・安価な同軸トラップの作り方
「同軸トラップ」というと、精度的に難しくウン10万もする測定機がないと作れない
と思っていらっしゃる方もいるようですが、実際にはMFJやクラニシで発売してい
る「アンテナアナライザー」を使うことでダイポールを調整するように簡単に作成す
ることができます。ここでは、そこそこ効果が期待できる同軸トラップを紹介します。
1)同軸トラップの原理
同軸トラップは運用周波数で減衰しないで(抵抗が∞)、カブリを発生する周波数に
対してはショートした(抵抗が0)長さを求めばよい事になります。
トラップの末端処理はショートする方法と、オープンする方法があります。これら複数
のトラップをうまく組み合わせてカブリを発生する周波数の抵抗を0にします。それぞ
れのトラップの長さは以下の式で求まります。
| 抵抗値 | 0 | ∞ |
| ショート | l=n/2・300/f*0.66 | l=(2n-1)/4・300/f*0.66 |
| オープン | l=(2n-1)/4・300/f*0.66 | l=n/2・300/f*0.66 |
この場合のlは同軸の長さ、fは周波数、nは整数です。
しかし21M用の7M対策フィルターについては、上記式では作成できません。
JG7PSJ局のサイトにあった「YAAトラップ」を参考に作成しました。

以上の理論で求めた波長λをアマチュアバンドにあてはめた所、以下の表になります。
表1:運用周波数とカブリを発生する周波数の関係