房総/鴨川 男の週末
08年夏 道東ショートステイ SINCE
  05年10月

更新
 08年7月26日

 我々、団塊の世代にとってショート・ロングステイって言葉は、何かしら憧れに近い響きがあります。
 学生時代から何時かやってみたいと思って40年、
 定年になり真っ先に考えたのが、ニュージランド等での海外ロングステイ。
 でも、週3日働く身には到底無理、仕事と遊びのバランスを考えて、
 仲間に無理を言って2週間の休みをもらい、道東でのショートステイをやってきました。
 中標津で別荘を借り、
 そこを拠点に網走、弟子屈、知床、厚岸と観光+アウトドア(カヌー・釣り・乗馬)を思う存分楽しみました
 何しろ、最高気温20度、関東と比べようもない快適さ、豊富な自然、もうはまりそうです。

7/12 大洗から深夜便フェリー(2時出船)に乗り、苫小牧に出発。

 船中17時間、乗船すると同時に眠り.朝風呂に入ったり、軽食を取ったり、転寝をしたりしながら過ごす。
 天気は曇りながら、波は不思議なほど穏やか。フェリーは日本列島に沿って静かに北上していく。


 苫小牧着は19:45、その日は苫小牧プリンスに泊まる。
 北海道上陸初日、アルコールと肴を求めて、晩飯はホテル近くの”ちょうなん坊”に入る。
 ここの親父が愉快、半分酔っ払っているのか話好き。
 突き出しにカレイの煮つけが丸ごと1匹出てきたのには驚き。続いて、
 ”これ美味いよ、食べてみて”と注文した品以外に次から次と肴を出してくれる。
 私も気分よく、酒が進み、酩酊。先が思いやられる。



7/13 士別町のファームイン”マッケンジーファーム”に向かう。

 ここは雑誌で見つけ、一度は訪ねてみたいと思っていたスローなレストラン&ファームイン。
 (宿泊は一組限定、うたい文句の”何もないこと”が気に入って)
 途中、”レイクサイド桜岡”で立ち寄り湯に入り、15時にマッケンジーファームに到着。


 早速、ご主人の案内でヤマメ(何故か北海道ではヤマベ)釣りに出かける。
 餌は畑で取ったミミズ、場所は車で5分ほど行った裏山。
 一流しから、当たりがあるが乗ってこない、釣り上げてみると10cmほどの今年生まれた新子。
 これが悪戯して大きいのがこない。
 餌を大きめにつけても効果なし、新子の当たりが続くが何とか18cmクラスを3匹釣り1時間でやめる



 夕食は奥さん手製の野菜を中心にしたやさしいコース料理。
 宿泊客が「ある場合は一般のレストラン客を断って、
 札幌に住む娘さんが戻ってきて調理・サービスをしてくれる。
 ムードのある室内・照明、申し分のないユッタリとした雰囲気でのもてなし、心遣いが伝わる。
 デザートタイムに娘さんのピアノ演奏、これもよい。
 宿泊場所はトレーラーハウス、テレビ等の人工音が全くない。自然のシーンとした音のみ。
 デッキのロッキングチエアーを揺らし、聞き入る。


7/14 今回のショートステイ先の中標津町に向かう。

 朝3:30、前日からの小雨が降り続いている。
 ”シトシト”雨音・”チイツチイ”名も知らない小鳥の声に”カッコー”の声が混じり
 静かに目覚める。30分ほど迷ったが、雨がやみそうな気がして、やはり釣りに一人出かける。
 昨日と同じ場所、餌はブドウ虫。また一流し目からヤマメの18cmが釣れる。
 昨日と違ったパターン、やはり大きいのから釣れるのが常識。
 2流し、3流しと同型が続き、面白いように入れ食い。
 そして常識どおり、大きい(ここでは)のが釣れた後は小型の新子ばかり。
 昨夜、せっかく町に出かけて買ってきた餌、これがなくなるまではと頑張るが・・・・・

 朝食後、早めに宿を後にし
 層雲峡に立ち寄ったりしながら中標津町に車を走らせる。
 途中、立ち寄ったみやげ物屋のご主人から北海道のドライブ注意を受ける。
 その後、すぐに警察のネズミ捕りに出くわす。
 (良かった、注意を守っていたお陰で捕まらず。
  人によってはスピード違反金は道外者の道税と嘯く人もいるが)
 道路事情がいい分、どうしてもスピードを出してしまうが、安全運転、気をつけましょう。

 15時に中標津町に到着。NPOの事務所を訪ね、今回お借りする別荘に案内していただく。
 サアーこれからがショートステイの始まり。まず、スーパーに繰り出し食材・生活用品の買出し。
(スーパーは関東と全く同じ。海から10kの中標津町、ただ思いのほか鮮魚が少ない。これは意外)

 買い物帰りに開陽台に立ち寄り、360度パノラマに圧倒され、自然にアッと声が出てしまった。

7/15 月並みに網走観光を楽しむ。

 博物館網走監獄→オホック流氷館→能取美岬→北浜駅→小清水原生花園を巡るコース。
 今日の目玉は流氷館の海の妖精”クリオネ”と北浜駅からの夕陽。でも期待は空振り、聞くと見るでは大違い。
 こんなものって感じ、失望した。
 思いもよらない出会いはセントラルホテルで食べた”ホワイトカレー”。
 滑らかでスパイスがピリット効いて、ごくうま。
 レストランの雰囲気もよく、これはお勧めです。

 今日の絶景は中標津から網走に向かう道で見た斜面に広がる牧草・麦畑のコントラスト。


7/16 釧路川源流ノカヌーで久しぶりに水に親しむ

 出発点は屈斜路湖。水は澄み、産卵に集まったウグイの大群が湖面からあちこちに見える。
 パドル操作の説明を受け、早速、川くだりを始める。
 程よい流れ、パドル操作はガイド任せ、我々2人は手を休め、春蝉・鳥の声を聞き、
 手を川にいれ緑あふれる風景に身を任せる。
 静かに・静かに流されていく。

 大阪生まれのガイドの若者、同郷のよしみでユーモア混じりの会話を楽しみ、説明に熱が入る。
 途中、急な流れの瀬ではすべるようにカヌーが流れ、ちょっとしたスリルも味わったが、
 あくまでも流れは緩やか、2時間半の 川くだりを終える。
 残念ながら、釧路湿原に比べ自然動物との出会いは少なめ、
 でも青鷺や山セミの川面を飛ぶ姿が見られ、これはこれでよかった。

 何時でも新しい発見があり、カヌーっていいですね。

 帰りに多和平に立ち寄る。気温20度、太陽が燦燦と照り、珍しく暑く感じる。
 360度の草原が広がるパノラマ。先日,開陽台で”あっと”声を出すほど感激したのに、
 2度目となると”すごいね”と言いながら、見飽きている自分がいる。
 人間て本当にいい加減です。


7/18 薫別港でカレイ狙いで投げ釣りを楽しむ。
 前日、町の釣具屋に立ち寄り、状況を聞くと、投げ釣りでカレイが釣れていると教えられる。
 朝3時半に起き、支度をして薫別港に出かける
 港に着くと堤防の先に一人、老人が竿を出している。その横に入らせていただき釣り出す。
 のんびり
 1本目の竿を出し、2本目の支度をしていると、もう1本目に当たりがあり、穂先がピクピクしている。
 無視して2本目を出し。1本目のリールを巻き出すとずっしり重い手ごたえ、
 あがってきたのは20cm弱の小型カレイながら3匹ついている。
 これから1時間は餌をつけて投げ、すぐ当たりがあり、巻き上げる連続、入れ食い状態が続く。

 5時になるとカレイの当たりが遠のき、今までとちがったピクンピクンというシロギスみたいな明確な当たりで
 コマイの20cmクラスが釣れだした。
 残念なことに餌は1パックしか持ってこなかったので、5時半に餌きれ。

 正味1時間半の釣りでカレイ30cm〜20cm 29匹
           コマイ20cm       9匹
 釣り場を水で洗い、大満足で漁港をあとにする。
 
 翌朝、カレイ・コマイの干物を食べる。我ながら美味い。


7/18 知床観光に娘家族と出かける。

 3泊4日で遊びに来た娘家族と知床で待ち合わせをして、
 中標津から羅臼経由で知床自然センターに向かう。
 朝からの雨が降り続き、途中の知床峠では土砂降り、霧も出て何も見えず。
 せっかく遊びに来たのにと、天気ばかりが気になる。
 でも、幸運にも自然センターにつく頃には雨があがり、何とか観光が出来そうな天気に持ち直した。
 10:30に落ち合い、早速、カムイワッカの滝・知床5湖めぐりに向かう。
 カムイワッカの滝まではバスで40分ほど。途中、鹿・狐・それに熊まで現れ、自然を見せ付けられる。
 
 想像していた通りカムイワッカの滝は雄大。降り続いた雨で岩がぬれており、
 沢登りは危険、上での露天入浴は諦め、すぐ引き返す。
 あとは穏やかな風景を見せる知床5湖をトレッキングしてまわる。
 今日は7ヶ月の孫も一緒、疲れさせないように軽めの観光を楽しんで引き上げる。


7/19 またしてもヤマメ釣り、その後はスローカフェーめぐり。

 先日お世話になった”ワッカ”で娘夫婦がカヌーを楽しむあいだ、
 妻に孫のお守りをまかせて、私は近くの川でヤマメ釣りで時間をつぶす。
 初めから大物は期待できない、まるで溝みたいな細い川、藪をかき分け釣りあがる。
 水量も少なく流れも緩やか、ちょっとした深みに餌を流すとすぐに当たり。10〜15cmクラスが釣れて来る。
 藪で竿を出すのがやっと、上下左右の障害物を避けて釣る練習にはもってこい。
 待ち合わせ時間もあり、早めに”ワッカ”に引き返す。
 こういう時は時間を守るのが肝心。相手をイラつかせず、マイペースで好きにさせてもらう為の最低限のルールか!

 娘夫婦が大満足でカヌーから帰ってきた。
 初めてのカヌーでの川くだり。水のきれいさ・心地よさが気に入り、カヌーにはまってくれたみたい。
 (よしよし、思う壺、仲間は多いほうがいい。)

 あとは、娘の希望でスローカフェめぐり。
 まずは弟子屈の”ジローズカフェ”で遅めの昼食(ビーフシチュー)をとり、
 厚岸の”夢風車”でワッフルセットでお茶にする。
 移動ドライブが長めだが、それでも苦にならないのが、道東のよさ。
 道はガラガラ・クーラー要らずに快適なドライブが楽しめる。
 途中の牧草地に目をやっていると飽きない。どちらかと言うと観光スポットより、この道端の風景のほうが好き、
 開放感に満たされる。
 朝青竜(水泳の北島)に似た孫、涼しさが気に入ったのか、車では熟睡・外に出ると上機嫌、
 手がかからずよい子にしている。
 大人4人に囲まれ、キャキャと声を出し喜んでいる。少し抱き癖が強まったか!(甘いジジ・ババを反省・反省)


7/20 スローカフェめぐり&野付半島観光を楽しむ

 娘家族が帰る日、寂しい気がするが勤めている以上、仕方がない。定年退職した身とは違う。
 残り少しの時間、娘を喜ばせたく、前日に引き続きスローカフェ”牧舎”に出かける。
 ここは酪農家がカフェーを経営する傍ら地元の版画家・写真家にギャラリーを提供している。
 広い敷地にカフェ・ギャラリー・オブジェ作品が気持ちよく配置されており全体が絵になっている。


 ゆっくり流れる時間を楽しんだ後、」中標津空港に向かう途中に、
 再度、開陽台に立ち寄り360度絶景を楽しむ。
 前回の曇り空から一転、今日は快晴・すばらしい緑と青のパノラマが開けている。
 後ろには武佐岳等の山々がくっきり。
 ここで食べた蜂蜜ソフトクリームは評判通りのお勧めです。

 
 娘家族を空港に送ったあと、野付半島にトドワラ・ナラワラを見に行く。
 残念ながら、トドワラは消滅・ナラワラは消滅寸前、写真で見た荒涼とした風景からは期待はずれ。
 ただ、細く伸びた半島全体の風景がすばらしい。国後島も手が届く近さ、すっきり見えた。


7/21〜22 厚岸、日高牧場で乗馬の練習

 昨年、お世話になった牧場。今年は馬を走らせ騎乗できるように2日間の短期指導をお願いする。
 全くのずぶの素人の無茶な要求にも笑いながらマンツーマンで対応してくれるのがここのよさ。
 まず、馬場に出て並足からおさらい、これは身が覚えている。馬を走らす練習。
 先生の見本を見て、基本を教えていただく。この狭い馬場を疾走する姿は圧巻。
 あとは実地の練習、慣れるのみ。簡単に見えても馬とのタイミングが合わない、
 前のめりにつんのめったり、尻がドンドンと不規則にぶつかる。快適とは程遠い。
 先生から
      ”馬に乗せてもらっている遠慮意識を捨てて、
       自分が主人、馬に乗っているという意識を持って
       馬に明確な指示を出しなさい。”

 と指導が飛ぶ。
 リズム音痴は仕方がない”変則的な2拍子でも馬に従わせるしかない”と思えば気が楽になった。
 みっちり2時間半ほどの練習するがシックリこない。怖さはないが、まだまだリズムが合わない。

 昼食後親子連れ(3人とも乗馬暦2年)とご一緒する。
 再度、馬場での並足の練習のあと、馬場を出てショートトレッキング中心に楽しむ。
 15〜30分程、牧場の草原を歩いたり、牧場外に出て野道を歩いたりする。
 騎乗の風景は広々、開放感一杯、癒しを感じる。

先生の颯爽とした騎乗 怖がりな馬・強がりな私? ご一緒した少6の娘さん家族

 2日目。
 前日の馬を走らせる練習を再開。
 騎乗で @リズム良く
     A立ち上がる時ひざを絞め、体を固定する
     B手綱操作を忘れないこと            の3点にだけ注意し、反復練習する。
 なんとなく上手くいく時があるが、まだ長続きしない。
 1時間、2時間と小休止を取りながら練習を続ける。

 昼食後、練習を見ていた先生からだいぶ良くなった、少し馬場を出て、牧場内を走ってみるかとうれしい言葉。
 早速、平らな場所は駆けさせ、坂道は歩かせる。
 馬も狭い馬場を出てうれしそう。爽快・爽快、急に上手くなった錯覚を覚える。
 楽しい時間はあっという間に過ぎる。1時間もすると馬も疲れた様子。
 今日はこれでおしまい。明日もお邪魔する予定だったが生憎の雨予想。
 来年の再訪を約束して牧場を後にする。

 帰り道、霧多布に出て、温泉”浜中町ゆうゆ”によって、体を休める。(尻がいたい・・)


7/23 滞在最後の日、養老牛温泉で体をいたわり、
            お世話になったNPOにお礼に伺う。

 日本秘湯に選ばれている養老牛温泉、貸別荘から数キロ、何時でも行けると思って最後の日になった。
 さすがに秘湯。内風呂の他に、露店風呂が5個、青々した木々と前を流れる渓流の音にユッタリ楽しめる。
 いつもなら、風呂の写真を無遠慮に撮るのだが、今回はあまりの気持ちよさに遠慮した。
 是非、ご自分で味わってください。

 

7/24から25 楽しかったショートステイを終え、帰路の道。

 中標津から苫小牧まで400k、7時間のドライブとフェリー18時間の行程。
 あせらず、ゆっくり安全運転(とは言っても制限スピード+10kで抑えて)のため、朝7時に中標津を出る。
 途中、名寄町で松山千春の実家以外は寄り道せずひ、14時過ぎに苫小牧に到着。。
 安全運転やってみると意外な効果、クラー要らず・信号なし・時速70kで走ると
 普段、リッター11kだった燃費が16kぐらいまで伸びていた。


玄関に写真を掲げる、
このおおらかさが
いいね!
それに記念写真を
撮る、このミハー振り。

 後はフェリーでの夕食バイキング・展望大浴場・映画シアター・睡眠・転寝を楽しみ帰るだけ。
最後に、今回お世話になった方々と費用について

・商船三井フェリー 
 60歳割引(人20%引き・車10%引き)カジュアルルーム 行き(A期間) 二人で39、100円
                              帰り(B期間)    44、100円
 昔のフェリーのイメージとは違って、船旅を楽しむ・快適さ充分。
 日常から遊びへ、遊びから日常への切り替えに18時間はいいかも!

・苫小牧プリンスホテル 1泊4,900円
 
・マッケンジーファーム 1泊2食付 一人11、500円
 住所:士別市上士別町17線南66 tel:01652−4−2470

 30代で東北から移住・始めての酪農生活を始められたご家族。
、その苦労を感じさせない、人へのやさしさに満ちている。
 のびのびスローを時間を楽しむならば、お勧めのファームイン・レストラン。
 レストラン利用も必ず事前予約が必要。

・中標津町役場 お試し暮らし
 今回は10泊で宿泊費40、000円 移住体験サポート費5,000円 清掃費6、000円
 借りる住居・期間によって料金は異なります。シーズンステイ最適。


・わっかガイド カヌー源流下り3時間コース 一人9,000円
 住所:川上郡弟子屈町札友内87−2 tel:015−482−2484


・日高牧場 半日コース(?実質1日かな、そのあたりは先生の気分しだい) 一人9、000円
 住所:厚岸町糸魚沢111 tel:0153−55−9046

 元道庁の獣医さんが趣味で牧場経営。現代的な乗馬クラブにはない自然と親切なマンツーマン指導。
 今年、のどの手術を受けられ、話すのが辛そう。


・ギャラリーレストラン牧舎 
 住所:中標津市字俣落2000−8 tel:0153−73−7151

・ギャラリーCafe 夢風車
 住所:厚岸町字片無法190−9 tel:0153−57−2230
 注意:telで目的地設定したら牧草地の真ん中に誘導された。今回で2年目ということで何とかたどり着いたが

・Jiro’s Cafe
 住所:弟子屈町美留和455 tel:015−482−533

・湯宿 だいいち 日帰り入浴600円
 住所
:標津郡中標津町養老牛518 tel:0153−78−2131

・鮨 花まる
 住所:標津郡中標津町南町3−3 tel:0153−78−8707
 回転すしと思わせない、新鮮なねた、腹いっぱい食べて一人約3000円は超得。

  楽しかったです。色々、お世話になり有り難うございました。
  来年もよろしく、お願いいたします。