
今年はプロ解禁ながら故障から登板できず今年は見送られそうだが本来の140キロ中盤のストレートの威力が戻れば上位指名されてもおかしくない投手だろう。ただストレートだけで抑えられる程、プロは甘くないので何か一つでもストライクが取れる必殺の変化球のマスターは必須だろう。大学時代は血行障害の手術をしたり、野手転向を試みたりした苦労人が社会人でどのように成長するか今後も見守っていきたい。
松井 光介
JR東日本
25歳
171cm76kg
右投両打
去年10月に肘を手術し懸命のリハビリのおかげで今季完全復活しチームの主力として都市対抗出場の原動力となる活躍をした。闘志を全面に出す投球で決め球のフォークを多投し三振の山を築く。今年から腕を少し下げスリクオーター気味にしたが、上添えが無い為に逆に腕を下げた事が好結果を産み、腕も良く振れるようになったようだ。チーム事情から先発を任されているが性格的にも抑えの方が向いてると思う。今年の都市対抗でも1番勢いのある光った投手だと思った。個人的に今年の社会人投手の中では一押しの投手である。

香月、内海、森で形成するのが高卒3羽カラスなら松井、松田、川岸で構成するトリオをあえて大卒3羽カラスと呼びたい。
佐藤 充
日本生命
25歳
190cm83kg
右投右打
去年からチームのエース格だったが今年はさらに安定感が増しナインからの信頼度もチームイチと言って良いだろう。長身から投げ下ろされるストレートを主体に人を食ったようなスローカーブで緩急を付け、スライダー、フォークの縦の変化で打者を翻弄する。今年は腰痛も影を潜め下半身が上手く使えてる為、課題だった制球も定まるようになりドラフト候補に恥じない投球が続いている。昨年は本人の強い希望で残留となったが今年はプロ志向を表明すれば獲得に名乗りを挙げる球団が現れるだろう。
内海 哲也 
東京ガス
21歳
185cm79kg
左投左打
高校時代から素質は群を抜いていたが読売への強い志向があった為にオリックスからの強行指名を蹴って社会人へと進んだが内海にとってみれば社会人でゆっくり土台作りが出来たのは結果的によかったと思う。高校時代に比べると若干荒々しさが影を潜めた感があるがその代わりに制球力を身につける事が出来ており社会人3羽カラスと言われるに恥じない成長を遂げている。
森 大輔 
三菱ふそう川崎
21歳
180cm87kg
左投左打
今年は故障から都市対抗で登板機会がなかったが元々力のある投手の為、特に心配はしていない。MAX149キロの速球は後半でも衰えずスタミナは相変わらずで、久々に表れた左の本格派が今後どのように成長していくか楽しみだ。身体全体を使い、腕をしっかり振るからこそずしりと重い球質の重さが実現するのだろう。手元で微妙に動くクセダマストレートが今後の森の成長にどのような形で関わってくるのか興味深い。
平田 憲広
三菱自動車岡崎
26歳
180cm76kg
右投右打
サイドスローから140キロ台のストレートを軸に落差のあるチェンジアップで緩急をつける投球を確立し今年は安定感を増した。課題は球質が軽い為、非力な打者にも軽々と外野まで運ばれるあたりの対策を練る必要があるだろう。ストレートの球威がもう少し増せばプロでも通用しそうなタフネスマンだ。
手嶌 智 
新日本石油
21歳
185cm80kg
右投右打
拓大紅陵から社会人入りして3年目の今年がプロ解禁年。一時は横手投げにフォームを変えるなど思考錯誤が続いて伸び悩みの感が否めなかったが今年に入って上手投げに戻してから、145キロの直球が復活し、スライダー、フォークを低目に投げ分けれるようになって一躍ドラフト候補に名乗りをあげるように飛躍した投手だ。また今年からチェンジアップを有効に使えるようになり投球の幅が広がった事が精神的にも余裕が生まれたのだろう。長身を活かして角度ある投球は迫力もありマウンド経験も豊富な事からプロでも即戦力として活躍できると思う。
香月 良太 
東芝
21歳
180cm81kg
右投右打
常にポーカーフェースで淡々とテンポよく投げ込まれるボールはまるで意思を持ってるかのようにコーナーに吸い込まれるように正確にコントロールされる。故障がちな体質が心配だが高卒3羽カラスと言われる中では現時点では1番完成度は高いと思われる。負けん気の強さからムキになって連打される場面もあるがプロではそのくらい勝気な性格の方が成功を収めると思う。
川岸 強 
トヨタ自動車
24歳
174cm68kg
右投右打
駒澤大時代にもドラフト候補に挙がったが体力面の不安から指名回避された投手でトヨタ自動車に入社後は課題のスタミナ面の強化に取り組むと共に課題の右打者に対してシュートを完全マスターした事が大きな飛躍の一因となった。川岸はよく『投球術を駆使して討ち取る投手』と表現される事が多いが以外とストレートでどんどん内角を突く攻めの投球が出来る投手で本人はかわす投球の意識は無いと思われる。裏を返せば相手打者の打ち気を上手く変化球で逸らしてるとも言え、クレーバーな投球が出来る所はすでにワンランク上の投手に成長してると言えるのではないだろうか。都市対抗では野村監督率いるシダックスに見事に攻略されたが川岸の持つポテンシャルは高く現在も更に上のランクへと進化しつづけてる投手と見てる。個人的には自由枠候補にあがっても不思議ではない投手だと好評価してる投手だ。
歌藤 達夫 
ヤマハ
25歳
178cm75kg
左投左打
速球とカーブのコンビネーションで討ち取る本格左腕で去年は三東と共にドラフト指名があるかと思ったが残念ながら1年持ち越された形になったが今年は早くからオリックスの自由枠候補として名乗りを挙げるまでに成長した。去年からの違いと言えばカーブに頼らずカットボールやスライダーで打者に的を絞らせない投球ができるようになったのが大きい。今年の成長ぶりを見て昨年、準即戦力扱いで下位で指名をすれば良かったと口惜しく思ってるプロのスカウトも大勢いるのではないだろうか。
桟原 将司 
新日本製鐵広畑
21歳
181cm82kg
右投右打
高校時代から勢いのある投球は注目されていたが今年プロ解禁となった年に飛躍的に成長を遂げたと言っても過言ではない投手である。来年まで待てば自由獲得枠候補間違い無しの逸材に成長した。横手から繰り出される150キロ近い速球は終盤まで勢いが衰えることが無く無尽蔵のスタミナは魅力。今後も高いモチベーションを維持できれば上位指名も充分あり得る逸材だ。
宮崎 充登
ホンダ鈴鹿
25歳
181cm80kg
右投右打
故障後若干ウェートがオーバーしてるようにも思うが本来のストレートのキレが戻ってきた。投球スタイルも以前のようにストレートでガンガン押すだけでなくスライダーを織り交ぜたスタイルに変化しつつある。高校時代からいつプロからの指名があるのかと注目してる投手だけに最近の活躍度合には不満だが高い志を持って望めばまだまだ老け込む年ではない。ラストチャンスと思って来年1年死に物狂いで頑張って欲しい。全身バネで出来てるような躍動感ある投球が戻ってくる日を楽しみに待ちたい。
久保 康友
松下電器
23歳
181cm81kg
右投右打
松坂世代の社会人代表と言われつづけてもう5年が経つ。ストレート、変化球共に平均点で欠点が無いがアピール出きる武器が『まとまり』だけではやはりプロからの評価はあまり良くないのだろう。マウンド度胸があるので中継ぎで使われてるようだが少ないチャンスをものにしてアピールして欲しい。絶対的な決め球をマスターすれば面白いのだが…
松田 克也 
三菱重工神戸
25歳
183cm80kg
右投右打
大卒2年目で今年プロ解禁年だが年齢は25歳。神戸広陵時代は現中日の山井がエースに君臨し二番手に甘んじてたが関西の大学を受験失敗から1年遅れで東農大生産物産業学部の門を叩いた事が好を奏して素質が開花した。ストレートは常時140キロ中盤を叩き出しスライダーを決め球にする本格派だ。強い向上心が彼の成長に拍車を掛ける事は間違いない。未だに発展途上の魅力溢れた投手と言える。また環境的にも高校時代は現中日の山井とエースの座を争い、大学時はオリックスの徳本がエースに君臨し、捕手は現ヤクルトの福川を見て、日米大学野球の日本代表に選ばれた際には現ヤクルトの石川と同部屋だった事から身近にプロの門を叩いた選手と接してる事が起爆剤となり彼を支えてることだろう。また大学2年時に選ばれた日米野球の日本代表選手はタレント揃いで34人中現在プロに進んだのは20人に及ぶ事から松田も早く同じ舞台でかつての仲間と勝負を心待ちにしてる事だろう。

  余談ながら前記に述べた日本代表に選ばれた主なプロ野球選手は
ヤクルト(藤井、鎌田、石川、五十嵐貴、吉川、志田、久保田)読売(阿部)ダイエー(田中総、山田、荒金)広島(石原、廣瀬)とそうそうたるメンバーである。
平野 佑介 
九州三菱自動車
23歳
166cm68kg
左投左打
去年の都市対抗で史上初の久慈賞と若獅子賞のダブル受賞の快挙を果たしスポットライトを浴びた社会人1年目の投手が今年どのように成長を遂げてるか楽しみだったが今季は昨年ほどのキレが見られず制球も定まらない投球が続いている。しかし速球と変化球の腕の振りが同じで打者に狙いダマを絞らせない投球で低目への制球が戻ってくればドラフト候補と言っても過言ではない。背は低いがマウンド上では堂々としており一回りも二回りも大きく映る。こうゆう選手がどんどんプロで活躍すれば身長が低いことで悩んでる野球少年に強い心を与えることができる存在だけに頑張って欲しい。
樋口 龍美
JR九州
27歳
183cm81kg
左投右打
低迷が続くJR九州だったが今年は若手投手の台頭もありチームが活気ついてきた。その立役者の一人がこの樋口で年齢はプロ入りとなると少し厳しい所だが低目へボールを集める安定した投球は若手の良い見本となっている。スライダーも右打者の膝元にコントロールよく決められ左のワンポイントとしてなら充分プロでも通用しそうな投手である。
手嶋 亮介
三菱重工長崎
25歳
185cm90kg
左投左打
昨年までは恵まれた体型を活かしきれて無く、投球に覇気がみられなかったが今年は心機一転やる気になったのか投球スタイルが変わってきたように思う。球質の重さを活かした投球にこれから磨きをかければまだまだ遅くない。天性の素質が開花するのをこれからも見守っていきたい。