視覚障害教育原論

◎目の機能と視覚障害
 視覚障害:視機能の永続的低下 治療等によって短期間に回復する場合を除く
 視機能:視力、視野、色覚、暗順応、眼球運動、調節、両眼視等
 教育的観点から:
  ○視力障害 両眼の矯正視力が0.3未満 黒板の字や教科書を見るのに支障
  ○視野障害 求心性視野狭窄(網膜色素変性等)
         暗点(中心暗点 黄斑部変性)、半盲
  ○暗順応障害
 盲児と弱視児
   盲児  0.02未満 点字を常用し主として視覚触覚を活用した学習の必要
   弱視児 0.3未満 視覚による学習が可能
       0.1未満は強度弱視 以上は軽度弱視
視力の検査
   遠距離視力 ランドルト環7.5cm 切れ目1.5cm
視力=視標×測定距離(m)/5(m)
近距離視力 指数弁、眼前指数、手動弁、光覚弁

◎特殊教育から特別支援教育へ「視覚障害児童生徒の教育の場」
 21世紀の特殊教育の在り方(最終報告)
 今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)
 盲学校の現状
  教育費 小学校の10.7倍 中学校の9.9倍
 盲学校の行方
  A 特別支援学校(視覚障害)
  B 特別支援学校の「視覚障害部」
  C 特別支援教育(知的障害部)の分校
 センター的役割
  教育相談機能、指導機能、研修機能、情報提供機能、
  コンサールテーション機能、実践研究機能、施設設備開放
 盲学校に期待されるセンター的機能
  早期教育における対応、学齢児童生徒への対応、
  視覚障害者の障害教育への対応、地域社会の障害者理解への対応

◎点字教科書編集の内容と方法
点字教科書原典の選定基準の作成等に関する調査研究協力者会議
点字教科書原典選定委員会
点字教科書編成委員会
編集の基本方針
@原典の内容そのものの大幅な変更や修正は行なわないこと
Aやむを得ず原典の内容を修正したり、差し替えたりする場合には、盲児童生徒の特性を考慮するとともに、必要最低限度にとどめること
B特に、図、表、写真等の取り扱いは慎重に行い、できる限り原典に沿った点訳ができるように工夫を行うこと
「修正」:小4「豆電球と乾電池」を「ベルと乾電池」 小3,4の「珠算」を小2から 等
「追加」:小1国語ははじめに点字入門指導120pを加える 算数では触れる図形 等
「差し替え」:酸アルカリの検査はリトマスではなくBTB液と感光器で 等
「削減」:顕微鏡、見取り図 等

◎拡大教科書編集の内容と方法

 弱視による見えにくさを考慮 心理的負担の軽減 読書意欲にかかわる
 ポイント22から26位が0.1の児童生徒に良い(個人差あり)
 単なる拡大ではいけない
  B5がA4になると大き過ぎて視野に入らないこともある。
  文字だけでなく文字間や行間も広がってしまう。
  フォントを読みやすい丸ゴシックに替えた方がいい。

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