・IC-756の素敵な使い方





----------------------------------------------------------------
アイコム社IC-756は、「バンドスコープ」機能を有した素敵な無線機である。
同機能はその当時70万もしたIC-780しか有しておらず、一般庶民には「高嶺
の花」だった。又、50Mにおいてははじめての「バンドスコープ搭載リグ」となった。
おまけに756は780にもなかったMAX-H機能、DSP機能もついた。当時「バンドスキャン」
機能を使ったバンドサーチがごく一般的に使われていた。50Mにおいては、その
「伝播の不安定さ」から、いかに早く目的局を見つけるかが勝負であり、一般的に
重視されるリグの感度や、NF等にの次である。バンドの様子が一目でわかるこの
「バンドスコープ」はまさに「画期的」な機能であり、不精6mマンにおいて、例え756
が音が悪く、ディスプレイからノイズが出たとしても、例えNFが655に劣っていたとし
ても、「バンドスコープがある」という理由だけで許されてしまうのである。

----------------------------------------------------------------

IC-756に火を入れよう!

・さぁ、756を買ってきて火を入れよう!

今月のCQ誌のハム交換室を見ると12万であった。新品も15万ちょいで買えると
思う。この価格なら、ちょっと酒とタバコと夜遊びを3ヶ月我慢すればなんとかなる?

まずは時計合わせ。取り説を見てちゃんと時計を合わせておこう。
DXerであれば、タイマー機能を使い、目覚まし代わりにセットしておくのも良い
と思う。次にアンテナをつなぐ。できればプリアンプを「ばんばん」入れて、メータ
がんがん振るようにしておきたい。なぜなら、50Mにおいてバンドスコープは感度
が悪い。スコープが触れなければ、意味がないからだ。

次に、50Mにバンドと[ANT]スイッチを合わせる。周波数は50.175Mにしておくと
良いだろう。もちろん内蔵プリアンプは、[P.AMP2]に、[ATT]はOFFにしておく。

[SCOPE]ボタンを押し、スコープを表示させる。[SPAN]は一番広い-100Kとする。
この状態で、50.075-50.275Mまでバンドがスコープされることになる。
DX、国内共に、まぁ主要部分を押さえたことになる。

次に、[DUAL WATCH]ボタンを押す。するとサブ周波数がディスプレイに表示さ
れる。[SUB-MARK]ボタンをONにするとスコープ内の周波数であれば、スコー
プバーでサブ周波数が表示される。

この状態ではサブ周波数を動かすことが出来ないので、[MAIN/SUB]ボタンを
押し、サブ側をアクティブにする。DXerであれば50.110Mをメモリに入れ常時合
わせると良いだろう。

次に[BAL]つまみを右いっぱいに回す。すると、50.175Mの信号は消え、サブ側
の50.110Mの音だけとなる。必要に応じ、[AF]を絞るなり、[SQL]や[NR]を入れる
とよい。

受信はこれでOKだが、このままだと送信は常に50.175Mに出てしまう。そこで
[SPLIT]ボタンを押す。これで送信もサブ側で行われることになる。

もし、他のリグでワッチしてみてメイン側にも電波が漏れることがあれば、ICOM
大阪営業所に遠慮なく修理依頼しよう。保証期間外でも無料で対応していただけ
るはずである。

[MAX-H]をONの状態で無線機をしばらくおいてから、スコープバーがたったところ
にダイアルを回しコールしてみよう。ダイアルを回してもスコープで表示された周波
数が変化しないことに気づくと思う。50.075-50.275Mの範囲であれば、本設定で
操作性が向上したことがわかる。


ただしサブ側の機能として、[RIT/TX]つまみは対応していない。よってこの設定
のままスプリットには対応できない。又、スコープとスキャン機能を同時に使うこと
ができない。せっかくサブ受信の端子があるのにRCAプラグである。Nとはいわな
いが、Mコネクターに変えてもらいたいものである。モードの切り替えについても、
サブ独立して変えられない。まだまだ、サブはサブなのです。
この辺にもICOMに配慮、改良いただきたいと思う。

これで、地方の冬場の6mでも少しは楽しくなることは請け合いである。



50.110をワッチ中!

※IC-756Pro2から仕様変更され、勝手にアクティブな周波数がメインに戻って
しまう「おせっかい仕様」となったため、非常に使いにくくなった。
よってこの操作通り使用できるリグは、IC-780,IC756,IC756Proまでです。

「オープニングページ」へ戻る