タイにおけるバイオディーゼルの動き 2001, May, 24

主に時事速報よりバイオディーゼル油関連のニュースを抜粋します。
白色の文字は私の注釈です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年7月12日(木)第一便より
◎タイでパーム油混ぜた新燃料発売=国王の命令で開発、ディーゼル車向け
 [バンコク11日DPA=時事]タイ石油公社(PTT)は11日、バンコクにある直営のガソリンスタンドで、輸入品のディーゼル油にタイ産のパーム油を混ぜた新しい燃料「パームディーゼル」の販売を始めた。
 新燃料は、ディーゼル油とパーム油を9対1の比率で配合。すべてのディーゼル車に利用可能で、1リットル当たりの価格は一般のディーゼル油より0.5バーツ(約1円40銭)安い14バーツ強(約40円)。
 タイでは、原油の輸入が国民経済にとって大きな負担となっていることから、プミポン国王が昨年、特産のパーム油を利用して代替燃料を開発するようPTTに命じていた。
 PTT側は「新燃料なら大気汚染も減少する」とメリットを強調。最初の1ヶ月で20万リットルの売り上げを見込んでおり、好調ならば全国で販売する考え。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年7月2日(月)第一便より
◎11日からパームディーゼル油を販売開始へ−PTT
 タイ石油公社(PTT)のマヌー役員会議長(工業次官)によると、PTTは11日からラムカムヘン路のガソリンスタンドで、パームディーゼル油の販売を開始する。これは、ディーゼル油にパームあるいはヤシ油を10%程度混合するもので、商業省告示の資格規定に適合しており、ディーゼルエンジンに使用できる。販売価格は普通のディーゼル油よりリットル当たり50サタン割安。PTTは、1日当たりの販売量として6000リットルを見込んでいる。将来、バンコク大量輸送公社、タイ国鉄公社、地方バス運行公社などにも供給、1日当たり100万リットルの販売を目標としている。ディーゼル油にパーム、あるいはヤシ油を混合するのは、石油価格が安くなるほか、パーム、ヤシの価格維持にもなるという。(タイラット2日=9面)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年6月23日(土)第一便より
◎オーストラリアのバイオエタノール生産工場設立を承認−タクシン首相
 ヨンユット首相府スポークスマンが明らかにしたところによると、タクシン首相は22日、駐タイ・オーストラリア大使、同国商務代表団の訪問を受け、両国の貿易問題について協議した。席上、タクシン首相は、オーストラリアがタイからコメを購入する代わりにこの輸入相当額と同額を投じて、タイ国内にバイオエタノール生産工場を設立する計画を原則的に承認した。それによると、オーストラリアはタイ国内に同工場を5ヶ所設立、各工場で1日30万リットルのバイオエタノールを生産。原材料としてサトウキビとタピオカを使用する。同スポークスマンは、オーストラリアの同工場設立により、タイのサトウキビとタピオカの余剰分が有効利用でき、農産品価格の安定につながるとしている。(マティチョン23日=8面)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年6月15日(金)第一便より
◎ディーゼル小売価格を30サタン引き上げ−PTT
 タイ石油公社(PTT)は14日、ディーゼル油の小売価格を15日から、リットル当たり30サタン引き上げると発表した。これにより、PTTのバンコクと同周辺地域のディーゼル油小売価格は、オクタン価95はリットル当たり15.99バーツ、オクタン価91は同14.99バーツ、ハイスピードは同14.44バーツになる。今回の引き上げは、シンガポール市場の石油製品値上げに伴うものという。(サヤムラット15日=8面)
注;オクタン価95,91はガソリンです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年6月4日(月)第二便より

◎バイオディーゼル油使用でオイルフィルターに故障多発−自動車修理工場が指摘
 タイ石油公社(PTT)のサウェン総裁補兼テクノロジー研究事業担当最高責任者によると、同公社は、大蔵省によるパーム油、ココナツ油などのバイオディーゼル油に対する消費税課税についての検討結果を待っている。しかし、バイオ油を免税にしなければ、石油より価格が高いため発売できないとのべた。バイオ油は自動車のエンジンには影響を与えないとして、商業登録局によるバイオ油の標準スペック決定の結果を待ち、発売する意向という。バイオ油を使用すれば、外国から石油輸入を縮小できるしパーム、ココナツ価格が締まり良い影響を与えると指摘している。
 一方、自動車修理工場からは、バイオ油使用により自動車のオイルフィルターに支障が起きているとの問題が提起されている。(ターンセタキ3日=11面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月23日(水)第一便より

◎ドイツ企業はタイでのバイオディーゼル生産に関心
 商業登録局のアドゥン局長が明らかにしたところによると、ドイツ系フェアロスター(タイランド)社はタイでのバイオディーゼル(植物油で材料とするディーゼル油)生産に関心を示しており、現在はフィジビリティースタディーを行っているという。同社は100%の材料を植物油とするバイオディーゼル生産方式を成功しているという。現在、タイは植物油10%、ディーゼル油90%の混合率でバイオディーゼルを生産している。(ネウナー23日=9面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月19日(土)第一便より

◎パーム油、ココナツ油の輸出禁止へ
 公務執行フォローアップ担当の首相顧問委員会のサノ委員長が18日、首相顧問委員会会議後語ったところによると、同会議は倉庫公社による外国向けココナツ油、パーム油の輸出禁止と同時にこの油をタイ石油公社(PTT)に購入させることを決めた。また、バンコク大衆運輸公社をはじめタイ国鉄公社などの政府系、公益事業に対して燃料としてバイオディーゼル油を使用、さらに消費税局に対しバイオディーゼル油に対する課税を免除することも決め、これを閣議に提出の予定。(デーリーニュース19日=1面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月17日(木)第一便より

◎バイオディーゼル油は農業用機械にも使用できる−PTTの調査結果
 ウィセート タイ石油公社(PTT)総裁によれば、同公社はディーゼル油とパーム油との混合油(バイオディーゼル油)の調査結果をシリントン王女に提出した。同調査結果は農業用機械は同バイオディーゼル油が使用することができ、エンジン故障もない。このため、今後は同油を一般のエンジンに使用できるよう開発を続けることになっている。なお、PTTはプミポン国王の指示を受け昨年末からバイオディーゼル油の調査を行っているという。
 一方、アドゥン商業登録局長によれば、同局はバイオディーゼル油を法律により燃料油として発表することが出来るかどうかを検討中。さらに、バイオディーゼル油しか売っていないガソリンスタンドも法律的に一般の燃料油を売っているガソリンスタンドのステージに登録を義務付ける予定。(クルンテープトラキ17日=16面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月15日(火)第一便より

◎チョンブリ県にバイオディーゼル油工場建設へ−02年半ば操業開始
 タイタピオカ製品協会のニヨム会長によると、同協会は5000万バーツを投じてチョンブリ県バーンブン区にバイオディーゼル油工場を建設する。2002年半ばに操業開始の予定。バイオディーゼル油はココヤシ油、パーム油を利用して生産されるものでタピオカ、サトウキビの原材料化の研究計画している。同プロジェクトが実現すれば、タピオカ価格が1キロ当たり1.20バーツに、サトウキビ価格が1トンあたり700〜800バーツにそれぞれ上昇し、農民の増収につながると期待されている。(クルンテープトラキ15日=23面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月9日(水)第一便より

◎外国企業がディーゼルパーム油製造への投資に関心−タイ当局は徴税ばかりに重視
 チュムポン県のサマート・ミーイン氏がディーゼル油代用の純パーム油の製造に成功したため、このディーゼルパーム油の売れ行きが活況になっている。日産能力5000リットルに対し現在のオーダーが10万リットルに達しているという。このため、中国、インド、オーストラリアなどの外国系企業が同製造プロジェクトへの共同投資に強い関心を示し、サマート氏に打診している。
 サマート氏によれば、このディーゼルパーム油は効率的に使用できるが、長期的にはエンジンに何らかの影響があるかどうか保証できない。このため、政府の関係機関に研究開発の協力、生産促進などを要望している。しかし、ディーゼルパーム油の販売を視察したタイ当局者は支援ではなく、税金徴収のため訪れたものという。(デーリーニュース9日=1面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時事速報2001年5月4日(金)第一便より

◎プーミポン国王が純パーム油のディーゼル油代用に対し著作権の登録を申請
 知的財産局のサンティ副局長が3日明らかにしたところによると、プーミポン国王はディーゼルエンジンに純パーム油を使用することに対し著作権の登録を申請している。
ディーゼル油は輸入しており、価格も引き続き高騰している。さらに大気汚染も起こすため、国王はディーゼルエンジンに純パーム油の使用を実験して代用できることが証明されたという。パーム油を燃料として使用すれば、ディーゼル油の輸入が減少するほか、パームの価格維持にもなるという。(デーリーニュース4日=1面)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


トップに戻る