M
METALLICA : 現在もっとも人気のあるバンドのひとつ。「MASTER OF PUPPETS」
「METALLICA」の二つのアルバムがいいと思う。「...AND JUSTICE FOR ALL」は、曲はまあま
あなんだけど、ドラムのサウンドプロダクションがよくないです。最近の一番のお気に入りは、
「RELOAD」です。私は、音楽のクオリティが高ければ、音楽性の変化はむしろ歓迎だからで
す。同じものばかり聴いてると、あきちゃうしね。その点で、「LOAD」はいい曲が少なかった
と思う。
MEGADETH : 1stアルバムをはじめて聴いたときはキツかった。でも、何度か聴いているうち
に、あら不思議。曲と曲との違いがわかるようになった。というのも、この頃のMEGADETHは、
インテレクチャル・スラッシュ・メタルというジャズを採り入れたような複雑な曲をやってい
たからです。ナンシー・シナトラのカヴァー曲「These Boots」は著作権の関係から現在
のCDには入っていないようです。
2ndアルバムも、相変わらずサウンド・プロダクションがチープ。1stよりはましになっている
けど。曲も1stよりも良くなっている。
3rdアルバムの音楽性も同一路線上にあるといえる。3rdアルバムまでのMEGADETHの歌詞は、
社会問題を扱ったものだけでなく、死をテーマにしたものが多い。この頃のデイヴは、違う
世界にいってたからなあ。「In My Darkest Hour」を聴いて、孤独なのは自分だけではない
と悟り、救われたファンも多いようです。
4thアルバムの「RUST IN PEACE」から、メンバーが現在のラインナップになった。やはり、
都はるみなどの演歌が大好きという凄腕ギタリストのマーティ・フリードマンの加入によって
もたらされたメロディの貢献は大きい。アルバムも、「Holy Wars...」や「Tornado Of
Souls」などの名曲が収録されている。
5thアルバムの「COUNTDOWN TO EXTINCTION」は初登場全米第2位のヒット作。このアルバム
ではすでにインテレクチャル・スラッシュ・メタルではなく、ストレートでヘヴィなHMに
音楽性が変化している。デイヴのノイジーなリフとマーティの泣きのメロディが組合わさって
独自のスタイルを確立したといえると思う。デジタル・レコーディングされたために、
全編が冷たい(COOLな)印象を受ける音に支配されている。
6thアルバムは、前作がコンピューターによる緻密な音作りをして気が狂いそうになったため
に、もっとダイレクトな音のアルバムとなった。「A Tout Le Monde」などのシングルヒット
も出たが、個人的にはそれ程好きなアルバムではない。アルバムカバーが物議をかもしたが、
昔のスコーピオンズの方が、よっぽど凄いと思うぞ。
最新作の「CRYPTIC WRITINGS」も初登場全米第6位の大ヒット作。「The Disintegrators」
や「She Wolf」などいい曲が揃っている。
ライヴはデイヴのVoにはあまり期待していなかったのだが、これが意外によく通る声で、
思ったより上手だった。GやB,Dsの演奏は完璧だしね。デイヴって、ステージにいるだけで
存在感があって、カリスマ性が感じられた。やっぱり、地獄を見てきた人間は違うものだ。
ただ、とくにギターの音がもの凄く金属的な大きな音だったので、家に帰ってからも、
二日くらい耳鳴りがやまなかった。
MD.45 : MEGADETHのデイヴ・ムステインのサイド・プロジェクト。雑誌のレビューはあまり
評価が高くなかったけど、パンキッシュなハードロックギターサウンドのうえに、DOORSの
ジム・モリソンっぽいVoが乗って、なかなか格好いいと思う。私はパンクは好きではないけ
ど、パンキッシュなハードロックの曲をたまに聴くのは、毛色が変わっていて面白いと思う。
MICHAEL SCHENKER : UFOのライヴで、前から2列目の席で彼の演奏を見ることができたが、
どこか違う世界に行っているような表情だった。友人が、五嶋みどりさんも、演奏中は違う世界
に行っていたと言っていたので、天才とは、そういうものなのだろう。昔は、失踪したり、奇行
の多い人だったが、最近は心の平安を見つけたらしい。よかった。
と思っていたら、最近のUFOの東京公演で、突然御乱心されたらしい。うーん。
MR.BIG : 3d以降のちょっとファンキーな路線は、まあまあ。2ndの「LEAN INTO IT」が
好きです。エリックは、すごくいい声質をしているが、ライヴではちょっと線が細い。
驚いたのは、コーラス・ハーモニーが凄く綺麗だった。やっぱり、全てのメンバーがVoを
とれるというのは、ライヴにおいて強力だ。ビリーのベースは、評判どうり、ものすごかった。
MOTOLEY CRUE : 「DECADE OF DECADENCE」がベスト盤なのでおすすめ。トミーのドラムが
くるくる回る(宙返り)するのを見てみたかった。
1stから「GIRLS,GIRLS,GIRLS」までは、アルバムにいい曲が2,3曲なので、ベスト盤の
「DECADE OF DECADENCE」を買うのがお薦め。「DR.FEELGOOD」は、全米No.1アルバムだけあって、
曲も揃っている。ジョン・コラビ在籍時のアルバムは、まあまあ。でも、あんまりモトリー
らしくないアルバムだと思う。
N
NIGHT RANGER : ジェフの蛸足奏法は、ライト・ハンド奏法とあまりかわらない。すごかっ
たのは、ブラッド・ギルス。あのアーミングは、彼しかできないだろう。みんな、アメリカ人の
気のいい兄さんといった感じで、アットホームなライヴだった。「 MIDNIGHT MADNESS」がベ
ストかな。「NEVERLAND」よりも、最新作「SEVEN」の方が、goodです。
O
OZZY OSBOURNE : ギタリストを見つけるのが上手な人。この人も、昔はコウモリを食べるパ
フォーマンスをしたりしていたが、今ではすっかり大スターになった。
BLACK SABBATHとOZZY OSBOURN BANDの成功とHMへの影響は特筆に値するが、個人的には、
オジーののっぺりしたVoは、好きでも嫌いでもない。「LIVE & LOUD」は、音が悪い。
ランディ・ローズのトリビュート・アルバムは、いいアルバムだ。特に、「Mr.Crowley」
でのランディのギターは、素晴らしい。
P
POISON : 「Every Rose Has Its Thorn」は、心にしみる曲。この曲の歌詞を、キアヌ・
リーブスが、映画「ビルとテッドの地獄旅行」の中で、セリフとして使っている。この映画の
中でもせりふとしてでてくるが、何故アメリカ人は、猫を呼ぶときに「キーキリキリ」というん
だろう?生でアメリカ人の友人がそういってるのを聴いたことがある。
PRETTY MAIDS:HRというよりは、HMなのかな。でも、曲がメロディアスなので、
それ程ヘヴィな感じはしない。器用なVoで、クリーンなトーンと、ヘヴィなトーンを使い
分けるのは名人芸だ。「Red Hot And Heavy」は聴いたら思わずリズムをとってしまう
名曲。人によっては、リズムをとる替わりにヘッドバンキングするのだろうが、あれをや
るとステージが見えないから、私はやらない。「Please Don't Leave Me」のカヴァーの
ヒットは、このバンドにとって良かったのかな。「SCREAMIN' LIVE」は、
もうちょっと
公演を沢山録音してから、ライヴ盤としてだしてほしかった。
デンマーク語のMCは何を言ってるのかわかんないし。
最新作の「SPOOKED」はなかなかgood。
Q
QUEEN : フレディのトリビュートコンサートは、涙なしには見られないくらい感動的。是非
ビデオで見られることをおすすめする。10年位前に来日したときに、「笑っていいとも」に
出演して、「Radio Ga Ga」を歌ったのが妙に印象に残っている。音楽性は、どちらかという
と、初期のころの方が好きかな。
QUEENSRYCHE : 80年代終わりに現代社会の抱える矛盾や怒りを、客観的な立場から表現し
たコンセプトHMアルバム「OPERATION:MINDCRIME」を発表して成功をおさめるが、90年代
に入ると、家族への愛などを主観的な立場から歌ったHRアルバム「EMPIRE」を発表する。シ
ングル「Silent Lucidity」は、グラミー賞を受賞した。客観から主観ときて、次のアルバムは
どうなるのかと思ったら、「PROMISED LAND」で、形而上の世界にいってしまった。このアルバ
ムはちょっと難解だと思うが、最新アルバムの「HEAR IN THE NOW FRONTIER」は、なかなかい
いアルバムだと思う。
R
RAINBOW ; メロディアスなHardRockバンド。Voが、ロニーのときなら、「RISING」か、
「ON STAGE」がベスト。ジョーのときなら、「DIFFICULT TO CURE」か、「BENT OUT
OF SHAPE」がいいと思う。DIFFICULT TO CUREとは、リッチーがベートーベンの第九をアレン
ジしようとしたが、原曲以上のアレンジが不可能だったことから、付けられたんだそうです。
RATT : 私が初めて行ったLIVEが、RATTの87年のツアーだった。勢いがあるときには、いい
LIVEを見せてくれるバンドです。ただ、だいぶ個性的なため、好き嫌いは、分かれると思う。
S
SCORPIONS: LIVEでの人間ピラミッドは、おもしろかった。でも、「荒城の月」の歌詞を覚え
ているファンは、多くはないと思うな。「BEST OF ROCKERS'N'BALLADS」がおすすめ。
ウリ・ロート時代のベストの日本企画版を買ったら、凄くよかった。
クラウスの声にも張りがあるし、少しマイナーっぽい楽曲も良かった。
「He's A Woman-She's A Man」や「In Trance」なんかは、SCORPIONSの曲
の中でも、ベストの部類だと思う。最近のライヴでも、やってほしいな。
何より、ウリのギターが泣きまっくいるのが格好いい。
最近のアルバムの中では、「CRAZY WORLD」がいいと思う。ポップだと言われる
こともあるけど、楽曲の点ではやっぱり一番だ。700万枚も売れただけの
ことはある。「PURE INSTINCT」は、まあまあかな。
SKID ROW:バズがファースト・アルバムには、イノセンスがいっぱい
つまっていたと言った通り、1stを今聴くとなんか懐かしい感じがする。
BON JOVIの弟分としてデビューしたので、結構ポップなのかなと思って
聴いたら、意外にハードで格好良かった。ライヴがへたとか言われていたが、
初来日の時にも、十分楽しめるものだった。でも、もう10年近くもたつのかあ。
セカンド・アルバムは、1stよりもっとヘヴィな全米No.1アルバム。
でも、3rdはちょっとね。今はもう解散してしまったけど、ハイパー・アクティヴ
で、きんきらきんで、凄くかっこいいバズは、天然記念物に指定したいくらい、
現在のロック・シーンでは貴重な存在だ。
T
THUNDER : Voのダニーは、ポール・ロジャース系の声質で、現役の中では、ベストなシンガー
のひとり。LIVEもものすごく上手なバンドなのに、なぜかまだ大きな成功の手前で足踏みして
いる。科学雑誌の記事に書いてあったのだが、人間は、よほど不快な音でない限り、4回以上
聴いた音楽に対して、親しみを持つらしい。だとすれば、アメリカのMTVなどが行っているヘ
ヴィ・ローテイションは、一日中同じバンドの同じ曲ばかり流しているのだから、流行がTVに
よって決められてしまうのも当然といえるだろう。でも、これって、一種のメディアによる強制
ともいえるような気がする。自分の好みや趣向は、自分で決めなくてはね。同じバンドばかりヘ
ヴィ・ローテイションするのではなく、いろんなバンドを紹介して、視聴者に選択の幅を与えた
ら、THUNDERのようなクオリティの高いバンドはきっと成功すると思う。はじめて買うなら、ベ
スト盤か、最近でたLIVE盤がおすすめ。
TWISTED SISTER : 十年くらい前に、MTVのHM専門番組「ヘッド・バンガーズボウル」のDJを
ディー・シュナイダーがやっていた。日本でも、深夜に放送していたので割と見ていたと思う。
80年代って、ビデオクリップも結構お笑い系のがあったのに、この頃のは、シリアスなのばか
りだな。時代性の反映かな。お笑い系といえば、VAN HALENの「PRETTY WOMAN」か、このバン
ドの「I WANNA ROCK」が面白いと思う。よくあるハイスクールもののビデオクリップで、曲の
サビの部分が、I wanna rock,rock.I want to rock,rock.というんだけど、rockと歌うとこ
ろで、生徒がみんなでヘッドバンギングしながらロッカーに頭を打ちつけるのが、笑えた。
TESLA : いいバンドだったのに、ディールを失って解散してしまった。1stアルバムの
「MECHANICAL RESONANCE」が一番好きかな。「Cumin' Atcha Live」は文句なく格好いいし、
「Gettin' Better」は聴くと元気になる曲です。2ndの「THE GREAT RADIO CONTROVERSY」も
いいアルバムです。「Love Song」や「Paradise」などいい曲が揃っています。91年に発売
された「FIVE MAN ACOUSTICAL JAM」はその後のアコースティック・アルバムブームのさきが
けとなる作品でした。3rdアルバムは、まあまあかな。
THIN LIZZY:アイルランドのロック・バンド。秋の夜長にお酒でも飲みながら
聴くのが似合いそうな音楽性だ。フィルのこもったようなVoと、流れるような
ツイン・リード・ギターが特徴的。ジョン・サイクスの行ったTHIN LIZZYのライヴ
も、凄くいいライヴだった。
U
UFO:ブリティシュ・ロックバンド。フィル・モグの湿り気のあるVoと、
マイケル・シェンカーの哀愁漂うギター・プレイが特徴的。「STRANGERS IN THE
NIGHT」は、ライヴ盤の傑作。最新作の「WALK ON WATER」は、ぼちぼち。
V
VINCE NEIL:「EXPOSED」は、かなりいいアメリカン・ハードロックアルバムです。
ヴィンスが、これが80年代に出ていればと言っているのもうなずける。ライヴも、
スティーヴ・スティーヴンスは凄く上手だったし、楽しかった。
VAN HALEN:高校生のときに、友達に借りたテープを聴いた時には、デイヴ時代の曲
をそれほどいいとは思わなかったのだが、今聴いたら凄く楽しめた。高校生の私には、「Ice
Cream Man」の魅力は分からなかったようだ。中学生の時にZEPを聴いたときも、あんまりだっ
たのだが、大学の時に聴いたら、何て素晴らしいんだと思ったので、ビッグネームのアーティ
ストの場合は、別の機会に聴いたら印象が異なることが結構あるかもしれない。
デイヴ時代なら、「VAN HALEN」,「DIVER DOWN」,「WOMEN AND CHILDREN FIRST」,「1984」
がいいと思う。サミー時代のアルバムはほとんど全米No.1になっているけど、個人的には、
「5150」と「BALANCE」以外は曲にばらつきがあると思う。「LIVE:RIGHT HERE,RIGHT NOW」にサミー時代
の代表曲はほとんど入っている。最新作の「VAN HALEN 3」は、まあまあかな。ゲイリーの
Voは思ったより違和感はなかったけど。
ZEPもそうなんだけど、ドラムの手数が多くて、リードドラムと言えるようなサウンドのバンド
は、かなり好きだ。ギターの技術的なことは全く分からないけど、エディのギターはどうなっ
てるのって感じで、本当に凄いと思う。L.A.METALの頃に多くいた速弾きのギタリストとは
比べものにならない。あと、「PRETTY WOMAN」のビデオ・クリップを見れば分かると思うけど、
VAN HALENのノーテンキな明るさには、アメリカン・エンターテイメントの底力を見せられる
思いだ。あそこまでは、ちょっと普通じゃ出来ないと思うぞ。やはり天才なのか。?
W
WHITESNAKE:初期のWHITESNAKEは渋いブルース・ロック。個人的には、「Ain't No Love In The Heart
Of The City」や「Only My Soul」の入っている「SNAKEBITE」が好きだ。「READY AN'WILLING」
もいいけどね。ジョン・サイクス在籍時の「WHITESNAKE」が、楽曲の質としては最高傑作と思うけど、
ジョンとコージー・パウエルがいた時の「SLIDE IT IN」も甲乙付けがたい傑作だ。特に、AMERICAN
REMIX VERSIONに収録されている「Need Your Love So Bad」は感動的。
スティーヴ・ヴァイ在籍時の「SLIP OF THE TONGUE」は、悪くはないけど、何か変な感じ。楽曲が類型化
してしまったという点が、GとVoの相性以前に問題だったと思う。
最新作の「RESTLESS HEART」は評判がいいけど、私はまあまあと思う。確かに初期のブルージーな音楽性
に回帰しているけど、いい曲は、タイトル曲だけと思う。「Don't Break My Heart Again」や
「Walking In The Shadow Of The Blues」のような名曲を次作でまた聴きたいなと思う。
WINGER:なかなかポップさとプログレっぽさが同居したいいバンドだった。1stアルバムは、
明るいL.A.METALっぽいサウンドで、2ndはもうちょっとプログレっぽい。ライヴは、まあまあ。
レブ・ビーチが上手なのは当然として、ポール・テイラーも同じくらい上手だった。
THE WiLDHEARTS:パンキシュでポップでロックンロールしているサウンドが心地よい。
「THE BEST OF THE WiLDHEARTS」は曲もよく、お買い得。ジンジャーの次作に期待。
THE WHO:「LIVE AT LEEDS」でのキース・ムーンのドラムスは素晴らしい。ロジャー・ダルトリー
のVoもなかなか上手だけど、もし、プラント並に凄かったら、歴史は変わっていたかも。
X
「X-MAS PROJECT」:ドイツのバンド勢によるクリスマス・アルバム。RAGEのVoの歌うジングル・ベル
のスラシュ・メタル・バージョンは秀逸。サイレント・ナイトのスラシュ版など、もう無茶苦茶だが、なかなか
おもしろく、何故か毎年12月になると一回くらい聴いてしまう。
Y
YNGWIE MALMSTEEN:初めてALCATRAZZの「LIVE IN SENTENCE」を聴いたときは凄い速弾きに驚いた。
ソロ・アルバムは数が多いので、今度ベストアルバムが出たら買おうかなと思う。
Z
ZENO:どうもマイケル・フレクシグのファルセット・ボイスは合わない。「ZENO」アルバムは
オーバー・プロダクションだ。でも曲は素晴らしく、さすがのセンスだ。
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