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2001年9月22日幌尻岳山行(単独行) |
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PHOTOS
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この年は寒冷前線とともにサケ釣りに北海道に出かけました。まとまった休みが取れたのでカーフェリーで車と一緒に小樽まで行きサケ釣りの前に幌尻岳を目指しました。 寒くなることが判っていたのでそれなりの装備は持っていきましたが単独行のためテントやシュラフなど林道終点でザックに荷物を詰め始めると一杯一杯で沢の遡行があり10回以上渡渉があるため悩んだ挙句登山靴は持たず車に置いて渓流シューズで通すことにしました。これが結果的に惨事につながってしまいましたがこの時は知るすべもありません。 10時15分車止めのゲート出発。1時間10分で林道終点。ここから14回の渡渉を経て結構なペースで幌尻山荘に13時到着。時々小雨がぱらつきますが山荘より上はガスっていて雪になっているようです。地元の団体さんが20人ほど山荘に宿泊するとの事でここでめげずに上を目指しました。 昼飯を食って山荘を後にしましたがここからはひたすら登りが続きます。命ノ泉に14時30分到着。水飲み場にはなんとツララが。段々夕暮れも近づきミゾレが降ってきたので北カールを横に見る稜線の途中で15時30分にビバーク決定。稜線の風下側にテントを張り暖を取りつつ夕飯としました。 同じような仲間がいるもので小樽の人といってましたが単独行の人が一人16時過ぎにやってきました。これより先は完全な稜線に出てしまい風が強くてテントを張るような場所もなくマズイと告げると僕の近くにテントを張ってました。 渓流シューズは翌朝コチコチに凍ってました。なんとも靴を履きたくない気分でしたが意を決して出発準備を始めました。それにしても9月というのにこんな寒い思いをするとは、、、しかし幸いにも快晴です。 7時に出発。幌尻岳山頂には8時10分に着きました。 たくさんのナキウサギの声が北カールにコダマし、遠く雪を被った羊蹄山、夕張岳、大雪山系が見え幌尻山頂までの道程は最高でした。 幌尻岳山頂からすぐの下りはかなり急です。この急坂で雪の着いた岩に足を乗っけたとたん滑ってバランスを崩しハイマツ帯側に3m位ですが滑落。この時に左の脛を岩に打ちつけ2箇所ほどかなり切れ一ヶ所は骨が見えるほど。幸い骨は折れずにすみましたが手ぬぐいを巻いて応急処置。自分は外科医なので受傷程度の判断はできます。明らかに縫合が必要な傷を受傷してしまいました。早く縫合しないと化膿する率もどんどん増えてしまいます。このときほど単独行の辛さを味わったことはありませんでした。乗りかかった船ですのでこのまま稜線縦走して下山した方が早いと判断で幌尻山頂から戸蔦別岳を回り稜線縦走し一目散に下山しました。 戸蔦別岳に11時到着。13時に幌尻山荘到着。ゲートには15時40分に到着。 なかなか病院が見つからずここから帯広を目指しましたが帯広手前の芽室町立病院というところに駆け込みました。時間は20時過ぎでした。 当直の先生は崩れた肉の部分は切ったほうがよいと言いましたが欠損部が大きくなるため化膿するかもしれないが自分は承知しているということで消毒後そのまま縫合してもらうことにしました。 結局バイ菌より強い僕の勝ち!化膿せずに治癒しました。 しかしこの後、茶路川でのサケ釣りを2日やりましたが1日中川に立ち込んでいたので左足が結構ムクミました。 |