・モービルからの簡易移動運用
・まえおき
99年6月中旬、北海道へ出張予定があったのでいい時期なんで少し早めに行って
土日モービルでの簡易移動運用を試みた。結果Esがあまり芳しくなく21M160局、
50M40局に終わったが、簡易な設備でも国内ターゲットの移動運用なら充分に
この設備でいける事がわかった。
・設備
車は千歳空港にて一番手頃なカルディアを10000円/日でレンタルした。リグは
ICOM:IC−706に自作ヘッドセット、走行中の交信がメインとなったためVOXを
併用した。VOXでの運用を嫌がる方も多いようだが、ヘッドセットと適切なゲイン
調整を行えばこれほど便利なものはない。電源は50W程度までならシガープラグ
からでもなんとかいける。アンテナはコンパクトながら14−144Mまでオールバンド
で運用可能なコメット社のHA-CVを使った。付属の袋にいれて飛行機に持ちこめば
ノーチェックで運搬できる。モービルマグネット基台は手持ちの安モノを使ったが、
これが後にトラブルを起こす事となる。ログは98nにハムログを使用、助手席に置い
た。98nは12v仕様で、これもシガーレットから電源を取る事ができる。仕事の機材
もあったので、構成は最小限のものに留めた。
・運用
開始金曜夕方千歳空港着、さっそくレンタルカーを借りてリグをセッテイング。21M
では東南アジアがよく開けているようだ。9M2/JI1ETUが59+で聞こえている。
だが、かなりのパイルのようで、数度呼んで諦める事とする。とりあえず北海道らしい
風景が広がる富良野、美瑛を目指しTV番組「北の国から」で一躍有名になった十勝
岳温泉で一泊する。混浴露天温泉で地元の女の子にペットポトルのお茶をいただき
ながら、観光スポットの情報をいただく。こういう醍醐味が味わえるのは、やはり北海道
ならではだろう。土曜朝、十勝岳駐車場からさっそくリグに火を入れる。50Mは静かだ。
21Mに降りCQ♪。さっそく山梨のローカルのJN1ILK嶋田さんに呼ばれる。しばし
ラグチュー。1、2、3、4、5と広範囲にオープンしているようだ。

※ セッティング
例 左:フロントの上にIC−706 右:助手席に置いた98ノート
引き続きCQを出すと順調に呼ばれる。北海道の道は見晴らしが良くとても気持ちが
良い。山の上ではまだ雪が残り、きたきつねの親子ずれがちょこちょこと現れ消えた
りする。山から下り、50Mの要求が高い歌志内方面を目指し北上することにする。
・トラブル
ラベンダーアイスクリームを食べながら、美瑛の岡を気持ちよく景色を見ながら走行
していると、いきなりボコッと音がして何も聞こえなくなった。車を出てみると、モービル
アンテナが吹っ飛んでコードだけになっていた!!!基台を拾うと根元からコードが
抜けていた。工具はまったくない。ましてや半田などは。。。しかし、ここで運用中止
するのもしゃくなので、ハムショップがあると思われる一番近い町、旭川を目指す事
とした。旭川というところは凄い。街の住宅地のいたるところにビックアンテナがそびえ
ており、無線家が見ても「やり過ぎ!」と思われる設備がそこら中にある。台風が来ない
北海道ならではのなす業か?一番大きそうなアンテナの家に突然の訪問をかけ、ハム
ショップを教えてもらう事にする。たまたますぐ近くにショップがあることが判明、少々高
かったがFBなマグネット基台を入手することができた。その後もなかなか50Mは開け
ないので、再び昨日良い思いした?十勝岳温泉に戻る事にする。夜になりようやく50M
がスポット的にオープン、3の移動各局からのパイルを浴びる。その後山梨のローカルの
JR1VLU後藤さんが21Mで呼んでくる。ものは試しに「50Mに行ってみないか?」という
事になりQSYすると、なんとちゃんと聞こえるではないか!JR1ERU千野さんが富良野市
がないという事なので、走りながら富良野市を目指しQSOすることにする。なんとか富良野
市に到着、たがいにモービル同志でのQSO。わずか5局のオープンであった。
・最終日
日曜日はローカルが未QSOの苫小牧市を目指す。しかし50Mはコンデションが悪く
一に開ける気配がない。21MでQSO数を伸ばしながら登別温泉に行く。夜からお仕事
なので千歳に戻る。総走行距離数1000km、その割には移動の疲れの残らないFBな
移動運用だった。

※自宅から持ちこんだマグネット基台 ※旭川にて購入したマグネット基台
コネクタ部の位置が高く、設置面積が小さい。 コネクタ部の位置が低く、設置面積が大きい。
HFモービルアンテナには無理がある。 これなら少々の振動でも安心して使用できる。
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