第14回 大悪司のこと
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大悪司。
大はまりでした。
「年末はこれだけで…」どころか、年始もこれだけでオッケー。
……やな正月。
というわけでれびゅー(らしきもの)。
例によって脱出口。
いちおう各分野ごとに分けてみましょうかね。
システム、シナリオ、CG、音楽、くらいかな。
おお、なんか本格的レビューページっぽい。
……バカ。
○システム
鬼畜王ランスのパクリゲームって、ほとんど出てないんですよね。
ときめきメモリアルの後にコンシューマの恋愛シミュレーションが、リーフの後にビジュアルノベルがボロボロ出てきたように、売れたゲームのフォロワーはどこの業界にも出てくるはず。
鬼畜王でそれが少なかった(あるいは皆無)だったのは、莫大なエネルギーと人材と時間が必要だからでしょうね。きっと。
そして。アリスソフトが自分で作ったフォロワーが「大悪司」。
……だと思ってたんですが。
戦闘システムについては、鬼畜王ランスより好きです。
ランスは運の要素が大きく、殺さずにイベントを見ようと思ったキャラを殺してしまうことが多々ありました。
大悪司の戦闘では運の要素がほぼ存在せず、戦局のコントロールが可能です。
2桁の引き算能力が蘇るというメリットもあり。
この手のゲームをやる人は、ある程度は各キャラクターのストーリーを見たいと思っているでしょうから、キャラの生死が自分の戦術で決まる大悪司の方が、プレイ中のストレスは少ないでしょう。
鬼畜王ランスでのセーブ&ロードは苦痛ですが、大悪司では自分のミスなので諦めもつきます。
一方、ゲーム全体を見ると、大悪司はやや自由度に欠けます。
ストーリーの進み方もある程度決まっており、何をしても構わない鬼畜王と比べると複数回プレイの魅力が薄いようです。
そしてゲームバランス。
最後の最後に出てくるアイツ(一応伏せときます)だけはどうかしてますが、それ以外は適度な難易度だったと思います。
自分はへたっぴゲーマーですから、世間一般の評価は判りませんけどね。
おまけに不具合情報。
ウチの環境では、購入直後はものすごく不安定でした。下手をすると1時間に1〜2回はフリーズ。手が付けられません。
どれだけアリスソフトを恨んだことか。
しかし。
サウンドカードのドライバを入れ替えると完璧に動作するようになりました。
その後数十時間、一度もフリーズはありません。
この場合、悪いのは不都合が出るまでドライバの更新などしたことがない自分なのでしょう。
○シナリオ
全く個人的な感想なんですが。
アリスソフトのとりさんは、アンビバレンツやデアボリカみたいなシナリオを全面に打ち出したゲームより、鬼畜王ランスや大悪司のようにシステムや世界観にあわせて職業的技術で書き上げたシナリオの方が、個人的評価が上になってしまいます。
とりさんが細部にも一切手を抜かないおかげで、世界に深みが出てくるんですよ。
悪司や殺みたいな強烈なキャラを書きながら、彼らだけに焦点が当たっているわけではない。この両立は凄いです。
ちなみに、白民華の話はほんとうに凄いです。これまでのアリスのゲームには居なかったタイプ。
文章の緩急を使い分けられる人じゃないと絶対書けないですって。
ここまでとりさんを持ち上げておきながら、一番好きなキャラは、とりさんの担当じゃない月瀬寧々なんですけどね。
例によってこんな奴が好き。
自分のツボはワンパターンなのです。
ちなみに。
いま、寧々のSS書いてます。近日公開予定。お楽しみに。 <宣伝
○CG
小学校の図画工作から高校の美術に至るまで5段階評価の2を取りつづけた自分に評価する資格はないですが。
まあ、綺麗だったことは確かです。
CGモードは肌色だらけですけど。
原画家さんの違いによる絵の不統一は多少気になりました。
(癖を消そうとしていたのは織音さんだけだと思います。他の人は自分カラー全開)
もっとも、各陣営ごとにメインの原画家さんが分かれているので、陣営のカラーを出すのに役立ったことは確かです。
○音楽
DRAGONATTACKさんが担当してます。
これまでのゲームではあまりピンと来なかったんです。正直、Shadeさんが作る曲の方が好きでした。
謝ります。ごめんなさい。
今回は良かったです。BGMは出すぎもせず引きすぎもせず、ぴったりのバランスで配置されていました。
サントラ出ても買いませんけどね。「聞き惚れる」タイプの音楽ではないので。
○総合評価
褒めちぎっているようにも見えますが、システム面での自由度に欠ける所がやや減点材料です。
イベント回収のためには鬼畜王ランス並に繰り返しプレイをすることになりますが、そのときの楽しみが損なわれています。
逆に言えば、それくらいしか欠点はありません。
……それでも。
俺的熱狂度は、鬼畜王ランスに比べるべくもありません。
歳をとったせいでしょう。たぶん。
月姫もガンパレードマーチも、おサルさんのようにはまったくせに、どこか物足りないとほざく輩が居ます。
どうしましょう。 <人に聞くな。
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