IMAGE


   格安のメガネ作りに挑戦
オーチャードロードの伊勢丹の中でメガネ屋を探したとは先に書いた。日本では、縁なしのメガネや、若い人達の間では楕円形のセルフレームが流行っているが、韓国やシンガポール、マレーシアなどのアジア諸国では、男女ともに楕円形のメタルフレームが主流である。

そこで、この楕円形のメタルフレームのメガネを作り、日常や海外旅行の時にこれを身につけることで、チャイニーズに偽装することにした。あとは流暢に英語を操り、福建語、そしてマレー語あたりがしゃべれるようになれば、ニセ華僑として完璧だが、メガネを作ってから後の方が果てしもなく遠い道のりになりそうである。

そこで早速、中国百貨の「裕華」の対角にあるチャイナタウンプラザに行く(写真上)。ここは屋内の吹き抜けの広場を中心に円廊状に店舗が広がっており(写真下)、ぐるぐると回って上っていくうちにようやく現地のメガネ屋「Western Optics」を発見。

楕円形のメタルフレームのメガネを作るために、店のおにいさんと交渉。時間はもう午後3時で、今晩遅くの飛行機で日本に帰るというと、今、検眼して大急ぎでレンズを加工しても帰国までには間に合わないので、検眼後メガネを作って、航空便で日本まで送ってくれるとのこと。

はじめ、フレーム代、レンズ代、送料を合わせて「250シンガポールドルでどうだ」とのことだったが、こちらも粘った結果、170シンガポールドルで交渉成立。店のおにいさんは、「送料が込みだからこれ以上はまけられない。でないと自分が日本まで持って行かなくちゃ」と舟を漕ぐ格好をしておどけていたが、なんとかなるものだ。日本円で1万円ほどだから安い買い物をした。

IMAGE
IMAGE



早速、検眼だが、まず店内のショーケースの横にあるコーナーで、顕微鏡みたいなのを覗く。接眼レンズを覗くと、両目の向こうにそれぞれ八方に棒状のパターンが出ており、どうやらこれでふたつの眼の中心位置を出しているらしい。

それが終わると次はカーテンをひいた別室に案内され視力検査を受ける。日本のように、輪の一カ所が欠けているのではなく、度数ごとにアルファベットが4つずつ並んでいるのを、片目にシェードをかけて順番に読み上げて、どこまで読むことができるかを測定する。たったこれだけである。要領は日本のメガネ屋で作るのと何も変わらず、簡単な英語が話せれば、値段交渉を含めて問題はない。

私の場合、今かけているメガネと同じ度数で良いとのことだが、さすがに眼に合ったものができてくるか、現品が送られてくるまでは不安だった。しかし、約1週間で無事に眼に合ったメガネ(写真下)が分厚いパッキン入りの航空便に入って送られてきてホッとした。

IMAGE






BACK Return to CONTENTS NEXT