jou’s Private GUNDAM 3

ガンダムアルトリウス
「アーサーと名乗るものたちがいた」
スペースノイドは、真空の宇宙に適応している訳ではない。
確かに、彼らは惑星上ではなく、宇宙に暮らしてはいるが、真空の、絶対零度と灼熱の、無重力の、宇宙に自身被爆することなく適応している訳ではない。何万年、何億年経とうとも、スペースノイドが宇宙というものに適応する身体へと進化することはありえなかった。
彼らは、超合金製のシリンダーの中で、自分たちの始祖たる人類の生きていた環境と同じに作られた環境へ順応し暮らしていただけである。最早、生きているのではなく飼育されているにちかい状態で、只の人間たちは、スペースノイドと名付けられ、永きにわたり、衛星軌道上に漂う、DNAを保管した試験管のような、これらの擬似世界で平穏に暮らしていた。
こんな大掛かりな、人類の保存を管理していたのはルーニー。
月に住む民は、月でただひたすら、地球への帰還を待ち続けていた。
しかし、彼らは世代を重ね、次第に月へ適応していく身体に、人類との決別を覚悟する。
そしていつの日か、母なる地球への帰還を果たす為、人類のDNAの保存を思い立つが、その時に復活させられる個人への嫉妬から、DNAの保存というやり方ではなく、人類の保存、人類の維持を画策した。「その時が来たならば、その時に生きている人たちを帰還させればよい」
ルーニーは幾世代、厳しい環境を生き抜き、その文明と精神を発展させてきた。現在では、皆が何不自由なく豊かに暮らしている。彼らは、地球帰還要員たるスペースノイドへの嫉妬も、スペースノイドを養育してやっているのだという傲慢もなかった。スペースノイドたちも、ルーニーたちの「悟り」によって不平不満を感じることもなく、穏やかなる時を過ごしていた。この「悟り」を、苦しみに打ち克ってきた人類の末裔、ではない、人類そのものであるスペースノイドが、素直に受け入れられたのも、彼らの住むスペースコロニーが、ルーニーたちの管理無しでは運営、維持出来ないことを知っていたからでもあった。
人類が到達したのは月だけではなかった。
マーシアンは、火星に遷り住んだ人類の末裔であり、未だに「フロンティア」を推進している種族であった。
地球への未練を断ち切り、新しい世界を求め旅立った彼らは、火星のテラフォーミングだけでは飽くことなどなく、更なる外洋、遙かなる大宇宙へと、希望を胸に太陽系からの出立をも目論んでいた。
地球は、
静かに蒼く輝いていた。
環境保全プログラムにしたがって、人類はその文明の痕跡を、爪痕を、補修、解体しながら大地から去っていった。
定期的に、ルーニーは、地上の観察と補修を続けていた。
ようやく、
その時を迎える……
そんな宇宙世紀007019。
地上に降りていたルーニーの観測隊は、自らを「Eather」と名乗る人類と地球上で遭遇した。
↓hogeさんが描いてくれたアルトリウス。 コレがこの企画の源動力である。

→SDタイプ(jou画)
←アルトリウスの相方として後日リデザ予定
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