いのちのホームページアスペルガー症候群ホームページに戻る
アスペルガー症候群の診断基準

アスペルガー症候群の診断基準を以下に示した。

診断基準を適用するに当たって、注意するべき点があるので、「高機能自閉症アスペルガー症候群入門−正しい理解と対応のために−」から内山登紀夫先生の文章を引用したので、ご留意してください。

「DSM-Wのアスペルガー障害の診断基準は、社会性と反復行動の項目は自閉性障害の診断基準のままで、コミュニケーションの障害の項目がありません。さらに「2歳までに単語を用い、3歳までに意思伝達的な句を用いる」こと、認知の発達などで臨床的に明らかな遅れがないことが条件として加わります。つまりDSM-Wのアスペルガー障害(ICD-10のアスペルガー症候群)はコミュニケーションの発達や認知の発達に障害がなく、社会性の障害と反復行動が見られる場合に下される診断名ということです。筆者らの臨床経験では、このような基準を適用するとDSM−Wのアスペルガー障害(ICD-10のアスペルガー症候群)と診断される子どもはきわめて少数になってしまいます。
 DSM-Wを適用すると広汎性発達障害の子どものほとんどが「自閉性障害」あるいは「特定不能の広汎性発達障害」と診断されることになります。これではそもそも何のためのアスペルガー障害という項目があるのかが不明確になってしまい、「特定不能の広汎性発達障害」などという、曖昧な診断名が多用されることになるのです。
 途中省略
 以下本書で単にアスペルガー症候群と記載した場合はウイングの提唱したアスペルガー症候群(ICD-10)ではないことに注意してください)を、アスペルガー障害と記載した場合はDSM−Wのそれを指すことにします。」

アスペルガー症候群の診断基準の翻訳に当たっては、「アスペルガー症候群がわかる本−理解と対応のためのガイドブック−」ギルバーグ著、森田由美訳、明石書店 を用いました。

アスペルガー症候群の診断基準(ギルバーグによる)
アスペルガー症候群の診断基準(ICD−10)
アスペルガー障害の診断基準(DSM−W)
アスペルガー症候群の診断基準(サトマリによる)