CDケースの再利用術

◆CDケースがイッパイある

 パソコンソフトのメディアにCDが使われるようになってから久しいですが、あちらこちらを整理していると数年前に購入してすっかり必要のなくなったソフトや、何かのショーで配っていたデモ用のソフトなどがガラガラ出てきます。

 CD自身は再利用できそうにないので捨てる事にしているのですが、CDケースについてはCD-RやDVD-Rで焼いたデータを誰かに渡す時などに使えるかなぁと思い何となく取ってあったりするので、整理をしたと言ってもCDケースを捨てないものだから容積的に見れば何も変っていないことになるのかなぁ。そんな訳で我が家には不用なCDケースがイッパイあるのです。

◆キット丸裸

 電池を充電するために秋葉原で電池の充電キットを買って組み立てたのですが、このキットケースが付いていないので、基板はむき出しでその他の配線がブラブラです。取り合えず座りが悪いのでCDケースにネジ止めすることにしました。ちょっと見た目は悪いのですが、一応持ち運びに不自由がなくなりました。

 続いて、親指大でTCP/IPプロトコルスタックがのったネットワーク部品(XPort)のキットもあったのでつい試したくなり組み立ててしまいました。例によってケースがないので丸裸です。大きさは約45×70とちびっこい基板なのでCDケースに貼り付けるのも気が引けます。そこで、CDケースを切り出して小さな箱を作る事にしました。

◆プラスチック加工するぞ

 加工の基本は、切る、接着する、曲げるの3つです。

 プラスチック板を切る場合はアクリルカッターが便利です。切り出したい部分に線を引いて裏と表から少しづつ切込みを入れて肉厚が薄くなったら折り曲げる要領で力をかけるとまっすぐに切断できます。

 CDケースを接着する場合はアクリル用の接着剤が最適です。粘性が無くサラサラして非常に揮発しやすいのが特徴です。注射針風のスポイトで接着面に流し込むと隙間に入り込んで強力に接着できます。

◆曲げるにはヒーターが必要

 ある程度の強度を持つ立体物を作るには曲げ加工が最適ですが、プラスチックを曲げるには曲げ部分を温めるためのヒーターが必要になります。ホームセンターのアクリル加工コーナーで売られています。曲げたい板厚によって温度も調整できると便利なので、コンセントとの間にハンダコテ用の温度調節機を接続しましょう。

 曲げの基本は、ヒータを当てる側が曲げの山側です。その理由は、山側は曲げによって面が引き伸ばされるので、温められた面にするとにより滑らか仕上がるからです。温め度合いにもよりますが、逆に谷側は圧縮され少し厚みが増す傾向になります。

 まっすぐに曲げるには予め谷側にアクリルカッターで切り込みを入れておくことをお勧めします。また、手の感覚だけで正確な曲げ角度を出すのは至難の技です。ヒーターから下ろしたら手で曲げないで木枠などで作った治具に押し当てながら冷やすことがポイントです。

◆こんな感じの仕上がり

 小型イーサーネットボードの箱は2ピースにして、上面からネジ止めしてみました。ネジ止め部分はCDケースの角を切り落として、M3×0.5のタップでネジを切りました。軟な素材ですが意外とちゃんとネジが切れたので驚です。

◆おまけ(裸基板の災難)

 我が家のガラクタ箱に入っている裸基板を取り出したら、他の基板の部品のピンがケミコンの頭に刺さって液漏れです。うーんこりゃ人災ですな。


Latest update at 2004/8/17