3日目(シェムリアプ) アンコール・ワット アンコール・ワット中心部 トゥー君
3日目は、今回の旅のメインといういうべきアンコール遺跡の観光である。前日にサンライズの配車を頼んでいたので、
朝5時半にホテルを出発した。アンコール遺跡を観光するには、チケットを買わないといけなくなっており、
車は全てまずチケット売場へ向かうことになっている。
入場チケット
ここで、40$の3日券を買うこととし、持っていた写真を渡すとパウチしたチケットをくれた。
写真は、地球の歩き方に必要と書いてあったので、用意をしたのだが、3,4年前に撮った証明写真だったけど、何も言われなかった。
連れの湯佐君はホテルに写真を忘れてしまったが、すぐ横に証明写真を撮る機械が置いてあったので、そこで写真を撮って無事購入できた。
写真は無料だったとのことで、忘れてもなんとかなるようだ。パウチは、使い回し防止のために行われるようになったようで、
ずいぶんとシステム的になっているみたいだった。
チケット売場から10分ほどでアンコールワットに到着した。辺りはまだ暗かったが、着いたときには結構な人が来ており、
こんなに来てるんだぁと驚いた。中に入るときに、運転手が懐中電灯を貸してくれたので、
非常に役だった。今後、行く人にはぜひ小さいマグライトを持っていかれた方がいいと思う。
サンライズを見るポイントとして、地球の歩き方に3つほど紹介されていたが、1番の中央祠堂の上からは、途中行き止まりがあり、
中も暗かったので結局行き方がわからず、定番的に聖池あたりで見ることにした。しかし、あいにく天候があまりよくなく曇りだったので、
赤い太陽の光を背にしてという様子は見れなかった。
ここで、朝食を食べるためにホテルに一旦戻ることにした。ホテルに戻って、少し休憩してから朝食を撮り、
午前中はアンコール・トムに行くことにした。
車は、まず
南大門の前で止まり、
両側に神々と阿修羅がナーガの胴体を引き合う54体の像がある通路をとおって中に入った。
ここからバイヨンまでは約1.5kmあるため再度車に乗り移動し、
バイヨンへ到着した。ここで係員からチケット確認があったので、
持っているチケットを見せ、無事入場。結構日本人も多いからか日本語で「チケットを見せて下さい」と言ってきた。
到着した東側にはテラスがあるが、こちらが正面のようだ。
バイヨンの平面図
バイヨンは、都城アンコール・トムの中央にあり、12世紀末に建設されたもので、観世音菩薩の微笑みで有名な寺院である。
まずは、第1回廊のレリーフを見ることとし、東門からすぐにあった、チャンパ軍との戦いにおけるクメール軍の行進の様子を表す
東のレリーフ(Aの位置)、次いで、
南のレリーフ(Bの位置)を見た。南のレリーフは水上戦闘や生活の様子を表したもので、
さらに顔がきっちり掘られていない
未完成のレリーフ(Cの位置)もある。
北側には、珍しい
曲芸の様子のレリーフ(Dの位置)もある。
ついで、第2回廊の南側には、シヴァ神とヴィシュヌ神に捧げ物を贈る人々。
宙を舞うアプサラ(Eの位置)が美しいレリーフがあり、西側には
ガルーダにまたがるヴィシュヌ神(Fの位置)がある。
もちろん、レリーフはこれだけでなく、回廊をぐるりと一面に描かれている。
中央祠堂と尖端の頂部には、50面を超える微妙に異なった表情の四面仏が刻まれており、カメラを構えた人がたくさんいた。
バイヨンの観世音菩薩の微笑み(Gの位置)
バイヨンの北側には、隠し子という意味を持つ
バプーオンがある。3層からなるピラミッド型の寺院で、
現在はフランスによって修復が進められており、中には入れないが、約200mもある
空中参道は、ワット造営の建築的試作の一つと言われている。
ここからさらに北側の東西600m、南北300mの周壁に囲まれた位置に王宮があったとされている。
王宮のほぼ中央には、「天上の宮殿」、「空中楼閣」という意味の
ピミアナカスがあり、その横には
男池と女池という沐浴場がある。
さらに北側の城壁の外に
プリア・パリライがあり、
さすがにここまで歩くとかなり疲れてきたので、プリア・ピトゥの横ら辺にあった売店でジュースを飲み少し休憩した。
看板娘らしい女の子から二人で、ジュース2本を1$で買った。値段は、何でも1$らしく最初は1本1$と言うが、
交渉するとすぐに2本で1$になる。3人いたら3本で1$で交渉してもOKになるかもしれない。
ここから、南に向かって「綱渡りの塔」という名で呼ばれるプラサット・スゥル・プラットの12本の塔が並んでいる。
それと平行して、城壁の東側には
ライ王のテラスと
象のテラスがある。
以上、アンコール・トムはほとんど見たので、アンコール・ワットへ行く前に、昼食を取ることにした。
運転手のお薦めのアンコール・ワット前の店で、湯佐君は焼き飯とコーラ、僕は焼きそばとレモンジュースを頼んだが、なかなかおいしかった。料金は一人4$だった。
アンコール・ワットもチケット確認があったので、持っていたチケットを見せて入場。サンライズのときはちょっと曇っていたが、
午後からは天気もよく、入っていくと徐々に5基の尖塔が近づいてきた。
アンコール・ワットは、ヒンドゥー教の三大神の中のヴィシュヌ神に捧げられた寺院であると同時に、
スールヤバルマン2世王を埋葬した墳墓である。
最初は、周壁を第1回廊と勘違いし、ぐるっと回ったがいくら歩いてもレリーフがないことから間違いに気づき、
西塔門テラス(Aの位置)から中心部へ入っていった。
第1回廊の西面には、王族家同士の戦闘の様子を描いた
マハーバーラタの戦闘(Bの位置)があり、南面には
戦いに赴く
スールヤヴァルマン(Cの位置)の行軍と、18本の剣を手に持ち、牛に乗る
エンマ大王〔ヤマ〕(Dの位置)のレリーフがある。
東面には、ヒンドゥー教の天地創造神話で知られる
乳海攪拌(Eの位置)の説話が描かれており、
ヴィシュヌ神(Fの位置)が大マンダラ山の上で指揮をとる様子が描かれている。
この他にもクリシュナとバーナの戦いやラーマーヤナなどのレリーフがあるが、第1回廊だけでも結構広くて歩くのも結構疲れてきて、
持っていた水もなくなったので、一旦休憩し、聖池横に(図のAよりさらに左下の方)売店が並んでいたので、そこでジュースと水を買った。
ジュースは炭酸だったので、一気に飲めなくて持っていると子供が「缶を下さい」と言ってきた(たぶん缶を集めて金に換えている)ので、
あげると残っていたジュースを喜んで飲んでいたのが印象に残った。ジュースを飲むなんて、まずないんだろうなぁ・・。
中央祠堂
体力も回復したので、中心へ進むことにし、第2回廊へ行くまでにある
十字回廊には、徳川三大将軍家光から仏教の聖地「祇園精舎」視察の命を受けた
森本右近太夫一房の墨書(Gの位置)がある。
アンコール・ワットをインドの祇園精舎と思い込んだらしい。
第2回廊の壁面にはデバダーが彫られているが、有名なものではないようなので、ぐるーっと見回るだけで、南側の
階段(Hの位置)から
中央祠堂(Iから見た様子)へ登ることにした。
階段はめちゃくちゃ急で登るのが大変だったけど、上から見た
アンコール・ワットの全景(Jの位置)はとても眺めがよかった。
それから、降りるのには足がふるえるHの急な階段をなんとか下り、回りをぐるりと見て回ることにした。
歩いていると、湯佐君がトイレに行くというので、待っていると写真のトゥー君が話しかけてきた。
英語の勉強をしているとのことで、日本の中学校レベルの本を持っており、これを教えてほしいと言い、
聞いてみると、単語の「Tobacco」と「Middle」の発音と意味がわからなかったようで、教えてあげると、
ここもわからないと言うので見ると、そこには「The bright fire was burning at his house」と書かれていた。
どうも「bright fire」がわからないようで、こちらも意味はわかったのだが何と説明したらよいのか思いつかず悩んでいると
ちょうど湯佐君が帰ってきたので、相談すると彼は手帳に絵を描きだした。
手帳には、「normal fire」と「bright fire」と文字を書き、大きさの違う炎の絵が描かれていた。これで理解したのか、
彼はとても喜び「あなた達は先生だ。まだここにいるのなら英語を教えてほしい」と言ってきた。
はっきりいって英語が赤点に近かった僕たちに先生とは、何て無謀なと思いながら、時間がないと断り、
トゥー君とは別れることにした。でも、「bright fire」の意味は、きっと「big fire」と間違えていると思う。
湯佐君にもたぶん間違ってるで、と言ったが大体わかったらいいのではということで、ホント適当に教えてしまったことを後悔している。
意味は簡単でも教えるのって、難しい・・・。
プノン・バケンのサンセット
ここからサンセットを見るために、人気ナンバー1のスポットであるプノン・バケンに行くことにした。
高さ60mの自然の丘陵を利用した急勾配の参道を登りつめると、テラス状の広場があり、
その奥に丘上ピラミッド式の遺跡、プノン・バケンがある。
高さは60mとのことだが結構登るのは、足下も悪いので大変だった。
象に乗っても登ることができるようで、料金は15$という看板が出ていた。
象には乗ったことがあるし、料金も高いのでもちろん歩いて登った。
やはり人気ナンバー1のスポットのようで、サンセットが近づくにつれて見物人が徐々に集まってきた。
しばらく座って待っていると、真っ赤な太陽がジャングルに沈んでいく様子はすごくキレイだった。
太陽が沈んでもしばらくは明るかったので、暗くなるまでに下へ降り、ホテルに戻ることにした。
ホテルに戻ってからシャワーを浴び、晩飯を食べに行くことにした。
アプサラダンス
晩飯は、アプサラダンスのショーが見れるチャオプラヤーへ行った。真ん中の席は団体客用に確保されているようで、
端の席だったがなかなかきれいな踊りだった。英語だけでなく日本語でもアナウンスで踊りの内容を説明してくれたので、
どんな内容かもわかりやすかった。
料理もビュッフェ形式のいろんな種類ものが食べれたのでよかった。
料金は料理とビールで一人13$と思ったよりも安かった。
それからコンビニに寄って飲み物を買ってからホテルに戻り次の日に備えて眠った。
4日目に続く
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