3大都市圏以外でも国策である「地上波デジタル放送」が始まった。
D−paによると我が家がある多摩地区でも04年12月から、なんとかサービスエリアとなった。
(実際には多摩局のアナ−アナ変換が予定通り終わり04年8月には700Wに増力していたらしい。)
05年度末までにはさらに10KW(MX TVは3KW)まで増力するようだ。
ご存知のように地上波デジタル放送はUHFで東京タワーから送信される。
受信にはまずは現在のTVでアナログ10KW送信のMX TV(14ch)や放送大学(14ch)
が良好に入感することが条件となる。
秋の台風に自宅のVHFアンテナが飛ばされていたので、アンテナ修理ついでにUHF、パラボラアンテナも追加した。
20エレUHFアンテナを東京タワーに向けた所、放送大学は良好だが、MX TVはざらついた画面となった。
やはり宅内で5分配しているため減衰しているのだろう。特に一昔前の建売の室内配線はUHFさえ対応していない場合がある。
そこでDIYショップでよく売っているV/UHF野外ブースターを取り付けた。すると確かに感度があがったが、
今度はVHFのゲインを最低にしてもVHFの画面がちらつくようになった。
よくみると前後のchが過入力のため混信しているようだ。
東京では結構こんな状態で使用し続け、インターフェアーを受けている方も多いのだろう。
なぜならUHFのみのブースターは周りのDIY店には売っておらず、VU(BS/CS)混合型のブースター
しか置いていない。わざわざそのために注文とる客はごく少数だろう。私の場合は屋内型のブースターに切り替えた所、
VHFもちらかずに受信できるようになった。おそらくは屋外型よりゲインが少ないのと、宅内ケーブルの減衰がうまく
アッテネーターとなり過入力を防いでくれたのだろう。
TVは数年前に買った25型のブラウン管TVを使用している。
例え数10万する地上波デジタルTVを購入したとしても、大半の放送は未だ4:3で放送している。その現状であえて大金を
だしてまで16:9の横に歪んだ液晶の白けた映像を見る必要もあるまい。結論としてデジタルチューナーを購入することにした。
以前110度CS/BSパラボラを2Kで購入したハードオフに行ってみると、うまい具合にデジタルチューナーが38Kであった。
よく見ると新古品で、受信に必要なB−CASカードも使われていない。
その程度の金額で楽しめるならまぁ良いだろう。例え地上波デジタルが受信できなくても、BSデジタルがあるわけだし、
年末には間違いなく受信できるだろうからと、正月休みの余興にと買ってみた。ちなみにこのDX アンテナ製のDIR−301
は新品で購入しても45K程度で入手できる、もっともリーズナブルな地上波デジタルチューナーらしい。

DXアンテナ製DIR−301(上)とAVアンプ(下)
さすがにBS/CSは宅内配線では無理だろうから別系統で同軸を引き2系統で受信してみた所、
地上波、BS、CSとも拍子抜けするほどあっさり受信できた。
しかし出力が弱いMX TVは良好なのだが、教育TV系は怪しい。しばらくすると音が消え、モザイク状になり受信できなくなった。
受信レベルは15−16。どうやらこのチューナーでは受信レベルが20を超えないと安定受信はできないようだ。
さすがに使い古しの20eleと宅内配線という悪条件ではエリアぎりぎりの我が家ではこんなものなのだろう。
しかし、考えればアナログと比較し現在の放送は10分の1以下の出力で、これだけ受信できるのだから、
さすが「デジタル」といえるわけで受信できればその画像はすばらしい。本放送が始まると関東エリアでは
受信障害がずいぶんと軽減されるのではないだろうか?
次に1KWのインターフェアーのテストも行った。やはりというべきかUHFのせいもあり影響は少ない。
しかし、ぎりぎりのレベル17であったMX TVが影響を受けた。まずは音が切れ、モザイク上の映像になる。
映像より音が障害に弱い気がする。デジタルなので「音が止まるかor出るか」で音自体に混信が乗ることはありえない。
見た目ではモザイクで風によるTV障害なのか、はたまたパルスノイズなのか、あるいはインターフェアーなのかは
アナログのようにはまったくわからない。しかしレベルが数値で表示されるということは、対策にも大変有効だ。
まずは受信レベルを20以上確保することがとても重要と思われる。ちなみにミハルのフィルターを入れた所レベルが3
ほど落ちた。フィルタを入れて20を切るようならば使うべきではないだろう。

デジタル地上波のTVI (音声が途切れ、ブロック状に横に画面がずれる。)
地上もBSもデジタルはアナログのサイマル放送(アナログと同じ番組を放送)なわけだし、VHFがもう必要ないなら、
屋外にUHF専用ブースターを設け、大進無線のDTF−UPW等の
UHFアンテナ用ハイパスフィルターを屋外ブースターの前につけるのが効果的と思われる。
ちなみにVU/BS/CS広域ブースターになると、3万円近くしてまだまだ高価だ。事情が許すなら、パラボラは別系統に
するのが安価でよいと思う。うちの場合は地上、BS、110度CS1、CS2と一挙に数10chが増えた。
といっても、CSは有料放送ばかりだし、普段たいしてTVは見ていないのだが。。。
感触からして現在のアナログTV放送に比べ障害は出にくいが、一度出ると音がしなくなるのではっきりとわかる。
しかし数値で受信レベルがわかるので、前述のとおり信号強度を見ながらフィルターをつけられるので障害が出ても対策が
しやすいのが大きな特徴だと思われる。
「映るor映らない」のデジタル地上波は山間部の視聴者には歓迎されないかもしれないが、
平野部のアマチュア無線家にとっては、50M送信時の2chの障害の苦しみもなくなり、デジタル化は大いに朗報と思われる。
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