9/16〜23 7泊8日のモンゴル乗馬トレッキングを楽しんできました。

自分は若い、まだシルバー世代とはひとくくりで呼ばれたくない。
定年退職して体が動く間に今までの夢を少しでもかなえていきたい。
その夢の一つに乗馬がある。
数年前から北海道で乗馬の手ほどきを受け、それなりには乗ることができるようになり(過信?)、
その成果を試すべく、広いモンゴルの大地を駆け抜けたいと思い出かけた。

そうは言っても危険が伴う、事前に旅行プランを検討し
まずは初心者用のキャンプを拠点にして日帰りトレッキングを楽しむ

チンギスハーン旅行社の乗馬トレッキング8日コースを選択した。

また、装備もヘルメット・プロテクター・長靴・手袋・ヒップガードをそろえ
自分でできる安全対策を施した。

 ヘルメットもプロテクタもなしで 
初めての人を乗馬させるキャンプ場も多くあり、その無謀さに驚かされた。
案の上、アメリカの若者が騎乗中にリュックをおろそうとして、馬を驚かせてしまい、
馬が暴走し落馬怪我する事があった。
モンゴル人の感覚では装備は必要ないと思っているようで、落馬を単なる笑い話にしていた。 
自己責任の下、事前に装備の確認・用意をすることが大事だ。

今回のコースは到着日と帰国前日以外の5日間はキャンプ場でフルに乗馬を楽しむだけのもので、
モンゴルウランバートルから70キロほど離れたキャンプ場で寝泊りをしながら
毎日、乗馬三昧の生活を送ってきました。

そのキャンプ場での一日の過ごし方は

朝5時にいつも通り目が覚め、うっすらと夜が明ける6時頃に小高い山の上に登り、
日の出を待ちながらぼーっと風景を見る。

モンゴルの朝は遅い、キャンプ場の従業員も7時半頃に起き出し朝食の準備を始める。
待ち切れず、一人コーヒを沸かしゲルの外で飲む

 
 朝日が当たり、上から順番に赤く映える山肌 静かな朝のキャンプ場

8時に食堂ゲルで朝食を取った後もぼーっと。
9時半に近くの牧場に行き、当日に乗る馬を選び、鞍をつけたりして乗馬の準備をする。
若いモンゴルの牧場主、屈託のない笑顔がいい。

10時から夕方5時くらいまで乗馬トレッキングを楽しむ。
昼飯はその日の天候・コース次第で
キャンプ場に戻ってとったり、ランチボックス持参で出かけ草原で取ったりする。
 
若い日本の女性2人とガイドがのんびりと   ヘルメット・プロテクターで完全武装の私 

広い草原を自由に駆けるのは気持ちがいいが(日本では味わえない)、景色は似たようなもの、
少し景色に飽きて、その日のテーマ(駆け足中心、疾走させる等)を決めて
乗馬の腕を磨く。
 
 草原を疾走する

夜は夜で7時の夕食後は星空を見たり、
たまにはゲルで牧場主・ガイドと酒盛りするが、やはり基本はぼーっと。
ウオッカで酔っぱらう牧場主。奥さんが迎えに来て怒られながら帰る。

ラジオもTVも新聞もない、世間から完全に孤立したキャンプ場。
聞こえるのは鳥・牛・ヒツジ・犬の鳴き声と風の音だけ。
言葉はガイド以外、英語も日本語も通じない、でも笑顔は皆素敵、素朴さが伝わってくる。

実際の5日間のトレッキングコースは

9/17 初日 キャンプ場近くの丘陵地帯                                
ヤクや羊、山羊、馬の放牧されているのを見ながら丘陵地帯を行く。
帰りに牧場のゲルで馬乳酒をご馳走になる。
       

9/18 2日目  午前中に亀石を見に行き、午後は近くのキャンプ場でミニナーダムを見に行く。       
       
               
9/19 3日目 寒波が襲い、吹雪が舞う中、ヤバル寺院へ行く。                   
さすがに午後は乗馬を中止しゲルで休む。
この真夜中にハプニングが発生

    2時頃、ゲルの揺れる音で目が覚めると、強風が吹き荒れており
キャンプ場の従業員が外で大声を出しながら、ゲルの補強に走り回っている。
その内に私のゲルの柱2本が風に押されて外れて、宙に浮きだした。 
今にもゲルの天井が落ちてきそうになった。

慌てて従業員を呼び
ゲルの補強をしてもらうが、ストーブは禁止となった。

零下3〜5度の中でストーブがたけず、寒さと強風でその後は眠れず一夜を過ごす。

この日はキャンプ場では、雪は少なかったが(ウランバートルでは30pの積雪)、
季節外れの吹雪が襲った。

9/20 4日目 朝食後、急遽予定を変更し、ウランバートル観光に切り替え、               
  ゲルから避難して市内ホテルに宿泊する。
 ガイド、現地旅行会社も快く変更の手続きをしてくれたのには感謝!
          
       
       

9/21 5日目 ウランバートルからキャンプ場に戻り、近くのオパールの採掘跡を探しに出かけるが     
あっちこっち丘を駆け抜けて結局見つからず、冬用の牧場(南斜面で暖かい)に立ち寄る。

9/22 6日目 乗馬最後の日、寒さも和らいて来たのでツウール川へ出かける。             
馬とも大分息が合ってきて、私の言う事を聞いてくれるようになった。
走る、駆け足、歩くも鞭を使わなくてもスムーズになってきた。
この馬はいつも行きは渋るが帰りは元気、少し手綱を緩めると勝手に走りだす癖がある。
初めはフルスピードで走るのは怖かったが、ある時コツがわかったように突然乗りこなせるようになった。  
  

途中で傷ついた大鷲を見つけ、その場では何もやってやれなかったが
その後、あの若い牧場主に連絡され、無事助けられた。

Mirageキャンプ場の様子

食堂ゲルと宿泊ゲル20棟ほどのこの地区のスタンダードなキャンプ場で
もちろん電気は来ているがガスはプロパン、水道は井戸水。

ラジオ・テレビはない。

シャワーも30度程度のぬるい温水が出る程度だが、
トイレは簡易水洗、キャンプ場内は清潔に維持されている。

宿泊ゲルは8畳ほどの円形の広さ、真中に薪ストーブ・テーブルがある。
薪は乾燥しており、松の皮に簡単に火をつけ、それから松の薪をくべだす。
ただし、1時間半で火がなくなるので、こまめに薪をくべる必要があり、
夜は2時間おきに従業員がゲルを回って薪をくべてくれる。

食堂も30名程度が座れ、従業員がサービスしてくれる。
食事は美味くも、まずいくもない程度、所謂、学生時代の合宿で食べた食事のようなもの。
それでも羊の肉を使ったボーズ、ホーショールは美味いまずいの前に匂いが鼻について
ギブアップした。

モンゴルの代表的な料理が2つとも駄目だった。

昼のキャンプ場 食堂 かわいい従業員
 夜のキャンプ場  宿泊ゲル  
       

こんな乗馬と何をするでもなくぼーっとする生活を7泊8日で楽しんできました。


房総/鴨川 男の週末
09年モンゴル乗馬トレッキング SINCE
  05年10月

更新
 09年9月24日